Skyrim⑧ ウィンターホールド大学 (8話)

Skyrim・マグナスの目+.(ノ。・ω・)ノ*

ラビリンシアン遺跡からマグナスの杖を手に入れ、ウィンターホールドに帰還したRio。
待ち受けていたのはミラベル・アーヴィンの訃報だった。
アークメイジに続くマスターウィザードの死に直面するも打ちひしがれている暇はなかった。
これ以上の犠牲者を出してはならない。
マグナスの杖を携えるRioはマグナスの目を巡るアンカノとの戦いに身を投じてゆく。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を多分に含みますので、苦手とおっしゃる方はスルーお願いいたします。
ストーリーはクエストをトレースしておりますが、PC&NPC間の会話や人物設定などは創作部分を多く含みますので、ご注意くださいませ。


ウィンターホールド大学メインクエスト第8章『マグナスの目』

ちょうどウィンターホールドの町と大学の狭間で戦闘が生じているようです。
「異形魔法がまたウィンターホールドを襲っているΣ(・ω・´)!?」
慌ててダガーを抜き払い、白い尾鰭を自在に揺らめかせる魂のような敵に向かって踊りかかるRioでした。
相変わらず防御の高い異形魔法の撃破に手こずっていると、どこにいたんだと悪態をつきながらもアーニエルが加勢に駆けつけてくれました。
ラビリンシアンから眠る間も惜しんでとんぼ帰りして来たとも言えず。
疲労を押し隠し。
気力で異形魔法を切り裂き続けます。
軽い爆発音と共に異形魔法が絶命するのを見届けて、Rioはトルフディルの所在をアーニエルに問いただします。
「トルフディルも化け物と戦っていたはずだが・・・ああ この先にいる」
アーニエルが指し示す先に確かに変性学の権威の姿がありました。
「無事だったのか あれは持って帰ってこられたのか?」
ミラベルからマグナスの杖の事は聞き及んでいることは想像に難くなく。
「ミラベルはまだ元素の間に?」
Rioは鞘に納めたダガーの代わりに杖を取り出し、トルフディルの前に差し出しながら、姿の見えないマスターウィザードの安否を問うた。
するとトルフディルはふいに悲しげに瞼を伏せ、彼女はダメだったようだと声をつまらせた。
撤退すべきところまで追い詰められても、ミラベルは他の者達だけを逃がし、一人で元素の間に残ったのだと言う。
アークメイジ亡き今、代理として、マスターウィザードとして、その責務を全うしようとしたのかもしれない。
けれども、それ以上にミラベルの厳格な中にある純粋な正義感やウィンターホールドに住まう人々すべてに対する愛情のようなものが感じられた。
「逃げて・・・生き延びてほしかった(´;ω;`)」
マグナスの杖は信用できるあなたに任せたいと言ってくれたミラベル。
生前のミラベルを思い出し、Rioは最後に交わした言葉を思い出していた。
アンカノが大学を完全に破壊してしまう前にマグナスの杖を持ち帰って欲しい。
マスターウィザードの最後の願いを叶えるために。
Rioは杖を握りしめて大学の入り口に向かった。

結界はすでに大学すべてを包み込むまでに拡大しているようで。
まずはその結界を破る必要があった。
マグナスの杖を掲げ大学の入り口を覆うバリアを払いのける。
付呪を専門とするサルジアス・トゥリアヌスが結界を解いたRioに気づいて駆け寄って来る。
「何かいい手はあるんだろうな 私はもう万策尽きた」
結界の中に残された人々もなんとか持ちこたえていたようで、生気のある顔色や声音にほっと安堵のため息をつくRioなのでした。
泣き言とも怒りともとれるサルジアスの訴えかけに小さくうなずいて無言のままRioは元素の間に急いだ。
正面で未だマグナスの目に呪文を唱え続けるアンカノがRioの姿を認めて小さく舌打ちを鳴らした。
サルモールの刺客が仕留め損ねたかと言いたげな顔色が見て取れた。
しかしすぐに暗い薄ら笑いを浮かべると凄みのある声音で語りかけてきた。
「何を企んでいるのかわからないとでも思っているのか お前を倒せないとでも? この力があれば世界は思いのままだ」
「呪文が効かない!」
先んじてアンカノに魔法攻撃を仕掛けたトルフディルが驚きの声を上げる。
マグナスの杖の攻撃もアンカノにはまったく効いていないようでした。
「貴様のふざけた魔法もどきなど効かん 私に触れられるものか」
冷酷な視線を投げるアンカノを睨み付けて。
トルフディルがRioに言い放ちます。
「杖を目に使え!」
とはいえ、トルフディルの助言通り閉じた宝玉に何度杖の魔法を撃とうとも、アンカノも目も微塵もダメージを受けているようには見えません。
「まだ続けるか? よかろう ならば来るがいい!」
アンカノの言葉と共にマグナスの目の堅い殻が剥がれるように開き、そこから異形魔法が飛び出して来ました。
異形魔法を凌ぎアンカノに杖の魔法を放つも一向にダメージは通らない。
異様な空気に、はっと周りを見渡すと、トルフディルが苦しげに崩折れ。
ヴィルカスもまた膝をついたかと思うとそのまま地に倒れ伏した。
「トルフディル・・・? ヴィルカス!? いや・・・いやああぁ!」
Rioの絶叫がアンカノの嘲笑に重なった。
動転したままRioはマグナスの杖でそこかしこに攻撃を仕掛けた。
(どうしよう・・・どうしたら・・・)
逡巡するRioの脳裏に先刻のトルフディルの声が甦った。
杖を目に使え!
(杖を目に・・・)
殻を割ったように膨張するマグナスの目を再度攻撃の対象に選ぶとRioは杖を振りかざした。
異形魔法とアンカノからの攻撃を受け、体力が減っていく中で、マグナスの杖の攻撃を浴びたマグナスの目は次第に開いた殻を閉じ始めた。
動揺を見せるアンカノの詠唱の対象もまたRioからマグナスの目へと移ってゆき、閉じたはずの目がまた開いてゆく。
(もしかするとマグナスの目を開いておかなければアンカノは無敵を維持できないのかもΣ(・ω・´)!?)
自分の判断が正しいかどうかはわからない。
が、今はそれしか方法が浮かばないのも確かだった。
倒れ伏すトルフディルとヴィルカスを一刻も早く救い出したい一心で。
Rioは再び殻を開いたマグナスの目に向かって杖の魔法を放出し続けた。
開き切った殻が再び閉じた瞬間、Rioはダガーを抜き払いサイレントロールでアンカノの懐に飛び込むと、喉笛目がけて斬りかかった。
アンカノの断末魔の叫び声が元素の間に響き渡る。
マグナスの目から禍々しさが薄れゆき。
やがて元の硬く閉ざされた球体へと戻っていった。

「ヴィルカス! トルフディル!」
泣き出しそうな様子でヴィルカスとトルフディルの名を叫ぶRioに応えるように二人はぴくりと肩を揺らし。
ゆらりと身をもたげた。
それからマグナスの目から解き放たれた異形魔法に反応して反射的に切り崩してゆく。
異形魔法が崩れ落ち。
ウィンターホールドにようやく何日ぶりかの平和が訪れた。
たった数日の出来事がまるで数年にも及ぶ悪夢のように感じられ。
Rioは涙の残る瞳でグレートソードを右手に佇むヴィルカスに駆け寄ります。
「ヴィルカス・・・?」
ぼんやりとマグナスの目を凝視し続けるヴィルカスに異変を感じて。
Rioは目を真っ赤にしてヴィルカスの名を連呼しながらしがみつきます。
「もうそれくらいで 私の生徒を安心させてやってはくれまいか」
涙にぼやける視界の先にトルフディルの笑顔が映り。
見上げるとヴィルカスが困ったような笑みを浮かべて。
しがみつくRioを眺めていたのでした。
「少しからかうだけのつもりだったんだがな」
ヴィルカスの言葉に弾かれたようにすがりついていた両腕をほどき。
グーで拳を握ると。
Rioは泣いて怒りを露わにしながらポカポカとヴィルカスを叩きます。
「本当に・・・本当にマグナスの目のせいでヴィルカスが・・・どうにかなっちゃったんじゃないかっ・・・て・・・」
「悪かった」
しゃくり上げながら号泣する相棒をその拳ごと受け止めて。
滑り落ちた大剣の代わりにヴィルカスはなだめるようにRioを抱きしめた。

「これからどうすれば?」
「わからない アンカノはいなくなった だが彼がマグナスの目に何をしたにしろ事態は悪くなる一方だ どうしたらいいかさっぱりわからない」
落ち着きを取り戻したRioとは対照的にトルフディルは未だ不安げにマグナスの目を見上げ、ため息をもらします。
トルフディルの沈んだ口調に同調してうつむくRioは、とある気配を感じて顔を上げた。
「クアラニル!?」
いつの間に元素の間に現れたのか。
「何者だ? サイジックなのか? な なんということか・・・」
トルフディルにとってもこれは予期せぬ出来事のようでした。
マグナスの目の傍らに。
サイジック僧の証であるベージュに朱の縁取りの刺繍が施されたローブを身を纏う男が静かに佇んでいました。
「なぜここに? どうやって・・・?」
「上手くいくとわかっていた」
マグナスの目を眺めていた視線をクアラニルはゆっくりとRioに移して。
穏やかな声音を返します。
サイジックの古の法は瞬間移動すら可能なものなのか。
Rioは畏敬のこもった眼差しでクアラニルを見つめました。
「お前を信じる我々の信念は正しかったようだ ウィンターホールド大学の導き手に留まらない自分の価値を証明したな」
(ウィンターホールド大学の導き手(゚ー゚*?) ドウホウダンナラ ミチビキテ カッコカリ ダケド)
不思議そうに首をかしげるRioに。
クアラニルは世界を窮地に陥れる可能性の高いマグナスの目をここに置いておくわけにはいかないとつぶやきます。
「この目は安全な場所に置かれるべきだ 世界はマグナスの目を使いこなす準備ができていない それはアンカノが証明している」
マグナスの目の封印という役割を担うべくサイジック会メンバーは大学を訪れたということだったのか。
大学を存続させるためにも了承して欲しいと告げるクアラニルの言葉にRioはうなずいてみせた。
「大学とウィンターホールドの町の復興はお前に任せようアークメイジ 頼んだぞ」
(アークメイジ(゚ー゚*?))
きょろきょろと辺りを伺うRioに、クアラニルとトルフディルそしてヴィルカスの視線が注がれます。
クアラニルが何を言っているのか判断のつきかねるRioの横を二人のサイジック僧が通り過ぎて行きます。
クアラニルを含む3人のサイジック会のメンバーはマグナスの目を囲むように配置に着き、静かに両の腕を広げると、いつしかマグナスの目と共に虚空に消え去りました。

「これでいい マグナスの目の封印についてはサイジック会に委ねよう よくやってくれた 大学に安全が戻った 働きに感謝する」
トルフディルの晴れやかな声が元素の間に響き渡ります。
「君ならやれると思っていた サイジックの言う通りだ 私が思うに他にアークメイジにふさわしい者はいない 私はここにいるから何かあれば遠慮なく相談しに来てくれ」
そう付け加えながら変性学の権威はアークメイジ居住区の鍵をRioに差し出した。
おそらくミラベルから託されたものだったのでしょう。
「それはミラベルがトルフディル あなたこそアークメイジにふさわしいと信じて託したものでは(´・ω・`)?」
鍵の受け取りを拒絶して両手を後ろに引っ込めるRioに。
トルフディルは歩み寄り、出会った頃と変わらぬやさしい眼差しと微笑みで語って聞かせた。
「たとえ魔法の技術が他に劣ろうとも 魔法の恐ろしさを熟知し 皆の安全を第一に考えようとする志を持つ者こそがアークメイジなのだ 君は最初の私の講義で答えたじゃないか “安全は大事だと思います”とな」
トルフディルに出会った頃の自分の発言を思い出すRioの背後で。
あの日と同じく笑いをこらえるヴィルカスの気配を感じて。
頬を染めながらうつむきかけるRioの肩に手を置いて。
トルフディルが続けます。
「大学とスカイリムの危機を憂い奔走し 持ちうる限りの力を尽くしてくれたことを皆を代表して感謝し讃えよう 自信を持ちなさい ウィンターホールド大学の未来は若い君達の手の中にある」
そう言い終えて。
ほら・・・と顎をしゃくってみせるトルフディルに促され、Rioが周りを見渡すと。
いつの間に現れたのか。
オンマンドとブレリナ、そしてジェイ・ザルゴが賞賛を滲ませた瞳でRioを見つめ佇んでいたのでした。



以上でウィンターホールド大学メインクエスト第8章『マグナスの目』終幕となります。

アンカノが圧倒的敵役のオーラがすさまじかったという事もありまして、大学クエストは一貫して正義の味方っぽいポジションで主人公が物語を進めて行く事ができた数少ない大型連作クエストであります。
あまりにもイイ人ポジション過ぎてなにやら落ち着かない気分になるのは、小桜がすっかり闇に堕ちてしまっているからでしょうか|ω・)ドキドキ

アンカノとの最後の戦いの時にフォロワーが死んだように倒れてしまうシーンでは文字通り、
「や~め~てぇ~(´;ω;`)!」
と、心が大恐慌でした。
あまりの驚きで何度もリセットしてやり直しした記憶があります。
フォロワーが死んでしまったのはマグナスの杖の誤爆かもしれないとか、元素の部屋に従者さまは入れちゃだめなのかもとか、正直メインクエストの山場なのにストーリーが真っ白になってしまい、パニックになってしまうほどの演出にリアルがくぶる状態でした。

長いようであっという間だったウィンターホールド大学メインクエストですが、一通りの終幕を迎えることができて一安心でありまふ。
サイジックの使う古の法というものは何でもありなのか。
瞬間移動あり、テレキネシスありなどなど。
「そんなことできちゃうなら 最初からマグナスの目をアルテウム島に持って行ってくださいよぉ(´;ω;`)ノ プンスコプン!」
と、思ったり思わなかったりです。ハイ
とりあえずアンカノの邪悪な思念や封印力が邪魔をして最初にクアラニルがRioに会いに来た第4章『善意』の時にはマグナスの目を持ち出せる状態ではなかったと。
日本風で言えば禊をしてから持ち出す必要があった・・・などと勝手に解釈しております(〃´・ω・`)ゞ

次回からは数回、『艦隊これくしょん』夏イベントについてアップして行く予定です。
その後、ウィンターホールド大学サブクエストの『ジェイ・ザルゴの実験』『呪文の練習台』『オンマンドの要求』『魔法エネルギー収束点の浄化』『トルフディルの蒸留器』『アフターショック』『アーニエルの企て』(Part1~4)『シャリドールの洞察』をアップしていこうかと思っております。
いつものようにいつものごとく脱線&混線&大暴走なネタバレ・妄想・創作になってしまうとは思いますが、「ならないことが今まであったの(`・ω・´)!?」と呆れ果てながらもお付き合いくださる方のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・マグナスの杖(`;ω;´)

元々この不吉な遺跡はドラゴンを祀るための神殿だった
そしてこれがその当時の大都市、ブロムジュナールへと成長して行ったのである
竜教団の最高位の司祭がラビリンシアンで統治に関して話し合った
シャリドールは新しいアークメイジを試すためにブロムジュナールの遺跡の奥深くに迷宮を建てた

“小さな迷宮 シャリドール&ラビリシアン”より抜粋



今宵も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を多々含むと思われますので、「そーいうのは苦手です(´・ω・`)ショボ~ン」とおっしゃる方はスルーしてやってくださいませ。


ウィンターホールド大学メインクエスト第7章『マグナスの杖』

広大な荘園を思わせるラビリンシアンは雪に覆い尽くされ。
人気のなくなった遺跡を棲家とするフロスト・トロールだけが不慮の来訪者を歓迎してくれるようでした。
行く手を遮る白い野獣達を倒し、左手のドームのような建物に足を踏み入れてみると、白骨の足元にボロボロになった“雇いの悪漢の書状”が打ち捨てられていました。
筆者は見捨てられた仮面に魅入られたブレトンの男の護衛を勤めた者のようだった。
書状には男二人の前で仮面を装着するたびに姿の見えなくなる雇い主の詳細が書き記されていた。
どうやら姿を消すというわけではなく、仮面を付けた途端、雇い主はその場から違う時空に移動しているようだと筆者は推察している。
しかも、いなくなっては再び姿を現すその雇い主は他の仮面について解明しなければと口走るだけで、一向に帰るつもりもないようで。
雇われた著者達は雇い主を殺して金品を奪い、この場を去ることにしたようでした。
(仮面を被ると他の空間に移動する? 他の仮面ってなんだろ(゚ー゚*?))
白骨の左脇に確かに木の仮面が落ちています。
「これが見捨てられた仮面って書いてあったものなのかな(*・ω・)つ○」
「おい 不用意にそんなもの被るな・・・ってもう遅いか あの無鉄砲がっ!」
煙のようにその場から消滅したRioに聞こえるはずもない悪態をつくヴィルカスなのです。
木の仮面を被って訪れた空間は8つの仮面を設置する台座が設けられた場所で。
残念ながらその内の2つしか心当たりのある仮面を所持していないRioは仮面の謎を解くことができず、やむなく木の仮面をはずし、帰還を果たしたというわけでした。
「だって 雇い主らしき人物も仮面を被ったせいで亡くなったわけじゃないみたいだったから(〃▽〃;)」
「こんなところで寄り道している暇があるのか?」
戻って来たRioの言い訳を不機嫌そうに聞き流してさっさとその場を去って行くヴィルカスを、慌てて追いかけるRioなのです。

中央の階段を上って行くと前方に人影が見えてきます。
その青白い姿はこの世の者とも思われず。
「亡霊どもの集会場か」
警戒してグレートソードに手をかけるヴィルカスを押しとどめて、Rioは思わず驚きの声を発します。
「サボス・アレンΣ(・ω・´)!?」
ラビリンシアン入り口の巨大なポーチには6名の幻影となった魔術師の姿がありました。
「さあやっと着いたんだ これ以上時間を無駄にできない」
サボス・アレンの語りかけに呼応しているのは光を取り込む者と称された女性のようです。
「本当にこれでいいのかしら アトマー?」
「大学から抜け出したと誰にも悟られないうちに戻ってくればいいわ」
アトマーと呼ばれたローブを着込んだ女魔術師の話しぶりから、彼らは大学の生徒達と思われました。
語っている内容から過去にこのラビリンシアンで起こった出来事の再現のようです。
「心配だろ サボス・アレン? 何せあんたはアークメイジのお気に入りだからな」
「ガーデュイン忘れないでくれ 言い出したのはアトマーだという事を」
「とにかく中に入って何があるか見てみよう」
「ああ ハフナーの言う通りだな」
ハフナーと呼ばれる男が会話を切り上げるよう促すとガーデュインとサボスは言い合いをやめ、ラビリンシアンに向き直り歩き始めました。
はっと我に返ったRioはきょろきょろと辺りを見回し、もはや誰も残っていないことに気づくと、背後に立つヴィルカスをそっともの問いたげに見上げます。
「以前にも大学の連中がこの場所を探索したらしいな あの姿では良い結末が待っているとは思われないが」
覚悟して行くぞと前方のラビリンシアンの扉を挑むように見据えるヴィルカスにコクリとうなずいて。
Rioはミラベルから受け取っていたラビリンシアンのネックレスを扉に設置しました。

ゴゴゴゴという音と共に儀式用に設けられた扉が開き、その先には何体もの骸骨が屍を曝していました。
前方に視線を走らせると幻影達が談義しているようです。
「こんな事をしてるなんて信じられない」
「エルヴァリ 戻ったら奴らがどんな顔をするか想像できるか?」
不安げに辺りを見回す女魔術師の不安をやわらげるようにサボスが声をかけます。
「何か役に立つものが見つかるって確信してるような話しぶりだな」
「ここの歴史を考えると まだある程度の力が眠っている可能性が非常に高い」
「魔力を秘めた武器 古代の知識やシャリドールの秘密が書かれた本 何が見つかるかなんて誰にわかる?」
ハフナーとガーデュイン、そしてサボスも期待は隠せないようで、ついつい饒舌になっているようです。
「それでも もし・・・この場所を警護している者がいたとしたら?」
私達だけでそれら得体の知れない迎撃者を倒せるのかと光を取り込む者は楽観的過ぎる仲間達を嗜めます。
「大学で修行してきた私達6人の魔術師にそうそう勝てる者がいるかしら?」
アトマーの自負のこもった語りかけと共に6つの幻影はたちどころに消えてゆきます。
蛇行した通路を抜けて、レバーを引くと前方で行く手を塞いでいた鉄格子の扉が解除されました。
鉄格子を通過するとあちらこちらに散らばっていたスケルトンが立ち上がり、中央奥では白骨化したドラゴンが蠢き始めます。
「待て!」
ヴィルカスの声に振り返ると鈍い音をたてて鉄格子が二人を分かち、Rioはひとり敵の真っ只中に取り残される形となりました。
「くそっ こんな罠が!」
鉄格子に拳を叩きつけ、それから鉄格子の解除方法を探すヴィルカスの気配を察し。
焦りながらも影の戦士の技によって不意打ち攻撃を仕掛けるRioはスケルトンの数を減らしてゆきます。
スケルトンの殲滅が終わるとようやくスケルタル・ドラゴンとの一騎打ちとなり、ダガーを引き抜いて距離を詰めます。
幸なことに耐性の高いフロストブレスがドラゴンの得意技のようで。
痛手を受けることはほとんどなく、ダガーを勢いよく奮うことでドラゴンの体力を削り切ります。
敵を全滅させて鉄格子の周囲を調べるとフロア側の右手にレバーを発見です。
戦闘に夢中で気がつかなかったと頬を染めて弁解しながら鉄柵を解除し合流するRioに、ヴィルカスは苦笑を浮かべていつもの仕草で相棒の頭にポンと手を置きました。

通路先の彫刻石版が設置されている場所に近づくと、またもや幻影が登場です。
「も・・・戻らなくちゃ ガーデュインを置いていけない」
怯えたエルヴァリが皆にガーデュインの救出を促しているようです。
エルヴァリの声に弾かれるように見回してみると、確かに幻影が一人足りません。
「命からがら外に出てきたのに また中に戻るっていうのか?」
「もう手遅れよ 彼には戻る力が残っていないわ」
ハフナーの反論からどうやらガーデュインは先ほどのスケルタル・ドラゴンとスケルトンがたむろするフロアに残されてしまったらしく。
更に続くアトマーの重い口調からガーデュインの生存は絶望的なようでした。
過去の出来事とはいえ、あまりの臨場感にRioも彼ら同様うつむきます。
「ああ 私達は仲間を見捨ててきてしまった」
光を取り込む者の悔恨のつぶやきを振り払うようにサボスが断定的に言い放ちます。
「後戻りはできない できるのは出口を探ること それだけだ」
「サボスの言う通りよ 油断さえしなければ大丈夫」
サボスに同調するアトマーの声に怖気づく気持ちを奮い立たせるようにうなずくと、5人になった幻影はそのまま音もなく消え去ってゆきます。
ふとRioが指でなぞった石版にはこう書かれていました。
勇敢な者、勇敢な街ブロムジュナールを称えよ
これらの壁は未来永劫、存在し続けるだろう
敵が女王陛下を理解せんことを
全ての者がおののかんことを
「女王陛下・・・って誰だろう(゚ー゚*?)」
「創世記 竜教団が支配していた頃 この辺りはブロムジュナールと呼ばれる大都市でスカイリムの首都だったとも目されている その頃のトップが女王だったのか・・・いや もしかするとブロムジュナールを征服した者達が新しい女王に捧げる記念碑として遺したのかもしれないな」
「竜教団・・・ああ だからドラゴン・プリーストの仮面を設置する場所があったのね(*・ω・)」
広く整えられた庭園と荘厳な造り、更に残された遺物などから、竜教団の最高位の司祭がここラビリンシアンに集い、会議を開いていたことは確かなようである。
その後、第1紀にはシャリドールが手を加え、新たなアークメイジを選出する機関として巨大な迷路を設置したとされている。
ところが辿り着いた先の迷路で生き延びられた候補者はあまりにも少なく。
迷路の攻略に成功した者達ですらラビリンシアンの秘密を隠し通してしまったため、やがてこの地は忘れられ、非人道的な時代の象徴と見なされるようになってしまった。
「ろくな知識も持たない者が不用意に歩き回れば たちまち死者の仲間入りって寸法だな」
ガーデュインを置き去りにすることでしか解決を図れなかった幻影達を思い出しているのか。
ヴィルカスはドラゴンの斃れるフロアを一瞥し、皮肉めいた雑感を述べると、二度と振り返ることのないままその場を後にした。

扉を抜けて奥へと足を踏み入れてゆくと、突如冷気を震わす声が響いた。
“Wo Meyz Wah Dir Vul Jul Nahl? この死者の棲まわせる暗闇に生きた人間が来るとは 何者ぞ?”
声音が鳴り止むと共にマジカが吸い取られた。
(誰? まさか またデイドラが!?)
一瞬そう考えてRioはその考えを訂正した。
(デイドラは直接こちらに手出しはできないはず それにこれはドラゴン語)
「ドラゴン・プリーストΣ(・ω・´)!?」
「声の主が竜教団ならドラゴンボーンであるお前にとっては天敵か」
友好的な解決はおそらく望めないだろうと。
覚悟を決めて。
柄に手をかけつつ前進を再開します。
すると予想通り冷気魔法を放つ亡霊が攻撃を仕掛けてきました。
火炎魔法で迎撃し終え、亡霊が守っていた扉に向かって同様に火炎魔法を投げかけます。
開いた扉を抜けるとまたもやドラゴン語が響き渡ります。
“Nivahriin Muz Fent Siiv Nid Aaz Het 臆病な人間よ ここに慈悲などないと気づくべきだ”
(もとよりドラゴンと結託して定命の者達を奴隷にした竜教団に慈悲があるなんて思わないわ!)
「マジカを減らして来るとは魔術師にとっては厄介な奴らだな」
「脳筋ノルドなRioには関係ないことよ(`・ω・´)! シンノ ノルドハ ノーキン!」
なんのためにウィンターホールド大学に入学したんだと言いかけて、ヴィルカスはグレートソードを抜き放った。
前方で待ち伏せるドラウグル・ウォーカーはヴィルカスに任せて、Rioはスカージを狙い撃ちます。
ほぼ同時に2体を沈めたところで、スカージがもう一体踊りかかってきました。
揺ぎ無き力を発するスカージに吹き飛ばされないよう狭い通路を背に接近戦を挑むRioなのです。
戦闘が終わり。
武器を鞘に納めながら魔法を使えと平然と言ってのけるヴィルカスに、同胞団の試験では魔法を使うなって言ったクセにと笑いをこらえながらも反論してみせるRioでした。
途中のドラウグル・ワイトも仕留めて、更に奥へと進んで行くとアルケイン付呪器の傍に魔力変換の書を発見です。
「体力を削ってマジカに変換する魔法みたいo((*・ω・*))o」
「減らし過ぎて命を落とすなよ」
「そんなこと・・・(-ω-;) デキルノカナ?」
するはずないと言いかけて体力を限界以上に減らすことができるのか思わず考え込んでしまうRioなのです。
小部屋を抜けて幾つかに分かれた細い橋を通りかけた時、それまでドラゴン語で語りかけてきた声音が今度はタムリエルの共通語を使って話しかけてきました。
“答えないのか お前達のように喉を使って話さなければならないと?”
「あなたは誰なのΣ(・ω・´)?」
ここでは足場が悪いと。
転がるように橋を渡り終えて向き直ってはみたものの声の主は見当たりません。
代わりに現れたドラウグル・スカージを撃ち倒して下に溜まった水辺を探索してみても、その先に通路は見い出せず、仕方なく上層部に戻ります。
渡り終えた橋のその先を進んで行くとドラウグル・ハルキングが行く手を阻みます。
弓で体力を削り、近づいてきたところをダガーで仕留めてから、魔法で攻撃すればよかったと少しだけ後悔するRioなのです。
脇の扉を抜けると、うねりながら細い岩肌が剥き出しの通路が続き、その先には仄白い靄が立ち込めていました。
靄に近づくと先ほどとは異なる声が聞こえて来ます。
“帰ってきたのか アレン なつかしいな”
(この声がサボスの大学時代の仲間だとすれば、彼らもまたこの地に縛られているのかしら(´・ω・`;)? ボウレイノ ヨビゴエ?)
行く手を阻むスケルトンにドラウグル・ワイトを倒し、先を急ぐRioに再び話しかける声が響きます。
“終わらせられなかったものを終わらせようというのか?”
(終わらせられなかったもの(-ω-;)?)
ますます訳がわからないとRioは首をひねります。
“再び失敗するだけだぞ”
“まさかアレンか? 彼がお前を送り込んだのか?”
行く先々で声が響き渡ります。
「これは・・・サボスの仲間の声((((;´・ω・`))) カクランサクセン?」
「とりあえず進んでみるしかなさそうだ」
トロールにスケルトンと交互に現れる敵を斬り伏せるヴィルカスが先を促します。

※“まさかアレンか? 彼がお前を送り込んだのか? 再び失敗するだけだぞ”の声の主はサボス・アレンの昔の大学仲間ではありません。Rioにはこの地点で知りようもないのでこのようなセリフとなっております|ω・)b ちなみに魔力変換の使いすぎで自殺は可能のようです。

幾つかの細い橋を越えて行くと突然開けたホールに無数の漂う青白い光を見つけました。
「あれは異形魔法Σ(・ω・´)!?」
「似ているが 違うようだ」
こちらの動きを察知したのか異形魔法よりも鋭い動きと尾鰭のような発光を伴うウィスプが集るように攻撃を開始します。
それらを倒し終えると、左の階上で一際大きなウィスプが人型となって現れました。
女性の姿をした薄緑色の発光体を倒し終えて進んで行くと、再び聞き覚えのある声によってマジカが吸い取られます。
“自らの力が自身の破滅に繋がると教わらなかったか? こちらの力を強めるだけだ”
脅しともつかぬ台詞が終わるか終わらないかの内に炎を身にまとった亡霊が剣を抜いて斬りかかってきます。
(炎の魂なら氷が有効かも(`・ω・´))
そう思い直して氷雪魔法に切り替えようとした矢先、亡霊はヴィルカスによって一刀両断されてしまいました。
「・・・(〃▽〃;)」
拍子抜けしてしばし呆然と佇む自分をいぶかしげに眺めるヴィルカスを見つめながら。
Rioは心の中で誓いました。
(やっぱり脳筋で行こう(`・ω・´;)! マホーノ ツカイミチガ ワカラナイヨ!)
そう思った直後に炎に縁取られた扉を発見です。
「ヴィルカス この扉開けられる|ω・)?」
「どう見てもこれは氷雪系魔法で破らないとだめだろう」
「あたしが開けてみせましょう(〃▽〃)♪ エッヘン」
いよいよ出番だと。
うれしそうに先ほどは使い所のなかった氷雪魔法を声高らかに唱えるRioなのです。

魔法攻撃で難なく開いた扉をくぐり抜けると前方から話し声が聞こえてきます。
「お願い 少しだけ待って」
「ここで止まるわけにいかない 進み続けるんだ!」
それは光を取り込む者とサボス・アレンの声でした。
声のする方角に向かうと、そこには4つの幻影がゆらめいています。
「エルヴァリは? すぐ後ろにいたのに」
アトマーが後ろを振り返りながら訴えます。
「死んでる 背後から何かに掴まれたんだ 手を出す間もなく死んでしまった」
「こんなのまともじゃない ここに来るべきじゃなかったわ」
首を振るハフナーの声は恐怖に震え、光を取り込む者も恨めしそうにアトマーに繰言を発し続けます。
「そうね すべて私のせいだわ 引き返す?」
「戻るのが良い考えとは思えないが」
沈んだ声音で撤退を提案するアトマーにゆっくりと首を振ったのはハフナーです。
「戻れば皆一巻の終わりだ 進み続け抜け出すんだ 絶対に!」
皆と自分自身を励ますよう、そう叫ぶサボスにアトマーも呼応して前言を撤回します。
「そうね あなたならできる 行きましょう」
アトマーの振り絞る声音を最後に4つの幻影はかき消されてゆきます。

“来い これで終わりだ”
また例の声が響いてきます。
マジカはもちろん奪われ、前方からはスケルトンの遠隔攻撃が放たれます。
続く青白いドラウグル・ウォーカーもダガーで斬り刻むと、吸精の霊剣という今まで見たこともない剣を落としました。
「わぁ 珍しい剣が+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆」
「所持重量は大丈夫なのか?」
「もういっぱいいっぱいです(´;ω;`)」
しょうがないと荷物を肩代わりしてくれるヴィルカスに拾った武器や装備を預けてゆきます。
所持重量にも余裕ができて軽やかに歩き出すRioの前にやはり青白く光る形なき軍用犬が飛びかかってきます。
更に棺の蓋が弾けると共にドラウグル・ハルキングが現れました。
“Krii Lun Aus”
(死の標的だ まずい!)
シャウトのタイミングでバッシュを食らわせ、防御力ダウンを与えられないよう立ち回ります。
ふと対面を見て。
思わずRioは思考が停止しました。
ヴィルカスが愛用の大剣ではなく杖を持って魔法攻撃をしているではありませんか。
「ええっΣ(・ω・´;)!? マホウハ ツカワナインジャ ナカッタノ!?」
戦闘を終えた後も立ち尽くすRioの視線に気づいたのか。
ヴィルカスも杖を無造作に振り上げながらつぶやきます。
「ちょっと試供してみただけだ」
「ヴィルカス・・・魔法使ってみたかったのね(○´゚ω゚`) スゴク カワユス」
そして思わず吹き出してしまうRioをムッとした表情で睨み返しつつ。
「さっさと行くぞ!」
決まり悪そうに杖を片付けながらヴィルカスは先行してゆくのでした。

※それなりに高価な杖を荷物を持ってもらうついでに受け渡すとフォロワーは本当に杖を使ってくれます(ヴィルカスはうれしそ~に使ってくれました|ω・)b)。ダブル付呪でキャラクターの得意スキルを考慮した最高級強化武器を事前にプレゼントしてあっても杖の方を選んで使ってくれます。同胞団クエストの最初の試験であれほど「魔法は使うな!」と言っていたヴィルカスなので、ついつい微笑ましくて、時々杖を渡して使うかどうか眺めて楽しんでいます(〃▽〃)b

それからの道中、怒涛のように押し寄せるスカージとスケルトンを射殺し、斬り崩し。
ひたすら次の通路へと続く扉を開け続けました。
目が掠みふらついたところに強烈な一打を浴びせかけられそうになり。
盾を構えようとした瞬間、ヴィルカスのグレートソードがドラウグル・ワイトの背骨を斬断しました。
「休むか?」
ヴィルカスの問いに首を横に振るRioなのです。
それなら敵が来たら後方から矢を番えていろと指示を出し、庇うように先行し始めるパートナーの後ろ姿を見つめ。己のスタミナの無さを呪いながらRioは歩を進めて行きます。
途中遭遇したドラウグル・スカージと軍用犬を追いかけて、蛇行する通路を通りかかると、正面から氷砲が、左側面から猛烈な火炎砲が襲いかかります。
まるで追尾システムでも搭載されているかのような的確さに、一旦後ずさり、まずは正面の氷砲の核となっている魂石を射落とします。
もう一箇所。
核のなくなった元氷砲台に身を隠しつつ、そこから斜め前方に当たる氷砲の魂石も矢を番えて狙い落としました。
残るは火炎砲台ですが、こちらは魂石が三箇所も連なっているため、弓を引き絞っては物陰から1つずつ魂石を弾き飛ばして。
ようやく砲台の発動阻止完了です。
光る形無き軍用犬やドラウグル・スカージにデス・ロードを沈め、時にマジカを奪われながら進んで行くと左前方にワードウォールを発見です。
“Tiid Klo 時間減速”
ハグズエンドに続くラビリンシアンにて、Rioは時間の流れを止める2段階目のシャウトの入手を果たしました。

※火炎砲台を越えて、開錠後侵入できる左手の部屋で“研いだ古代ノルドのグレートソード(火炎:15ポイントダメージ&追加ダメージ)”と“古代の焼かれぬ兜(炎耐性40%UP)”というレア武器&防具を手に入れることができます|ω・)b

間断なく襲い掛かる3体のドラウグル・スカージらと切り結んでいると、奥から幻影達の声が聞こえてきます。
「彼女を置き去りにすべきじゃなかったのよ 死んでしまうわ!」
(これはアトマーの声Σ(・ω・´)!?)
アトマーの声が聞こえ、かつ彼女を置き去りに・・・という会話の内容から、最初3人いたはずの女性の内、2人目の犠牲者が光を取り込む者であったと予想がつきました。
「他に何ができた? あそこに残って彼女と死ねというのか? 彼女は進むのを拒んだ 他に選択肢はなかったんだ!」
反論しているのはサボスでした。
するとハフナーが何かを発見したようです。
「これだ この扉の向こうだ 感じるか?」
「うまくいくとは思えないけど」
すでに半数の仲間を失ってしまったせいかアトマーは悲観的に綴ります。
「何があっても離れないようにしよう いいか?」
「賛成だ 皆 離れずに行こう」
ハフナーとサボスの励ましの言葉にアトマーも深くうなずきました。

左奥の扉を開けると巨大な空間が広がり、一際高い3つの岩棚に3つの幻影がそれぞれ佇んでいます。
たなびくマントを纏う幻影に向かって2人の魔術師の幻影が封印の魔法をかけているようです。
球状の結界に囚われるマントの幻影を見てたじろぐRioに。
「どうした? 知っている奴なのか?」
後方でヴィルカスが小声で問いかけます。
深く息を吸い込んで弓を構え、Rioは静かな声音で答えました。
「ドラゴン・プリーストだと思う スクルダフンやシアーポイントで見た奴らといっしょなの」
「なるほど 竜教団のボスの一人か」
そうつぶやくやいなやヴィルカスもまた弓を手に、仕掛ける機会を伺います。
どうやらドラゴン・プリーストらしき幻影に直接ダメージを入れるためには、まず2人の魔術師の幻影の作り出す結界を解かなければならないようです。
幻影達に近づいてみると、彼らの攻撃の対象はこちらに転じてしまったようでした。
「死をお前にくれてやる!」
邪魔だてする者は誰であろうとも許さないと魔法攻撃を放つ幻影達。
(この2人はまさか・・・そんな・・・)
悪い予感に苛まれながら集中攻撃で2人の魔術師の幻影を瞬く間に仕留めると、今度は結界を解かれたドラゴン・プリーストの幻影に挑みかかります。
二方面からの弓による攻撃で霍乱し、すばやく距離を詰め、そのままダガーで切り刻んで。
Rioとヴィルカスは連携を保ち、抵抗を試みるドラゴン・プリーストの幻影を討ち倒しました。
「マグナスの杖! モロケイの仮面も!」
「星霜の書に続く失明の恐怖から逃れられてよかったな」
うれしそうに杖と仮面を両手で掲げるRioを眺めながら、ヴィルカスも安堵の表情に笑顔を浮かべて見せるのでした。

裏口らしき扉を抜けて帰途に着こうとする二人の前にサボス・アレンの幻影が姿を現しました。
「友よすまない 心から謝罪する ほかに選択肢がなかった あの化け物が絶対に逃げ出せないようにするにはあれしかなかったんだ」
「やっぱり・・・あの魔術師の幻影2人はハフナーとアトマーだったのね(´;ω;`)」
他に方法がなかったとはいえ、サボスは残った二人の仲間を幻惑魔法で魅了し、ドラゴン・プリーストの一角モロケイ封印の番人として置き去りにしてしまったようである。
何かにつけ保守的で無難な判断を下し続けたアークメイジ、サボス・アレンの人格はこの閉ざされた暗い過去に起因していたのかもしれない。
誰にも本当の事を告げられず。
罪の意識に慄き、傍目にはアークメイジと称えられながらも孤独に過ごしてゆく時間はどれほどのものだったのだろう。
しんみりとして、ラビリンシアンからの抜け道を辿るRioの前にサルモールの衣装を身に包んだ一人の男が立ちふさがった。
「あそこから生きて戻ってきたか アンカノの言った通りお前は危険な存在だ」
(誰Σ(・ω・´)!?)
「悪いがその杖は渡してもらおう アンカノがそれを欲している それとお前には死んでもらいたいようだ」
薄笑いを浮かべる男はそう言い終わるか終わらないかの内に攻撃を開始した。
不意を食らい雷魔法を浴びてしまうが、耐性に問題はなく。
鞘を滑るダガーと大剣の二つの軌跡が同時にサルモールの男の身体に緋線を描いた。
「サルモールが動き出したか もう予断を許さない状況ってことだな」
サイノッド以上に危険な敵とも言えるサルモール。
その一員であるアンカノが現在最もマグナスの目に近しい存在であること、必ずや討ち倒さねばならない脅威であることを再確認して。
マグナスの杖を握り締めるRioは決戦の地ウィンターホールド大学へと急ぎ戻って行くのでした。



以上でウィンターホールド大学メインクエスト第7章『マグナスの杖』終幕となります。

大詰めとなって参りましたウィンターホールド大学偏ですが、一度すべてのクエストを終えているはずなのに、
「こ~いうストーリーだったんだ+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆」
と、新発見することばかりの章でした←ダメじゃんΣ(・ω・´)!
サボス・アレンと愉快な幻影達のセリフや一人また一人と減って行く状況、モロケイを封印するために最後に残った2人の仲間が人柱にされたなどなどを実はこちらの物語を書くに当たって参考にさせていただいた動画やエルフキャラでのリプレイで知ったというとんでもない舞台裏でした。

ラビリンシアンという名前にふさわしく外部には、雪まみれですが、まるでアリアドネの糸や獣人ミノタウロスの伝説で有名なクレタ島のクノッソス神殿のラビリンスに似た雰囲気が漂う庭園があります。
残念ながらアリアドネの糸を持たないRioはこの迷路の最後を未だに見ていないのですが、こちらも近い内に謎を解いてみたいと思っております。

“雇いの悪漢の書状”の筆者は文面で「アズラに誓って」と記している箇所が見られますので、ダンマーではないかな~(゚ー゚*?)と思ったりしております。
こちらはウィンターホールド大学メインクエストとは異なるドラゴンプリーストの仮面8つをすべて集めて後に向かうと何かが起こる・・・かも!?・・・というクエストとは異なる場所のようですので、すべて集めた後に訪れてみようかと思っております。
アップの地点でまだすべて仮面がそろっていない状態でありますが、ドラゴンプリーストの仮面は取得自体おもしろいエピソードと冒険満載ですので、またあたらめて取り上げてみたいです。

先頭切って亡くなってしまったかつてのウィンターホールド大学の学生ガーデュインの言葉に、
「ここの歴史を考えると まだある程度の力が眠っている可能性が非常に高い」
というものがあったのですが、こちらは“小さな迷宮 シャリドール&ラビリシアン”の一文にある“ジャガル・サルンによって封印された混沌の杖の一部はラビリンシアンから取り戻された”という過去の実績(TES1のジャガル・サルンによって集められた杖の一部)の他にもまだ何か謎や宝が残っている可能性が高いと言いたかったのではないかと思われます。
最奥にはかつてのドラゴン・プリーストであるモロケイが仮面とマグナスの杖を所持していることから、ガーデュインの予想は大当たりという結果となるのですが、それにしてもその代償が大き過ぎたような気はします(´;ω;`)

第6章『抑制』で呆気なく亡くなってしまったサボス・アレン、アークメイジですが、こんなに重い過去があったとは・・・びっくりでした。
字幕がなかった時に内容もよくわからず進めてしまったことを今、とても後悔しております(´・ω・`;A)
自殺ではないのですが、まるで自ら死を望んでアンカノに飛び込んで行ったようにも思われ、夏目漱石作『こゝろ』の先生を思い出してしまいました。
モロケイを封印する魔術師の幻影の一人は女性のアトマーであるはずなのに、どちらも男性の幻影となっていたのが唯一残念かな~と思う点でした。

アンカノの送り込んだサルモールの刺客はエストルモという名前の男性ですが、ウィンターホールド大学では皆から疎まれぼっちのアンカノさんもサルモールにはお友達が・・・少なくとも彼のために危険に満ちたラビリンシアンで待ち伏せしようという気概のあるお友達がいたのですね(〃´・ω・`)ゞヨカッタ・・・ノデショウカ?
そういう意味ではサルモールって結構結束固くてイイですよね。

マグナスの杖がモロケイの遺体から発見できないという恐ろしいバグもあるようですので、こちらのクエストは事前のセーブ(クエスト開始前とモロケイ戦直前辺り)を維持しておいた方がいいかもしれません。
小桜は幸にもこの現象に出くわしたことはないのですが、Wikiさんの方にも不具合として載っておりますので、不幸にもマグナスの杖をルートできないというバグに遭遇してしまった方はそちらをご参照くださいませ。

次回Skyrimはウィンターホールド大学クエスト第8章『マグナスの目』をお送りいたします。
全9章ではあるのですが、実質最終章とも言えるクライマックスに当たりますので、がんばって書き上げていきたいと思います。
ネタバレ・妄想・創作はいつものごとくいつものように散りばめられておりますので、「うん 知ってる(´・ω・`)」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

Skyrim・抑制(´;ω;`)

マグナスの杖を手にすることができないままムズルフト遺跡を立ち去ったRio。
ラビリンシアンという場所にマグナスの杖が存在するかもしれないという情報を得て、次なる目的地をラビリンシアンに定めたところで時は止まり、サイジック会のネリエンの声に引き止められます。
ウィンターホールド大学で何かが起きている。
そう告げられたRioは行き先を変更し急遽大学に戻ることにしたのでした。



今夜も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が苦手とおっしゃる方はスルーしてやってください。また、クエストラインは比較的忠実にトレースしておりますが、PCやNPC間のセリフ&行動には創作が多分に含まれますので、ゲーム内とは異なることをご了承くださいませ(´・ω・`;A)


ウィンターホールド大学メインクエスト第6章『抑制』

大学に戻ってみると、マグナスの目が安置されている元素の間は強大な結界によって封鎖され、アークメイジとマスターウィザードの二人が異常事態の収束をはかるため躍起になっていました。
「中にいるのは本当にアンカノなのか!?」
「わかりません シールド魔法のようですが アンカノだとしたらどうやって?」
苛々とした様子のサボス・アレンに、普段は冷静沈着過ぎるほどのミラベル・アーヴィンも珍しくうろたえています。
「何だろうとかまわん この結界を解除するんだ! 奴が中で何をしているのか確かめろ!」
駆け寄って事情を問うRioに、アークメイジはミラベルに対して答えたのと同じ内容と苛立ちをもって返します。
どうやらアンカノがマグナスの目と共に元素の間に立てこもっているようでした。
とはいえ緑色の揺らめく光に遮断され、中の様子はまったく想像もつきません。
「こうなったら奴はクビだな 絶対に」
アークメイジがこれほどまでに怒りの感情を顕わにするのは初めてのことでした。
「これを壊すのを手伝ってくれないか 手当り次第に物を投げつけているんだが」
(えっ!? 物を投げつけるΣ(・ω・´)?)
元素の間の入り口を塞ぐバリアのような障壁に向かって雷魔法を詠唱するサボス・アレンを見つめて。
一瞬、Rioはどう反応してよいものか悩んでしまいました。
何事も魔法での解決を旨とするアークメイジにあるまじき発言です。
「どうしよう ダガーで斬りかかってもいいのかな(´・ω・`;)? マホウツカッテ ナイケド」
「いいんじゃないのか? それでどうにかなるとは思えないが」
否定的な感想を返しながらも、ヴィルカスもまたグレートソードを構えます。
サボス・アレンの雷撃とミラベル・アーヴィンの氷雪、Rioのダガーとヴィルカスのグレートソードが障壁に炸裂する中、緑に煙るバリアは徐々に晴れてゆきます。
「バリアが消えた+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆!」
「どうにかなったな」
顔を見合わせるRioとヴィルカスを追い越して。
障壁の消えた元素の間に真っ先に飛び込んで行ったのはアークメイジでした。
マグナスの目に向かって魔法を唱え続けるアンカノの姿が浮かび。
そのアンカノにまさに飛び掛らんとするサボス・アレン。
そこで大きな爆発音が轟き渡り。
意識が途絶えました。

自分を呼ぶ誰かの声に気づくと。
目の前に座り込んだまま荒く息をつくマスターウィザード、ミラベルの姿がありました。
「大変な事になったのです アンカノがあれを・・・マグナスの目を使って何かを始めたのです 止めることもできなかった」
慌てて辺りを見回すと、爆風で衝撃を受けたヴィルカスが頭を振りながら立ち上がる姿が目に映りました。
大丈夫だと片手で合図を送るヴィルカスにほっと安堵のため息をついて。
ミラベルを介抱しようと身を起こしたRioがマスターウィザードに近づきます。
すると彼女はそれを押しとどめ、サボス・アレンの無事を先に確かめて欲しいと苦しそうな息の下で懇願します。
爆発後サボスの姿が見えないと訴えるミラベルも全身を打ちつけたのか、痛みをこらえるあまり、時に会話が途切れがちになっているようです。
「近くに・・・アークメイジの姿が見当たらないのです 相当吹き飛ばされてしまったでしょう・・・ケガをしているかもしれません」
私は大丈夫だからアークメイジを探して欲しいと繰り返すミラベルにわかったからと返事をして。
Rioは緑色の結界を再度張り終えたマグナスの目と障壁に包まれ詠唱を続けるアンカノを睨みつけながら、周囲をサボス・アレンの姿を求めて徘徊します。
しかしどこにもアークメイジの姿はなく、不吉な予感にかられながらRioは元素の間を後にしました。

最初Rioは何が起こっているのか理解することができませんでした。
中庭に集まった大学関係者は皆一様に蒼ざめ。
何かを囲んで凍りついたように立ち尽くしています。
Rioに気づいたトルフディルが悲痛な面持ちで近寄って来ます。
「大丈夫か? 爆音を聞いて駆けつけてみたらこの惨状だった 何があったのだ?」
アンカノがマグナスの目に何か呪文を仕掛けている様子を咎め、制止しようとしてアークメイジが駆け寄った刹那、爆発が生じたとRioが説明すると、トルフディルはなるほどと悲しげにうつむきました。
「アークメイジが死んだ」
トルフディルが何を言っているのか。
信じられない気持ちで人だかりにRioが分け入ると、すでに冷たい躯となったサボス・アレンの姿が眼に飛び込んできました。
皆が悲しみと復讐を口走る中、Rioはふらりと輪を離れました。
その後ろから再びトルフディルが駆け寄り、急を告げます。
「実はウィンターホールドの町にも何か変化があったようだ おそらくアンカノの仕業だろう 抜け出して人々の無事を確かめるんだ さあ早く急げ! 私はミラベルを探してアンカノの行おうとしている行為を止められるか確かめてみよう」

大学と町をつなぐ回廊からウィンターホールドの町を見渡すと、長い尾を持った白い光が徒党を成し町の人々を襲っているのが見てとれました。
回廊を駆け抜けるRioを追いかけて来たのはファラルダでした。
破壊術の講師は未だサボスの死を知らず、ただただ不気味な白い魂のような光がウィンターホールドの町に流れ込んで来る様に驚愕しているようです。
「あれを見て 得体の知れない何かが町を襲っているように見えるわ 一体何が起こっているの!?」
「時間がないの ウィンターホールドの町に向かうわ(`・ω・´)」
「いっしょに行きます」
ファラルダと話し込んでいる時間が惜しいと。
すれ違いざまに叫ぶRioの後方に破壊術の講師も続きます。
傍でやはり白い光を眺めていたアーニエル・ゲインもファラルダに促されて、渋々合流を果たします。
「連中は俺達のために指一本動かしてはくれないぞ」
厭味を口にしつつも禍々しい白い魂のような化け物に臆することなく果敢に挑み始めるアーニエルをチラリと眺めて、Rioはかすかに微笑みました。
白い魂はどうやら異形魔法と呼ばれるもので。
それらに向かって何度もダガーを突き立てるRioなのです。
「ショールからの慈悲だ!」
ヴィルカスも抜き去ったグレートソードを奮い一刀両断しようと立ち向かうが、異形魔法達はしぶとく、撃破までにはかなりの時間を強いられているようでした。
「お前は他で絡まれている町の人々の援護に行け!」
大学の入り口付近の異形魔法をあらかた葬り去るとヴィルカスが叫びます。
Rioはうなずいて辺りを見回しながら奔走し始めました。
アーニエル・ゲインが戦っている異形魔法を協力して屠り、振り返るとファラルダの方も仕留め終わったようでした。
かわいそうなことにウィンドヘルムで手に入れたヴィルカスの馬は異形魔法達の攻撃によって命を奪われたようでした。
「町の人々の身代わりとなったのなら こいつも本望だろう」
しゃがみ込み、しばらく馬の遺体を見つめて、それからヴィルカスは立ち上がりました。
ファラルダはここに残って他に異変がないか確認すると申し出ました。
「しかしこりゃなんのヒントにもならなさそうだ」
アーニエル・ゲインは斃れた異形魔法の亡骸を確認した後、落胆したように首を振ります。

残存する異形魔法がないかどうかを確かめて後、元素の間に取って返すと、ミラベルが険しい表情でマグナスの目とアンカノに対峙していました。
アンカノとマグナスの目を包む緑色の結界は未だ解かれぬままで、ミラベルの身体にも顔色にも疲労困憊した様が見られます。
少し休んだ方がいいと思わず彼女の腕に手をかけるRioの言葉も手も振り払い、静かにマスターウィザードは首を振ります。
すでにアークメイジ、サボス・アレンの訃報はトルフディルからミラベルに伝えられていたようでした。
けれども悲しみなどは少なくとも表面的にはおくびにも出さず。
ミラベルはマスターウィザードとして、今、自らができる最大限の事を成そうと考えているようです。
「ウィンターホールドの町はひとまず安全になったわ」
ミラベルを休ませようとするのは諦めて、Rioがそう告げると。
「こちらも大丈夫と言いたいところですが・・・」
相変わらずマグナスの目に向かって詠唱を続けるアンカノの姿を緑色の結界越しに見つめるマスターウィザードは打つ手のないまま苦悩に顔を歪めます。
「トルフディルと私でここは食い止めてみます その間にマグナスの杖をお願いします 行ってください」
「マグナスの杖が本当にこの状況を救えるとあなたも思っているの?」
「ダンレインの予言者に見つけろと言われたのでしょう? アンカノの魔法を打ち破れるかもしれない可能性があるのなら賭けてみるしかありません」
伝説の類など信用しない人物かと思っていたとRioは微笑んでつぶやきます。
その言葉にほんの少しだけ表情をやわらげてミラベルは付け足します。
「あなたはこの顛末を予見した本人ではありませんか マグナスの杖は信用できる人に・・・あなたに任せたいのです」
ではラビリンシアンに行って来ますと言って背を向けかけたRioに、驚いたような声音でミラベルが静止を促します。
「ラビリンシアンですって? 杖はそこに?」
振り返りながらうなずくRioに、偶然の一致とは思えないとミラベルは見開いた目を虚空へ彷徨わせます。
実はアークメイジが最近くれた物があると。
ミラベルはRioに向かってラビリンシアンのネックレスを差し出しました。
「ラビリンシアンにあった物で 使い方は時が来ればわかるだろうとサボスは言っていました たぶん・・・あなたに渡してくれという意味だったのでしょう なんとなくですが あの人にとっては大きな意味を持つ品のようでした それから・・・」
ラビリンシアンのネックレスを受け取るRioの掌に。
アークメイジとマスターウィザードの思いを重ねるように、ミラベルはサボスの形見となったもうひとつのアミュレットを置きました。
「これを持ってすぐに行って アンカノが大学を完全に破壊してしまう前に杖を持ち帰ってください さあ早く!」
ここで食い止めなければスカイリムがどうなることか。
禍々しい障壁の向こうのアンカノを睨み付けるマスターウィザード。
彼女の発する言葉にゾクリと震えが奔るのを感じながら。
迫り来る恐怖を払い退けるように激しく頭を振った後、Rioは南西に指針を定め、一路ラビリンシアンへと向かうのでした。



以上、ウィンターホールド大学メインクエスト第6章『抑制』でした。

アークメイジのサボス・アレンの最期は呆気なく、それまでの会話もそれほど強烈な印象のない無難な魔法使いで、役柄的には事なかれ主義の真面目なキャラ設定のように感じられました。
ところが、動画で見せていただいた“最大トーナメント”でも、Skyrimブログをアップしていらっしゃる“おばちゃんのスカイリムガイド”でもウィンターホールド魔法大学の講師以上の方々の戦闘においても拡張版を除くNPC間におきましても最強を誇るNPCで、
「アークメイジのサボス・アレンはすごかった+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆!」
と、公式ゲーム以外で感動させていただくことが多い人物でありました。

ミラベル・アーヴィンさんは落ち着いたトーンの声優さんで、ウィンターホールド大学の紹介もメインクエストの進行中の語りかけも臨場感があり、お話の内容も長文が多い中、非常にわかりやすかったという印象があります。

Skyrimは一度目のプレイでは見過ごしてしまったり、適当に流してよくわからないまま終わってしまうクエストが多々あるのですが、この『抑制』もそのひとつでした。
ブログにアップするに当たり、もう一度エルフキャラでやり直してみましたところ、ミラベル・アーヴィンさんの言葉のそこかしこに様々な思いが込められていたことがわかり、少しほろりとしてしまいました。

1周目を字幕抜きで音声のみのままクエストを進めてしまった所為もありますが、やはり世界観やNPCに個々の思いや性格が反映されているRPGでは(特にSkyrimはNPCの性格付けや世界観の奥深さが壮大過ぎる点で異才を放っている作品ではないかと思われるのですが)NPCの言葉ひとつひとつを堪能し、本などもしっかりと読み終えてからもう一度ゲームを楽しんでみるというのもありではないかと思うのでありまふ|ω・))))

高校の頃の世界史の先生がまったく教科書を開かない方で、英雄譚や騎士道精神、人物の裏話についてなどを朗々と語る姿を見て(テストに出るという箇所だけチェックを入れる授業は苦手でした)、
「ああ 歴史ってすばらし~(〃▽〃)♪」
と小桜も教科書抜きで自分で年表を作ってみたり、シーザーにハンニバル、項羽にサラディンなどなど歴代の英雄達に思いを馳せ、その性格はどうだったのか、自分で描くならこんな人物にするかも・・・などなど絵やプチ小説を描いたり&書いたりしていましたo((*・ω・*))o
Skyrimは地球という世界の歴史ではありませんが、空想の世界とはいえ、ニルンという星の長大な歴史があり、英雄譚があり、人々の思いがあり、神話に闘争に種族間の問題があるというリアルに劣らないロマンがあります。
そのほんの少しでもお伝えできればうれしいのですが。

今回の『抑制』はウィンターホールド大学メインクエストの中でもかなり短いクエストとなっておりますので、
「ここはいつもの脱線か!?」
とも考えたのですが、短い章ながらも、アークメイジであるサボス・アレンを失い、大学はアンカノの脅威に混乱を極めるという非常事態に直面するシーンなので、
「迂闊に脱線してせっかくのシリアスな雰囲気を壊してしまってはいけない」
と・・・ほとんど残り少ない自制心が働いて今に至ります←いつも書きたいことを書き殴る現代に生きる真のノルドな小桜ですハイ。

次回Skyrimはウィンターホールド大学メインクエスト第7章『マグナスの杖』をお送りいたします。
ネタバレとそれなりに妄想&創作を含みますので、「いつものことでしょ(゚ー゚*?)」とおっしゃる寛容な皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・見えぬものを暴く(`・ω・´;)

サイジック会のクアラニルに促されダンレインの予言者を探すRio。
ミッデン・ダークの奥に精神のみ存在するダンレインの予言者。
失明することなくマグナスの目を通して何かを見るためにはマグナスの杖が必要だと告げられる。
アークメイジのサボス・アレンから助言を得て、Rioは杖について詳しい人物、マスターウィザードのミラベル・アーヴィンの元へと向かった。



今宵も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を多分に含みますので、苦手な方はスルーお願いいたします(´・ω・`;A)
また、カラー部分以外はほとんど創作となりますので、クエストのみトレースしたい方はカラー部分のみご覧いただけますなら幸です。



ウィンターホールド大学メインクエスト第5章『見えぬものを暴く』

ようやくミラベル・アーヴィンを見つけ、追いかけようと走り出すRioをジェイ・ザルゴが呼び止めます。
「マグナスの杖の事ならジェイ・ザルゴも聞いたことがある」
ジェイ・ザルゴの思いがけない言葉に思わず振り返るRioなのです。
「え? その杖がどこにあるのかジェイ・ザルゴは知ってるのo((*・ω・*))o? サスガ タイセイスルネコハ チガウネ」
ところがジェイ・ザルゴはそんな事は知らないと当然のように胸を張って答えた挙句。
「マグナスの杖が用済みになったら ひょっとしてジェイ・ザルゴが借りてもいいだろうか?」
と。
おねだりのためだけに引き止めた事を堂々と白状するのです。
思わずぽかーんとして立ち尽くすRioはほんの少し考えて。
にっこり笑ってうなずきます。
「そうね もし杖を手に入れることができて その後用済みになったら ジェイ・ザルゴにあげてもいいよ ただしこっちもお願いがあるかな(〃▽〃)」
「おお! ジェイ・ザルゴは約束するよ できることならなんでもやろう」
するとRioはうれしそうに、いつでも触りたいときに尻尾を思い切り触らせてくれるならと持ちかけます。
「し・・・尻尾をか? 喉元や背中なら歓迎するのだが うーん・・・尻尾ねぇ 尻尾はなぁ」
悩みだして止まらないジェイ・ザルゴを残し、Rioはミラベルを追って駆け出します。
下手な約束をして本気にされたらどうするんだと嗜めるヴィルカスに、ひょいと肩を上げながら。
「用済みになったら たぶん使わないでしょうし有効に使ってくれる人にあげてもいいかなって(〃´・ω・`)」
何のわだかまりもなく安易に返事をするRioの様子が、かつてデイドラであるペライトからの報酬スペルブレイカーをリディアにすんなり手渡してしまった姿に重なり。
秘宝や財宝などを手に入れるためのトレジャーハントなどは方便で、危険な賭けや任務に身を置くスリルを我知らず求めているのではないか。
そしてそれがいつか命に関わるとんでもない結果をもたらすのではないかと。
不安を覚えるヴィルカスなのでした。

元素の間を抜け、中庭に出たところで、Rioはミラベルの姿を捉えました。
マグナスの杖について尋ねてみると、どうしてそんな事を知りたいのかと逆に問い返されてしまいます。
サボス・アレンからミラベルが杖について詳しいと教えてもらった旨伝えると、いぶかしそうな表情で何を話せばいいのかと口ごもりました。
「数ヶ月前にサイノッドがそれを探しに来たので一応報告したというだけの事なのですよ」
そして、まるでウィンターホールド大学の講師らが結託してその辺の物置にでもマグナスの杖を隠しているのではないかと、サイノッドは疑っている感じがしたとも付け加えます。
そう言えばこの大学に来た当初、ジェイ・ザルゴもサイノッドとウィスパーズは秘密を守るのに忙しくて教育どころではないと語っていたとつぶやくRioにミラベルも同意を示します。
「サイノッドはシロディールを拠点に活動する魔術師達ですが この数百年ほどは帝国における魔術の権威を気どっています まあ内実は皇帝にへつらって寵愛を得ようと騒ぎたてているだけとしか思えません 政争ばかりで魔法はそっちのけ」
マスターウィザードの説明からサイノッドを快く思ってはいないこと、対抗意識を持っていることなどがうかがえました。
「ここの玄関先に姿を見せた時には心底驚きました 愛想だけはよかったのですが質問の仕方にはどうにも不穏なものを感じましたね 勢力基盤を固めるために強力な秘宝をかき集めているのだと あれではっきりしました」
アンカノがすでにダンレインの予言者に接触を試みている点からも、サルモールもサイノッド同様アンダー・サールザルで見つかったマグナスの目については調査を開始しているに違いなく。
「つまり杖の在り処については誰も知らないと(-ω-;)?」
「サイノッドはスカイリムのどこかにあると確信しているようでした ムズルフトの遺跡について聞かれましたが憶えているのはそれだけです 口ぶりからすると そこに向かうつもりだが理由は知られたくないという様子でした」
真剣な眼差しのRioからミラベルも何か尋常ならざる気配を感じ取ったようです。
サイノッドにサルモール。
いずれにしても彼らを出し抜いてマグナスの杖を入手するためには急いで先手を打つ必要がある。
そう判断してRioは唯一の手がかりであるムズルフトの遺跡への旅立ちを決心するのでした。

ウィンドヘルムの南東、モロウウィンドとの国境を挟む山間のムズルフト遺跡に侵入したところで何者かの途切れがちな断末魔の声が聞こえてきました。
「クリスタルがない 見つけろ・・・パラトゥス オキュロリーで・・・」
そしてその言葉を最後に声の主は息絶えました。
「一体何が((((;´・ω・`)))?」
「オートマトンにでもやられたのか 気をつけろ」
ヴィルカスの警告を背に。
辺りを見回し、脅威がないことを確かめると、Rioはローブを纏う男の遺体を探ります。
まだ温かい男の手にはムズルフトの鍵と調査記録が握られていました。
記録にはフォーカス・クリスタルをオキュロリーという所定の場所に届けるよう第一補佐役オロンレルからガヴロス隊員宛に送られた内容が記されていた。
(フォーカス・クリスタル(゚ー゚*?))
もしも死んだ男とその仲間がサイノッドだとすれば、マグナスの杖とは異なる任務を請け負ってムズルフトに来ている可能性も考えられる。
だとすればマグナスの杖が必ずしもこの遺跡にあるとは限らない。
思い惑いつつも、とりあえず何かわかるまでは探索を続けてみようと進行を再開するRioでした。

ステルス状態で進んで行くと天井から幾本もの槍が飛び出し。
羽根の歩みでRioがかわした加圧式トラップを踏み向いたヴィルカスによって巻き込まれ、危うく串刺しにされかけます。
すまないと謝るヴィルカスにうなずきながらも心臓が早鐘を打つRioなのです。
ドワーフ・スパイダー・ワーカーにガーディアンを倒し、広い石造りの通路を行くと、分岐点に辿り着きました。
右の道を選んで進むRioとヴィルカスは途中で力尽きたサイノッドらしきローブの死体何体かに出くわします。
はからずも彼らの遺体が道しるべとなり、このコースが間違っていないことを確信するのでした。
曲がりくねった道の先に張られたロープの罠を事前に射抜いて発動させ、落石の直撃を回避します。
その先で通過者に毒を浴びせ噛み砕こうと待ちわびるシャウラスを見咎め。
二匹の内一匹を不意打ちでRioが、もう一匹をヴィルカスがグレートソードで斬り伏せました。
突き当たりの扉を開けた先に坂道があり、罠がないかを確認しながらゆっくりとRioが隠密で先導します。
飛び出してくるドワーフ・スフィアを仕留めて。
突き当たりの精鋭級の錠前も難なく開錠し、宝物を確保しながら左に曲がります。
ドワーフ・スパイダー・ワーカーをいなして勢い込んで先を急ごうとするRioの右斜め背後から、突如、ドワーフ・スフィアがおどりかかってきました。
すかさず迎撃をへと移行するヴィルカスに助けられ、Rioはほっと胸をなでおろして再び先を急ぎます。
スパイダー2体を射殺してから周辺を隈なく調査した結果、下層部に道はなく。
上層右手の細い道から進まなければならないようです。
行く手にはいかにも落下を狙った配置でピストン装置が加圧式トラップを挟んで4機ずつ、計8機並んでいます。
「これ落とす気まんまんよね(-ω-;)」
「羽根の歩みがあるお前なら大丈夫だろう」
「でも・・・ヴィルカスが落ちちゃうかも(´・ω・`;)」
「こっちは4機渡った途中のトラップ最終地点で一旦止まるから お前がまず8機やり過ごせ」
了解と目配せしてRioは羽根の歩みとサイレントロールで罠を発動させることなくやり過ごし、8機のピストン装置を抜けた直後に止まります。
それから背後を振り返り、ヴィルカスが加圧式トラップの最後を踏み抜いて発動させたのを確かめて、すばやく前進しました。
扉を開けると、そこはボイラー室のようで。
すでに多数のドワーフ・スパイダーやスフィアの残骸が転がります。
(サイノッドが通った時に一掃していったのかな|ω・)?)
オイルやコグなどまだ使えそうな部品を選別してピックアップし、ほとんど敵の出没しない遺跡通路を進んで行くと、今度はファルメル・シャドウマスターから強襲を受けました。
攻撃を受けるヴィルカスの対面に回り込み数回ダガーを奮うとシャドウマスターは床に平伏してゆきます。
更に2体のファルメルを撃破し、右に曲がると崩れた壁の先に岩肌が剥き出しの通路が現れました。
細い通路でシャラウスにファルメルを数体仕留めたところで、またもやサイノッドらしき新しい遺体を発見です。
「この道をサイノッドが極最近通ったのは確かみたい」
「問題はマグナスの杖へと繋がるかどうかだな」
遺体を調べていると、突然ウォーモンガーとシャドウマスターが走り込んで来ます。
返り討ちにしながらも、ぐずぐずしてはいられないと先を急ぐRioとヴィルカスでした。
光るきのこで薄ぼんやりと照らし出される陰影とかすかな音を頼りに敵の所在を確かめ、番えた矢で不意打ちを試みながらながら進んで行くと、左手に宝物庫らしき扉を見つけました。
「ちょっと寄り道を(〃▽〃)」
うれしそうに開錠し足を踏み入れた途端、シャラウス・ハンターと鉢合わせです。
小さく悲鳴を上げて跳び退いたRioと入れ替わるようにヴィルカスが鞘を払いながらシャラウスに一撃を浴びせかけ。
体制を整えたRioもダガーで援護します。
「欲にかられて迂闊に跳び込むと ああなるぞ」
部屋の隅にあるベッドには白骨化した人型が転がり、その手には彼または彼女が最後に読みふけったものなのか。
“月夜のロルカーン”という本が握られていました。
「ロルカーンってショールのことよね(゚ー゚*?)」
「ああ ショールの伝説もさまざまだからな 有名なのは心臓の謎だが」
創造主のひとりとはいえ心臓を抜かれ “月夜のロルカーン”にあるように肉体までニルンに四散したとすれば、ソブンガルデの主であるショールには最早そのイレモノはなく、意識のみの存在なのかもしれない。
ショールの従者であるツンですらその幻想に操られている可能性もある。
アルドゥインとの最後の戦いにおいてソブンガルデに赴いたRioの話から推察してのヴィルカスの返答でした。
とはいえ、今は物語に浸っている場合ではない。
目下のところ差し迫った最大の危機はマグナスの目である。
ファルメル・シャドウマスターらを段差のある通路の上層部から隠密弓攻撃で倒し、大きく迂回して対面の通路から次の区画へと移動して行きます。
シャウラスの毒とファルメル・シャドウマスターの集中攻撃による体力激減の急場を治癒術とポーションで凌ぎ。
時間差で襲い掛かってくる大広間の3人のファルメル達を次々に射殺してゆきます。
広間で躯を曝すファルメル・シャドウマスターの一人からフォーカス・クリスタルと思しき物質を回収します。
その後、左上層を抜けようと試みましたが扉は開錠不能のようでした。
「この先は鍵が必要みたい(´・ω・`;) アケラレナイ」
「さっき倒したやつらが持ってるんじゃないのか?」
倒したファルメルをもう一度入念に調べてみても、シャドウマスターからもスクルカーからも、それらしき鍵は見つかりません。
仕方なく反対側の通路の調査に乗り出します。
聴講室のようなホールを抜け、その先の扉を開けると、突如ドワーフ・センチュリオン・マスターが起動を開始しました。
慌てて元来た扉を抜け距離をとりながら、Rioはヴィルカスと共に矢を番えます。
幸なことに扉の高さ以上にセンチュリオンの身長は高かったようで。
扉を通り抜けることが叶わず戸口でうろつくセンチュリオンを一方的に的に見立てて破壊完了です。
ドワーフ・センチュリオン・マスターが守っていた宝箱の中にムズルフト展望台の鍵を発見したRioは、開錠のできなかった扉にとって返すのでした。

1つめの扉に手に入れた鍵を使い、2つめの扉の取っ手に手をかけた時、扉の向こうから開錠する音が聞こえてきました。
「ガヴロス お前なのか? ほとんど希望をなくしかけていたんだ」
扉が開く直前の内容から彼が他の誰かと勘違いしていることに気づいてRioは警戒を深めます。
「お前たちは誰だ ここで何をしている? ガヴロスはどうした?」
開け放たれた扉の先には見覚えのあるローブに身を包んだ男が立っていました。
(サイノッドらしき遺体達が身にまとっていたローブ・・・この人もおそらくサイノッドね|ω・))
鉢合わせしても攻撃して来る様子も逃げ出す気配もないローブの男が怪訝そうにこちらを窺います。
ガヴロスという名前かどうかわからないが、ここに来る途中、何人もの同じローブの者達の遺体を見つけたと告げるRioに、パラトゥス・デシミウスと名乗った男は落胆を見せます。
「ファルメルの仕業だな 呪われちまえ! 奴らのせいで何もかも台無しだ あれがなきゃ今までの苦労は全部水の泡だ ガヴロスが死んだなら もう望みはない クリスタルを持って帰って来るはずだったんだからな」
(クリスタルって・・・もしかして)
先刻ファルメルの遺骸から奪い取った鈍く光る丸い鉱石にそっと目を落とし、Rioはパラトゥスへの質問を続けます。
「クリスタルって何(゚ー゚*?)」
「ガヴロスはシロディールまでそいつを持ち帰らなくてはならなかった 残された俺達はあの忌々しいファルメルをどうにか凌いでここで待っていたんだ」
どうやらクリスタルを所持していたガヴロスがシロディールからムズルフト遺跡に戻ったところで殺されてしまったらしく。
彼の持っていたクリスタルがなければサイノッドの彼は任務を遂行できないということだった。
「そのクリスタルは何に使うの(゚ー゚*?)」
「内容は秘密だ サイノッドの公務だからな 言えないんだよ」
パラトゥスはクリスタルを使用するというアイディアは自分が考え出したんだと得意げに語りつつも、何に利用するのかまでは教える気はないようです。
「ところでお前達こそ こんな危ない場所をうろつき一体何をしているんだ?」
マグナスの杖を探しに来たなどと、サイノッドである彼に話してよいものかしばらく考えた後、Rioは自らの目的を打ち明けてみることにしたのでした。
「マグナスの杖を探しているの」
「あんたが?」
戦装束に身を包み、マグナスの杖など無用の長物となりそうないでたちのRioとヴィルカスを交互に眺めて。
パラトゥスは哀れみと嘲笑の交じり合った眼差しで応えます。
「悪いが手を貸してやることはできない 俺はクリスタルを何とかして使えるようにしなきゃならないし そもそもそれが手元にない」
そこでRioは先ほどファメルから手に入れた玉虫色の丸い鉱石をパラトゥスの目の前に出して見せます。
「探していたクリスタルってこれじゃない(゚ー゚*?)」
「そう それだよ! それがフォーカス・クリスタルだ 誰かは知らんがあんたのおかげでプロジェクトが何とかなりそうだ」
一体何者なんだとびっくりして問いかけるパラトゥスに。
ウィンターホールドの学生だとRioが素性を明らかにすると複雑そうな表情を浮かべました。
「あんたの所を訪れた時 サボスに会わせてももらえなかった でも今は何か聞きたいことがあるんだろう? 気のりはしない 正直な けどあんたがそのクリスタルで我々を助けてくれるって言うなら話は別だ」
ここまで来てしまった以上、マグナスの杖について何か手がかりが欲しいRioはパラトゥスのプロジェクトに手を貸す事にしたのでした。

「このオキュロリーを使うアイディアを出したのは俺なんだ この機械は星明かりを集めるように設計されている」
「オキュロリーって(゚ー゚*?)」
「光を集めるための研究施設の名前さ ドワーフがこの施設を何て呼んでいたのかは知らない」
星明かりの焦点の調節のためにクリスタルが必要である事や再び動かせるようにするまでは大変だったなどの苦労話が、広い石造りのまっすぐに伸びる回廊を先導するパラトゥスの口から滔々と語られます。
突き当たりの部屋にパラトゥスが先頭に立って足を踏み入れると、Rioとヴィルカスもその後に続きました。
オキュロリーに入った途端、Rioは思わずあっと声を上げます。
どうしたんだと振り返るパラトゥスに何でもないと慌てて首を振って見せるRioでした。
「ムザークの塔に似ているな」
ヴィルカスのつぶやきにうなずくRioなのです。
鈍く光る金色の円筒に翡翠のはめ込まれた壁。
それらを巡る螺旋階段を上り詰めると既視感のあるドーム状の天井に円盤状の台座が視界に飛び込んできます。
「どうだ すごいだろう? そのクリスタルを装置の真ん中、ドワーフ・アーミラリーに置けば焦点を当てる作業を開始できる」
パラトゥスは円盤状の台座中央を指さしました。
けれどもそれだけではだめだとサイノッドの魔術師は少々いじわるそうな笑みを浮かべて講釈を入れます。
クリスタルはシロディールで調整されて作り直された物であるため、屈折率に多少の狂いがあり、調節が必要だということだった。
「クリスタルは温めると膨張し冷やすと縮小する 照射加減によって光の反射角度が変わる」
「温めたり冷やしたりするのに呪文を使うってことね(`・ω・´)」
「そうだ まあ魔法大学所属の学生なら誰でも思いつく方法だろう あんたが勉強不足だったとしても この辺りに基礎が書かれている本があるはずだ」
魔法大学所属の行を殊更ゆっくりと述べて。
高みの見物に徹するパラトゥスの前で火炎と氷雪の魔法を切り替えながら、Rioはクリスタルに向かって呪文を唱えます。
(3本の光がそれぞれ違った角度で天井を照らす位置に誘導して(*・ω・)つ)
天井をふり仰いで。
これでOKとニッコリ笑うと。
Rioはムザークの塔の時と同じようにドームの片隅に設置された装置に向かいます。
今回はすでに天井を照らす3つの焦点に丸い翡翠が当たるように位置を順番に切り替えてゆくだけなので、当てずっぽうという秘技は必要なさそうです。
自信を持って最後の翡翠を3つめの光の当たる場所に移動させたRioは、確かに手応えを感じたはずでした。
ところが何も起こる気配はなく。
何よりその異状にいち早く気づいたのはパラトゥスだった。
「これは何だ? こんなことはありえない!」
成功すれば天井は一面、夜空のように光るはずなのに。
何かが邪魔をしている。
それはウィンターホールドにある何かのようだ。
イラついた口調でしばし行ったり来たりを繰り返した後、憎しみの光を帯びた視線をサイノッドの魔術師はRioへと向けた。
「俺達のやろうとしていた事を知っていたのか? こっちの努力を無駄にするために来たっていうのか!? さあ説明してもらおう!」
何を根拠に突然怒り始めたのか訳がわからないとRioは激しく首を振ります。
スカイリムのマップが星座のように浮かびだした壁面を見つめ、己の判断が間違っていないことを確かめて、パラトゥスは再び険しい眼差しをRioへと注ぎました。
「何年もの努力をあんたとウィンターホールド大学によって台無しにされ ファルメルのせいで仲間や友人も失ってしまったんだ それなのに落ち着けって言うのか!? 一体どうやって」
誓って何もしていないと訴えるRioを冷たく一瞥してパラトゥスは続けた。
「あんたのやったことが原因なのは確かだ 他に説明がつかない ウィンターホールド大学に何があるんだ? 想像すら超える途方もなく力のあるもの・・・ドワーフの遺跡の奥深くにある装置の作動すら妨害する恐ろしいものだ それは一体何なんだ?」
(マグナスの目だ・・・!)
すぐさまRioの脳裏にあの緑の陽炎に包まれた宝玉が思い浮かんだ。
しかしそれを公表するわけにはいかない。
マグナスの目が4450年余の月日を経て、タムリエルに現れたと万人の知るところとなれば、“涙の夜”の悲劇が再び巻き起こらないとも限らない。
Rioが何かを隠していると悟って、更にパラトゥスの表情は歪んだ。
マグナスの杖が見つかれば、あなた達の計画を阻害している何かを取り除くことができるかもしれない。
今はこれだけしか伝えることができないと告げるRioなのです。
腹立たしげに頭を振ってパラトゥスはこれまでの苦労を吐き出すように綴った。
「帝都にある天球儀を見たことはあるか? この装置はあれに着想を得たんだよ 空だけに限らず いっそタムリエル全土を投影し そこに潜在エネルギーを制御して重ね合わせ・・・大事なのは この研究は偉大な魔法の力を明らかにするのが目的だってことだ もちろん純粋に帝都を守るためだ」
それなのにこれまでの苦労をすべて水泡に帰させておいて、その元凶となった力については何も語る気はないと言うのか。
血走った目で壁面に浮かびだしたマップを食い入るように見つめるパラトゥスはぶつぶつと独り言をつぶやいた。
「結局わかった場所は2つだけだ ひとつは大学だよ 他には・・・そうだな ラビリンシアンしかあり得ない」
(ラビリンシアン・・・)
「それじゃあマグナスの杖はラビリンシアンにあるとΣ(・ω・´)!?」
渋々うなずきながら。
パラトゥスはもう一度Rioを睨みつけた。
ウィンターホールド大学の連中の言うことなど信用ならない。
とはいえ、投影が果たせないという現状をどうにかする手立ても思い浮かばず。
サイノッドの魔術師は不本意ながらRioに情報を与えて一縷の望みに賭けてみることにしたようです。
「ウィンターホールドの魔術師さんよ あんたの言っている事がたとえ嘘だったとしても サイノッド議会の興味を惹く何かがウィンターホールドにあるのはわかっている」
ラビリンシアンに行って杖を探せとパラトゥスは凄みのある声音で脅すように叫んだ。
「こっちはシロディールに戻って議会に報告書を出す 言っておくがこれで終わりじゃないぞ! あんたの企みは明るみに出るだろう」
何を申し開こうが互いの任務の間に生じた亀裂の修復は少なくとも今は不可能であると見て。
Rioは沈黙のままその場を後にした。
次なる目的地がラビリンシアンとわかっていることだけが唯一の救いであった。

※オキュロリーの周囲のテーブルの上に火炎と氷雪の呪文書が置かれてあるはずですので、呪文を覚えていない場合でも帰還する必要はありません|ω・)b

ムズルフト遺跡からの脱出のため扉を開けようとしたRioは、視界がぐにゃりと歪むのを感じて立ち止まります。
(この感覚・・・アンダー・サールザルやアークメイジの部屋でサイジックの者達と出会った時と同じ・・・?)
その直後、聞き覚えのある声が響き渡った。
「ここまではすばらしい出来だ 急ぎ大学に戻る必要がある 迅速な行動が求められる」
「ネリエン!?」
それは確かにアンダー・サールザルで語りかけてきたサイジックの男、ネリエンの声だった。
「どうした? 大丈夫か?」
ヴィルカスの声に、はたと我に返ったRioは。
「大学に戻らなくちゃ なんだかイヤな予感がする(`・ω・´;)」
そうつぶやくと扉を開けて。
目に見えぬ巨大な影に追われるかのように駆け出すのでした。



以上ウィンターホールド大学メインクエスト第5章『見えぬものを暴く』でした。

タイトルの“見えぬもの”とはマグナスの目の及ぼす影響力を指すのではないかと思われます。
ウィンターホールド大学にマグナスの目が移されてから、大学関係者はその影響力に未だ気づいていないようでしたが、サイジック会は一早く異変に気づいてRioに警告を与えに訪れます。
また、ムズルフト遺跡のオキュロリーで試行錯誤を繰り返してきた投影が実を結ばず、サイノッドのパラトゥスがそれをウィンターホールド大学にある何かの仕業と見抜いている点からも、マグナスの目が“見えぬもの”ではないかと予想したのですが、ウィンターホールド大学関連のクエストタイトルは何を指しているのかわかりにくいという特徴があるような気がします(〃´・ω・`)ゞ

ちなみにサイジックはサイジック会と呼ばれ、消えては現れるアルテウム島を本拠地とした古の法という独自の魔法を使用する魔術師のエリートが集う団体であり、サイノッドはシロディールに分派した魔術師ギルドから派生した団体のひとつのようです。
SKYRIM用語集さんでは第4紀初頭に魔術師ギルドの解体で創設された派閥ではないかと記されています。

次回Skyrimはウィンターホールド大学メインクエスト第6章『抑制』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作などが、そこはかとなく含まれるとは思いますが、「うん 知ってる(´・ω・`)アキラメテルカラ ヘイキ」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・善意(*・ω・)

アンダー・サールザルで見つけた謎の球体。
それは決して解いてはならない封印されし秘法だった。
遥か4400年以上の時を経て暴かれた宝玉を巡りそれぞれの思惑が交錯する。
アークメイジ、大学講師連、アンカノ、サルモール、サイジック会。
執るべき道と最善の策を求めてRioの探索が再び始まる。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を多分に含みますので、苦手な方はスルーお願いいたします(´・ω・`;A)


ウィンターホールド大学メインクエスト第4章『善意』

元素の間に入った途端、Rioは目を疑いました。
(えっ!? アンダー・サールザルのオーブがここにΣ(・ω・´)?)
サールザルの地下にあったはずの球体がいつの間にか元素の間の中央に安置されていたのです。
Rioは“涙の夜”に記されていた内容と宝玉との関わりをトルフディルに告げます。
その昔、人類とエルフが戦う原因となったものが本当にあの宝玉なのかと、トルフディルもにわかには信じられない様でした。
「なぜだかわからないが どうもここを離れることができない こんな美しいものは今まで見たことがない アイレイド ドゥーマー デイドラ・・・ファルメルなど どの種族様式とも違う 実に興味深い」
変性学の権威は魅入られたように中央に浮かぶオーブを見つめます。
いつもなら破壊魔法の訓練にいそしんでいるはずのジェイ・ザルゴも詠唱を止め、オーブに気を取られて棒立ち状態です。
アークメイジのサボス・アレンも懸命に宝玉の調査に取り組みつつも解明には至っておらず。
トルフディルと共にオーブを見上げるRioの背後に聞き覚えのある慇懃な声音が響きます。
「失礼ながら口を挟ませていただきます この見習いと早急に話をする必要があるのです」
必要以上に遜った言い回しでトルフディルとの間に割って入って来たのはアンカノでした。
「なんと愚かな 重要な研究の最中だぞ!」
学徒との対話の邪魔をされ、温厚なトルフディルには珍しく不快感を露にします。
後回しにできない件ゆえと断りを入れ、アンカノは単刀直入に切り出しました。
「今すぐ私と来てくれ 行くぞ」
(見習いの都合はおかまいなしなのね(´・ω・`) リオッテバ イツマデミナライ?)
ついて行く前に何が起こっているのかくらいは説明して欲しいと、既に歩き出そうとするアンカノの背中に向かって訴えるRioなのです。
「では状況を説明しよう」
どうやら彼は予期せぬ面会人とRioを引き合わせたいらしく。
しかもその面会人が同じサマーセット諸島にありながらサルモールとは一線を画すサイジックを名乗ったことに驚きを隠せないようでした。
「サイジック会から来たと名乗る人間がなぜこの大学に現れたのか 私はそれが知りたい」
「サイジック(○´゚ω゚`)!?」
「知り合いなのか?」
アンカノの鋭い突っ込みに慌てて首を振ってみせるRioなのです。
(まさか・・・ネリエン?)
「むしろ重要なのは なぜ彼が君を名指しして探しているかだ 一体何をしに来たのか聞きだす必要がある」
いつにも増して冷淡なアンカノの言い回しに不安を覚えるRioなのでした。

サイジック会を名乗る来客はアークメイジの私室で静かに佇み。
Rioの姿を見てとるや、クアラニルと名乗った上で通り一辺倒の挨拶を済ませ、サールザルでの発見について当たり障りのない軽い質問を始めたのでした。
そしてサボス・アレンとアンカノに悟られぬよう古の法によって時間を止め、伝えるべき言葉を綴ってゆきます。
「ようやく内密に話せる機会を得られたな しかしあまり長くは話せない 手短に済まそう」
クアラニルの語りかけにRioは小さくうなずきながら先を促します。
彼の話によると、大学は現在、非常に切迫した状態にあり、その打開のためRioには早急に手伝って欲しいことがあるということでした。
大学が危機に瀕している原因は予想通り、アンダー・サールザルから元素の間に移された宝玉、クアラニルの言うところの“マグナスの目”の存在だった。
マグナスの目から放出されているエネルギーに長く晒されれば晒されるほど、身体にも精神にも異常をきたす恐れがあり、何より強大過ぎる力を使いこなす準備がこの世界にはまだできていないとも言う。
「ここに置いておけば 誰かに悪用されないとも限らない」
その前にマグナスの目の放出するエネルギーを封じる必要があると訴えた。
世俗には不介入を旨とするサイジック会の一員としては既に深入りし過ぎているとはわかっているが、どうしても頼んでおきたい事があるとクアラニルは続けた。
「かつてここの学徒だったはずのダンレインの予言者を探し出してほしい 大学内のどこかにいるはずだ お前の仲間の誰かが居場所を知っている」
(かつては学徒だった? ダンレインの予言者? そんな人いたかしら(-ω-;)? タイセイスルヨ ノ ヨゲンネコナラ イルケド)
「その人物に会えば危機は回避できるの(゚ー゚*?)」
「断定はできない だが彼の見識は我々のものに近しく 対処法について何らかの助言が得られるであろう」
そこまで話して、時を止める古の法の効果が切れたのか。
クアラニルはさり気にアークメイジの所有する庭園内の植物について話題を変えた。
そして柔和な表情に深い思いを込めた眼差しでもう一度Rioを見つめると穏やかに別れを切り出した。
合点がいかないのはアンカノだった。
「どういうことだ? こいつに会って話がしたいと言い出したのはお前だろう 園芸の話をしに来ただけなどと ふざけた戯言でうやむやにするつもりではあるまいな」
憤慨し、何を企んでいるのかと声を荒げるアンカノをなんとかなだめて。
サボス・アレンも訳がわからないとため息をつきながら額に手を当てます。
疲れたと椅子に座り込むアークメイジにダンレインの予言者について尋ねてみると、トルフディルがまたその話を持ち出したのか・・・と何やら勘違いしているようでした。
とはいえ、サボス・アレンとの会話からヒントを得たRioは、早速トルフディルを探しに向かいます。

ダンレインの予言者について何か知らないかというRioの問いに、思い出深そうに彼方を見つめ、トルフディルは知っているとうなずきました。
ダンレインの預言者はトルフディルが生まれる前からウィンターホールド大学に在籍していた学生であり、熟達したウィザードでもあった。
それまで誰も見た事がないような方法で魔法を探求し、できるだけ大きな力を得ることに集中し過ぎたダンレインは事故を起こし、自らの身体を永遠に失ってしまったのだと言う。
「彼とはもう長く話をしていないのだ おそらく今でもミッデンにいるのだろう」
「身体を失ってしまったのに話なんてできるの((((;´・ω・`)))? ユーレイ トカ」
彼に会うことができれば理由がわかると変性学の権威は話を切り上げて立ち去った。

ミッデンは大学の地下にあるということで。
「ここが入り口みたいだけど 入れるのかな|ω・)?」
「無理矢理入るしかないんじゃないのか?」
荘厳な大学の建築物構内には不似合いな40~50cm四方の落とし戸を前に、突入に際して、やや躊躇を見せるRioとヴィルカスなのです。
なんとか潜り込んでみると、中は思いのほか広いがらんどうでした。
造りのしっかりした石の回廊を辿って行くと吹き抜けの小さな中庭のような場所に出ます。
万年雪が氷となった部分を踏みしめて少し進んだ先から突如屍となった敵が現れます。
死して後も回廊を巡回するドラウグルを数体仕留め、警戒しながら歩いて行くと、前方にテーブルのある小部屋に入り込みます。
その先には煌々と灯りの点る儀式の間があり、何やら捧げ物を奉納するための箱らしきものが置かれています。
正しい手順で要求された物を捧げれば、おそらく何かが召喚されるという仕組みのようですが。
生憎、要求されるアイテムの組み合わせも、その結果現れるはずの何かについてもまったく予測がつきません。
「すっごく気になるけど 知識なしで作動させて とんでもないものが合成・召喚されちゃっても困るよね(゚ー゚*;)? アレコレ オイテ タシカメタイケド」
「試すのは勝手だが 尻拭いは御免だぞ」
言い方はぶっきらぼうでも、ひとたび危険が迫れば真っ先に助けてくれるパートナーを巻き込むわけにはいかないと。
召喚装置に未練を残しつつも、Rioは奉納場所には手を触れないまま、その場を立ち去ります。

※捧げ物奉納箱の先にあるたくさんの蝋燭に囲まれた召喚台の中央にあるマークはオブリビオン、つまりデイドラの棲む異世界を表すマークのようです((((;´・ω・`)))) 召喚魔法はデイドラの棲む世界から様々な生物を呼び出すというもののようで、“触らぬ神に祟りなし”とはまさにこの事ですよね。

ミッデン・ダークと呼ばれる奥地へと足を踏み入れると、石橋が視界に広がり、その先で氷の生霊が行く手を遮ります。
矢を番え、弦を引き絞ってからの一撃で撃ち倒して、残雪に覆われる細い通路を進みます。
更に曲がりくねった細道を通過し、段差のある階下のスケルトン2体をいなして階上からの扉を開けると、血に穢されたサークルの真ん中に右手を模して作られた彫像の乗る小さな台座が視界に飛び込んできます。
その手の形は人間のそれではなくドレモラのようでした。
(サングインのバラで召喚するドレモラの手に似ている|ω・))
そして掌には先刻多数の蝋燭に囲まれた儀式の間の中央にあったマークが印されています。
指の一本一本が操作できる仕組みのようですが、起動するために必要なアイテムが足りないようでした。
きょろきょろと辺りを見回すRioは、朽ち果てそうなテーブルの上の書物に気づきました。
(“ミッデン事件の報告”・・・ここで何か事件がΣ(・ω・´)?)
「この不気味な篭手を作動させるには4つの指輪が必要なようだな」
後ろから覗き込むヴィルカスがそうつぶやき、すぐに付け加えます。
「だが この忌まわしいマークがデイドラ絡みとわかった以上 関りを持つな」
やや強引にRioの手から“ミッデン事件の報告”を取り上げてヴィルカスは先行し、その場を離れて行きます。
ミッデン事件とはアークメイジが今のサボス・アレンに代わるもっと以前に生じた怪奇事件のようでした。
行方不明だった生徒達がミッデン・ダークで死体となって見つかり。
彼らは自分の能力をはるかに超える召喚の儀式を行い。
4つの指輪を使ってドレモラに似た篭手を作動させようとしたのではないかとあります。
(指輪をアルケイナエウムで保存した・・・(-ω-;) ゼンブ ヨンジャッタ)
せっかくのヴィルカスの好意を無にする程度にはRioの速読技能は発達しているようでした。

氷室のような小部屋を抜け、凍てつくツララとなって道を塞ぐ蜘蛛の巣を砕き、倒した蜘蛛を踏み越えた先に、扉を見つけました。
鍵のかかる扉の向こうからくぐもるような声が響いてきます。
「忍耐は失望へと変わるだけだ」
(この先に誰かいる!)
扉に手をかけるRioの様子をまるで一部始終見ているかのように。
「諦めないのか? よろしい では入りなさい」
先ほど聞こえた声がもう一度、低くミッデン・ダークに木霊し渡った。
扉を抜けるとそこに人気はなく、まぶしい青い光が輝いているだけだった。
「私を探していたようだな」
(これが・・・ダンレインの予言者!?)
研究中、魔法を誤って使用してしまったことにより肉体を失った希代の魔術師の成れの果ての姿に、Rioは悲しげに目を細めました。
魔法とは気まぐれで危険なものだ。
魔法を制御し支配できなければ自分の身を滅ぼすだろう。
オンマンドもブレリナもジェイ・ザルゴも皆、年老いた講師トルフディルが与える注意を軽んじていた。
変性学の権威がなぜあれほど魔法の危険性について警告し続けたのか。
今ならわかる気がする。
どんなに才気にあふれ、優れた知恵と知識を纏おうとも、一瞬の油断がすべてを無残に消し去ってしまう。
たとえ魔術を極めた者の命だったとしても。
「お前の努力は無駄だった もう始まってしまったのだ」
ミッデンの地下深く、思念だけが辛うじて残る青い光はRioにそう告げた。
アンダー・サールザルで見つけられたマグナスの目がウィンターホールド大学に運び込まれ、衆目の下に晒された地点で脅威のカウントダウンが開始された。
ダンレインの言葉にRioは唇を噛みしめます。
「だが お前を送り込んだ連中は 何を探すべきかは教えなかったであろう サルモールも答えを求めてやって来た 自分のやっている事が何に繋がるかも知らずに」
「サルモールもここにΣ(・ω・´)!?」
「アンカノと名乗る男だ」
「ア・・・アンカノが・・・!?」
どうやらアンカノはサイジック会の助言を受けるまでもなく、この地を探し当て、既にダンレインの予言者との接触を図っていたようです。
「だが彼はまったく別のものを見つけるだろう」
(まったく別のものを見つける(-ω-;)?)
「彼の道はやがてお前の道と交わる しかしその前に必要なものを見つけなければならない」
ダンレインの予言者には、まるで来るべき未来まで見えているかのように滔々と予見を語り続けます。
予言者の名にふさわしい力の持ち主であることを悟りつつ、Rioは沈黙のまま彼の言葉に耳を傾けました。
「お前と協力者達はマグナスの目に関してもっと知りたがっている そしてお前は災厄を避けようとしている まだその存在の本当の意味にも危険にも気づいていないのに」
「マグナスの目の本当の意味と危険(`・ω・´)?」
「視力を奪われずにマグナスの目を通して何かを見るためには マグナスの杖が必要だ」
(視力を奪われるって・・・星霜の書と同じ性質のものなの!?)
後方に佇むヴィルカスにも再び緊張が奔ります。
けれども今回に限っては、マグナスの杖という物を手にすれば視力は奪われない。
星霜の書を前に、いちかばちかの賭けに出た時ほどの失明の恐れがないことだけは救いかと、Rioはほっと胸をなでおろします。
「様々な出来事が避けようのない中心へと急激に収束しつつある 急がなければならない 今知った事をアークメイジに伝えるのだ」
そう最後のメッセージを残して。
ダンレインの予言者は光と共に消滅してゆくのでした。

元素の間にて。
難しい表情でマグナスの目を見上げるアークメイジ、サボス・アレンを見つけてRioは駆け寄ります。
「何もかもわからない サイジックの僧兵がふらりとやって来たなんて一体何年ぶりだろう」
突然現れて何をするでもなく去って行ったサイジック会のメンバー、クアラニルの事がサボス・アレンは未だに気がかりなようです。
アークメイジという役職にありながら、講師や学生に何か有益な情報を与えるどころかマグナスの目についての知識もほとんど持ち得ない自分自身に焦りを感じているのか。
Rioが重要な情報を持ってきたと口にするや、サボス・アレンには珍しく高揚した声音で報告を急かします。
ダンレインの予言者の綴る一部始終を伝えた後、Rioはマグナスの杖を探す必要のあることを説明しました。
「マグナスの目が視力を奪う? そうか・・・確かにそれを阻止するほどの力を秘めた杖があればと心から思う だが君の報告を疑うわけではないのだが 実際そんな物が本当に必要なのだろうか」
マグナスとは定命の世界、ムンダスの創造を計画したロルカーン=ショールに協力した高位のエイドラの一人で、ニルンの図案と設計に携わった魔術の神であり太陽神でもある。
その際、エイドラ達の住まう世界エセリウスからマジカの流れを利用した。
ニルンを創造した後、ロルカーンに協力したエイドラすべてが力を失っていくのを目の当たりにし、急ぎエセリウスに逃げ帰ったとされる。
この時、あまりにも慌てて帰還したためムンダスとエセリウスを分かつオブリビオンの空間に巨大な穴が空き、残された穴はムンダスの太陽になったと言われる。
突出して強大な魔術師はマグナスの加護を受けるとされる。
が、そのような言い伝えもあるせいか、加護を受けるに値しない見習いごときの口から偉大な魔術の神の杖が必要などと告げられても納得できないのも無理はなく。
とはいえ、他に良い考えも浮かばないアークメイジにとっては唯一入手できた情報でもあり。
「お前のその積極的な姿勢には感心している もちろんこの件は誰かに徹底的に調べてもらわねばならないと思っているのだが」
未熟さが信頼を得られない理由だとすれば、それを補う行動力と結果が必要ということなのでしょう。
杖についての研究をしているミラベルならマグナスの杖について何か言及できるかもしれないというサボス・アレンの言葉にうなずくと、今度はマスターウィザードの姿を求め、Rioは構内を奔走するのでした。



以上、ウィンターホールド大学メインクエスト『善意』でした。

エセリウスはSkyrim内ではエイドラ達の住まう世界ということですが、ノルド以外の定命の民族が死後に向かう先は信仰によって異なり、エセリウスであったり、オブリビオンであったりするようです。
一般的に九または八大神信者はエセリウスに向かい、デイドラ王子の祝福を受けた者やその信者達、ダンマーはオブリビオンに向かうとされているそうです。
アルトマー及びボズマーの死後の世界観は不明ということですが自分達の祖先をエイドラだと信じているハイエルフですので、恐らく死後はエセリウスに向かうのではないかと思われます。
TES=The Elder Scrollシリーズ第1弾のArenaでエーテルで作られた領域=ethereousとエセリウス=Aetheriusの字が似ている事からエーテルがエセリウスの語源ではないかと考えられるのかもしれません。
用語集で記されていらっしゃる方が、
「Arenaの段階では世界観が固まっていなかった証拠ではないか」
とおっしゃっていますが、小桜もそう思います。
Bethesdaさんの世界観を創り上げていく過程を予想するのはとても楽しく、また、これほどまでに世界観に浸れる魅力的なゲームに出会えたのは初めてですので、せっかく物語を描いていくのなら、
「これからもいろいろ調べていきたいな(〃▽〃)♪」
と思っておりまふ。

また、マグナスはアイレイド達からは太陽神として崇められているということで、さしずめギリシャ神話のアポロンという役どころでしょうか。
ロルカーンの陰謀(゚ー゚*?)(人類にとっては天地創造の最高神なのですが)によって不死の存在を剥奪されそうになり、一早く逃げ切る辺り、危機管理はすばらしいと思います|ω・)b ハイ
現在のニルンにおいて魔法が使えるのはマグナスが創造の際にエセリウスからマジカを引用したためと考えられているそうです。

今回のタイトル『善意』は想像ですが、サイジック会のクアラニルがわざわざ教義に反する可能性のある危険を冒してまで主人公にマグナスの目に関する情報を伝えに来てくれた件を善意と解釈しているのではないかと思われます。

次回Skyrimはウィンターホールド大学メインクエスト第5章『見えぬものを暴く』をお送りする予定です。
ネタバレ・妄想・創作がそこはかとなく散りばめられておりますので、「そ~いうのは好物です(`・ω・´)シャキーン!」とおっしゃる方のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・猛勉強(`・ω・´)

涙の夜に隠された本当の動機は時間の経過と共に闇に紛れてしまったが、領土やスカイリムの支配を巡る単純な戦いではなかったと私は思う。
ノルドは街を建てる際に地面の奥深くに何かが埋まっているのを見つけた。
彼らはそれを埋めたままにしようとしたが、エルフがそれを知り、自分達の物にしたがった。
だから彼らはサールザルを始末したのだ。
つまり、彼らの目的はノルドを追い出す事ではなく、自分達のためにこの力を確保する事だったのだ。
そして、ノルドが再びスカイリムを支配すると、この力は地面の奥底に埋められ封じられた。

“涙の夜”より



今宵も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が多分に含まれますので、これらがNGの方はスルーお願いいたします。
また、PCとNPC間の会話には創作が多々含まれますので、資料としてご利用の方はご注意くださいませ。



回復魔法の上位版である治癒の息吹や他者治癒はまだあなたには授けられないと、回復学の講師コレット・マレンスに断られてしまったRioは、がっかりしながら大学の門を後にします。
「サールザルの地下にあった遺物をあのまま放っておくのか?」
(今のあたしにあれを何とかできる力なんて備わっていないと思う(´・ω・`))
ヴィルカスの問いかけに小さなため息をついて首を振るRioなのです。
「自信がないの」
あのオーブには何か触れてはいけない禍々しくも強大な力を感じた。
サイジック会のメンバーと思しき男もはっきりと告げていた。
魔術師である者がこの危機を救えるかもしれない・・・と。
それは裏を返せばこの問題には魔術への深い知識や洞察、熟達した扱いが必要になるかもしれないということで。
またそうでなくとも魔術に代わる高度な武具の取り扱いが必要となる可能性も十分に考えられた。
Rioはトルフディルにアークメイジへの報告は待って欲しいと。
アンダー・サールザルで見つけた不思議についてはしばらくの間、口外しないで欲しいと懇願します。
その深刻な眼差しと声音に考え込んでいた変性学の権威もうなずき、サールザルの宝玉についての探求を一時凍結としたのでした。
そして半年の月日が流れてゆきます。

時にウィンターホールド大学の同期メンバーからの依頼をこなし親交を深め。
時に各専門分野の講師からの助言や手伝いなどから吸収できる知識と経験を吸収し。
それとは別に盗賊ギルドや闇の一党の任務も終え。
さまざまな分野における同胞との絆を深め。
戦闘経験も急場の凌ぎ方などについても場数を踏み。
アルドゥインが滅び去ったと街々が湧き立つ頃、Rioは再びサールザルの秘密を調査すべくウィンターホールド大学に帰還を果たしたのでした。
ミラベル・アーヴィンの宝玉についてどうするつもりかという問いかけに、まずはアークメイジに指示を仰ぐことにしたRioなのです。
大学の中庭に差し掛かるとファラルダが声をかけてきました。
アンカノがRioを探しているということです。
「アンカノが(゚ー゚*?)」
(なんだかあまりイイ予感はしないんだけど(-ω-;))
これまで何度かニアミスはあったものの、その度にいわれのない嫌味を吐きかけられ、蔑むような視線に曝されて不快感を抱いてきたRioなのです。
ここだけの話であると前置きを付けてファラルダが耳打ちします。
顧問という立場を表面上は保っているものの、アンカノがサルモールに送り込まれた密偵で、内部情報を流している可能性がある・・・と。
「まあ 会ったら発言には気をつけなさい いいですね」
発言に気をつけろとは、余計な情報を与えるのは控えるようにということなのでしょう。
ファラルダの助言にうなずいて。
アークメイジであるサボス・アレンの許に向かうと、学長はアルケイナエウムにいるウラッグ・グロ・シューブと話をするよう促します。
サボス・アレンもサールザルで見つかった不思議な宝玉についてはかすかな不安は覚えつつも、何も断言できる段階ではないと思っているようでした。


ウィンターホールド大学メインクエスト第3章『猛勉強』

「オーソーンという人物がサールザルの球体に関する本を持って逃亡してしまったと(´・ω・`;)? ソンナ ズサンナ カンリデ・・・イエ ヒトリゴトデス」
まずはサールザルで見つかった謎の宝玉の正体を探ろうというRioの提案に、ウラッグ・グロ・シューブも当然そのつもりで調査を進めていたと答えます。
ところがいざ調査を始めたところ、サールザルで見つかったオーブについて記されていたはずの書物を持ち逃げした男がいるそうで。
大切な書物と共に脱走した大学の元見習い魔術師の男、オーソーンが最後に目撃されたのがフェルグロウ砦ということでした。
「とりあえずフェルグロウ砦に向かってみます(*・ω・)つ」
Rioの返答にうなずき、頼んだぞと一言添えるとウラッグは再び読みかけの本に視線を戻しました。

※イベントリィがごちゃごちゃしているのが苦手なので、メインクエストが終わった後、星霜の書をウラッグ・グロ・シューブに2000ゴールドで買い取ってもらいましたが、星霜の書はだいじょうぶだったのでしょうか((((;´・ω・`)))?←星霜の書を売り払ってるドラポンもドラポンですが・・・

アルケイナエウムのホールを抜けようとした時、Rioを呼び止める声が聞こえました。
「そこのお前 聞きたい事がある」
(この声は・・・(´・ω・`))
呼び止めた主は予想通りアンカノでした。
アンカノの興味はサールザルで見つかった物についてらしく。
どんな物であったのか、アークメイジやウラッグからどのような任務を受けたのかを問いただしてきます。
相変わらず威圧的な態度で尋問するアンカノに、既にサボス・アレンに報告済みで、そちらから詳細を聞いて欲しいと答える事で何とか話を切り上げるRioなのです。
「研究熱心なだけなのか裏があるのか わかりにくい男だな」
「サルモールの一員かもしれないってことだから あまり不用意にすべての情報を打ち明けるわけにもいかないのよね(-ω-;)」
白金協定によって一応の終結は迎えたとはいえ先の大戦においてのノルドとハイエルフの遺恨は深く。
殊に大戦時、敵方の中枢を成したサルモールに軍事的に利用されるかもしれない情報を流すのは極力避けたいというのがウィンターホールド大学全体の意向のようでした。
ハイエルフ種であるファラルダですらサルモールには注意しなさいと助言する点からも、大学の周辺住民、特に大半を占めるノルドとのこれ以上の摩擦を避けたいという思惑が感じられます。
ひとまず大学での人間模様は忘れて、任務に専念するRioなのです。

ホワイトランの東北東、ホワイトウォッチ・タワーの東にフェルグロウ砦はありました。
「涙の夜か・・・」
ヴィルカスのつぶやきに、Rioもふと頭をもたげます。
「涙の夜って第1紀になるかならないかの頃 サールザル近辺に住み着いたノルドをエルフが襲い大虐殺が行われたっていう夜のこと(゚ー゚*?)」
第1紀の始まりを前後してスカイリムのウィンターホールド地方に入植を果たしたイスグラモル他ノルドを突如襲ったエルフの猛攻撃。
一般的には移民である人類種を討伐すべくエルフが仕掛けた強襲として知られていた。
イスグラモルとその息子2人を除いてノルドのほとんどが涙の夜の内に死に絶え。
その後、一旦は故郷アトモーラ大陸に敗走したイスグラモル。
彼が500人の同胞を率いて再びスカイリムに舞い戻り、エルフを血祭りに上げ、サールザルとその周辺地方の奪還を果たすまでにさほどの年月はかからなかったという。
「やっぱりアトモーラが極寒の地過ぎてスカイリムに移り住むしかなかったから 祖先のノルド達にとってのサールザルは一度敗北したくらいじゃ譲れない土地だったのかな(´・ω・`)?」
確かにそれもあっただろうとヴィルカスも同意を示します。
「加えてノルドは売られた喧嘩には徹底して臨む傾向もあるからな」
ヴィルカスの発言はスコールやコドラクの死に対する同胞団のシルバーハンドへの苛烈な報復にも裏打ちされているようでした。
しかしイスグラモルが500人の同胞を率いてまでサールザルに固執した理由が単なるリベンジだけにあったのか。
ウラッグがわざわざ盗まれた本を探して来いと言うのであれば、涙の夜とサールザル地下で見つかった謎の球体には何か関連があるのかも知れない。
同じ結論に達したRioとヴィルカスはフェルグロウ砦の探索を開始するのでした。

砦外周の見張りの魔術師二人を倒し、入り口左の地下から侵入して行くと、下水のような細い通路に出ます。
スキーヴァーが騒ぎ出す前に駆除して進んで行くと、下水を上った先のテラスに魔術師達がテーブルを囲んでいるようです。
足音を忍ばせ階段を上ると、Rioは矢を番え、まずは手前の魔術師を、続いて異変に気づきうろつき始めたもう一人の口を封じます。
「出番なしか」
グレートソードの柄に手は添えたままのヴィルカスの小声がやや残念そうな色を帯びます。
「ブライア・ハートなんて持っているから一人は精鋭に違いないけど こちらの気配にまったく気づいてなかったみたい」
消音の付呪が施された靴の所為なのか、それともこれまでに培ってきた連携の賜物なのか。
敵の姿を見ることもないまま魔術師達はその場で息絶えたのでした。
そのまま進んで行くと突き当たりに小部屋が、その少し手前に左へ続く通路を発見です。
突き当たりの小部屋に敵がいないことを確かめると、宝箱を物色し、手前の左通路をステルス状態で進行して行きます。
左通路の先の部屋は拷問具が置かれ、実験体として連れて来られた吸血鬼達が閉じ込められていました。
不意打ちでコンジュラーを倒し、左手奥のレバーを引くと牢屋が開放され、次々と捕虜となった吸血鬼達が飛び出して行きます。
そのまま奥の部屋でコンジュラーと吸血鬼の戦闘が始まったようです。
相討ちでほとんどが死に絶えた中、かろうじて生き残ったコンジュラーを漁夫の利で仕留めます。
更に進んで行くと、またもやレバーのある部屋に辿り着きました。
(また吸血鬼が捕らえられているのかな|ω・)?)
見張りらしきコンジュラーを倒し牢屋に近づいてみると、ローブ姿の男が助けを求めてきます。
風貌がウラッグから聞かされていた元見習い魔術師そっくりだと思って眺めていると、案の定、男はオーソーンと名乗りました。
「アークメイジのアレンに頼まれて来たのか? 俺を助けるために?」
救いの手が自分に差し出されるものと信じて疑わないオーソーンにRioは首を振ります。
「あなたが大学から盗んだ本を取り返しに来たのよ(`・ω・´)」
「何? ほう・・・おお おお そうか 盗むべきじゃなかったのはわかっているさ バカな真似をしちまった もう二度としない しかし本ねぇ 本・・・どこにやったかなぁ 助けてもらえたら思い出すかもしれないなぁ」
ずいぶんと調子のいい元見習い魔術師もあったもので。
どうしようかとRioがチラリとヴィルカスに視線を飛ばすと。
「死体から盗む方が簡単だとか 山賊どもの名言にもあったな」
すらりと右手でグレートソードを抜き去り、鉄柵越しで構えて見せるヴィルカスの様子に、身震いしながらオーソーンは慌てて命乞いを始めます。
「こ・・・ここに本はないんだ 本当さ! ここから出してくれれば見つけるのに手を貸してやる 頼む! お願いだ た・・・助けてくれぇっ! 殺さないでくれ!」
「えっ 盗んだ本は手許にないのΣ(・ω・´)!?」
「もう持ってない 彼女が持って行った 召喚者だ 俺はそいつに閉じ込められたんだ」
ヴィルカスの合図でレバーを下げたRioが驚いてオーソーンに問い返します。
その途端、胸ぐらを掴まれグレートソードの刃を首にあてがわれたオーソーンは、生唾を呑み込みながら血走った目を泳がせました。
「実験に使う準備ができるまで あの裏切り者の召喚者は俺をここに放り込んだ 本を盗られて囚われの身になっちまって その上 同じ大学のメンバーに斬り殺されるなんて 俺は・・・俺はどうしてこうついてないんだっ!」
(仲間を裏切って、本を盗んで逃亡しておいてついてないとか言われても|ω・) コラコラ)
上ずったオーソーンの声が泣き声に変わりかけたところで、Rioはヴィルカスの右腕に手をかけ、剣を下げてくれるよう無言で頼んだ。
するとヴィルカスもまた無言のまま大剣を鞘に納めた。
「おお・・・た 助けてくれるのか? あんたは命の恩人だ ありがとう 来てくれなかったら奴らに何をされていたか わかったもんじゃない」
命乞いの甲斐があったと喜び勇んで、オーソーンはここから出る手助けをすると申し出ます。
巻き添えでせっかく拾った命を捨てる羽目に陥っては気の毒だと判断して。
Rioはオーソーンの申し出を断るのでした。
しかし尚、それならせめて静かに隠れて後ろからついて行くと食い下がるオーソーンに、とにかく一刻も早く安全な場所に避難するよう促すRioなのです。
最終的に出口に向かう元見習い魔術師の気持ちを変えたものが、Rioの説得によるものなのか、ヴィルカスの再び滑らす刃鳴によるものなのか、判断に困るところなのでした。

※オーソーンの同行を断る選択肢で「今すぐ目の前から消えないなら この手で殺してやる」というものがあるのですが←この台詞もかなり凶暴ですが、動画で見せていただいた中にこのセリフがありましたので確認いたしました(´・ω・`;A)、こちらのセリフに対するオーソーンの返事もまたすさまじく、「ただ力になりたかっただけなんだ! 召喚師にメチャクチャにされちまえばいいのに!」だそうです。BethesdaさんのゲームのRPGって、売り言葉に買い言葉の応酬がおもしろいですね( ●≧艸≦)

その後も魔術師達の抵抗は激しく、何人ものコンジュラーに行く手を阻まれたが、時に不意打ちで先んじて仕留め、時に乱戦で片をつけて。
ついにゆるやかな螺旋階段を上った扉の先に召喚者らしき姿を認めた。
「そう あなたが押しかけて来て私の研究を台無しにしたのね お会いできてとってもうれしいわ」
円形の広間中央、窪んだ台座の前にひとりの女性が佇んでいた。
「あなたの名前は(゚ー゚*?)」
「名前なんてもう問題じゃないわ どうせ召喚者って呼ぶつもりでしょうから」
「大学の本はどこ?」
「あなたはアレンの取り巻きの一人ってわけ? 残念ね ここまで来られるなんて なかなか見所があったのに」
召喚者を名乗る女性からはアークメイジであるサボス・アレンに対する嫌悪が感じられた。
しかし、こんなさびれた砦で隠れるように細々と研究を続けているところを見る限り、明らかに彼女は魔術師同士の勢力争いにおける敗北側であろう。
「頼んでも返してもらえないかしら(゚ー゚*?)」
戦闘で雌雄を決して本を取り返すのもひとつのやり方ではあるが。
虚勢を張る召喚者からはわずかに動揺が見てとれた。
弱みにつけこむようで気は引けつつも、彼女の同士達をほぼ全滅させてここに辿り着いたという事実を盾に本を返す気はないか、やや強引に交渉に持ち込むRioなのです。
「脅そうっていうの?」
「そんなつもりはないけど お互いを傷つけ合うよりマシな方法を探してるだけよ 何より・・・」
一呼吸おき、Rioは少し困ったように眉をひそめて。
「あなたの研究を咎めだてできるほど こちらは魔法に精通していないし ましてや人を裁けるほどできた人間でもないのよ」
大学から分派したなれの果てとはいえ、それなりの魔力も知識も備えた魔術師達をことごとく撃破し、最奥まで辿り着いておきながら、一戦交えるでもなくそんな資格もないと言うRio。
奇妙な来訪者にどう応えるべきか。
真意を探るため。
Rioを見定めようとする召喚者は、やがて視線をはずし。
「大学からあいつが持ち出して来た本は3冊よ さっさと持ち帰るがいいわ そして二度と邪魔しに来ないで」
臨戦態勢を解いて退きます。
“アルテウムについて”と“アイレイドの最後の王”そして“涙の夜”の3冊を手に入れると、Rioは去り際の挨拶代わりに召喚者の横顔を一瞥し、踵を返して去って行くのでした。

頼まれていた本を手にアルケイナエウムを訪れたところ、ウラッグがしかつめらしい顔つきでRioを出迎えました。
「お前自身も無事でなによりだ 一通り読んで何か関連のある部分を見つけたらミラベルに知らせよう」
さらりと謝辞を述べ、それから“涙の夜”を読んでみたかと問いただします。
うなずくRioに、それならば話は早そうだと続けます。
「おもしろかっただろう?」
「これがよくできた作り話なら気が楽なんだけど(´・ω・`;)」
ドラノア・セレスはその著書“涙の夜”において定説とは異なるひとつの推測をうち出した。
涙の夜に生じたエルフの奇襲は単純な領地争いではなく、サールザルに眠る強大な秘密を奪い合っての闘争ではなかったのかと。
イスグラモルもまたサールザルの地下に眠る力について何か知っていたのではないか。
わかっていて、その力を封印するべくエルフ達に報復を行うという名目で挑み討ち破ったのではないか。
アンダー・サールザルで見つかった宝玉が地下に眠る力であり、古代ノルドとエルフが命を賭けて奪い合うほど重大な意味のある物だったとしたら。
興味深そうに片眉を上げて。
Rioの推測に耳を傾けるウラッグは、すべてを聞き終えると次なる指示を与えます。
「なるほど そこまでわかっているならこちらから何か語る必要はあるまい この書物による暗示をトルフディルにも知らせておいた方がいい」
偶然が重なったとはいえ、隠してあった秘密を衆目の下に曝け出してしまった事実は消せない。
せめて秘宝の謎を解き明かし、危険であると判断されれば、もう一度封印し直す努力はしてみよう。
知り得た情報を伝えるため。
トルフディルの許へ急ぐRioなのです。



以上、ウィンターホールド大学メインクエスト第3章『猛勉強』でした。

召喚者との問答で、召喚者を完全に怒らせてしまえば戦闘になります。
説得が上手く運べば召喚者と争うことなく本を取り戻すことができ、その代わり鍵付の奥の部屋に入ることは叶いません。
奥の部屋の鍵は召喚者が持っているようですがスリもできず、殺して奪う以外方法がないそうです。
うろ憶えですが、エルフキャラは話術が低く戦闘になり、ノルドキャラは話術が高く説得に成功したような気がしますので、成功した様子をストーリーとして採用させていただきました。
とはいえ、どのような会話内容だったかはまったく記憶になく、
「わからないなら創作しかないよね(`・ω・´)シャキーン!」
と開き直りな創作となっております。
奥の部屋には“狼の女王・第8巻”がありますので、こちらの本狙いの方は召喚者を倒して鍵を奪ってください。

サイジック会や涙の夜に関する書物は“涙の夜”、“人類の誕生以前”を、サールザルに関する情報は“サールザルの没落”、“ノルドの反逆”、“帰還の歌第2章”、“帰還の歌第7章”、“帰還の歌第56章”、“ダイナス・ヴァレンのメモ”、“オークの素性”、“アージダルの転落”などをご覧くださいませ(小桜も未だ全てを読んではおりません(´・ω・`;A))。

オーソーンがウィンターホールド大学から持ち出した本は全部で3冊で、タイトルは“涙の夜”“アイレイド最後の王”“アルテウムについて”です。

“涙の夜”はウィンターホールド大学メインクエストと関わりの深い本で、アンダー・サールザルで見つかったオーブの重要性が示唆される内容となっております。

“アイレイド最後の王”はシロディールの首都にある白金の塔をアイレイド=有史以前の神話時代のハイエルフから人間が奪いタムリエル大陸における人間の帝国を創り上げて後の第1紀498年のアイレイド期終焉までが記されております。
アイレイド最後の王の墓がネナラタという場所にあるとされていますが、こちらは既にTESシリーズで以前に触れられているのか、今後触れられていくのか謎です。
アイレイド最後の王の名前についても触れられておりませんので、次回TESⅥはもしかすると舞台がサマーセット諸島になるかもしれませんねワクo(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワク

“アルテウムについて”はサイジック会の本拠地である消えては現れる不思議な島、アルテウムについて記されております(前回の『アンダー・サールザル』のあとがき(゚ー゚*?)にアルテウムについて少しφ(・ω・ )かきかきしてありますので、そちらをご覧くださいませ)。

以上3冊の内、『猛勉強』でもっとも鍵となったのは“涙の夜”だと思われますが、恐らく他の2冊もサールザルの地下に眠る宝玉の正体について知りつつもエルフ達がなぜ手を出せる状況になかったのか、第3者的な不思議な魔法使いの集団サイジック会について、3冊とも読んでおけば、もっと楽しめますよ~というつもりでBethesdaさんが抱き込みでわざと付随させたのではないかと思われます。
更に詳しく知りたい方は是非、上記の3冊をゲーム内で入手後、ご一読ください。

今回のタイトル『猛勉強』は実は今もタイトルとクエスト内容があまりピンとこないもののひとつです。
アンダー・サールザルと“涙の夜”について本奪還も含めて勉強したという意味合いで付けられたタイトルでしょうか?
Rioにとっては、あまりにもスキル的に低過ぎる魔法を見直す機会を得、数ヶ月という時間を経て回復魔法だけはLv50オーバー、他の魔法は20~50近くまで少しずつ上げて行くことができたのかな~?というほどの勉強量でしかないのですが(´・ω・`;A)
実践でも回復魔法以外はほとんど使わず、シャドウメアにHPを削りきらない程度の破壊魔法の火炎を、ヴィルカスに幻惑魔法の挑発をかけてコツコツ上げていました。
マジカに余裕がある時にイリナルタの深淵前やリフテンのラグド・フラゴンの貯水池入り口などで練習のような形で使っただけなのです。
魔法をあまり使いたくなかった一番の理由はFF=フレンドリーファイアが面倒だったからというのがあります。
ちなみに幻惑魔法の挑発は敵対しませんので、味方や召喚精霊などにかけても大丈夫です。

次回Skyrimはウィンターホールド大学メインクエスト第4章『善意』をお送りします。
ネタバレ・妄想・創作など含まれると思いますが、「それでもOK(`・ω・´)シャキーン!」とおっしゃる方のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・アンダー・サールザルΣ(・ω・´)

ウィンターホールド大学に入学を許されたRioは初めての授業に参加します。
他の同期の学生達に比べて魔法の知識も意欲も劣っていることに気づき。
当初の目的であった上位回復魔法の入手と平行して。
サールザル遺跡での魔法実習に参加することにしたのでした。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を多分に含みますので、「そ~いうのは苦手です(´・ω・`)ショボ~ン」とおっしゃる方はスルーしてやってくださいませ。


ウィンターホールド大学メインクエスト第2章『アンダー・サールザル』

「スカイリムで大学ってのはちょっとばかり変わった存在なんだ ここで魔法は好まれないからな あんたも初めてかい? ノルドは自分だけかと思ってたからうれしいよ」
トルフディルが去った後、同じノルド種族ということに親しみを感じたのか、オンマンドがRioに近づいて来ます。
「確かにこの大学にノルドは少なそうよね(-ω-;)」
学内を案内してもらう間も授業を受けている時もノルドらしき人間はオンマンドとトルフディル先生以外見受けられませんでした。
「ノルドっていうのは本当に頭が固い 比喩だけではなくて実際にね ほとんどが魔法を避けているよ 頭越しに物理で繰り出して頭蓋骨へヒビを入れるのに使えないものには大半のノルドが関心を持たないんだ」
(なんだか耳が痛いです(´・ω・`;A))
そういえば同胞団の入団試験でもヴィルカスに魔法攻撃したら怒られたっけ。
チラリと後ろを振り返ると、腕組みをしてオンマンドの言葉に耳を傾けるヴィルカスの姿がありました。
魔法はエルフなどの腕力の弱い種族向けのものと捉えられがちであるが、それは違うとオンマンドは語ります。
それからRioとヴィルカスを交互に眺め、そのいでたちなどから二人が典型的なノルドの戦士であることを悟り。
「悪気はないよ もちろん」
付け足すように謝罪します。
気にしないでと首を振ってみせるRioに、オンマンドもぎこちない笑顔で返します。
魔法を学ぶ大学入学など死刑宣告かそれよりひどいと考えている家族と離れて飛び出して来たことを、彼は少しも後悔していないようでした。
オンマンドの視野は広く、今、最も警戒すべきは魔法を自在に使いこなせる連中の集まりであるアルドメリ自治領であると睨んでるようです。
その懸念が総じて間違いのないことをRioは追々さまざまな場面で知ることとなるが、この時はまだ漠然とした不安としてしか認識されず。
オンマンドとの会話が途切れるのを待って、今度はカジートのジェイ・ザルゴが話に加わった。
「ここは初めてだね?」
コクリとうなずくRioにジェイ・ザルゴは質問をします。
「熟練者レベルの破壊呪文はもう習得したかい?」
ぶんぶんと首を横に振るRioに、カジートは残念だと言葉を添えます。
とても向学心のある生徒らしく、もっと強い魔術師にしてくれる何かを見つけたいと願っているようです。
しかし、強い魔術師にしてくれる何かはできればポケットに収まるぐらいの小さな品が良いらしく、なくなっても気づかれないぐらいがいいともつぶやきます。
(それって盗むの前提のお話では(○´゚ω゚`)?)
所々にユーモアなのか本気なのかわからないセリフを織り交ぜるジェイ・ザルゴに思わずRioも和んでしまいます。
とはいえ、何もこんな魔法嫌いのノルドの故郷にある大学を選ばなくても他にもっと学ぶのに適した場所があるのでは、と問うRioに。
「シロディールの魔術師達は政争に明け暮れているし サイノッドとウィスパーズの大学は秘密を守るのに忙しくて教育どころじゃないんだ」
うんざりしたようにジェイ・ザルゴは肩をすくめます。
ウィンターホールド大学は第一志望ではなかったものの、政争がなく学業に専念できそうだと彼は考えたそうです。
「ジェイ・ザルゴが大成するとしたらここだよ」
大成すると言い切るカジートの同期生は、魔法の技量、魅力、強い意思などなどに絶対的な自信があるようでした。

※ジェイ・ザルゴはフォロワーに採用した場合、熟練者レベルどころか素人レベルの雷撃しか使ってくれないのです。レベル制限はなく破壊スキルも高いのに初期の雷系魔法しか使ってくれないにゃんこですが、とてもかわいいので、「大成しなくてもいいかな・・・」という思いで大学ではいつも眺めてほっこりしています。カルジョもそういう意味ではとてもかわいいのですがキャラバン移動しているので、なかなか捕まえられないのがネックです。カジートキャラでプレイしているSS見せていただいたのですが、カルジョと並んだ後ろ姿のシッポx2がキュ~ト過ぎて思わずカジートプレイしたくなりました(〃▽〃)♪

ウィンターホールドから南西に少し行った所にサールザルはありました。
Rioが駆け寄るとトルフディルが待ちかねたように迎えながら遺跡に入るよう促します。
遅れた理由は回復魔法を教えてくれるというコレット先生を探し回っていたせいだったのですが、結局見つからず。
未だ見習いレベルの回復呪文に物足りなさを覚えるRioなのです。
サールザルでの探し物は何なのかと問いかけると好奇心に満ちた瞳を輝かせてトルフディルは答えます。
「すべてさ! おもしろそうなものは何でもだ だから私はこの場所が気に入っているんだ 何が見つかるか予想もつかないのだから」
それから少し真面目な表情に戻り、こうも付け加えました。
「そしてもし魔法が危ないものに成り得るという教訓が一人でも多くの生徒に伝わってくれたらと思うよ」
未知の探索に心躍らせながらも、便利で強力な魔法は使い方を誤れば身を危うくすると、できる限り生徒を傷つけることのない実体験で教え導きたいと思っているようです。
このサールザルの遺跡には今までに見たこともない魔法の封印が施されているということで、興味が尽きないと変性学の権威は語ります。
トルフディルについて遺跡を進んで行く途中でブレリナと合流です。
ブレリナはダークエルフ種族であり、彼女の祖先の中には魔法に没頭した人物も多く、ウィンターホールドにもかつては彼女と同じダンマーが大勢いたという。
彼女の故郷モロウウィンドにも、このように魔法で封印された遺跡がたくさんあるとも教えてくれた。
「ここの採掘が認められたとは驚きだ」
細い通路を進んで行くと先行するオンマンドの声も聞こえてきます。
サールザルはノルドがスカイリムに定住した一番最初の土地のひとつで最大の移住地でもあったとトルフディルが説明してゆきます。
サールザルでイスグラモルと彼の仲間が定住し始めた頃に起こった“涙の夜”。
エルフによるノルド大虐殺が行われたその夜の理由は遠い歴史の彼方に埋もれ明らかにされることはありません。
エルフ族が突如アトモーラから現れた人類種であるノルドをタムリエルから追い払うために行われた殺戮であると、一般的には考えられているようでした。
「エルフ達によるかの有名な略奪“涙の夜”が起こったこと以外 サールザルで何があったのかは知られていない」
だからこそ発掘した魔法の施された遺産や建築物などから、昔日ここで何があったのかを学ぶ必要があるとトルフディルは考えているようです。
通路を抜けた後、木で作られた粗末な螺旋階段を下りて行くと、未だ発掘の終わっていない作業場のような場所に到着です。
早期の文明と使われていた魔法について学べる良い機会だと、変性学の権威はおのおのに発掘や探索作業を指示します。
Rioには発見された物について記録を取っているアーニエル・ゲインの手伝いをして欲しいと頼み。
了解の旨を伝えて早速駆け出すRioに、転ばぬよう足元には気をつけなさいと注意を促すトルフディルでした。

案の定つまずきかける相棒を背後から抱きとめて、非難のこもるため息をもらすヴィルカスに、赤くなりながら失敗を取り繕うRioなのです。
「随分とドジな助手をトルフディルは回してくれたものだな」
既に見つかった発掘品の分類をしつつ声をかけてきたのはアーニエル・ゲインのようです。
仕事の邪魔をしないように必要と思われる物を見つけたら届けてくれと要件だけ述べて、アーニエルはRioを追い払います。
「北を見てきて欲しいって(*・ω・)つ」
「また転んで発掘物を壊すなよ」
そんなに何度も転ばないよと唇をとがらせて魔法のアイテムを探し回るRioなのです。
土砂に埋もれた魔法の指輪などを幾つか見つけ、ふと前方左手に視線を飛ばすと棺桶なのか扉なのか奇妙な造りのレリーフにアミュレットが引っかかっていることに気づきました。
(これも魔法付呪品かな(゚ー゚*?))
アミュレットをRioが手にした途端、後方を歩くヴィルカスの眼前で鋭い切っ先が唸りを上げて跳ね上がり、通路が遮断されてしまいました。
身構えて鉄柵を凝視するヴィルカスの視界の先でアミュレットを手にRioが振り返ります。
「え? 鉄格子? さっきまでこんなものなかったのにヾ(・ω・`;)ノ」
「剣でへし折れるほど単純な造りではなさそうだ そっちに解除できそうな物は見当たらないか?」
不安げな表情を浮かべて首を振るRioを鉄柵越しに見てとり、ヴィルカスも解除装置を探し始めます。
すると鉄格子を挟んで更に遠方にトルフディルが姿を現しました。
「この騒ぎはなんだ?」
「あの・・・突然 この鉄格子が通路を遮ってしまって・・・(´;ω;`) トオセンボ サレマチタ」
一体どうしたらこんなことになるんだと眉をひそめるトルフディル。
自分でもどうしてこんな状況になってしまったのか説明のしようのないRioもしょんぼりとうなだれます。
「この先のアミュレットをはずしたのがいけなかったのかな」
独り言のようなRioの言葉を聞き取ってトルフディルが思いついたように助言します。
「アミュレットだって? ふうむ・・・ではそいつを装備してアミュレットを活性化させるような行動を試してみてはどうかな?」
(さすがは先生です+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆)
トルフディルの提案を受け、手にしたアミュレットを眺め、その効果を確認してから首にかけると。
先ほどアミュレットを取り外した辺りから朱色の気が陽炎のように立ち昇っていることに気づきました。
(アミュレットの効果は呪文の消費マジカ3%低下(`・ω・´;))
マジカ低下なら魔法呪文に関わる行為かと当たりをつけ、Rioは破壊魔法の火炎をアミュレットがかかっていた場所に向かって放ちます。
すると魔法を受けた壁は崩れ落ち、新たな通路が現れました。

※サールザルのアミュレットが置かれていた壁に撃ち込む魔法は攻撃力の無い灯明などの魔法でもOKだそうです。「そんな簡単に開いてしまっていいのだろうか?」という疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか|ω・)?

トルフディルについて崩れた先の通路を通り小さな部屋に足を踏み入れた瞬間、周囲が歪むような奇妙な感覚に囚われます。
「待て 魔術師よ 我が名はネリエン よく聞くんだ 避けられない一連の出来事をお前が引き起こしたのだ」
(これは幻影・・・((((;´・ω・`)))? ナンダカ リオノセイ トカ イワレテルシ)
「審判はまだ下されていない これからのお前の行動 そして来るべき危険にどう対処するかで審判が下されるだろう」
審判などと言われ、自分が何をしたのか目をパチクリさせるRioにネリエンは真剣な声音で訴えます。
「こうして警告するのはサイジック会がお前を信じているからだ お前なら 魔術師であるお前なら最悪の事態を防ぐ事ができるかもしれない」
そう言い残してネリエンは煙のように消えていきました。
「今 何か奇妙な感じがしたが」
幽霊なのか亡霊なのかわからない人物が現れ話しかけて来たと説明するRioをまじまじと見つめ、トルフディルは考え込むのでした。
トルフディルにはなんらかの気配は察知できても、ネリエンの姿や声までは確認できなかったようです。
後ろを振り向くとヴィルカスも不思議そうに成り行きを見守っています。
(ヴィルカスにもネリエンは見えてなかったんだ)
ともかく今見た詳細を教えてくれと頼むトルフディルに、Rioはサイジック会を名乗る男がこの先に危険が待っていると告げた事などを伝えました。
迫り来る危機については予想もつかないとトルフディルも首を傾げ、しかし、サイジック会については多少の知識は持っていると穏やかな声で応えます。
サイジック会は帝国の時代の更に前に活動していたとても強力な魔術師達で、彼らの教義は秘密に覆われていたという。
百年以上もの間、サイジック会員を見た者はおらず、彼らの本拠地であるアルテウム島の聖域も彼ら同様忽然と姿を消したともいう。
(島ごと消えちゃうなんて、とんでもない魔術師達では((((;´・ω・`)))!?)
そこへ突如ドラウグル・ワイトが乱入し、会話は中断された。
誤爆を避けて攻撃魔法からダガーに持ち替えて戦うRioの背後にもう一体、ドラウグル・ウォーカーが忍び寄ります。
が、すばやくRioの背後に割って入るヴィルカスがウォーカーに強烈な一撃を叩き込み。
その間にトルフディルと共にワイトを仕留めるRioでした。
レバーを引き、奥に進む3人の行く手を阻むように、次々にドラウグルがシャウトを伴う襲撃を仕掛けて来ます。
トルフディルの破壊呪文に助けられて横合いからダガーを奮うRioに、魔法の軌道内には入らぬよう重ねて注意が申し渡されます。
ノルドの遺跡では見たことがない棺だと興味深そうに眺めては止まるトルフディルは、この辺りを調べたいので先に進んで欲しいと告げました。
コクリとうなずくRioは隠密体勢を取り、警戒しながら進んで行きます。
床に記された魔法文字をうっかり踏み抜いてしまうと爆発が生じて大ダメージを食らうようで。
丸焼きで死亡するところを間一髪で凌ぎ、回復魔法を駆使しつつ、ゆっくりと歩を進めるRioなのです。
「やっぱり上位の回復魔法を手に入れておくべきだったかもヾ(・ω・`;)ノ」
「今は生きて帰ることに専念しろ」
ドラウグル・デス・ロードの攻撃は強く防御は硬く。
気を緩めればこちらもドラウグルの仲間入りしそうな状況に、接戦を繰り広げた末なんとか敵を沈めました。
(今のドラウグルが使っていたHaal Viikってシャウトを浴びたら、持っていた武器が吹き飛んでいった(´・ω・`;A)!)
当時、ほんのわずかばかりのシャウトを憶えた程度のRioにとって、Haal Viik=武装解除、つまり戦う相手の武器を弾き飛ばすなどという恐ろしいドラゴン語についての知識はなく。
サールザルは内装が特殊なばかりかシャウトについてもクセのある遺跡であることは間違いないようでした。

回転装置の付いた柱の絵合わせに当惑し、うろうろとあちらこちらをさまようRioに、ヴィルカスが装置の背後にわずかに見える絵柄がそうじゃないのかと助言を与えます。
「本当だ ぜんぜん気づかなかった(〃▽〃)」
うれしそうに装置の背後に隠れる絵を覗き込む相棒の様子を眺めながら、ヴィルカスもほっとひと時、笑みを浮かべます。
道中をドラウグル達に苦しめられつつも進んで行くと、再度、絵合わせの柱が二人を待ち受けていました。
(今度はシンプルに答えが真上に描かれているわね|ω・))
左右に2つずつ並ぶ合計4つの柱の前後左右をまずは観察するRioなのです。
罠を警戒しつつも、ひとまず柱の装置を動かしてみます。
4ヶ所の柱はそれぞれ1ヶ所を動かすと3ヶ所同時に、または2ヶ所、もしくは1ヶ所、そして単独で動くという特徴を持つ連動式となっているようです。
ということは・・・
3ヶ所同時に動く柱をまずは絵合わせしておいて、次は2ヶ所、1ヶ所、最後に単独の柱を合わせて。
「これでOK(`・ω・´)シャキーン!」
意気揚々とレバーを引くRioの前で鉄格子がゆっくりと解除されてゆきます。

※アンダー・サールザルのクエストを行っていた当時はまだソリチュードクエストが終わるか終わらないかの頃で、装備はドロップ品&スキルも適当&難易度Nomal&Lv30~40でしたので、盗賊ギルドクエスト終了地点での完成度の高い装備やスキルやVery Hardのような難易度での戦いはできませんでした(〃´・ω・`)ゞ

先へ進もうとステルスを開始したところにトルフディルが追いついて来ました。
棺における調査はあらかた終わったようで、ここからは3人の探索に戻ろうということでした。
前方の扉を開けると、広間の中央に緑色の靄のようなものに包まれ浮遊する巨大な球体が現れました。
「おお あれを見よ! このような物を発見するなどと夢にも思ったことはなかった なぜこのような物がサールザルの深部に埋められているのだ」
もっと近くでオーブのような丸い物体を観察しようと。
階段を下りて行くトルフディルの前方に立ちふさがる何者かの影がありました。
襲い掛かってくる一際大きなドラウグルに驚き、シールドを張ると同時に破壊魔法で対抗するトルフディルです。
しかし、一向に敵の体力が減る気配はなく。
「何も効かないようだ! 攻撃の手を休めるな 力を吸収してやる!」
トルフディルもドラウグルの不思議な防御力に脅威を感じつつも、同時に打開策を考えているようです。
やがて緑の靄にこのドラウグルが無敵である理由があるのではと気づいて。
トルフディルは球体を包む緑色の気体を取り除きにかかります。
オーブを取り巻く緑色の霧が消えるとようやくドラウグルにダメージが入るようになりました。
そのまま、たたみかけるようにヴィルカスと共に集中攻撃を加えると、呆気ないほど簡単にドラウグルは崩折れました。
倒れたドラウグルはゴールドール・アミュレットの一部と封印の書なるものを所持しているようです。
どうやらこのドラウグルは名をジリク・ゴールドールソンと言い、いわく付きのアミュレットと共にここに封印されていたようです。
ゴールドールのアミュレットと封印の書も気にはなるけど。
中央に浮かぶ巨大な球体が何であるのか。
その正体は掴めないものの、不気味な予兆を感じてRioは我知らず後ずさりします。
「お前なら 魔術師であるお前なら 最悪の事態を防げるかもしれない」
サイジック会の男、ネリエンの言葉を思い出しつつ。
「もう魔術師見習い以下の存在だからなんて言っていられないのかも・・・」
禍々しい威容を誇るオーブを見つめるRioは慄き息を呑むのでした。



以上、ウィンターホールド大学メインクエスト『アンダー・サールザル』でした。

サイジック会はサマーセット諸島のアルテウム島に暮らす魔術の探求者達で、マジカを利用する魔法とは異なる古の法という魔法を用いる組織だそうです。
争いを好まないためタムリエルの進出に積極的なサルモールの政策などには反対の立場を取り、アルテウム島ごと姿を消しているというのが現状のようです。
この辺りの設定はケルト神話の“沈める都の伝説”=海に沈んだイスの島などが思い出されます。
イスの島の物語はそこに住まう民や建造物はそのままで何世紀も経て忽然と姿を現すなどロマンにあふれ、想像力がかきたてられる伝説です。
アルテウム島が消えた種明かしは一切記されておりませんので、イスの島とは異なる仕組みなのかもしれませんが、今後、アルテウム島とサイジック会がTESシリーズにおいてどのような立場や役割を果たしていくのかも気になるところです。

ジリク・ゴールドールソンが持っていたゴールドールのアミュレットと封印の書は別クエストの開始アイテムでもあり、こちらは後日『禁じられた伝説』にて別ストーリーとして描いてみたいと思っております。
『禁じられた伝説』はこちらもうろ憶えですが、遠い過去の大魔術師の秘宝ゴールドールのアミュレットを巡る国を巻き込んでの魔術師一家のお家騒動の物語で、アーサー王物語調と申しますか、シェークスピア調と申しますか。
「まさに王道のトレジャーハンティングなクエスト+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆!」
というストーリーだったような記憶があるのですが・・・駆け足でクエストを通り過ぎた弊害がここにも。

今回、魔法大学クエストラインをφ(・ω・ )かきかきするに当たり、プレイ動画を見せていただいたり、自分自身でできるところは追跡プレイしてみようとは思っているのですが、あらためてこの『アンダー・サールザル』を調べてみますと、“涙の夜”についてはトルフディル先生がサールザル遺跡に入る折に少しだけ触れる程度で、しかも、
「エルフ達によるかの有名な略奪“涙の夜”が起こったこと以外 サールザルで何があったのかは知られていない」
というセリフのみでした。
この言葉がまさか今後の大きな伏線になっていくとは、字幕のなかった当時はまったく予想できないどころか記憶にも残っていないという体たらくでした。

Skyrimだけではないのかもしれませんが、TESシリーズは世界観やタムリエルの歴史や人種間の抗争、神々の意味と意図、ギルドや団体の力関係などがわかっていることを前提にしたクエストも多く、それがわからないでこなしていると本当の意味でのテーマや重要性に気づかずに、クエストで指示されたことを機械的に辿り、本質がわからないまま終わってしまうという落とし穴がたくさんあるように思われます。
一通りゲームを終えた後は、是非、今度はゲーム内書物やSkyrimに生きるNPCなどの言葉をゆっくりと見聞して、大型RPGとしての世界観を味わってみるのもよいのではないでしょうか。

次回Skyrimはウィンターホールド大学メインクエスト第3章『猛勉強』をお送りします。
多数の登場人物や魔法に関する知識に説明、人間関係に歴史などなどが入り乱れるこのシリーズでは脱線したくてもあまり脱線している余裕がないということで(「それでいい!」とか言われちゃいそうですが(´・ω・`;A))、妄想&創作部分は減ると思われますが、その分、ネタバレは満載となります。
それでも、「ネタバレも妄想も創作もドーンと来い(`・ω・´)シャキーン!」とおっしゃる方のお越しを心よりお待ち申し上げております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・初めての訓練(*・ω・)

ひょんなことからウィンターホールド大学に入学することになったRio。
ダガーと弓の扱いには慣れていても魔法に関する知識も技術もさっぱりなのです。
これからのトレジャーハンターは魔法も使えないとね!
好奇心いっぱいで魔法の世界に飛び込んだRioを待ち受けるものは?



今宵も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

恒例のネタバレ・妄想・創作が多々含まれると思われますが、「ネタバレ・妄想・創作ふざけるな(`・ω・´)!」とおっしゃる方はスルーしてやってくださいませ。

ウィンターホールド大学メインクエスト第1章『初めての訓練』

きっかけは回復魔法の上級書が欲しかったから。
そんな軽い気持ちで訪れたウィンターホールド大学。
「ここが入り口かな|ω・)?」
ウィンターホールドの町を通り抜けて、その奥にそびえる石造りの尖塔に向かいます。
荘厳ではあっても、あちらこちらに倒壊の跡の残るウィンターホールド大学内に初めて足を運んだのは、今から半年以上も前のことです。
ソリチュードとホワイトランでの幾つかの依頼を受ける過程で、Rioはそろそろ上位に当たる回復魔法が欲しいと思い始めていたのでした。

壁のない古風な造りの回廊を歩いて行くと、ハイエルフの女性が立ちふさがります。
「お待ちなさい ここはスカイリムの魔術師達の安寧の地 知恵とアルケインの探求のための場所 許可のない者を通すわけには参りません」
「あなたは(゚ー゚*?)」
「私は大学の知識を求める者の手助けをするのが役目です そして必要とあらば害を与えようとする者を阻止します 心してください」
ファラルダと名乗るハイエルフは丁寧な言葉遣いと落ち着いた物腰で対応しながらも、不審者は決して通さないという強い意志が感じられます。
呪文書を求めて大学を訪れたとRioが告げると。
その様子に偽りはなさそうだと納得はしてくれたものの、部外者に呪文書は与えられないと断られてしまいます。
「では どうすれば(´・ω・`;) ?」
「そうねぇ」
Rioをしばらく物色するように眺めて。
やがてファラルダは知性を湛える瞳をキラリと光らせました。
「大学の生徒ってことなら あなたはあなたに相応しいレベルの魔法の呪文書を手に入れられるかもしれないわ」
というわけで、回復魔法の関連書物を手に入れるため、Rioはウィンターホールド大学への入学試験を受けてみることにしたのでした。
回復魔法の上位版が欲しいということなら、当然“治癒の手”は詠唱できるわよねと優雅に微笑むファラルダに。
すばやく治癒魔法を唱えてみせるRioなのです。
「大学のすばらしい新メンバーになれると思います ようこそ見習いさん 橋を渡って行きましょう 中に入ったらマスターウィザードのミラベル・アーヴィンと話した方が良いでしょう」
治癒の魔法に満足したファラルダは、先行しつつRioを大学の中心部へと導いて行きます。
雪の舞い散る回廊に備えられた大型の燭台に灯明の魔法を投げかけては、大学の壁にいかに多くの歴史と知識が蓄えられているのか。
それらがどれほど大切なスカイリムの遺産であるのかなどを切々と訴えます。
「たとえ知られることなく感謝されないとしても・・・」
そうつぶやくファラルダの声はどこか哀しげでした。
物理的な戦闘を好むノルドにとって魔法への関心は元々薄く。
大崩壊以降は殊更ウィンターホールド大学への風当たりは強くなっていました。
一年に及ぶ嵐がウィンターホールドの海岸に吹き荒れた大崩壊によって多大な犠牲を被ったウィンターホールドの町と民。
対して大学は大昔に敷かれた防御魔法により、大崩壊におけるほとんどの被害を受けることはありませんでした。
それがかえって民衆の恨みを買い、大崩壊を起こしたのは大学の連中ではないのかなど謂れのない疑いまでかけられ。
スカイリムで唯一無二の魔法の学び舎であるにもかかわらず、ウィンターホールド大学は民衆の不興を買わぬよう、ひっそり細々と肩身の狭い状態で魔法の研究がかろうじて続けられる程度の機関と成り果てているようです。
「まずはどこに行けばいいのでしょうか(゚ー゚*?)」
きょろきょろと辺りを見回すRioの問いに、ミラベル・アーヴィンの部屋は平静の間であると答えてファラルダは立ち去りかけ。
言い忘れていたと立ち止まり、Rioを振り返ります。
「ミラベル・アーヴィンはここのマスター・ウィザードですよ アークメイジのアレンが責任者ですが実際に運営しているのはミラベルです 覚えておいた方がいいでしょう」
重くなりがちな空気を払拭するためにファラルダは微笑みながら胸を張り。
最後に、破壊魔法について知りたいことがあるなら私を訪ねて欲しいと付け加えて建物の中へと消えて行きました。

平静の間なる場所を探しに行こうかというところで、中庭の片隅から何やら言葉を交わす二人の声が聞こえてきます。
「あなたはアークメイジの意向で招かれたこの大学の賓客です 意味はおわかりいただけますね」
「もちろんですとも アークメイジ様に感謝を」
眺めていると背の高いハイエルフの男性が慇懃な態度でブレトンの女性にかしずいているようです。
何事かをその男に言い含めた後、歩き去ろうとして。
ブレトンの女はふと前方で成り行きを覗うRioの視線に気づいたようでした。
「見かけない顔ですね」
「あ・・・ファラルダからマスター・ウィザードに会うように勧められてヾ(・ω・´;)ノ フシンシャジャ ナイデスヨ」
慌ててミラベル・アーヴィンという人物を探していると告げるRioに、自分がその探している人物であるとブレトンの女はしっかりとした口調で応じました。
「大学へようこそ また入学志願者ですか 最近は多くて驚くばかりですよ」
歓迎の言葉とともに簡潔な感想も添えて、制服とも言うべきローブなど一式をミラベルはRioに差し出します。
「着用義務はありませんが 袖を通してみれば今の格好よりしっくり来るかもしれませんよ 学内を一回り見学してもらってから最初の授業に参りましょう」
ローブを広げてもの珍しそうに眺めるRioに、その後の予定をてきぱきと淀みなく言い渡してゆくミラベルは、頭の切れる有能なマスター・ウィザードという印象です。
学内の案内が必要かと問うミラベルに、あたふたとローブをたたみながらうなずくRioなのでした。

「一際目立つのが元素の間です 講義や実習及び集会などは主にここで行っています 元素の間の上はアルケイナエウムで その上にアークメイジ居住区があります」
案内を行うミラベルに続きながら、迷いそうな構造の建物を理解しようと、目印になるようなものはないかと視線を巡らすRioなのです。
アークメイジとはウィンターホールド大学の最高責任者のようですが、重職ゆえに雑事に手が回らない事も多いという実情から日常業務はミラベルが処理しているようです。
地元のノルドとの問題が起きたため入学手続きが以前より厳しくなっていること。
達成の間は学舎となっているが、中では学生が勉強中だったり、細心の注意を要する実験を行っている可能性もあるため静粛にお願いしたいなどなど。
注意事項を受けながら次々とキャンパス内を案内されるRioなのです。
達成の間に入ってすぐ右側の小部屋がRioの部屋になるようでした。
「この部屋で寝起きしてもらいます こちらのベッドと机はあなた専用です 共同生活する仲間への配慮を忘れないで下さいね」
「大学生ってなんだかワクワクするね(〃▽〃)b」
ミラベルの説明を聞きながらうれしそうに割り振られた小部屋を歩き回るRioに。
「ジョルバスクルにも導き手として与えられた個室があるだろう」
もの好きを見るような眼つきでヴィルカスが返します。
「だって ほら いかにも大学生っていう感じがいいんじゃない(*・ω・)b アッタマ ヨサソーデ」
「雰囲気だけで実際に頭が良くなっているわけではなさそうだがな」
ヴィルカスの容赦ない正論に打ちのめされ、むぐぐ・・・と言葉を呑みこむRioにミラベルが次の部屋に向かうよう促します。
元素の間に入ろうという所で、先ほどミラベルと会話を交わしていたハイエルフの男と、Rioはすれちがいざまにぶつかってしまいました。
「ごめんなさい(´・ω・`;)」
反射的に謝るRioを冷たく一瞥して、ハイエルフの男はまるで下等な生き物を見るような眼差しで言い放ちます。
「まっすぐに歩くこともできないのか 私は重要な事項についていくつも考えなければならないのだ」
その男はサルモール所属のアンカノという名の魔術師で、ウィンターホールド大学の顧問として滞在しているようでした。
ムッして睨みつけるRioを鼻で笑い、アンカノは悠然と去って行きます。

元素の間ではちょうど授業が始まったところでした。
最初はトルフディルが指導教官になること。
以後、困ったことがあれば上級会員の誰かに相談するよう言い残してミラベルも立ち去るべく背を向けました。
(あ! 肝心なことを聞くのを忘れてた)
「新しい呪文はどこで手に入りますか?」
何とかミラベルを引き止めて、当初のウィンターホールド大学訪問の目的を達成しようと試みるRioなのです。
「それは学びたい呪文次第です ファラルダは破壊呪文の教官で その方面の訓練を担当しています」
入学の手続きを行ってくれた優雅な物腰のハイエルフ
の笑顔を思い出して、Rioはうなずきました。
また、フィニスはスカイリムきってのコンジュラーで、トルフディルは変性学のずば抜けた研究者、タムリエルでも一・二を争う権威だとミラベルは絶賛します。
「でも快く質問に答えてくれます 居場所を見つけて向こうに気づいてもらえたらの話ですが ドレビスは幻惑魔法について実に多くの事を教えてくれるかと 後もう一人 コレットという女性がいます この人は・・・多少協調性に欠ける部分もありますが 回復魔法にかけては大変博識です」
冷静な分析の中にもさらりと紹介相手の欠点も付け加えるミラベルの端的な説明に感心しつつ、Rioは彼女の言葉を心に留めてゆきます。
(回復魔法はコレット先生ねφ(・ω・ ) キョウチョウセイニ カケルッテ ドンナカンジ ナノカナ?)
「この大学はあくまで魔法を自由闊達に研究実践する場です ただ できることなら研究で発見した知識を最初に大学の会員と分かち合って下さい ここではそうやって助け合っているのです また やむを得ない重大事でない限り アークメイジを煩わせないようお願いします」
御意を示し、ミラベルに別れを告げて元素の間に入って行くと、トルフディルが新しい学生であるRioに向かって話しかけてきます。
「ようこそ ようこそ! たった今授業を始めたばかりだ」
ミラベルが語って聞かせてくれた通り、トルフディルは深い知性を秘めた眼差しの温和な年老いた先生でした。
トルフディルの周りには講義を受ける受講生で賑わっています。
「以前にも言ったように魔法が何かをまず理解しなければならない 魔法とは気まぐれで危険なものだ 魔法を制御し支配できなければ自分の身を滅ぼすだろう」
以前にも言った内容を繰り返す辺り、新入生のRioを気遣っての講義なのか。
しかし、そんなトルフディルの前置きなど聞き飽きたとばかりに周囲の生徒からはブーイングがもれます。
魔法が危険なものであることは十分理解している上、もしも魔法を巧く扱えなければここにはいないはずだと。
自分の意見をしっかりと伝えるブレリナは愛らしい声音のダンマーの女性のようです。
そんな彼女に、トルフディルも生徒達に間違いなく生まれながらの才能があることはわかっているとうなずきます。
言いたいのは本当の制御や魔法を支配できる力があるかどうかということで、魔法を本当の意味で使いこなすには何年・何十年もの修行と学習が必要になると続ける変性学の権威に。
「それなら何をもたもたしてるんだ?」
ジェイ・ザルゴと名乗るカジートが授業の進行が遅いと野次を飛ばします。
「まあ待ちなさい 熱意の中にも慎重さが必要だ さもないと大惨事になるだろう」
「先生は俺達に何ができるかわかりもしないで慎重になれと言う 実力を見せるチャンスくらいくれてもいいだろう?」
次にトルフディルに食ってかかったのは魔法大学には珍しいノルドの青年、オンマンドだった。
「ずっと一言も発していない君 どうするべきだと思う?」
周囲のディベートに圧倒されてたじろぐRioに、トルフディルは是非話題に加わるよう誘い水をかけてきます。
(え? あたし(´・ω・`;A) マホー ヨクワカラナイデスシ)
「えぇと その・・・安全は大事だと思います(*・ω・) ムニャムニャ」
突然のご指名でぴょんと跳び上がりかけたRioの様子を後ろから眺めて。
ヴィルカスはあやうく吹き出しそうになるのをこらえているようです。
(ちょっとヴィルカス、絶対笑ってるでしょΣ(・ω・´;))
「ふむ だがお前の級友はそう思わないようだが」
「えっ(゚ー゚*?)」
周囲を見渡すと、場違いな新入生だなという呆れたような視線が寄せられます。
(ううっ・・・だって魔法なんてちんぷんかんぷんなんだもん(´;ω;`) リオハ シンノ ノルド ダシ)
「こんな新人に耳を貸すな 私がやってみせる とにかくチャンスをくれ!」
前のめりになるジェイ・ザルゴを諌めて後、トルフディルはRioに対してひとつ提案します。
「まあまあ とりあえず実践してみようか 魔法の安全性の続きということで シールドスペルについて話そう これは防御の呪文で魔法を遮断できるものだ おい君 この実験の実演に手を貸してくれないか? シールドスペルについては詳しいか?」
引き続いてのご指名に。
シールドスペルを持ってはいるが使ったことはないと正直に答えるRioへ。
トルフディルは優しい瞳を向けて、またもざわめきたつ周囲に静粛にと片手を掲げました。
「授業はそのためのものだ 試すにはちょうどいいだろう さあ そこに立ってくれ 私が魔法をかけるからシールドを張って防御するんだ いくぞ」
(え? 魔力の盾でいいのかな(´・ω・`;)?)
「シールドスペルを唱えよ 集中を切らさないように 対面の誰の邪魔にもならないところに立つんだ シールドスペルは張り続けないと効き目はないぞ 怪我をさせたくはないからな」
遠巻きに眺める他の生徒達とトルフディル先生を前に、Rioは魔力の盾を発動します。
その様子を見てから変性学の権威は火炎魔法をRioの魔法の盾に向かって発射しました。
火炎魔法は魔法の盾によってダメージを吸収され、Rioはかすり傷さえ受けません。
上出来だと満足そうに微笑むトルフディルが少し大袈裟にRioを讃えます。
「すばらしい最初の一歩を踏み出したようだな シールドスペルの練習を怠らないように」
それからトルフディルは次の実習先についての説明を始めます。
「もうそろそろ歴史上で使われた魔法の様々な応用を学んでもいいだろう 大学は近辺のサールザルの遺跡でとても興味深い発掘をしている 君達にとってすばらしい学習の機会となるだろう 待ち合わせて中に何があるか見てみよう さて本日の授業はこれまで」
果たしてこんな見習い魔法使いにも劣る知識と魔法経験で皆について行けるものなのだろうか。
Rioは一抹の不安を覚えながらも指定された場所、サールザル遺跡へと向かうのでした。



以上ウィンターホールド大学メインクエスト第1章『初めての訓練』でした。

ウィンターホールド大学を忌み嫌うウィンターホールドの町の人々の感情の原因を作ることになった天災については“大崩壊”という本をご覧くださいませ。
PC&NPC間における会話には創作が含まれておりますが、
「今回は比較的、脱線も妄想も少なめで進められたのではないかな~(〃▽〃)b」
と思っておりまふ。

新章突入の初回ということで、登場人物が多数現れ、名前に間違いがないか、地位や役職などについて思い違いはなかったかなどなどばかりが気になって、大脱線する心の余裕がないという状態でした(「いつもそれでいいよ!」という声が聞こえてきたような・・・空耳ですよねキット)。

闇の一党メインクエストラインや盗賊ギルドメインクエストラインの物語に比べてクセはなく、比較的、勧善懲悪気味のクエスト群かと思われます(勧善懲悪ストーリーは個人的には飽きちゃうのが困りものです)。
それゆえに葛藤が少なく、堕ちて行く事への魅力に欠ける点が気になりますが(←既にワル要素がないとダメな体質に((((;´・ω・`)))!?)、何とか最後まで描ききれたら・・・いいなぁ(*・ω・)遠い目。

次回Skyrimはウィンターホールド大学メインクエスト第2章『アンダー・サールザル』を予定しております。
ネタバレ・妄想・創作など含まれると思いますがお付き合いくださる方のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)