Skyrim⑪ ドーンスター・ファルクリース・リフテン (16話)

Skyrim・スヴィディの居場所を突き止める&ハニーサイド(`・ω・´)

イヴァルステッドの宿屋兼酒場ヴァイルマイヤー。
美しい歌声に豊かな胸の黒髪の乙女。
歌を披露することを頑なに拒むリンリー・スター・サングを眺めながら。
Rioはシビ・ブラック・ブライアの元婚約者スヴィディを思い出すのでした。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作などなどが随所に散りばめられておりますので、「そういうのはNGです(`・ω・´)」とおっしゃる方はスルーお願いいたします。
PCとNPC間の会話は創作色が濃いと思われますので、そちらが苦手な方は飛ばし読みまたは流し読みしてやってくださいませ(´・ω・`;A)



リフテンクエスト『スヴィディの居場所を突き止める』

イリアをヘリヤーケン・ホールに送り、リフテンに帰る途中立ち寄ったイヴァルステッドの酒場ヴァイルマイヤーにて。
「リンリー 何か一曲歌ってはもらえないかしら|ω・)?」
宿の主ウィルヘルムが絶賛する歌声をぜひ一度聴いてみたいとリンリー・スター・サングにせがむRioなのです。
もう半年ほども前、ハイフロスガーから下山した帰りに立ち寄った際に披露してくれた彼女の奏でる音楽が忘れられず。
以来イヴァルステッドに立ち寄る度に幻とも噂される歌声をねだるRioに、今夜もリンリーは曖昧に微笑みながらいつもの調子ではぐらかすのでした。
「私の歌なんて耳汚しよ それよりもリュートを奏でましょう きっとあなたもあなたのパートナーも気に入ると思うわ」
流れるように爪弾く指先から哀愁を帯びた音色を醸し出すリンリーを眺めスリリー兄弟のワインを傾けるRioはふとリフテン監獄で出会ったシビ・ブラック・ブライアの言葉を思い出すのでした。
若くて胸の大きい長く豊かな黒髪の娘だ。
付き合っていた時は最高にステキな歌を歌ってくれたものさ。
あんなに美しい歌声は聴いたことがない。
メイビン・ブラック・ブライアの所有する名馬フロストを巡るトラブルを解決する際、投獄されているシビの許を訪れたところ、彼は自らが投獄される原因となった元婚約者の居所を突き止めてくれと念を押していたのですが。
「歌声は聴いたことがないけれどウィルヘルムの話ではリンリーはすばらしい歌い手らしいの でも名前も髪の色も違っているし 確かスヴィディは黒髪のロングヘアの女性だったわよね(*・ω・)」
Rioは何の気なしにつぶやきます。
相棒のつぶやきに呼応してヴィルカスもシビ・ブラック・ブライアの件かと。
女癖の悪い残忍な男を思い出して不愉快そうにワインをあおりました。
Rioとヴィルカスがシビについての話題を持ち出した途端、あれほど優雅に奏でられていたリュートの音が止まり、リンリーが蒼白の面持ちでこちらを凝視します。
(え? まさか・・・)
「リンリーがスヴィディなのΣ(・ω・´)?」
思わず立ち上がり問いかけるRioに激しく首を横に振りながらリンリーは後ずさります。
「誰かと勘違いしているわ そんな名前は聞いたこともない」
驚愕で震える唇から発せられる否定がそのまま真実とは思われず。
けれどもここで騒ぎを大きくして万が一にもシビ・ブラック・ブライアの耳にリンリーの噂が入っては大変だと。
ひとまずRioもここは引き下がります。
翌朝、客足の途絶えた時間を狙ってもう一度リンリーと話をしてみようとホールに足を運んだRioは、ウィルヘルムとリンリーがもめている場に出くわしました。
「ここを去るって一体どこに行くつもりなんだリンリー? 宛はあるのか?」
「行き先は聞かないで 私といっしょにいると知れたら ウィルヘルム あなたにまで迷惑がかかってしまうかもしれない」
どうやらリンリーがイヴァルステッドを去ろうとしたところをウィルヘルムが引き止めていたようです。
そこへRioが割って入ります。
「リンリー いえスヴィディ 本当のことを教えて」
それでもなお白を切ろうとするリンリーを半ば脅すように説き伏せて。
Rioは隠された真相を聞き出しました。
髪の色を変え短くカットしてしまえば、楽器の演奏だけに抑えて歌さえ歌うことがなければ、追手を欺けると思っていたのにと。
観念してうつむきながらリンリーは傍らのイスに腰掛けました。
「シビと結婚することになっていたの ずっと幸せに暮らすはずだった」
うなだれるリンリーがぽつりぽつりこれまでの出来事について語り始めます。
けれどもスヴィディと婚約を交わした同じ頃、シビはリフテンのヘルガの宿舎で働くスヴァナとも情を通じていたらしく。
「シビ宛のスヴァナからの不快な詩を見つけたの それでシビを問い詰めたら殺してやるって脅されて」
(確かにスヴァナという女性はシビという名の愛する男がいると言っていた(-ω-;))
ヘルガの宿舎に立ち寄った折、姪だと紹介された女性がスヴァナだったと記憶を手繰り寄せ、Rioはそのままリンリーの話に耳を傾けます。
「怖くなって兄弟のウルファーに話したら 私のためにシビと直談判すると言って出かけて行き そして殺されたの ウルファーは武器さえ持っていなかったのに」
シビの話ぶりからはウルファーが武器を携え先に攻撃したということだったが、リンリーの訴えによると兄弟は武器を持っていなかったと言う。
「シビがウルファーを手にかけたと聞いて逃げたわ でもあなたに見つかってしまった 私の居場所を彼に言うんでしょ?」
それからリンリーはうろたえながらRioにすがりつきました。
シビに自分の居場所を言わないでと。
殺されてしまうと。
パニックに陥り取り乱すリンリーの様子を見かねて駆け寄るウィルヘルムに彼女を預けると。
悪いようにはしないからと言い残し、Rioは素早く旅支度を整えヴァイルマイヤーを後にしました。

※以前ハイフロスガーから下山した帰りに披露してくれたリンリーの奏でる音楽の件ですが、こちらはSkyrim⑥メインクエスト『エルダーの知識:前編』になります。また、メイビン・ブラック・ブライアの所有する名馬フロストを巡るトラブルにつきましてはSkyrim⑪リフテンクエスト『守るべき約束』をご覧くださいませ。

これで何度目かになるリフテン監獄を訪れると、既に常連となってしまったRioに問題は起こさないでくれよと入り口の衛兵が声をかけます。
少し囚人と話をするだけよと返事を返して、Rioは左奥の牢獄へと進んで行きます。
もの好きな来訪者もあったものだと後ろ姿を見送る衛兵はふんと鼻を鳴らしました。
「おや 誰かと思ったら問題解決人じゃないか」
豪奢なベッドに寝転がっていたシビはRioの姿を認めて気だるそうに立ち上がります。
それでもスヴィディの名前をRioが口にするや、シビは瞳に殺気を帯びる異様な光をたたえながら鉄格子に張り付きました。
「あの女を見つけたのか? どこだ? どこにいる!?」
居場所さえ教えてくれればあとは自分でやるといきり立つシビに。
スヴィディはここから東のモロウウィンドに向かったとRioは告げます。
すると殺人狂で女たらしの罪人はまるで鬼の首を取ったかのような歓声を上げました。
「つまり あのふしだら女はブラック・ブライアの勢力がスカイリムの境界で途切れると思ってるんだな? すぐに間違いだと気づかせてやるぜ」
牢屋内でひとしきり奇声に似た笑い声を発した後、シビは情報の礼にと鉄柵の隙間からハチミツ酒醸造所地下の隠し部屋の鍵を差し出しました。
「鍵はこちらに放ってちょうだい(`・ω・´)」
さすがに二度目ともなれば警戒もしようというもので。
シビの手の届く範囲に決して近寄ろうとしないRioのガードの硬さに、女日照り状態にある囚人は短く舌打ちをもらします。
またいつでも来いよと舌なめずりをするシビを振り返ることもなく。
Rioは足早にその場を去って行きました。

※二度目ともなればの前に当たる一度目の内容につきましてはSkyrim⑪『守るべき約束』をご覧下さい。ちなみに鍵についてのシーンはどちらもアドリブ&創作となっておりますので、それらが苦手な方は放置でお願いいたします。

「これで少しは時間を稼げたかしら(`・ω・´;)?」
道すがらRioはぽつりとつぶやきました。
「ああ だが遠からずあの執念深い男は真実を掴むだろう」
返すヴィルカスの言葉にため息をつきながらRioは雲間に覗くリフテンの青空を見上げます。
ブラック・ブライアの情報網と報復を侮ってはならないことは百も承知で。
たとえブラック・ブライアの名を盾に強要されようとも、スヴィディに対するシビの応援要請だけは盗賊ギルドの現マスターの権限を最大限生かして断固拒否するつもりでした。
(こんなことくらいしかしてあげられないけど・・・)
正午にもならないこの時間帯ならドーンガード砦を目指せるかと。
正門に向かう途中でRioは盗賊ギルドのメンバーであるサファイアに呼び止められました。
こんな真昼間から表に出ているなんて珍しいわねとRioが朗らかに返事を返すと、サファイアは借りた金を返さないクズな連中が巨万といるから取り立てに忙しいんだよとぼやきます。
それからブリニョルフからの伝言だと前置きして。
メイビンに会っておくよう促します。
待たせると厄介なことになるとの注意も添えると、サファイアはそのままそそくさと歩き去ってしまいました。
メイビン・ブラック・ブライアが呼び出しとは。
悉く今日はブラック・ブライアの名に縁のある日だと。
一旦は足を向けたメインゲートからミストヴェイル砦へと行き先を変更するRioなのです。


『ハニーサイド』

メイビンがRioを呼び出した理由はシンプルなものでした。
内戦やこれまでのリフト地方での働きを称えリフテンで不動産を購入する許可を与えようというのです。
最近ではRioの名前もリフテン界隈でよく耳にするようになり評判になっていると持ち上げておきながら、次の瞬間にはブラック・ブライアの名にふさわしい高慢な皮肉を綴ります。
「謙遜するふりなどよしなさい 話というのは英雄というお前の新しい役割についてです」
使い勝手のよい便利屋を英雄などという耳障りの良い言葉にすり替えて心中嘲笑いつつも、メイビンは自らの支配するリフテンの民衆の心をRioが虜にしてしまうことに危機感を覚え、自分に取って代わろうなどとは考えぬ方が身の為だと予防線を張ります。
「とはいえ お前を消してしまうよりはリフテンの従士として仕えてもらった方が 何かと都合の良いのも事実」
疎ましい存在というだけで闇に葬り去ることなく、危険な輩こそ自身の手駒として利用してやろうという柔軟な姿勢こそが、メイビンを一介の蜂蜜酒醸造所オーナー兼盗賊ギルドのパトロンからリフテンの首長及びスカイリムの影の女帝にまで押し上げた資質なのでしょう。
メイビンの従順な飼い犬扱いされるのは御免被りたいRioなのですが、リフテンの従士に任命されることで得られる塒の恩恵、更に情報網は魅力的で。
結局、シビ・ブラック・ブライアを半永久的に地下牢に留め置くことを条件にRioは従士の任を承諾します。
シビは母親であるメイビンにとっても目に余る存在だったらしく。
ブラック・ブライア一族の者として何不自由のない生活を保障する代わりに牢獄でその一生を拘束するつもりでいました。
この時既にブラック・ブライア一族を束ねる次期当主をリフテンの女首長は自身に影のように付き従うもう一人の息子、執政も務めるヘミングに定めていたのかもしれません。
ともあれ交渉は成立し、Rioは従士の地位とそれに伴うリフテンでの居住権を。
メイビン・ブラック・ブライアは忠誠という偽りの首輪で繋ぎとめたリフテン従士という名の番犬を手に入れたのでした。

リフテンでRioに与えられた住居はハニーサイドと呼ばれ、簡素ながら利便性のよい物件で。
プラウドスパイヤー邸のような広さや豪奢さはないもののメインゲートに程近く、懇意となったブローン質屋とも目と鼻の先という好立地条件です。
数日でほとんどの修繕は終わり家具も揃うとの説明を受けたRioは、ドーンガード砦への出立をほんの数日遅らせることにするのでした。


以上でリフテンクエスト『スヴィディの居場所を突き止める』&『ハニーサイド』終了となります。

リンリー・スター・サングの説得はうろ憶えですが確かスキル100でもできなかったように思われます。
もしかすると装備などでスキル100以上にすれば成功するのかもしれませんが、2キャラ共、威圧を使用して話を進めました。
シビ・ブラック・ブライアにスヴィディの件を伝えに戻った際も、①本当:シビ・ブラック・ブライアにリンリーのことを伝えると②嘘:スヴィディがモロウウィンドに向かったとシビ・ブラック・ブライアに嘘をつくという二択が提示されます。
どちらを選んでも報酬は変わらず宝箱の鍵がもらえます。
①を選んだことがないので①のその後につきましてはどうなるのかわかりませんが、②を選んだ場合、以降何度かイヴァルステッドの宿屋ヴァイルマイヤーを訪れていますが、リンリーは元気に働いているようで、ほっと一安心なのであります(〃▽〃)

次回Skyrimは資料パートとなる『リフテンの住人達』をお送りいたします。
その後、多少の準備期間をいただきましてDLC=ダウンロードコンテンツのドーンガードクエストに移りたいと思っております。
相変わらずのネタバレ・妄想・創作の嵐が吹き荒れると思いますが、「防災対策はバッチリだから 何でも来い(`・ω・´)!」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

Skyrim・後悔&ヘリヤーケン・ホール②(`;ω;´)

リフテン西南西に位置するダークライト・タワー。
そこに連れ込まれた者は二度と姿を見せないという。
寂れた古いこの塔で待つものはなんなのか。
好奇心に駆られたRioは足を踏み入れてゆきます。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作など多々含まれるかと思いますが、「そーいうのは苦手です(´・ω・`)」とおっしゃる方はスルーしてやってくださいませ。
また、カラー部分以外はほとんどが創作となっておりますので、「創作はNG(`・ω・´)」とおっしゃる方はカラー部分のみご覧いただけますなら幸です。



「行き先は東南東のドーンガード砦じゃなかったのか?」
「そのはずだったんだけど・・・東と西 間違えちゃったみたい(〃▽〃;)アレレ?」
リフテンの衛兵にドーンガード砦の位置を詳しく聞いておきながらほぼ真逆に進んで来てしまったRioなのです。
ホラアナグマやトロールの応戦に夢中になり、いつの間にやら道を誤ってしまったようです。
踵を返しかけるヴィルカスに。
せっかくなのできのこ狩りをして行かないかとRioは誘います。
「リフト地方はスギタケが名産なの 炙ると香りが引き立っておいしいのよ(*・ω・)つ○」
随分詳しいなと関心を示し、それならばと。
ヴィルカスもきのこ探しを兼ねての散策に乗り出します。
「こんなところにもスギタケが・・・」
歓声を上げかけたRioは木々の狭間から見え隠れする古い造りの塔を前に立ち尽くすのでした。


『後悔』

入ってみましょうかと瞳を輝かせて振り向くRioに、どうせ止めても行くんだろうと返して、ヴィルカスも後に続きます。
塔へと繋がる今にも崩れそうな階段の途中には血に塗れたヤギの頭が槍で刺し連ねられていました。
「め・・・珍しい装飾品よね((((;´・ω・`)))」
笑顔が凍りつくRioに。
今ならまだ引き返せるぞと一応の忠告を加えるヴィルカスです。
引き返すなどという思慮ある選択ができるような相棒であれば、どれほど安寧に満ちた穏やかな日々を過ごせることか。
好奇心を捨て去ることのできないRioは帰還を促すパートナーに否を唱えます。
ものの見事に自らの提案を却下され。
仕方がないという風情で苦笑いを浮かべると、不穏な動きがないかどうかを確かめるべくヴィルカスは辺りを覗いました。

階段を上りきった先の扉を開けると饐えた臭いが漂ってきました。
足早にポーチらしき空間を過った所で何やら争う物音と人の声が聞こえてきます。
思い切って扉を開けるRioの瞳に、一人の女と彼女の足元に転がる死体と思しきローブに包まれた塊が飛び込んできました。
突然の来訪者にうろたえる女が弁解を始めます。
「ああ 怪しい身なりなのは認めるわ そう 私がこの女を手にかけたのよ でもこれには訳が・・・殺すつもりはなかったの 私を行かせまいと襲いかかってきたから つい・・・」
「行かせまいとした(゚ー゚*?)」
「そうよ ここにはいられない! ここで繰り広げられる行為は悪事ばかりよ もうたくさん!」
興奮し頭を抱える女性に落ち着くよう諭して、詳しく話を聞いてみることにするRioなのです。
するとイリアと名乗る女性はこのダークライト・タワーと呼ばれる塔内部で繰り返し行われてきた恐ろしい出来事の一部始終を語り始めました。
儀式を行うために生贄と称して生きた人間を何度も捕らえてきたこと。
できないと断わり逃亡を企てたところで襲い掛かられ、現在のような状況になってしまったことなどを震える唇で綴ります。
一息に語り終えるとイリアはしょんぼりとうなだれました。
「ここにいる間酷い事もしてきたけれど 罪のない人を殺したことはないわ ただ殺すためだけに誰かを見つけるなんてできなかった」
誰のためになぜ生贄が必要なのかを問うRioに、うなだれたままのイリアが通過儀礼のためだったとつぶやきます。
「通過儀礼(゚ー゚*?)」
「ええ 母はああいうものになるつもりなの 私は関わりたくないのに」
(ああいうものって?)
「でもやっぱり逃げるなんてできないわ 彼女を止めなきゃ」
Rioが口を開きかけた途端、イリアが激しい口調で遮りました。
それからおもむろにRioの手を取るとイリアは懇願します。
「こんなことは終わりにしないと あなたが何をしに来たのかは知らないけれど よかったら力を貸してちょうだい」
彼女の真剣な表情からも声音からも偽りの気配は感じられず。
「何をすればいいの(゚ー゚*?)」
Rioは己の本能が下す判断に身を委ねてみることにしたのでした。
見知らぬ人物とはいえ助け手が二人も現れたことに喜びを隠せないイリアの顔がほころびます。
「よかった 私について来て 他の者は聞く耳持たないでしょうから簡単には進めないとは思うけど」
どうやらイリアの母親の僕達は彼女を除いて皆主に忠実なようです。
「こっちよ 来て!」
階上へと続く螺旋階段に向かうイリアの声に誘われて。
Rioとヴィルカスも顔を見合わせ彼女を追いかけます。

「私達のやっていることを母に悟られないうちに近づきましょう」
階段を上りながら囁くイリアの声は今尚かすかに震えているようでした。
階上に辿り着くとジャイアント・フロストバイト・スパイダーが行く手を阻みます。
イリアの氷魔法で足止めを食らったスパイダーを難なく倒し終え、更に先へと進んで行きます。
巡る回廊を半周ほど過ぎたところで左の扉に向かうイリアが手招きしました。
唇に人差し指を立てて顎をしゃくるイリアの瞳に錬金作業を行う
魔術師の姿が映ります。
ステルスの技能を持たないイリアを盾役にするわけにはいかないと。
隠密行動の一切を捨てて抜いたグレートソードを構えRioが飛び出しました。
同時に大剣を抜き放ちながらヴィルカスもRioの対面より緋線を描きます。
助けを求める暇も与えらないまま魔術師は床に崩折れました。
他に人気がないことを確かめると素早くひそやかに左壁伝いに細く伸びる階段を駆け上がります。
その先の小部屋にはトロールを操る魔術師が待ち構えていました。
魔術師が倒れてもトロールが灰に戻らないところを見ると、死霊召喚魔法ではなく幻惑魔法の実験体として野獣は連れて来られたのかもしれません。
戸棚を調べてみると子供の洋服に人形、木の剣などのおもちゃが埃を被ったまま無造作に放り込まれていることに気づきました。
「まさか子供までさらって生贄に捧げていたのかしら(´;ω;`)」
ぽつりとつぶやくRioの背後でヴィルカスの歯軋りの音と鞘を払うグレートソードの刃鳴が響き渡りました。
ハグレイヴンがこの先にいるので幻惑魔法を施し連れて行こうと振り返るイリアは、Rioとヴィルカス、二人の発する異様な殺気に息を呑みます。
レバーで鉄格子を解除し突き進む3者にハグレイブンとトロールが襲いかかります。
「こんなはずじゃ・・・」
動揺するイリアに振り下ろされるハグレイヴンの凶爪。
思わず手を翳し顔を背けるイリアの前に滑り込み敵の攻撃をグレートソードで受け止めながらRioは奴らを従わせるのは諦めるよう呼びかけます。
うなずきつつ氷魔法を唱えるイリアに側面より飛びかからんとするトロールをヴィルカスが斬断し。
ハグレイヴンと対峙するRioの振り上げる大剣に共鳴するかのごとく左右からヴィルカスとイリアの攻撃が敵に向かって炸裂します。
更に進むと魔術師達が雷魔法を仕掛けてきました。
ヴィルカスの揮うグレートソードとイリアの破壊魔法により瞬く間に一人は倒れ、逃げ惑うもう一人も追いすがるRioのラッシュによって絶命させられてゆきます。
階段を駆け上がった先の部屋の中ほどには尖った木の杭が無数に突き立てられ、周囲はどす黒く夥しい血が飛び散り、溜まり、こびり付いています。
込み上げる胃酸に苦しげに顔を歪めRioは部屋の片隅でうずくまりました。
大剣を
鞘に納め相棒の背中をさするヴィルカスの背後に立つイリアがぽつりともらします。
「ひどい事をと思うでしょうね 最初は山賊や不埒な暴行に及んだ迷い人を見せしめにする程度だったの けれど次第に母は罰する必要のある人間だけではなく それ以上の生贄を求めるようになったわ 果ては幼い子供まで・・・」
蒼褪めた顔色に怒気を漲らせ。
「あなたの母親はどこ?」
ゆらりと立ち上がると、Rioはイリアに詰め寄ります。
「もうすぐよ ただこの部屋は鍵がかかっているの 近くにいるハグレイヴンの一人がその鍵を持っているはず」
イリアを押し退けて扉の前に立ったRioはすぐさま開錠に取り掛かります。
達人級の鍵も難なくこじ開けると、先導するイリアをも凌いで先行してゆくRioなのでした。
怪しい研究に没頭する魔術師にトロールやジャイアント・フロストバイト・スパイダーを操るハグを斬り伏せ、最上階を目指すRioの瞳には虚ろな影が揺れていました。
「待って! 開けないで話を聞いて 母はこのドアのすぐ向こうにいる 私に考えがあるの」
躊躇なく扉を開けようとするRioを押し留めて。
イリアは自身の考えを綴ります。
まずRioを生贄と称して母親に差し出し彼女の疑心を解き。
その後、信用した母親が儀式を始めたところでイリアとRioそしてヴィルカスの3人がかりで彼女を討ち倒そうと言うのです。
空虚な昏い眼差しで沈黙のまま扉を開け放とうとするRioを今度はヴィルカスが立ちふさがり妨害しました。
「策は概ね理解したが」
それからヴィルカスはRioの両腕を鷲掴むと相棒が痛みからはっとした表情を見せるまで揺さぶります。
「・・・ヴィルカス?」
「やっと戻ってきたか」
小さく安堵のため息をつくヴィルカスを見上げたRioはゆっくりと光の戻りつつある双眸を床に落とし、やがて弾かれたように周囲を見渡しました。
誰も犠牲者がいないことを確認して。
ようやくRioは緊張の糸を解いてゆきます。
ポンとRioの頭に手を遣りながら再度イリアに視線を移すヴィルカスは、本来のRioであれば口にしていたに違いない質問を代弁します。
「母親を殺すことになるが お前はそれでいいのか イリア?」
さんざん考えたとわななく声を振り絞り僅かに言いよどんだ末、イリアは次の瞬間凛とした面差しで訴えました。
「他に方法はないの 母は連中にそそのかされて人としての一線を越えてしまった 少なくとも死ねば自由になれる」
どんなに酷い行いをしてきたにせよ母親であることには間違いなく。
決断を下すイリアの表情には苦悶が滲み出ていました。
「本当に後悔しないんだな」
Rioとヴィルカスを交互に見つめて。
イリアは深くうなずきます。

塔の頂上には荒廃した中庭が広がり、イリアの母親はそこで一心に研究に耽っていました。
呼びかける娘イリアの声に反応して顔を上げた母親は警戒しつつ歩み寄って来ます。
武器を納めイリアに付き従うRioとヴィルカスの姿を認め、こいつらは誰なのかと訝しそうに問いただしました。
彼女らの身内に報酬を握らせ了承済みで連れてきた被験者だとイリアが答えると、満面不気味な笑みを浮かべて。
猫なで声を発し。
イリアの母親は儀式のために用意したイスへ生贄となるべきRioを導きます。
Rioがイスに腰掛けるのを待ち、呪文を唱え始めた母親の背後に忍び寄るイリアがさようなら・・・と掠れる声で囁き、氷魔法で彼女の背中を撃ち貫きます。
何が起こったのかと振り返る母親をイスから立ち上がったRioとヴィルカスが同時に挟撃します。
娘の名前を呼びながら断末魔の悲鳴を上げて。
イリアの母親はこの世を去ってゆきました。
永遠ともつかない静寂の中、Rioが言葉を発する前にイリアは自身の気持ちを告げます。
謝ったりしないでほしいと。
けれども、こんな事になるとわかっていたら。
そうつぶやいたイリアは最後にお母さん・・・と万感の思いを篭めて永遠の眠りについた遺体に祈りを捧げました。
頬を伝う涙そのままにイリアは母親の遺品となった杖をRioに差し出します。
受け取れないと首を振るRioの手を取り、杖を握らせて、イリアは感謝の言葉を添えました。
この呪われた場所にすべてを残していきたい。
「これからあなたはどうするの?」
Rioの問いにぼんやりと霞む遠景を見つめながらイリアはわからないと小さく頭を振りました。
これからずっと哀しい思い出ばかりの詰まったこの塔で彼女は自らの手で母親を死なせてしまったと後悔を重ねて生きていくのだろうか。
それだけはさせたくない。
「イリア いっしょに来てもらえないかしら?」



『ヘリヤーケン・ホール②』

白く覆われる山河と荒涼たる岩場の連なるヘリヤーケンの地に建設途中にある館を見つめるイリア。
その眼差しにかすかな希望の明かりが灯ります。
「この農場を私に任せると?」
リフテンで一晩を過ごし荷馬車に揺られ入り江のある港町ドーンスターでもう一夜を迎える頃には絶望で打ちひしがれていたイリアの蒼白の顔色にもうっすらと生気に満ちた赤味が差していました。
ヘリヤーケンに至る道すがら家の管理を頼める人物を探しているとRioから説明を受けていたイリアは、それでも現地に到着するまでは長らく恐ろしい儀式に身を委ねていた自分にそのような仕事がこなせるのかと明確な返答を避けていたのでした。
辺りに人気はなく、あるのはただ町や村に下りるための一頭立ての荷馬車とそれを操る御者マーカスだけで。
隠れ家のような農場には不釣合いな毛並みのよい白馬が厩に繋がれていることに気づき、イリアは思わず目を奪われます。
フロストという名前だと馬体をポンポンと叩きながらRioは説明を入れ、気に入ったのならいつでも自由に使えばいいと微笑みます。
見回りとして一日に一度ドーンスターの執政グレゴールが顔を出すが、基本的には屋内に住まうであろう吟遊詩人と二人きりという静かな生活を果たしてイリアが受け入れてくれるかどうか。
Rioは小首を傾げ傷心の女魔術師の答えを待ちます。
未完成状態の農場と屋敷を眺めていたイリアは厳しい自然の織り成す清らかな眺望を見はるかした後。
「こんなすばらしい場所で新しい人生をやり直せるなんて考えもしなかったわ」
雪景色に降り注ぐ陽光をまぶしげに見上げて。
執政の任を承諾したとも取れるつぶやきをもらします。
静寂の支配する空間で読書に耽る贅沢な時間を過ごそうと主らがヘリヤーケン・ホールと呼ばれる館に立ち寄り、それを聡明で実直な女執政官が迎え入れる光景が見られるのも、そう遠いことではなさそうです。



以上で『後悔』&『ヘリヤーケン・ホール②』終幕となります。

タイトルの『後悔』がどういう意味なのか二重三重に考えさせられるクエストでした。
生贄を捕らえて惨殺するという残虐非道な行為を繰り返す母親を止められなかったことに対する後悔なのか、そんな母親でも殺めてしまったことに対する後悔なのか。
それらすべてをひっくるめての後悔であるのか。
ダンジョンまたは現地で発生するクエストでNPCの依頼を完了させた場合、従者やハウスの執政などに任命できる場合があるのですが、こちらの『後悔』クエストを終えるとイリアを従者及び執政に任命することができます。
イリアを従者にした後別れてしまった場合、それ以降従者にできなくなるバグがあるということですので、従者に任命する場合は事前にセーブデータを取り保管するなどくれぐれもご注意くださいませ。

実はこちらの『後悔』はRion○idもRe○mro○m(名前伏字多し(○´゚ω゚`))も初のクエストだったのです。
ヘリヤーケン・ホールの執政任命の時期との絡みで本来はもっと後に攻略する予定だったクエストが繰り上がってきたというわけで。
とりあえずストーリーの時間軸が狂ってしまうのはまずいということで、急遽『後悔』クエストをこのタイミングでこなしたという形にしてみました。
Skyrim⑪の隠れ(隠してもいないのですが(〃´・ω・`)ゞ)メインテーマは手に入れていないハウスを(マルカルスとウィンドヘルムそして拡張版でのソルスセイムを除いて)すべて手に入れることでした。
Hearthfireは物語形式やクエスト形式ではないため、想像と創造の余地は多く残されていたのですが、思惑通りに進まない展開や状況も多々発生した思い出深いDLCであります。


ウィンドスタッド邸とヘリヤーケン・ホールで首長から与えられる執政はヴァルディマー及びグレゴールという男性なのですが、レイクビュー邸だけはラッヤという女性ですので、
「執政も男性と女性それぞれいて下さったほうがいいかな?」
という個人的な志向からPCサイドから選んだ執政はウィンドスタッド邸は女性キャラで狩猟の女神アエラ、ヘリヤーケン・ホールも女性キャラでイリア、レイクビュー邸は男性キャラでエリクを抜擢いたしました。
レイクビュー邸は『古の崇拝』で登場したゴルディールや他にも候補の方が挙がったのですが、春から夏にかけてのルシアとソフィも含めての家族の住まいとなる予定でしたので、やはり従士も務めてくださった信頼と実績(゚ー゚*?)のエリク推しということで。←ヴィルカスが睨んでる気がするのは・・・気のせいですよね(〃▽〃;)アハハ

次回Skyrimは『スヴィディの居場所を突き止める』&『ハニーサイド』をお送りします。
恒例になっておりますが、ネタバレ・妄想・創作が含まれると思います。←既に開き直ったΣ(・ω・´)!?
「わかってるからOK(`・ω・´)」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・計り知れない深みΣ(・ω・´)

記憶を封印するために。
憑かれたように呻きながら辞典をアバンチンゼルへ返して欲しいと乞うアルゴニアン女性。
彼女の願いを叶えるためにRioはリフテン西の遺跡へ向かいます。



新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます(〃▽〃)♪
年明けの第1弾は『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作などなど含まれておりますので、「そーいうのはNGです(´・ω・`)」とおっしゃる方はスルーお願いいたします。
カラー部分は比較的忠実にゲーム内のクエストをトレースしておりますが、PCやNPC間の会話などは創作が含まれますので御了承おきくださいませ。



リフテンクエスト『計り知れない深み』

吸血鬼らの襲撃がリフテンの街を震撼させる中、騒ぎを聞きつけビー・アンド・バルブから慌てて飛び出したRioとヴィルカスが衛兵に加勢します。
「こいつらはどこから現れるんだ」
「最近は特にひどくなっている」
民衆に犠牲者を出すことなく事なきを得た後も衛兵達のぼやきがあちこちで交わされます。
確かに最近は吸血鬼の動きが活発で、ドーンスターに程近い番人の間も奴等に強襲され死闘を繰り広げたに違いない酷い有様が焼け跡に残されていました。
焼け焦げた数体の遺体とむせかえるような血の臭いを思い出し、Rioは身震いします。
するとドーンガードという吸血鬼と戦う団体がリフテンの南東に拠点を構えているらしいとの衛兵らの噂話が聞きもれてきました。
「ドーンガード(゚ー゚*?)」
一度立ち寄ってみるべきかもしれない。
そんなことを考えながら無意識の内に波止場へと足を運んだRioをひとりのアルゴニアン女性が引き止めました。
「眠りたいのに眠れない 夜になると何者かの声がするのよ」
スクゥーマでもやっているのかと身構えるRioにすがりつくようにしてアルゴニアン女は尚も乞い続けます。
「記憶を封じたいの この辞典をあの場所 アバンチンゼルに持っていって この苦しみから解放して」
落ち着くよう諭して名前を問うと水底からの者とでも呼んでくれればいいと答えます。
ほとんど押し付けるようにキューブの形をした辞典をRioの手に握らせると、逃げるように水底からの者は走り去ってしまいました。
残された辞典を手に肩をすくめると乗りかかった船とばかり、Rioは次の目的地をアバンチンゼルに定めるのでした。

※スクゥーマはTESシリーズでは麻薬の類の禁制品であります。

アバンチンゼルはハートウッド工場から南西をすぐの地点にありました。
「辞典の形に見覚えがあるとは思ったが 予想通りドゥーマーの遺跡か」
石柱と螺旋のスロープに迎え入れられて。
入り口を探すRioの背後からヴィルカスが注意を促します。
「人気がないように見えるが高度な造りだ 宝物目当てに潜んでいる輩や奇抜な仕掛けがあるかもしれん くれぐれも気をつけろ」
パートナーの言葉にコクリとうなずきながらRioはスロープを伝い上って行きます。
ぽっかりと開いた洞窟を抜けると語らう声が聞こえてきました。
崖下に4人の朱くゆらめく人影が映ります。
しかしそれは生者のものとは思われない、幻影にも残像にも似た人影であり。
(これは過去の出来事(゚ー゚*?))
醸し出すオーラの色は違えど類似した現象をかつてラビリンシアンで体験したことのあるRioは眉をひそめ、彼らの話に耳を傾けます。
「簡単な仕事よドレネン 中に入って辞典を盗んで出て行くの ビクビクするんじゃないわよ」
(辞典? それって今あたしが手にしているこれのことかしら(-ω-;)?)
話題の的と思しき辞典の入った荷を握るRioの手に力が入ります。
「あなたたちの手に負えないなら 他に誰か雇うまでよ」
この声は今回の依頼者、水底からの者の声のようです。
「結構 きっと盛大な歓迎を受けることだろう さあ先に進もう」
観念したように男がそう告げると、それを合図に歩き出した残り3人も瞬く間に消えてゆきました。
それらを追いかけるように進むRioの眼前に2体のドワーフ・スパイダー・ガーディアンが現れます。
一匹はステルスからの不意討ちで仕留めたものの二匹目には感づかれ。
けれども残るスパイダーも弓からグレートソードにRioが武器を切り替えている間に、パートナーの手によって機械の残骸へと変貌させられてしまいました。

※「辞典の形に見覚えがある」というRioのセリフはSkyrim⑥メインクエストの『エルダーの知識』前編で一度同様の形の辞典を手にしているからです。類似した現象をかつてラビリンシアンで・・・の件はSkyrim⑧ウィンターホールド大学クエスト『マグナスの杖』をご覧くださいませ。

「信じられないわルーツ」
水底からの者の声音が辺りに響き渡ります。
扉を開いた先の通路は最早剥きだしの岩肌に覆われた洞窟ではなく、黄金と石柱、そして繊細で先進的な細工と技術の施されたドゥーマーの遺跡群へと趣を変えていました。
「アバンチンゼルは街ほどもある大きな図書館だ ドゥーマーの膨大な歴史を保存するために建造されたものだ」
ルーツと呼ばれた男がこの遺跡についての簡単な説明を始めます。
ふたつの朱い影がゆらめき、中央の平らな橋の先に姿をくらましました。
ドゥーマーの膨大な歴史を保存するための図書館。
もしもこのドゥーマーの力のすべてを紐解くことができたなら、かつてタムリエル全土を制覇したタイバー・セプティムのように強大な帝国を再び復興させることができるのだろうか。
ぼんやりと夢想に耽るRioは蒸気の中で規則正しく作動し続けるドゥーマーの遺物を見渡しました。
それから迷う事無く左側の小さな扉に手をかけます。
「あいつらの向かった先と違うぞ」
不可解だと言わんばかりのヴィルカスにいたずらっぽい笑みをたたえて。
お宝を物色しに横道に逸れてみたと告げるRioなのです。
ドワーフ・スフィア2体の歓待を撥ね付け、更に先のスパイダーを撃ち倒したところで、突き当りの扉の反対側から閂がかけられていることに気づきました。
「宛が外れたな」
「いいんだもん お楽しみは後にとっておくんだから(`・ω・´;) ダレヨ カンヌキカケタノハ!?」
強がりを口にしつついそいそと通路を戻って行くRioの背後からヴィルカスの低い笑い声が響きました。
順路を辿る途中で巡回するドワーフ・スフィア・マスターにスパイダーらを討ち取り、蒸気の漏れる通路をひらすら進んで行くと、螺旋に伸びたスロープの先から機械音が聞こえてきました。
「スパイダーが2体 3体・・・いいえ4体いるΣ(・ω・´)」
小声でヴィルカスに危険を告げた後、とりあえず一体目のスパイダーを引き絞った矢で射抜き。
続いて第二矢を侵入者の居場所を捜し徘徊を続ける機械仕掛けの蜘蛛に叩き込んで撃破します。
3体目に狙いを定めたところでこちらの位置を悟られ、敵の反撃が開始されました。
とはいえドワーフ・スパイダー・ガーディアンの攻撃がRioに届く前に一体はヴィルカスの振り下ろすグレートソードの錆となり、もう一体も弾き飛ばされ瀕死の状態のようです。
駆け下りて留めを刺してからRioはくるりと振り返り。
両手武器の訓練にならないと冗談めかした苦情を口にします。
それなら次はずっと観戦させてもらおうと切り返すヴィルカスに、慌てて前言撤回してみせるRioなのでした。

一通りドワーフ・スパイダー・ガーディアンを倒し終え、金属製の扉を開いた先にまたも朱い影が浮かびました。
「この金属の奴ら 何で無視するのかしら?」
その声には聞き覚えがあります。
先刻ドレネンという男を叱咤激励していた女性のものです。
「アバンチンゼルが待っているぞ」
「何を待ってるというの ルーツ?」
「ブレヤ お前も知らないのか ふむ誰も知らないようだ ドゥーマーの復活やこの世の終わりについて」
ドレネンを鼓舞していた女性の名がブレヤであることがこの対話でわかりました。
どうやらこの遺跡について一番詳しいのはルーツのようで。
けれども彼の語る内容は哲学的で要領を得ません。
「とにかく見えている奴らは始末するべきね 万一に備えて」
ブレヤも詳しく聞きだすのを諦め、手っ取り早く目に付いた敵の殲滅を優先します。
次の扉の前で再び朱色の影は掻き消すようにいなくなってしまいました。

黄金の扉を抜けると宝物庫のような一角に出ます。
巡回するドワーフ・スパイダーとドワーフ・スフィア・マスターを倒し、傍にある階段を上りかけて。
Rioはビクリと肩を揺らし立ち止まります。
「盗賊を雇うべきだって言ったじゃない」
苛々した声が階上から洩れ聞こえてきます。
それはブレヤの声でした。
「私達は盗賊なのよ バカね これからキューブを盗むんだから」
からかい口調で呼応しているのは水底からの者のようです。
キューブとは辞典のことであり、なぜ今になって一度は危険を冒して手に入れたはずの辞典を水底からの者は返しに行ってほしいなどと願うのか。
疑問に駆られながらもRioは彼女らの言葉に耳を澄まします。
「盗賊? あの忌々しい鍵を開けられる者もいないなんて とんだ盗賊まがいの集団よ」
水底からの者に冷たくブレヤが言い放ったところで会話は途絶え、朱い影はまたも闇の中に消えてゆきました。

※3つの影が消えた扉の区域はゲーム内ではAnimonculory=アニモンカルトリー=大聖堂という意味合いの場所ようです。

朱色の影に導かれるように通路を辿ると、やがて壁の崩れ落ちた大広間に到着します。
「なんて広さだ」
それはドレネンの声でした。
「とんでもない大きさだな アバンチンゼルの広さや入り口を発見するまでに要する時間は計算に入れてなかったよ」
博識のルーツをもってしてもこれほどの規模は想定できなかったということでしょうか。
数時間も休めばまた探索に乗り出せるはずだと仲間を励ますルーツにドレネンが戻った方がいいと提案します。
何世紀にも渡るドゥーマーの蓄積された英知を目前にして帰ることなどはできないとルーツも譲りません。
報酬は言うまでもなく法外だとルーツの肩を持つかのようなブレヤの発言に、だからなんだと言うんだとドレネンは不安気に辺りを見渡しつつ吐き捨てます。
「だから引き返したりなんてしないの このバカ」
水底からの者の無礼な物言いに怒りがこみ上げてくるのかドレネンは急に黙り込みました。
「眠ってる金属野郎なんて怖くないはずよ そうよね ドレネン?」
そっぽを向くドレネンを宥めすかすブレヤの声と共に朱い影達は瞬く間に消滅してゆきます。
「あまり良い展開は望めそうもないな」
背後でぽつりとヴィルカスがつぶやきました。
水底からの者が辞典をこの遺跡に戻して欲しいと虚ろな目ですがり付いてきた様子を思い出してみても、幻影と化してしまっている4人の状態から察してみても、ヴィルカスの予想は正しく思われ。
Rioもまた暗い予感に瞼を伏せるのでした。

そのまましばらく進むと右手に扉を発見です。
扉を開け放つや二枚羽の回転カッターが作動し、鋭い刃による衝撃を受け、決して軽傷とはいえないダメージを被ってしまいました。
カッターから逃れるように部屋に転がり込むと、苦痛を堪えながらRioは後続するヴィルカスと自身の身体に治癒を施しました。
傷を癒した後、陳列棚に並べられたドワーフ・スパイダーの部品を眺めながらコーナーを抜けて。
主であるドゥーマーなき今も動き続ける歯車を横目に次々と小部屋を通り抜けます。

「こいつらは眠ってるって言ったわよね?」
「お前が眠っていると勘違いしただけだ 俺は奴らが待ち構えていると言ったんだ どうやら機械の何体かは辞典を盗もうとする輩を待ち伏せしていたようだな」
ルーツの反論に忌々しげに首を振るブレヤが覚悟を決めて歩き出します。
(また朱い幻影が・・・(`・ω・´;))
薄れゆく朱色の影を追いRioもまた歩を進めました。
突き当たりの扉を抜けた階下にはうじゃうじゃとスパイダーが群を為しています。
徘徊するスパイダーの多さに驚愕するRioは遠隔攻撃でできる限り敵の数を減らそうと試みます。
上層部を隈なく調べ、スナイプ地点を手すりの途切れた見晴らしの良い一角に定めると、溜めた矢羽を最初のターゲットに向かって射放ちました。
「1・・・2・・・」
続けさまに矢を番え2体目、3体目とドワーフ・スパイダー・ガーディアンを確実に撃破してゆきます。
「3・・・4・・・ラスト!」
襲撃者の姿を捜して右往左往するスパイダーの残り2体を鏃の生贄として捧げると、階下にようやく静寂が訪れました。
背中の大剣の柄に手をかけ、敵が殺到すると思われる経路に身を置いていたヴィルカスも安堵の息を吐くと共に皮肉まじりに言い放ちます。
「これでは腕鳴らしもできないな」
これがパートナー流の褒め言葉であると捉えて。
Rioは弓を掲げ誇らしげに胸を張りました。

大量のスパイダー群の残骸が転がる階下を抜けた通路の途中でドレネンの遺体を発見です。
あのスパイダー達に集られて逃げ遅れたのか。
はたまた使えないと判断した仲間らから意図的に見殺しにされたのか。
4人の中でただひとり引き返すべきだと主張していたドレネンが最初の犠牲者となってしまったようでした。
するとドレネンの遺体の先で複数人の交わす声が聞こえてきます。
「ここにいるべきじゃない 悪いな」
「ドレネン!」
ブレヤの呼び止める声に続いて3者から離れこちらに走り込んで来る朱い人影がRioを掠めて通過して行きます。
それはドレネンのようでした。
「ネズミは走らせておけばいい 報酬は倍にするわ」
他のメンバーに怖気づかれ、いっしょに帰られては困ると。
水底からの者が報酬を吊り上げ仲間を引き止めます。
この光景を見る限りドレネンは見殺しにされたのではなく、逃げおおせたはずのスパイダー群に自ら飛び込んで行った模様です。
「ここで死んだら報酬が水の泡よ!」
「落ち着けよブレヤ 辞典まであと少しなんだ 辞典が呼んでいるのを感じる ドレネンなしでやり遂げるぞ」
小さくかすむドレネンの後ろ姿を口惜しそうに見送るブレヤの肩に手を遣り、ルーツが慰めの言葉をかけたところで朱い影は煙のように消え失せました。

「あと一歩だ 辞典の呼ぶ声が聞こえないか?」
ボイラーの音にまぎれてルーツの声が木霊します。
水底からの者の肯定の言葉に被せるようにブレヤも早口に綴ります。
「だったら奪い取って出て行けばいいわね?」
ドレネンが立ち去った動揺を隠せないのか。
ブレヤはどこか落ち着きがなく、とにかく一刻も早く仕事を終えて帰りたいという風情です。
「辞典を手に入れたら演壇にそれを持っていく必要がある その後どうすればいいかはわかっている もうすぐ辞典の英知は俺のものになるんだ」
「いよいよだわ 辞典の持つ情報が私達のものになるのよ」
独り言のようにぶつぶつつぶやくルーツの一人称をさり気なく三人称に置き換えて。
水底からの者も皆を励まします。
「もちろんだとも そう 俺達のものになるのさ」
俺のものになるという本音を私達のものになると言い換えた水底からの者の言い回しに気づいて。
はっと我に返ったルーツがあからさまに大仰な声音でこの計画の首謀者に同意を示しました。

ドワーフ・スフィア・マスターを仕留め、果てなく続くかと思われる回廊を辿るRioはまたもや朱色の影を前に立ち止まりました。
「もう一息だ 辞典が呼んでいる ほら急げよ!」
「なんだか変だわ 待って!」
逸る気持ちを抑えきれないルーツの後ろからブレヤが警鐘を鳴らします。
開いた扉の先には幾つもの加圧式トラップが張り巡らされていました。
「待ってヴィルカス トラップだわΣ(・ω・´)!」
「ああ こっちは気にするな 羽根の歩みを持つお前に害為しはしないだろう」
「それが・・・だいじょうぶじゃなさそうなの(´・ω・`)」
Rioが指し示した先には回転刃の通り道と思しき溝が掘られ、壁の側面には罠が発動すればたちまち回転刃に通過者を押し込むつもりのピストンが左右対称に並んでいます。
二枚羽の切れ味は先刻体験済みなRioは、これ以上の窮地にパートナーを晒すわけにはいかないと判断して一計を案じます。
(罠は一定の間隔を置いて張り巡らされているけど、端だけはなんとかトラップ発動を防いで通り抜けられそう)
しかし一歩でも踏み外せば瞬く間に回転刃の餌食です。
Rioはヴィルカスを端へと誘導し、通過ポイントにも罠がないかを確かめつつ歩を進めます。
幸い通過地点にトラップは見当たらず、無事踏破を果たしたところで足元に転がる死体に目を奪われました。
刃に切り裂かれ冷たい屍を晒すその姿は男性アルゴニアン、ルーツのものでした。
「生還できた者はおそらく水底からの者ただ一人だ」
「ブレヤの身にも何かがΣ(・ω・´;)!?」
十中八九そうだろうと返してヴィルカスは眉を顰めます。
「道理であのアルゴニアン女 ここへ来たがらなかったわけだ」
もう一度ドワーフ・スパイダーにスフィア・マスター、そして数々のトラップに身を投じる気にはなかったのでしょう。
それどころか生還したとはいえアバンチンゼルでの出来事がトラウマとなり、やっとの思いで手に入れた辞典を抱きしめながら毎夜悪夢に苦しめられる日々が続いたものと思われます。
明日は我が身かもしれない。
振り返るRioの瞳にヴィルカスの姿が映ります。
財宝や名声などは一時の夢幻。
強大な力や冒険のスリル以上に無くしたくない者の姿を心に留めて。
Rioは扉の前のレバーを倒しました。

※回転刃&ピストントラップの地点はたとえPCが端に寄ろうと後続するフォロワーがほぼ100%トラップを踏み抜いてしまいますので、面倒かと思いますが、一度命令で端に立たせて後もう一度命令でついて来るよう指示を出すのがよいかと思われます。また、このシーンでルーツの遺体表示がなぜか本質を見抜く者という名前になっていますが翻訳ミスかもしれません。

開いた扉をくぐり抜けると、ボイラーパイプに挟まれた通路の先のホール左脇に仁王立ちの巨大なドワーフ・センチュリオン・マスターを視認しました。
ステルス体勢から射掛けると侵入者に気づいたセンチュリオンがこちらへ突進を開始します。
予期していた展開に第二矢を番え射放つや、巨大な機械人形は動きを止め地に倒れ伏しました。
右に突っ伏すセンチュリオンは動き出す気配はなかったものの、念のため原動力となるセンチュリオン・ダイナモ・コアと魂石を抜き取っておきます。
そしてセンチュリオンの側らにはこちらも予想通り冷たいブレヤの遺体が横たわっていました。
中央の保管庫にはちょうどキューブがすっぽり納まるほどの空間があり、Rioは荷から取り出した辞典を嵌め込みます。
薄紫に仄かな光が浮かび上がり、古のドゥーマーの知識を蓄えた辞典は元のあるべき場所へと還ったのでした。



以上で『計り知れない深み』終了となります。

なんだか久しぶりに脱線が少なかったような!?
「これが普通だ!」
という声が聞こえないでもないのですが。
毎度ながら思いのままに書き連ねるとついつい脱線三昧になってしまって申し訳ないと思いつつ、懲りずにまたついつい道草や暴走しちゃう小桜なのです(〃▽〃)ウフフ

『計り知れない深み』の報酬はキューブ型辞典を所定の箇所に戻した時に得られる“古の知識”という有効な効果で、ドワーフ装備着用中は辞典から得る知識に25%のボーナスを得られ、鍛冶のスキル上昇が15%高まるというものでした。
鍛冶スキルを上げていらっしゃる途中の方は早めにこちらのクエストを攻略しておくとよいかもしれません。

次回は『後悔』&『ヘリヤーケン・ホール②』を予定しております。
ネタバレはいつものことなのですが、妄想・創作は今回よりはやや多目になるかと思われますので耐性をお持ちの訪問者さまのお越しを心よりお待ちしております(〃´・ω・`)ゞ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・ブラン・シェイの過去に関する手掛かりを探す(´;ω;`)

何物にも代えがたい時間という物が私の手からすり抜けていき、自分の命ももう残り少ない。
だから今、名前を付ける。
ブランディルと。
リムドレンの息子、そしてテルヴァンニ家ただ1人の生ける継承者。
彼をトロンニャと呼ばれる赤ん坊用の細長い布に包み、彼の運命をアズラの意思に委ねることにする。
公徳心を持って誇り高く生きてくれ、セラ。

“リムドレン・トレヴァンニの日記”より


メリークリスマス(〃▽〃)☆
本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作などなどそれなりに含まれると思われますので苦手な方はスルーお願い申し上げます。
創作部分を避けてクエストラインのみ知りたいとおっしゃる方はカラー部分のみご覧下さい。
PC&NPC間の会話は一部を除きほとんどが創作となっておりますのであらかじめご了承おきくださいませ。



リフテンクエスト『ブラン・シェイの過去に関する手掛かりを探す』

リフテン監獄にシビ・ブラック・ブライアを訪問した折、Rioは階下の右手奥の牢屋の中でうずくまる見覚えのある男に気づきました。
(ブラン・シェイ? そんな・・・すぐに釈放されると聞いていたのにΣ(・ω・´;))
マデシの指輪を盗み取りブラン・シェイのポケットにそれをスリ入れ、彼を罠に嵌めてからもう半年以上経ちます。
あの時のブリニョルフの説明では彼が拘束されるのはほんの数週間程度ということだったはずが、未だ投獄され続けているようです。
あまりの驚きにRioは思わず鉄格子に走り寄り、張り付いてしまいました。
みすぼらしい囚人服で身を固めるブラン・シェイもRioに気づいて立ち上がります。
「あの時 市場で私にマデシの指輪をスリ入れたのはお前だったんだろう?」
投獄された当初、ブラン・シェイは自分がなぜマデシの指輪を持っていたのか。
なぜ身に覚えのない罪で投獄されてしまったのか、皆目検討もつかない状態だったと話し始めます。
「この薄汚い牢の中でずっと考えていた 考える時間だけはたっぷりあったからな」
いつにも増して声高にポーションの説明を続けるブリニョルフ。
市場から少し離れた街路でこちらを凝視し続けるメイビン・ブラック・ブライア。
そして落ち着きなく辺りを窺う見かけない顔の旅人。
「そう その旅人があんただったよ Rion○idとか言うんだろお前は? 捕まる前の市場でお前がブリニョルフと目配せしているのを思い出したのさ その少し前にブリニョルフはメイビン・ブラック・ブライアと何か打ち合わせをしているようだった」
ブリニョルフの仕組んだこととはいえ、マデシの金庫から彼の大切にしていた銀の指輪を奪ったのも、その指輪をブラン・シェイのポケットに忍ばせたのもRioであり。
罪悪感からRioは思わず目を伏せてしまいました。
そんなRioの様子をつぶさに観察しながらブラン・シェイは続けます。
「メイビンと私には確執があった 衛兵に拘束されて投獄されようやく気づいたのさ お前達が謀を巡らし私を陥れたんだとな」
ブラン・シェイは誰の思惑で投獄される運びとなったのか、すっかり理解しているようでした。
自分にこんな仕打ちをした連中を決して赦しはしないと思ったと正直な気持ちを綴った後、ふとブラン・シェイは悲哀を帯びた笑みをこぼしました。
「けれどな 私がこんな目に遭っても面会に来てくれる者は誰一人としていない 親も兄弟も生きているのかすらわからないんだ」
ブラン・シェイは自分の名前がダンマーにしては変わっているだろうとつぶやきました。
こんな冷たい牢屋に投獄するきっかけを作ったRioになぜかブラン・シェイは己の境遇を語って聞かせます。
「ダークエルフとして生まれたがアルゴニアンの手で育てられたんだ 今でも理由を調べているんだが どういうわけか孤児になったらしい その後ブラック・マーシュに住む親切なアルゴニアンの一家に引き取られたんだ かつて自分の身に何が起こったのか いつか明らかにしたいと思っているよ」
それから鉄格子の向こうで悲しげに立ち尽くすRioに向かってブラン・シェイはぽつりと言葉を投げかけました。
たとえ自分を罪人に仕立て上げた悪党の一人であっても、面会に訪れてくれたのはお前だけだと。

※ブラン・シェイを罠に嵌める出来事が記されているのはSkyrim②『チャンスのお膳立て』であります。

まんじりともできない一夜をビー・アンド・バルブで過ごしたRioは充血した瞳でヴィルカスに訴えます。
「ブラン・シェイの出生の秘密を調べてみようと思うの(`・ω・´)」
そんなことだろうと思い、ヴィルカスも昨夜の内にファルカスやアシスに行方不明になったダンマー一家やブラン・シェイという人物に関する噂や情報を聞いたことはないかという旨の手紙を送っておいたのでした。
朝一番でリフテン監獄に赴いたRioはビー・アンド・バルブで作ってもらった焼きたてのパンとチーズ、スパイスの効いた牛肉とリーキのバター炒めを鉄格子の間から差し入れながら、ブラン・シェイに何か少しでも幼い頃の出来事で憶えていることはないかと問いただします。
温かい料理を手にうれしそうに目を細めるブラン・シェイは、実は昨夜自分の過去をあれこれ思い出し、Rio同様あまりよく眠れなかったともらします。
それからひとつだけ気になった事があるともつぶやきました。
「アルゴニアンの父に拾われた時 テルヴァンニ家の紋章が縫い付けられた毛布にくるまれていたそうだ テルヴァンニ家は昔モロウウィンドでも有数の名家のひとつだった もちろん自分があの家の血族とは限らないだろうが もし探している答えにつながる手掛かりを旅の途中で見つけたら ぜひ教えてほしい」
(テルヴァンニ家ね。そういえばブレリナがテルヴァンニに繋がる家系だとか言ってたから聞いてみようかな(*・ω・))
ブラン・シェイにわかったと返事を返しながらRioはウィンターホールド大学のブレリナ・マリオンを思い浮かべていました。
「でもなぜスカイリムまであなたは来たの? テルヴァンニ家のことならモロウウィンドで調べた方が確実では(゚ー゚*?)」
もっともだとうなずきつつもブラン・シェイは出生の秘密をスカイリム組んだりまで調べに来た理由を綴ります。
テルヴァンニ家に昔仕えていた使用人が継承戦争中にモロウウィンドを逃げ出そうとプライド・オブ・テル・ヴォスという名の船の乗船券を買ったこと。
その船がスカイリムに向かって出航したこと。
しかし、その後プライド・オブ・テル・ヴォスが消息を絶ってしまったことなど、自ら知っているすべてを打ち明けました。
「じゃあプライド・オブ・テル・ヴォスに乗船した使用人の行方がわかれば あなたの出生の謎も解けるかもしれないのね(゚ー゚*?)」
「ああ だがその船がどうなったのか何年も調べているんだが何の手掛かりもつかめていない そうこうしているうちに捕らえられて調査すらできない状態になってしまったんだ」
料理の包みを握り締めるブラン・シェイは寂しそうにうなだれながらそう答えました。

テルヴァンニ家の一件ということでウィンターホールド大学に在籍するブレリナに当たるつもりだったRioは彼女への訪問を取り止め、急遽行き先を変更しウィンドヘルムを目指すことにしました。
ウィンドヘルムの東帝都社には顔見知りの友人であるオルサス・エンダリオとアデライサ・ベンディッチがいるはずです。
「なるほど 船のことなら貿易会社を当たる方が確実というわけか 万一座礁していたとしても航路さえわかれば調査区域を限定できる」
相棒の荷物を肩代わりし先に乗れと促すヴィルカスに笑顔を返しながら。
ウィンドヘルム行きの荷馬車に乗り込むやいなや、Rioは荷物から使い古されたマップを引っ張り出します。
モロウウィンドからスカイリムへ向かうとなればプライド・オブ・テル・ヴォス号が北東の航路のいずれかを辿った可能性が高く。
東帝都社に到着する前からこの航路ではないか。
もしも座礁もしくは転覆しているとすればこの岩礁付近があやしいのではないか。
潮流から察するにこちらに流されたのではないかなどと思索を巡らせます。
オルサスやアデライサが知り得ない場合でも、同業者のトールビョルン・シャッター・シールドもしくは彼の優秀な部下のスヴァリス・アセロンが消息を絶った船について何か情報を持っているかもしれない。
ついつい先走って考えてしまうRioに、まずは休めとヴィルカスは地図を取り上げました。
「そんな真っ赤な目をしてオルサスやアデライサに会えば情報提供どころではない あいつらはお前の身を案じて口を閉ざしちまうぞ」
牢に繋がれたままのブラン・シェイの境遇を知り、あれこれ考えて眠れなかったRioはようやく彼への罪の償いができるかもしれないと。
ヴィルカスの肩にもたれかかり夢現にまどろむのでした。

※東帝都社で座礁地点を絞るために立ち寄った件は創作です。ゲーム的にはブラン・シェイと会話を交わした後すぐに次の行き先が表示されますので直行できます。

東帝都社に立ち寄るとアデライサだけが事務所に詰めていました。
オルサスはちょうど港に停泊中の船の荷を照合しに出かけているということで、Rioはアデライサにプライド・オブ・テル・ヴォスの行方について訊ねてみました。
アデライサは何か心当たりがあるらしく、過去の航行履歴についての書類の吟味にかかります。
「あったわ! 随分古い記録だけど これで間違いないはず」
座礁地点として古びた地図に記された場所はウィンターホールドの東にある群島の南端でした。
消息を絶ったとブラン・シェイから聞かされた時から恐らく船は無事ではないとは予想していましたが、やはりプライド・オブ・テル・ヴォスは200年ほども前に乗員もろとも寒風吹きすさぶ北の大地で朽ち果ててしまっていたようです。
しかも発見が遅れたこともあり生存者はなかったとアデライサは記録を読み上げます。
生存者がなかったということはテルヴァンニ家の使用人から話を聞くこともできないということで。
Rioはしょんぼりと肩を落としました。
「難破船をこの辺りで見かけたとは聞いていたけど どうも出るらしいのよ」
打ちひしがれるRioにアデライサが近寄り声をひそめます。
「出るって何が(゚ー゚*?)」
「もちろん幽霊よ お前もいっしょに来いっていう呻き声と共に水底に引っ張られるらしいわ」
「そ・・・そんなの怖くなんて な・・・ないんだから(`・ω・´;)」
以前イルクンサンドでメルセルと雌雄を決した折、あわや水中で溺死仕掛けたトラウマが甦り、幽霊よりも水底に引きずり込まれるという現象に恐れを感じるRioなのです。
するとアデライサは冗談よと涼しげに笑い、イスに腰掛けるRioの肩にポンと手を置くと。
「ブラン・シェイとかいう人物の出生の秘密や家族について知りたいんでしょ? 幽霊から何か聞き出せるかもしれないわよ」
ウィンクをして。
広げられたマップを覗き込みながらプライド・オブ・テル・ヴォスが難破したと思しき地点に印を付けました。

ウィンターホールドの街から南東海岸線の氷河沿いにアイスウルフやユキグマを凌ぎ海を渡って行くと、船体を真っ二つにへし折られた船の残骸が岩陰に姿を現します。
肌を刺す烈風と海水に苛まれながらなんとか岸辺に辿り着いたRioに二人の山賊が襲いかかってきました。
どうやら難破船に残された財宝を求めてやってきた賊があまりの寒さにキャンプを焚き始めたところに出くわしたようです。
近接武器で挑みかかる山賊をおびき寄せ、もう一方の遠隔攻撃を行う山賊からは死角となる位置を選び迎撃を開始します。
遅れて上陸したヴィルカスの弓による援護を受け、一人目を倒し終えたRioは続いて弓を射続ける敵に向かってグレートソードをかざしつつ突進します。
一撃与えて怯ませた後、逃げ惑う山賊の側面に回り込み、ヴィルカスの弓の軌道の確保すると同時に相手の逃げ場を塞ぎます。
二撃、三撃と大剣で斬りつけると呆気ないほど簡単に山賊は絶命してゆきました。
戦闘も終わりほっと一息ついたところで大男の奇襲を受けてRioは驚き後ずさります。
すかさず鞘に納めかけたグレートソードを構え直し、退いた折に沈みかけた膝のバネを生かして山賊長と思しき大男へと斬りかかります。
野生の獣のようなRioの俊敏な動きに大男はうろたえ、続いて叩き込まれるヴィルカスの重い一撃に唸りを上げながら身を仰け反らせました。
間髪入れず振り下ろされる二振りのグレートソードを前後にまともに食らい、大男は崩れるように大地に突っ伏します。
他に敵はいないかと警戒を強め周囲を見回し安全を確認すると、ようやくRioは安堵のため息をつきました。

午後の傾きかけた太陽が海面に照りつける中、無残に破損したプライド・オブ・テル・ヴォスの船内を調べるRioは一冊の日記を発見しました。
目ぼしい宝物はすでに夜盗に持ち去られた後らしく。
それでも辛うじて残されていた遺品の中にブラン・シェイの生い立ちを物語ってくれる物があることを祈りながらRioは破れかけ変色しかけた日記を手に取りました。
頑丈な箱に守られていたのが幸いしたのか日記の文字に滲みはみられず、内容を読み取ることは可能なようです。
山賊達の残していった焚き火の傍に腰を下ろし、装備を乾かしがてらRioは日記に目を通し始めました。
この日記はどうやらリムドレン・トレヴァンニによってしたためられたもののようです。
トレヴァンニ家はモロウウィンドで一世を風靡した五大家のひとつだったのですが、200年以上前に生じたオブリビオンクラッシュ、レッドマウンテンの噴火など度重なる不運により血族が散り散りばらばらとなっていました。
第四紀6年、モロウウィンド南部より攻め寄せたアルゴニアン侵略軍の襲撃に持ちこたえられそうもないと判断したリムドレンは乳母であるヒドリャ・オーレンに生まれたばかりの赤子ブランディルを託したのでした。

ヴァーデンフェル全土が炎に包まれて大量の死者を出したちょうどその年に授かった子供、神からもらった祝福の瞳を覗き込んでみる。
この贈り物を抱きしめる。
彼に生き延びるチャンスが与えられ、我々の思い出を留めておいてほしいと願うのは図々しすぎるだろうか?
混沌と破壊の最中に生まれたこの小さな男の子の命が途絶えてはならない。
昔テルヴァンニは誇り高き気高い者達だったことを他のダンマーに知らせるという役割を果たしてくれるだけでもいい。
名前を付ける。
ブランディル、と。
リムドレンの息子、そしてテルヴァンニ家ただ1人の生ける継承者。
「公徳心を持って誇り高く生きてくれ セラ・・・親愛なる息子ブランディル」
吹きすさぶ風が焚き火を煽り日差しが翳りを見せ始める頃、Rioは日記を両手で抱きしめるようにして立ち上がります。

※セラという言葉はダンマーがよく呼びかけとして使うもので“リムドレン・トレヴァンニの日記”の場合は“親愛なる息子”という呼びかけで個人的には捉えてみました。

翌朝早くリフテン監獄を訪れたRioはブラン・シェイに日記を差し出しました。
彼は震える手でそれを受け取り。
沈黙のまま貪るように文字に目を奔らせた後、最後にこの恩は一生忘れないと。
涙に濡れる緋色の瞳に感謝をたたえてRioを見つめました。



以上で『ブラン・シェイの過去に関する手掛かりを探す』終幕となります。

エランドゥル(『目覚めの悪夢』で殺害)にしてもブラン・シェイ=ブランディル(『チャンスのお膳立て』で濡れ衣を着せた)にしても、Rioは性格イケメンダンマー=ダークエルフな紳士達にひどい仕打ちを行いまくってますよね(´・ω・`;A)
もういろいろと清濁併せ呑んでいるとでも思わなければ良心が痛む所業の数々です。
以前もあとがき風味で少し書いてみましたが、こちらのストーリーモードは実績全解除を目指したプレイに基づいておりますので、好む好まざるに関わらずキーとなるクエストはすべてこなし、良心に恥じる行いでも実績のためなら強行することを信条としております。
実績>良心という縛りでかつロールプレイングを行えば、当然のことながらそれらの非人道的な行いの中で登場人物は悩み嘆き苦しむことになります。
時々もう少しRPし易い善人となるようクエストを取捨選択すべきだったのかもと後悔することもあります。
今となりましては、この縛りは結果的に作中人物の生き様を波乱万丈へと導き、Rioに関わる人々の言動や心の移ろいにも深みを与えたのではないかと・・・思わないと書いていられません(`;ω;´)←イイワケ デスヨネー!?

プライド・オブ・テル・ヴォスの座礁地点につきましてはブラン・シェイとの会話後、マップが表示されますので、特に東帝都社に赴く必要はないのですが、
「あまりにもすぐに目的地がマップにポンッと記されてしまうのも味気ないかな?」
というわけで少々演出が施してあります。
蛇足ですが、ブラン・シェイに差し入れはゲームではできません。
牢屋に繋がれっぱなしならせめてお詫びにご馳走の差し入れくらいしたいのですが・・・
「ブラン・シェイとシビ・ブラック・ブライアの二人が眠っている間に二人を運び出して収監されている場所を入れ替えちゃおうかな~」
と思ったり思わなかったり。

次回Skyrimはリフテンクエスト『計り知れない深み』をお送りする予定です。
ネタバレ・妄想・創作なんでもござれとおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております(〃´・ω・`)ゞ

次のアップは年明けの1/4以降となりそうです。
こちらが本年度最後の書き込みになるかと思いますが、皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします(〃▽〃)♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・リフテンのスクゥーマのディーラーを確認するΣ(・ω・´)

リフテン水産で働くアルゴニアンのウジータ。
彼女を訪ねたRioはウジータがスクゥーマ中毒で苦しんでいる場に出くわします。
薬を与えると感謝したウジータはスクゥーマを彼女に売った人物の名前を明かしました。
リフテン首長の命を受けスクゥーマの売人と関わりを持つリフテン倉庫への潜入調査にRioは乗り出すのでした。



今夜も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

随所にネタバレ・妄想・創作を多々含みますので、クエストの流れのみ知りたい方はカラー部分のみをご覧いただけますなら幸です。
また、こちらのブログですが、広告スペースが最近富に増えているようで、広告などが目障りだとおっしゃる方には本当に申し訳なく思っております(本人が意図してまた利害目的で載せているものではありません)。
フリーで貸していただいているものですのでどうかご容赦くださいませ(´・ω・`;A)



リフテンクエスト『リフテンのスクゥーマのディーラーを確認する』

予想はしていたもののメイビン・ブラック・ブライアの優秀な部下の働きにより、ブラック・ブライア農園で行った名馬フロストの強奪はRioの仕業であると彼女に知られるところとなりました。
しかもその調査を請け負ったのはブリニョルフだったようで。
「一体何を考えているんだ!? メイビンから依頼を受けて馬泥棒が誰なのか調べてみれば よりによって犯人が盗賊ギルドのギルドマスター 俺達の頭たるお前じゃないか 先日シビに関わる話を聞かされた時からイヤな予感はしていたんだが おい 笑ってる場合じゃないぞ!」
盗賊ギルド仲間の溜まり場ラグド・フラゴンにブリニョルフの苦言が響き渡ります。
どうしたんだとこちらを覗うデルビンとヴェックスも、話の内容を耳にしてニヤニヤ笑いを浮かべます。
おそらくそんなとんでもない状況にあっても必死で庇い立てしてくれたに違いないブリニョルフ。
焦りながらも口をついて出る彼の流暢な弁明を想像して。
Rioは思わずクスクスと笑い声を上げてしまったのでした。
「ふふん やってくれるじゃないか だけどあまりバカな真似をしてここが元のスキーヴァーの巣に逆戻りは御免だよ」
茶々を入れるヴェックスとその横で忍び笑いを洩らすデルビンに鋭い一瞥をくれながらブリニョルフは更に続けます。
「とにかくさっさとメイビンに謝りに行け 一応の取り成しはしておいたが あれはまだ赦したという顔じゃなかったぞ」
文句を言いながらも気遣ってくれるブリニョルフに感謝しつつ、Rioはリフテン首長の住まうミストヴェイル砦に向かいます。
新首長メイビンからイヤミをたっぷり聞かされて。
ようやく解放されると思ったところで、まだ話は終わっていないと引き止められます。
振り返るRioに何やら液体の入った瓶を掲げながら、これが何かわかるかと相変わらずの威圧的な態度でメイビンは問い質します。
瓶を受け取り液体のにおいを嗅いだ後、Rioはうなずきながら答えました。
「スクゥーマね(*・ω・)つ∪」
わかっているのなら話は早いと首長の玉座にゆったりと身を沈めて。
メイビンは本題へと移ります。

「最近リフテンに横行しているスクゥーマの出所を突き止めろってことか 名馬フロストの強奪には目をつぶってやるが その代わり新しく首長となった自分のためにせいぜいしっかり働けということだな」
リフテン市街に入ったところでヴィルカスがどうするつもりだと言いたげに立ち止まります。
お咎めなしとはいえ結局はメイビンの掌の上という結果に小さくため息をつくRioなのです。
とはいえ人体に悪影響を及ぼすスクゥーマの氾濫を見過ごすわけにもゆかず。
まずはスクゥーマの出所について調査してみることにしたのでした。
リフテン市街にスクゥーマ中毒らしき人物はなく、そのままホンリッヒ湖に面するリフテン水産側に回ります。
正午少し前のやわらかな日差しが湖面に注ぎキラキラとやわらかな光を反射する様を眺めながら桟橋を歩くRioにひとりのアルゴニアンの女性がぶつかります。
スリの手管かと警戒するRioに。
ぶつかった拍子によろめくアルゴニアンの女性、リフテン水産で働くウジータが助けを求めてきました。
彼女はスクゥーマを常飲しているらしく震える手で回復薬を持っていないかとすがりつきます。
携帯する回復薬の1本を与えるとむさぼるように飲み干し、ウジータはようやく落ち着きを取り戻しました。
「スクゥーマね どこでそんなものを手に入れたの(´・ω・`)?」
すると、しきりに感謝の言葉を唱えていたウジータは急に口ごもり始めます。
教えるわけにはいかないとうつむくウジータをなだめすかしてようやくRioは有効なひとつの情報を手に入れました。
スクゥーマを流していたのはサルティス・アイドレンというダンマーの男で、彼はリフテン倉庫に精製施設を持っているというのです。
「でも中には入れないの 戦争が始まって以来 奴らは倉庫に厳重に鍵を掛けているから」
首を横に振るウジータに、鍵の持ち主が誰であるか心当たりはないかと訊ねると、おそらく首長であれば鍵を持っていると返答を返します。
ミストヴェイル砦にとんぼ返りを果たしたRioは再度首長であるメイビンの前で調査結果と進捗を伝えます。
もしやリフテンの首長及び執政皆がグルになってスクゥーマ精製を見逃していたのではないか。
メイビンが鍵を所持する倉庫でスクゥーマが精製されていたことに関連付けて、彼女自身がスクゥーマ精製に関わっていたのではないかとRioは口にします。
するとメイビンは腹立たしげにため息をつき冷淡に言い放ちました。
「サルティスと私がグルだと? ばかばかしい あのダンマーは数年前から目障りで仕方ないと思っていた輩です」
何度も連中を潰そうとし、その度に街の衛兵と内通しているのか上手く逃げおおせてしまうサルティスのことはメイビンも苦々しく思っていたようです。
「私が私の市民を廃人に変えてまで利益を優先し 仕事の効率を下げる愚行を冒すなどと本当に考えているのですか? そうだとすればあなたは行動どころか思考まで短絡的と言わざるを得ません」
言い方は手厳しくともその内容はもっともで。
Rioは失言を謝罪し、借り受けた鍵でリフテン倉庫へと向かいました。

リフテン倉庫に直行する道すがら、お前にしてはやけに素直に引き下がったなとつぶやくヴィルカスに。
「メイビンは嘘はついていないと思ったから」
と返すRioなのです。
確かにメイビン・ブラック・ブライアは自分にとってのライバルや己の利益を害する者に対しては情け容赦なく切り捨て、罠に嵌めて陥れるような人物ではあります。
けれども自らの支配する街の労働力を意味もなく削ぐような愚かしい行為に奔る首長ではありません。
そう考えればメイビンがリフテンのスクゥーマ蔓延の黒幕というシナリオは成り立つはずもなく。
Rioはウジータにスクゥーマを都合していたというサルティス・アイドレンに直接対決を挑むつもりでした。

リフテン水産裏手のリフテン倉庫に忍び込むとヴィルカスの気配に気づいたサルティスの部下らしき男が攻撃を仕掛けてきました。
瞬く間にダンマーの男を討ち倒すと左手奥へと向かいます。
物音を聞きつけて現れたその男こそサルティス・アイドレンで、侵入者であるRioとヴィルカスに気づくや大声を上げ盲滅法ダガーを振りかざし始めます。
けれども禁制品売買と裏工作の得意な男も武器の扱いには慣れてないとみえ。
ヴィルカスの放つ一閃にもんどりうち階段を滑り落ちて行きました。
階下で絶命するサルティスの持ち物の中から鍵を選んで拾い上げると、Rioは地下室の調査に乗り出します。
下りてすぐの部屋に怪しい物品はなく、鍵を使い奥の部屋を開け放った途端、戸棚に大量のムーンシュガーとスクゥーマを発見です。
「ここに禁制品を持ち込んでいたのは確かなようだな」
ヴィルカスの言葉にうなずいて、Rioはサルティスのデスクを漁ります。
無造作に置かれた鞄の中からモロウウィンドのキリニルという人物とのスクゥーマの原材料であるムーンシュガー取引に関わる文書を見つけ出しました。
(クラッグスレイン洞窟で麻薬取引する予定だったようね(`・ω・´;))
ムーンシュガーの出荷について記された文書と証拠の品となるムーンシュガー及びスクゥーマを携えるとRioはその足でミストヴェイル砦へと向かいます。
サルティス・アイドレンを始末した旨を報告し、彼が隠し持っていたスクゥーマ及びその原材料であるムーンシュガーをメイビンの前に並べると、リフテンの新首長は彼女には珍しく冷笑とは異なる満足した笑みを浮かべました。
「実績は言葉より雄弁という見本ですね お前が私の農園で犯した罪と今回の功績とでひとまずは相殺としましょう」
それでも手放しで褒め称えようとはしないところにメイビンらしさを感じてRioは失笑をもらします。
「ところでサルティスがどこでスクゥーマを手に入れていたのか見当はつきませんか?」
抜け目のないメイビンはRioが他にも何か情報を隠し持っているのではないかと探りを入れ始めました。
この機会に使えるものはおおいに利用し、リフテンを脅かす密売人どもを一掃しようという腹なのでしょう。
Rioはリフテン倉庫で見つけ出した文書を取り出しメイビンへと差し出します。
加えてサルティスがクラッグスレイン洞窟でムーンシュガーの売買を行うつもりだったことも言い添えます。
文書に一通り目を通すとメイビンはただちにその洞窟へ赴き全員を始末するよう命令を下しました。
一人たりとも逃してはならないと念を押して。
スカイリムの影の女帝は有無を言わさぬ鋭い眼差しでRioを睨めつけました。

ショールストーンとムズルフトの間に位置する崖下にクラッグスレイン洞窟はありました。
用心棒らしき男を崖上から射抜き、番犬代わりにうろつくピットウルフを仕留めた後、速やかに洞窟の侵入を果たします。
入り口を入ってすぐでぶつぶつと不平をもらすダンマーの見張りを倒し進んで行くと、細く暗い通路の先から何人かの声が響いてきました。
どうやらギャンブルに興じているようで侵入者に気づく様子はありません。
素早く矢を番え下層で棒立ちになる一人を撃ち抜くと、途端に一味がざわめき立ちます。
倒れた密売人の対面で周囲を窺う敵に第二矢目を放ったところでこちらの位置がばれてしまいました。
階段を駆け上って来る荒くれ達を淀みない太刀捌きで迎え撃つパートナーにターゲットを合わせ、Rioも番えた矢を解き放ちます。
ひとしきり喚き声と断末魔の叫びが交互に繰り返され。
やがて静寂が訪れました。
折り重なる死体を踏み越え階下へ向かうと、中央にピットウルフの死骸が倒れているのが目に付きました。
ウルフ同士を戦わせて賭け事でもしていたのか。
酒場と賭場を兼ねたホールの床やテーブルには何枚かのコインが散乱しています。
コーナーをカウンターに見立てたテーブルの下にはムーンシュガーにスクゥーマが置かれ、彼らがこの場を利用して麻薬の取引も行っていたのは確かなようでした。
穴倉のような通路を抜けて更に奥へ進んで行くと大柄な男が一人佇んでいるのが目に映ります。
側面から狙いを定めて不意撃ちを試みるも大男は一撃では倒れず、巨体に似合わぬ速さでこちらに突進して来ました。
弓からグレートソードへの持ち替えが間に合わないと。
思わず後方に飛びずさったところで、入れ替わるように進み出たヴィルカスの大剣が勢いよく振り下ろされた大男の戦鎚を跳ね上げます。
気勢をそがれた大男の関心は瞬く間にRioからヴィルカスへと向けられました。
斬り結ぶ激しい刃の激突音が洞窟内に木霊し渡り、やがて鈍い呻き声と共に巨体の男は地に倒れ伏しました。
軽傷を負うパートナーに治癒魔法を施しながらRioは辺りを見渡します。
かすかなムーンシュガーの香りと檻の向こう側でうろつくピットウルフの足音。
生者の気配はなく。
ほとんどのスクゥーマの瓶を叩き割り、ムーンシュガーは暖炉に焼べて。
密売の証拠品となるわずかなスクゥーマとムーンシュガーを手に
Rioはクラッグスレイン洞窟を後にしました。

クラッグスレインの密売人達がすべて葬られたという報告をメイビン・ブラック・ブライアはさも興味がなさそうな素振りで聞き流しています。
それからちょうど今思い出したとでもいうように重たげに瞼を上げて。
「うちの者を行かせて 残してきた物はすべて回収させます あのような物質が誤った者の手に渡ってはいけません そうでしょう?」
狡猾そうな光を宿した眼差しがRioを捉え、殊更優雅な物腰と言葉でメイビンは同意を求めてきました。
「さあ お前の分け前・・・いえ 働きの報酬よ これで十分でしょう」
付呪効果の付いた武器を一振りRioに与えるとメイビンはおもむろに立ち上がり。
私にはやらなければならないことがある。
そう言い残すと、そそくさとその場を離れて行きました。

ビー・アンド・バルブの宿の一室にて。
暖かい食事と甘いカクテルを前にRioはクスクスと忍び笑いをもらします。
クラッグスレイン洞窟の探索を終えたメイビンは、今頃目的の品は何ひとつ残されていない密売人のアジトを前に、悔しげに顔を歪め地団太踏んでいることでしょう。
たとえスクゥーマやムーンシュガーを応酬しても彼女がそれを素直に処分するはずもなく。
リフテン首長の名の下に表向きは不正な密輸品の始末は自分がつけておいたと嘯き、その裏では己の意に添わない者達の粛清に入手した薬物を最大限利用するに違いありません。
それを狙ってスクゥーマとムーンシュガーを処分したわけではなかったものの、報復の糸は紡がれ見事功を奏したようです。
「あまりあからさまに歯向かえば また影の女帝の不興を買うことになるぞ」
そうは忠告しながらも清々しい表情でヴィルカスはエールを傾けるのでした。


以上で『リフテンのスクゥーマのディーラーを確認する』終幕となります。

ちなみにメイビンの「うちの者を行かせて 残してきた物はすべて回収させます あのような物質が誤った者の手に渡ってはいけません そうでしょう?」はゲーム内で実際に発されたセリフです。
クラッグスレイン洞窟内のスクゥーマとムーンシュガーをすべて回収&処分しておいたのも、このセリフを予期していたからではなく、「ただなんとなく放置はよくないかも」という気持ちからでした。
どのような役職に就こうとメイビンがあまりにもメイビンらしすぎて微笑ましかったりします。

内戦クエストが終了している場合は無条件で新首長よりリフテンでの一軒家ハニーサイド購入権が得られるのですが、内戦クエストを終えていない場合は『リフテンのスクゥーマのディーラーを確認する』クエストを終えていなければハニーサイドは購入できませんので、リフテンでハウスを希望される方はご注意くださいませ。

首長がメイビン・ブラック・ブライアとなっている場合、「もしもお前が代わりにあの厄介者=サルティス・アイドレンを始末してくれたら・・・そうですね 私に貸しを作る機会はなかなかないとだけ言っておきましょう」などという婉曲的で高飛車なお願いを受けるという珍しい体験をすることでしょう。
盗賊ギルド関連で会話をしても、リフテンの街中で出会っても、メイビンからは悉く小言を受けるまたは嫌な顔をされ続けるというRioなのですが、こちらのクエストでは上から目線とはいえ成し遂げた暁には、「実績は言葉より雄弁という見本ですね」などとほんのりお褒めの言葉をいただけちゃったりします。
メイビンアレルギーになってしまわれた方は、ぜひこちらのクエストでちょっとツンデレなメイビンに触れてみて、アレルギーを緩和させてみるのもよろしいのではないでしょうか?

次回Skyrimはリフテンクエストから『ブラン・シェイの過去に関する手がかりを探す』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作など多々含まれると思いますが、「それでもOK(*・ω・)」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・守るべき約束(`・ω・´)

リフテンの酒場ビー・アンド・バルブにて。
ルイス・レットラッシュという男からフロストという馬とその血統書を手に入れて欲しいと依頼を受けます。
彼の指定した交渉相手を探してリフテン監獄を訪れたRioはシビ・ブラック・ブライアに出会うのでした。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

カラー部分はPC&NPCの会話を除いて比較的クエストの流れに忠実に進んでおりますが、カラー部分以外の箇所は創作パートとなりますので、「創作はNG(`・ω・´)」とおっしゃる方は読み飛ばしてやってくださいませ。
ちなみに創作パートは今回も多目です。



ウィンドスタッド邸で報告を待つという狩猟の女神アエラからの手紙を受け取り、行き先をジョルバスクルからウィンドスタッド邸に変更したRioは、その後も次々と害獣駆除の依頼を受けてはこなす日々が続きました。
幾度目かの報告を終えたところで、エリクの方からそろそろレイクビューに向かおうと切り出されます。
意外とでも言いたげな表情で。
もう導き手との旅に飽きてしまったのかと艶やかな笑みでからかうように問う狩猟の女神の前で堂々とエリクは正直な気持ちを綴ります。
これ以上Rioといっしょに旅をしていると、いつかあの重装戦士に首を刎ねられるどころか滅多刺しにされる行為に及んでしまいそうだからと。
困ったようにうつむくRioの眼前で。
それはそれでおもしろいのになどと、とんでもないことを口走る狩猟の女神なのです。
ここにきてようやく執政の任務に難色を示せば希望通りの展開になるだろうなどと。
狩猟の女神がエリクに入れ知恵をしたことに気づき、Rioは頬を紅潮させて抗議を始めます。
けれども役者が一枚上手なのか。
何食わぬ顔で肘掛け椅子から立ち上がったアエラは悪びれた様子もなく、そろそろ私も仕事に戻ろうかしらと言ってのけます。
かくしてエリクはレイクビュー邸の執政に収まり、秋から冬にかけては傭兵稼業とロリクステッドの父親が経営する宿屋フロストフルーツの手伝いを、春から夏にかけてはレイクビュー邸にて執政を行う新たな生活を送ることとなりました。
少し長めの休暇を終えたアエラは今まで通りウィンドスタッド邸の執政を続けながら同胞団のサークルメンバーとしてジョルバスクルとハイヤルマーチ地方を行き来する生活へと戻ってゆきます。

数週間の不在をどのように説明しようかとウィンドスタッド邸からホワイトランへ向かう道すがら思い悩み続けたRioは、やはりすべての経緯をヴィルカスに打ち明けることにしました。
狩猟の女神から一部始終を聞かされているに違いないヴィルカスの逆鱗に触れるのは覚悟の上でジョルバスクルの扉をくぐります。
けれども予想に反してエリクとの旅については一切不問を貫き通すパートナーの態度に、Rioは一抹の不安を覚えるのでした。
「ヴィルカス 怒っていないの|ω・)?」
「俺の怒りを買うような真似をしたのか?」
パートナーの切り返しに慌てて首を振るRioなのです。
そんな相棒にヴィルカスはかつてRioが自分に吐露した思いそのままの言葉を紡ぎます。
「人の心は縛れない そう言ったのはお前だ」
それからこの話はもうやめようと話題を切り上げ。
冒険に出るなら今受け持っている仕事の後始末をしておくので明日またジョルバスクルへ来てくれと告げると。
視線を合わせるのを避けるようにヴィルカスはRioに背を向けました。
「ヴィルカス・・・」
穏やかな口調ではあっても態度はどこかよそよそしいパートナーの後姿を見送るRioに、二人の成り行きを遠巻きに見るとはなしに眺めていたファルカスとアシスが歩み寄ります。
「1・2週間ほど前だったか 兄弟とアエラが口論になってな 発端は仕事の引き継ぎについてという他愛もないことだったんだが ヴィルカスの言い分に腹を立てたアエラがあんたとエリクとかいう男のことを持ち出したんだ」
今、二人が共に冒険をしていることなど知らないだろうと。
エリクの情熱に導き手が陥落させられるのも時間の問題だとか。
「確かにあの煽り方はまずいと思ったが 導き手よ あんたに限ってまさか・・・そんなことないよな?」
遠慮がちに弁明を求めるアシスの言葉など耳に入らないかのように。
眉根を寄せ。
泣き出しそうな表情で。
Rioはヴィルカスの消えたジョルバスクル階下へと走り出すのでした。
「まあ あの様子なら大丈夫だろう アエラも自分の言動がかえってあいつらの絆を深めるってことには気づかないんだろうな」
ファルカスの言葉にうなずきながら。
「アズラに賭けて 俺もああいう切なそうな気持ちっていうのを味わってみたいもんだ」
アシスもニヤリと笑いました。

激しくノックされる部屋の扉を今開けると低くつぶやくヴィルカスが開け放した途端、瞳いっぱいに涙を浮かべた相棒が飛び込み、そのまましがみついてきました。
ごめんなさいを呪文のように何度も唱えるRioを抱きしめながら、せっかく新調した部屋着が涙と鼻水で台無しだなと苦笑するヴィルカスです。
パートナーの笑顔に視界がぼやけるのを感じながらRioはもう一度強くヴィルカスにしがみつきました。


リフテンクエスト『守るべき約束』

翌日の正午を過ぎてようやく仕事のめどが立ったヴィルカスと共にRioはジョルバスクルを出立しました。
目的地リフテンには馬車を飛ばしても半日かかる行程で、深夜になってようやくビー・アンド・バルブに滑り込むとRioは一夜の宿を借り受けました。
目的の人物との面会は翌朝に回し、Rioはタレン・ジェイの調合したホワイトゴールド・タワーを、ヴィルカスはエールで喉を潤します。
従者が異なっていることに気づいても特に触れるでもなく。
寡黙さを保ったまま調合したカクテルを置いて立ち去るタレン・ジェイの心遣いに感謝するRioなのです。
入り口から遠くない一角にルイス・レットラッシュを認めると、Rioはヴィルカスに今回の依頼主が彼だと説明を入れます。
「つまり依頼内容はメイビン・ブラック・ブライアの愛馬と血統書を共に手に入れろってことか?」
メイビン・ブラック・ブライアはリフテンを牛耳る支配者的存在の女性で、帝国派ともサルモールとも深い繋がりを持ち盗賊ギルドのパトロンをも務める人物です。
闇の一党にすら顔が利く彼女は、内戦後はリフテンの首長となり一層その地位を磐石なものとしたのでした。
「ええ メイビンの息子であるシビ・ブラック・ブライアと連絡を取れば血統書の在り処も名馬フロストの居場所もわかるだろうって言われたんだけど(´・ω・`)」
「何か問題があるのか?」
「シビの居場所がリフテン監獄なのよね(´・ω・`;)」
リフテンの独裁者に等しいメイビンの息子が彼女のお膝元であるこの街の監獄に捕らえられているという事実にヴィルカスも眉をひそめました。
「なぜシビは捕まったんだ? メイビンが息子の投獄を許可するとは思われんが」
それはまだわからないとRioは首を振ってみせます。
わかっていることはシビに会わなければこの話は先に進まないということだけでした。
「ブラック・ブライアの名を持つ囚人か 嫌な予感がするな あのメイビンを怒らせたに違いない息子がまともな人物である可能性は極めて低そうだ」
ヴィルカスの推察に同意を示すRioでした。

「これはこれは まさに目の保養だな 美しい女性のためならいつでも時間を割くぜ」
歯の浮くような軽口がすらすらと出てくるシビ・ブラック・ブライアの収監室は他とは比べ物にならないほどの豪奢なもので。
赤い絨毯に整えられたダブルベッド、タンスにご馳走の並べられたテーブル、片隅には小さな書斎スペースと至れり尽くせりな設えです。
「美しい女性だって(〃▽〃)♪」
「世辞に浮かれている暇があったら洞察力を鍛えろ」
ヴィルカスの手厳しい忠告に唇を尖らせながら、それでは・・・と。
鉄格子越しに声をかけ、まずはシビが監獄に入った経緯などを探ってみるRioなのです。
Rioの問いかけに臆することも躊躇することもなく見事な滑舌で説明を入れるシビは、時折その瞳に残忍な光を漂わせました。
「いいか 誰にでも欠点はある 俺の場合は女にもてすぎることだ スヴィディという美しい娘と婚約中にちょっとだけ浮気していた 彼女はそれに気づいて兄弟のウルファーに伝えた そして奴はナイフで俺を襲ってきた 自分の身を守ろうとしたら逆にそいつを殺しちまった 立派な正当防衛ってやつだ」
人殺しを嬉々として語るシビの表情には後悔などは微塵も感じられず。
不快を顕わにするRioを獲物を狙う蛇のような目つきで見据えながら話を続けます。
「結局8ヶ月も鉄格子を見つめる羽目に陥ったんだ 信じられるか? リフテンで一番裕福な家に嫁がせてやろうとしたのに あの小娘め とんだ恩返しだ あのふしだらな女の首を取るためなら何だってする 居場所さえわかればな」
(スヴィディ・・・ね(`・ω・´;))
牢屋内を腹立たしげにうろつき回るシビを無言で観察した後、Rioは本来の目的である名馬フロストとその血統書の在り処について巧みに話題を切り替えてゆきます。
Rioがルイス・レットラッシュの名を口にした瞬間、用件は心得ているとシビは深くうなずきました。
奴は馬を欲しがっていて自分はその相談に乗るはずだった。
しかし投獄されてしまった今、自分自身が手助けすることはできない。
その上、名馬の誉れ高いフロストの本来の所有者は彼の母親メイビンであり、彼女の所有するブラック・ブライア農園に厳重な見張り付きで繋がれているいう。
「馬をロッジから追い出し馬屋でレットラッシュに引き渡す計画だった 見てのとおり計画どおりにはいかなくてな そうは言ってもレットラッシュを怒らせたくはない」
やぶ睨みの目つきは標的に据えられたままで、鉄格子に近付くとシビ・ブラック・ブライアは依頼という名の命令を下します。
「こうしたらどうだ お前が馬を盗んでルイスの奴に引き渡す 上手くいけば報酬の残り半分はやろうじゃないか」
(ふうん・・・面倒な仕事を手っ取り早く他人に押し付け、自分は高見の見物ってわけね)
「メイビンならこの情報をもっと高値で買い取ってくれるんじゃないかしら|ω・)?」
思いもよらないRioの反撃にシビの薄ら笑いは消え、忌々しげに唾を吐き捨てました。
「なるほど獄中の男の弱味につけ込もうってか いいだろう もっとうまい条件を出してやる ロッジには隠されたお宝がある そいつも追加だ これで文句はないだろう」
言うが早いかポケットから取り出した鍵を左手の指先でつまみ、鉄格子の隙間からゆらゆらとぶら下げてRioの前にちらつかせました。
手を伸ばし鍵を受け取ろうとした刹那、獲物に飛び掛る蛇のごとくシビの左手が翻りRioの手首を捕らえようと動きます。
間一髪で危険を察知したRioが手を引っ込めると同時にヴィルカスが柄に手をかける音がカチリと響き渡りました。
獲物を捕らえ損ねたシビが舌打ちし、さも残念そうにせわしなく監獄内をうろつき回ります。
すかさず床に落ちた鍵を拾い上げ、踵を返して立ち去りかけるRioの背後に、シビは殺人の刑期がたったの8ヶ月なんて短いとは思わないかと大声で呼びかけます。
蒼褪めた表情で振り返るRioに。
ニヤリと不敵な笑みを浮かべて。
シビはなおも吼えるように言葉を綴りました。
「ブラック・ブライアにとって邪魔な奴らの暗殺を今まで誰が行ってきたと思う? 俺様 このシビ・ブラック・ブライア様さ だが不手際を起こした罰として懲らしめが必要だとメイビンは考えた 俺は今までウルファー以外に母親のために何人も始末してきてやったんだ それがたった一度の失敗でこのざまだ あの女は俺に何を期待していたんだろうな」
一切の返答も相槌も返すことなく佇むRioに、まあいい・・・と独り言のようにつぶやいて。
「服役中でも家にいるとき同様快適に過ごせる 当然ながら女にだけは触れられないがな」
豪華な檻の中でシビは細く長い嘲笑を響かせました。

今回の任務はRioの立場からも決して失敗は許されないものです。
メイビンに逆らえばどうなるのかはこれまで幾度となく見せ付けられていました。
露天商を営んでいたブラン・シェイは無実の罪で投獄されたまま解放されず、リフテンの元執政アヌリエルはメイビンが首長に就いた後も結局元の地位に返り咲くこともなく。
ホニングブリュー醸造所元店主のサビョルンもまた罠に嵌められた哀れな被害者でした。
目障りであればそれこそ死ぬまで投獄して自由を奪い、用済みとなれば容赦なく切り捨てる。
それがメイビン・ブラック・ブライアの流儀でした。
肉親ですら例外ではなく、シビ・ブラック・ブライアも彼の母親の呪縛から解き放たれることはなかったようです。
ラグド・フラゴンを訪れたRioの計画を耳にするや、ブリニョルフも悪いことは言わない、シビと彼にまつわる厄介事には関わるな・・・と警告してくる始末です。
「断わるなら早い方がいいぞ」
「断わらないわ(`・ω・´)」
地図でブラック・ブライア農園の位置を確認すると、早速現地に向かおうとRioは歩き出します。
ロッジの隠し財宝に目がくらんだのかと皮肉混じりに問いかけるヴィルカスに。
ささやかな反抗だとRioは答えます。
ルイスに恩義があるわけでもなく、シビに至っては近寄りたくもない部類の人間であることは確かでした。
けれどもこれまで自らの意思に反してRioは常にメイビン・ブラック・ブライアの掌の上で踊らされてきました。
本心とは裏腹に盗賊ギルドの繁栄のため彼女に忠誠を誓い、彼女の思惑に従い、彼女の行く手を邪魔する者は誰であろうと排斥してきました。
それでもいつかなんらかの形で一矢報いてやりたいとは思っていたのです。
それは実の母にいいように操られた挙句投獄されたシビの抱く憎悪に似た感情だったのかもしれません。
「子供じみた抵抗だって わかってはいるのよ でもこんなやり方でしか反意を伝えられないの」
この程度ではメイビンは痛くも痒くもない。
ちっぽけな嫌がらせにすぎないとわかっていても、やり遂げたいと思うほどにはRioの中に未だ反骨の精神は残されていたのでした。
「でも ヴィルカスの意に染まないのなら ここで待っていてもらっても・・・(´・ω・`;) イツモ フリマワシテ バカリダカラ」
「気に入らない点があるとすれば 万一の場合 俺の手の届かない場所にお前が連れ去られ収監させられる可能性があるという事だけだ」
パートナーの言葉に思わず微笑んで。
Rioは決して捕まりはしないと誓うのでした。

※ブラン・シェイを無実の罪に陥れた実行犯もホニンブブリュー醸造所のサビョルンを罠に嵌めたのもアヌリエル失脚に繋がる布石を敷いたのもすべて命令されたものとはいえ実行犯はドヴァーキンことRioなのですヾ(・ω・`;)ノ。この辺りにつきましてはSkyrim②盗賊ギルドクエスト『チャンスのお膳立て』、Skyrim⑩内戦クエスト『心からの賛辞』、Skyrim④盗賊ギルドクエスト『湿ったスピリッツ』に詳細が記載されておりますので興味のある方はそちらをご覧くださいませ。

辺りが黄昏色に染まる夕暮れ時、Rioとヴィルカスは目的地への到着を果たしました。
けれどもブラック・ブライア農園の警備は予想以上に厳しく、隠密術に自信のあるRioも昼間の侵入は断念せざるを得ません。
最悪の場合、目撃者の口封じまでしなければならないと覚悟するほどでした。
「とにかく夜を待って潜入してみるわ(`・ω・´;)」
「乱戦御法度なら俺は山際で待機していたほうがよさそうだな」
高度なステルス戦を余儀なくされる任務に自身の出る幕がないことを苦々しく思うヴィルカスは、夜が更けるのを待つ合間も幾度となく無理はするなと念を押します。
農園正面にはすでに交代で見張りがいることを確認して。
夜陰にまぎれ、山際から岩場と枯れ草を隠れ蓑に裏口を狙います。
しかし裏口にも厳重に傭兵が敷かれ、危うく見つかりそうになりながらRioは建物の側面の小さな扉をこじ開け転がり込みます。
しかもシビから貰い受けた鍵は農園すべてに汎用性のある鍵ではなかったようで。
どこから現れるとも知れない敵を警戒しながら、隠された宝の在り処を一部屋一部屋開錠して探るしかありません。
(突き当たりと右に扉が1つずつ。左手奥にも開かれた扉が一箇所あるのね(`・ω・´;))
まずは右の扉を開けて中を確かめようとした途端、部屋から何人かの男達の声が聞こえてきます。
神経を研ぎ澄ませ慎重に中を確認すると、どうやら声の主達は別の部屋にいるらしく、運の良いことに右手テーブルの上にフロストの血統書を発見です。
血統書を仕舞い込み、鍵という鍵をすべて開錠するとRioは行きがけの駄賃とばかり目につく粗方の金品を懐に忍ばせます。
階上へと続く階段の踊り場片隅にシビの話していた金庫を見つけ、中身を奪取してその足で階段を上り始めます。
手に入れるべき物はすべて手に入れた今、後はこの屋敷から無事脱出を果たしフロストを手に入れなければなりません。
元来た経路を辿り最初に忍び込んだ扉を開けた瞬間、巡回傭兵の一人と鉢合わせしてしまいました。
(まずいっΣ(・ω・´;)!)
振り下ろされた傭兵の剣をかわし、すかさずグレートソードの鞘を振り払いRioは応戦を開始します。
どの道フロストの繋がれているであろう馬小屋に至るすべての見張りの目を欺き通すことは困難で。
ゆえにここは最低限の殺傷で速やかにフロストを強奪する方針に切り替えます。
描く緋線で最初の傭兵を仕留めると、異変に気づきこちらに駆け寄ろうとする二人目の傭兵にすれ違いざまにスピードに乗った重い一撃を喰らわせます。
ほとんど即死状態の傭兵を返す刃でソブンガルデへ送りつけると、動揺した嘶きを響かせるフロストに飛び乗り、そのままRioは夜の闇に姿をくらましました。
一旦は農園から離れたものの、ほとぼりが冷めるのを待ってパートナーとの合流を図るため元来た道を引き返します。
フロストと共に山沿いを駆け上る途中でRioはヴィルカスと遭遇しました。
「よくここがわかった・・・あ においね|ω・) キュウカク スルドイシ」
「人狼病の唯一の取り柄だな」
風に混じる血の臭いに胸騒ぎを覚え、待機場所を去り、焦燥感を抱きつつここまで下りて来た素振りなどは微塵も感じさせず。
ヴィルカスは次の目的地へ向かう道すがら屈託なく笑いながら語る相棒の今夜の冒険譚に耳を傾けます。

もうすぐルイス・レットラッシュと再会を約束した場所に到着という地点で3つのステンダールの番人らしき無残な遺体に行き当たりました。
苦悶に歪む口は大きく開かれ、落ち窪んだ眼は虚空を見つめていました。
ブラック・ブライア農園をフロストを得て脱出した直後、山の際を発光する幾つかの人影が過ったところまでは覚えているのですが。
それがこのステンダールの番人達だったのかどうか。
今となっては調べようもありません。
すぐに追いかけていればステンダールの番人達も命を落とすことはなかったのかもしれないとつぶやくRioに。
フロストの安全を確保しメイビンの追手を撒く必要もあったことを考えれば、追跡できなかったのも仕方あるまいとヴィルカスは応えます。
それよりも問題はステンダールの番人を倒したと思しき輩がまだこの辺りを徘徊しているかもしれないということで。
ルイスとの取引中、最悪のタイミングで出くわさないとも限らず。
そう思うが早いかRioは暗殺者の正体を求めて周囲を見渡し散策へと乗り出します。
小一時間ほどの散策を経て得たものといえばクマとの戦闘一度きりでした。
「やっぱりクマが犯人だったのかな(-ω-;)? クマー?」
「それにしては遺体に損傷が少ないのが気になるな」
ステンダールの番人達の遺体に野獣の爪や牙で裂かれた傷痕は見当たらないばかりか、衣服はおろか持ち物さえも残されていないのです。
それらの点からも人為的な殺人が行われた可能性は高く。
すっきりしない顛末に二人は押し黙ってしまいます。
野獣に殺害された後、通りすがりの盗人に身包みを剥がされてしまったともとれなくはないけれど。
番人らの魂がステンダールの許へ導かれることを祈りつつRioはその場を離れました。

「うまくいったか! 正直無理だと思っていたが見事にやり遂げてくれたな」
約束の地に訪れたRioを手放しで褒め称え、ルイスはRioの背後でのんびりと草を食むフロストに目を遣りました。
しばらくの間うっとりとした表情で自分のものとなるはずの馬を眺めた後、ああそうだったと我に返り、早速交換交渉へと移ります。
「ところでこの馬を手に入れるまでにかなり危ない橋を渡らされたんだけど|ω・)」
Rioの言葉に。
もちろんそうだろうともと同意を示しつつルイスは大金の入った袋を取り出します。
けれども一向に手綱も血統書も手渡そうとしないRioにしびれを切らしてルイスが声を荒げました。
「なんだ どうしたんだ? 早くこっちにその馬を渡してくれ!」
強引に差し伸ばされたルイスの手をぴしゃりと弾き返すと、すかさずRioは脅しをかけます。
「この馬を盗ませたのが誰なのかわかれば メイビンは黙っていないでしょうね」
「なんだと!?」
金を受け取っておいてフロストまで持ち逃げしようって言うのかと悪態をつきながらルイスは悔しそうに地団太を踏みました。
とはいえ為すすべもなく。
ルイスは憶えていろよと捨て台詞を残して立ち去って行きます。
霞むルイスの背中を見送るヴィルカスがこのまま恨みを買ったままでいいのかと相棒に問いただしました。
「あいつとのやり取りの間に もらった金はスリ戻してやったんだろう?」
すっかり見抜かれていたんだと笑いながらRioは既に白みかけた暁の空を見上げます。
「メイビンは自分の持ち馬が連れ去られたと知れば どんな手を使おうと強奪者の居所を突き止めるはずよ」
そして理由はどうあれブラック・ブライアの物を奪ったかどで仕返しを敢行することでしょう。
「お前なら大丈夫というわけでもないだろう」
「そうなのよね」
肯定を示しつつも、その状況さえ楽しむようにRioは仄かに笑みを漂わせます。
メイビン・ブラック・ブライアの農園を荒らしフロストを盗みおおせた地点でRioのささやかな抵抗は成就していました。
農園に侵入し盗人行為を犯した者が誰なのか判明したその時、メイビン・ブラック・ブライアはどのような行動に出るのか。
リフテンに君臨する女帝の競売に今の自分を賭けてみたい欲求に駆られるRioなのでした。
「血統書はこうすればいいのだけど(*・ω・)つ□」
ヴィルカスの目の前で血統書を破いて見せ。
それからフロストはどうしたものかと。
未だ草を食み続ける名馬の回りをRioはゆっくりと旋回し始めます。
このままメイビンに返却するのも癪ではあるし。
名馬を欲する誰かにプレゼントと称して手渡すには危険過ぎる代物です。
所有者になってみるのはどうかと茶目っ気たっぷりに問いかけるRioに向かって。
証拠隠滅なら腹の中に納めるのが一番だとヴィルカスも不敵に笑い返します。
ヴィルカスの言葉がわかるのか。
ブルル・・・とフロストは動揺の嘶きを響かせました。

一面を銀世界が覆う静寂に満ちた荒野を抜けてヘリヤーケンホールを訪れたRioは厩にフロストを繋ぐと。
「ここがお前の新しい家よ」
名馬の耳元で囁きます。
澄み切った水と飼葉を与えられて満足そうに馬体を揺らすフロストの鬣をポンポンと軽く叩いて。
Rioは戸口で待つパートナーの許へと真っ白な雪を踏みしめながら戻って行くのでした。


以上で『守るべき約束』終了となります。

『守るべき約束』クエストを受けて完了させた場合、当然のことながらメイビン・ブラック・ブライア他ブラック・ブライア一族からのクエストを受けられなくなるなどの問題が生じる可能性があるそうですので、ご注意を。
小桜はRioでは盗賊ギルド関連クエストとメイビンの娘であるインガン・ブラック・ブライアからのクエスト『インガンの為にニルンルート・ベラドンナ・デスペルを各20見つける』(ストーリー内では触れたことのないクエストですが今後アップするかどうかも未定です)などを攻略後に『守るべき約束』をこなしたので、今のところは特に不具合に遭遇しておりません。
クエスト検証用キャラとなりつつあるハイエルフキャラRe○mは盗賊ギルドクエスト関連及びインガンからもらえるクエストは未達成状態ですので後々機会がありましたら『守るべき約束』以降『インガンの為にニルンルート・ベラドンナ・デスペルを各20見つける』などのブラック・ブライア絡みのクエストが受けられるかどうか試してみたいと思います。
ブラック・ブライア一族と関わりを持つクエストは内容やNPCの心情変化・キャラの性格付・ストーリーの展開などにはとても興味があるのですが、個人的にメイビンが苦手ですので、
「クエストを受けられなくなるならそれはそれで仕方がないかな(-ω-;)?」
とも思ってしまったり。
盗賊クエストラインほぼ未達成のRe○mで今後メイビンに関わりそうなクエストを受けようとした場合どうなるのかは、後々機会がありましたら調査してみたいと思います。

ルイス・レットラッシュはこのクエストの後、ホワイトランの馬屋前辺りまで徒歩で戻って行きます。
ホワイトランの馬屋前辺りで立ち止って後はどうなるのかまだ追跡調査をしていないのですが、どうやら分裂&増殖するとかしないとかいうおもしろい噂も!?
追跡し始めてすぐに山賊達が3人ほど襲って参りますがこれがなかなか強く、うっかりしているとルイスご臨終という憂き目を見ますので、後味の悪い思いをしたくないプレイヤー様はご注意下さいませ。
ルイスどころかクエスト調査をしていたRe○mが一度死んでしまいましたが・・・きっと気のせいです(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン

フロストはSkyrimにいる固有名付き馬2頭の内の1頭(残り1頭はシャドウメア)で、通常の馬よりもスタミナが高いという特徴があるそうです。
とはいえフロストは不死ではありませんので、できる限り危険に曝したくないとおっしゃる方は馬屋などに繋いでシャドウメアまたはDLCのドーンガード内クエストで手に入るアルヴァクなどを常用する方がよいかもしれません。

次回Skyrimは『リフテンのスクゥーマのディーラーを確認する』をお送りします。
ネタバレ・妄想・創作がそれなりに混入すると思われますが、「うん 知ってる(*・ω・)」とおっしゃる来訪者さまのお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・アムレン家の剣をレドラン家の隠居所の中で見つける&害獣駆除(○´゚ω゚`)

ホワイトランに住まうアムレンとその妻サフィールは剣を取り戻す戻さないでもめていた。
たまたま居合わせたRioがアムレンの代わりに剣を取り返しに行くこととなる。
アムレンの剣が持ち去られたであろう場所はレドラン家の隠居所といわれる山賊達の隠れ家だった。

本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が多々含まれますので(今回本当に多々です)、「そーいうのは苦手です(´・ω・`)」とおっしゃる方はスルーしてやってくださいませ。
また、カラー部分以外はほぼすべて創作となっておりますので、クエストの流れだけが知りたいとおっしゃる方はカラー部分のみご覧ください。



「さあ 行こう! レドラン家の隠居所とやらにアムレンの剣があるんだろ? ああ 荷物が重いなら俺が持ってやるよ なんならRioごと運んでやろうか?」
「あたしはだいじょうぶだから ちゃんと前見て歩かないとサーベルキャットにお尻齧られちゃうよ(`・ω・´)」
生き生きとした声がホワイトホールドの荒野に響き渡ります。
久しぶりの冒険ということもさりながら、傍らにRioがいるという状況に喜びを隠せないエリクなのでした。
本当に二人で旅に出てしまってよかったものかと。
不安に思う気持ち半分。
内戦での任務を終えてから笑顔の少なくなったエリクがこれほど幸せそうなら、こんな冒険もたまにはいいのかな・・・と思う気持ち半分。
(でもヴィルカスには絶対話せないし見せられない(`・ω・´;) キット スゴク オコル)
内心冷や冷やするRioなのです。

事の発端は狩猟の女神アエラの一声でした。
アイアンバインド墓地の探索を終えて。
Rioとヴィルカス、二人が揃ってホワイトランのジョルバスクルに顔を出したところを狩猟の女神が引き止めます。
それからおもむろに、
「そろそろこちらもゆっくり休暇をとりたいんだけど」
という希望を口にしました。
確かにRioやヴィルカスが休暇を兼ねての冒険に出かけている間、アエラとファルカスが同胞団の仕事を一手に引き受けてくれていたわけで。
当然といえば当然の要求です。
内戦後の復興支援の依頼も重なって目の回るような忙しさだったことは想像に難くありません。
アエラの希望を叶えるべく、彼女の仕事の肩代わりを買って出るRioなのです。
「こっちはファルカスの仕事を手伝ってこよう 何かあれば声をかけてくれ」
そう言い残して中庭に向かうヴィルカスをチラリと見遣り、瞬時にRioへと視線を戻すと狩猟の女神は艶やかに微笑みます。
「それじゃ行くわよ」
「えっと? アエラは休暇を取るんじゃなかったの(゚ー゚*;?) シゴト テツダッテクレルノ?」
狩猟の女神に引きずられるようにしてジョルバスクルを退場して行く導き手を見送りながら、トーバーとアシスが背後でテーブルに向かい、ふくれっつらのままパンを頬張るリアを振り返ります。
「アエラもいっしょに行っちまったけどいいのか?」
トーバーの問いかけに胸を張ってリアは平静を装います。
「いいのよ たまにはアエラだって他のメンバーと盾の姉妹になりたいはずだもの」
「たまに・・・かなあ? 事あるごとにアエラは導き手といっしょに出かけたがってるような気もするが」
「おいっ!」
トーバーの空気を読まない物言いを嗜めるアシスの心遣いも虚しく。
パンを手にしたままリアは泣き出しそうな顔をします。
そこに現れたンジャダが更に追い討ちをかけました。
「あら リアまだここにいたの? アエラが休暇を取るタイミングでいっしょに休みを取るって昨夜言ってなかった・・・って ぐっ あぐっ なにを!?」
トーバーとアシスが慌ててンジャダの口を塞いだところで一度飛び出してしまった言葉は元には戻らず。
虚勢を張っていたリアの表情は一気に崩れ、ぽろぽろと大粒の涙をこぼし始めました。

任務は私といっしょに害獣駆除を行うことだと狩猟の女神に告げられ、コクリとうなずいてみせるRioなのです。
けれどそれではアエラの休暇にはならないのではと首をかしげるRioに。
「任務の後でたっぷり休ませてもらうから そうね その時はあなたも付き合いなさい」
狩猟の女神は目を細めます。
アエラがそれでいいのなら・・・と言い掛けて。
害獣駆除の前にちょっと寄り道してもいいかとRioが問い返すと。
駆除を待ちわびている人々のためにも早めに切り上げてくれるならと注意を添えてアエラはOKを唱えます。
そろそろレイクビュー邸にエリクを案内する為、彼を迎えにいかなければと考えを巡らすRioに。
「で どこに向かえばいいの?」
ベレソア一般雑貨店とアルカディアの大ガマに立ち寄り、冒険の必需品を買い足した狩猟の女神が足を止めて振り返ります。
「ロリクステッドに(*・ω・)」
レイクビューに新しく購入した別荘の執政をエリクにお願いしようと思っているとRioはアエラに伝えるのでした。

ロリクステッドでは出立の準備の整ったエリクがRioの訪れを今や遅しと待ち構えていました。
従者が狩猟の女神アエラに代わっているのを見て、ほっと安堵のため息をつくと同時に羨望の眼差しを隠そうともせず新たなRioの従者へと投げかけます。
視線の意味を察したアエラは妖艶な笑みを浮かべ、エリクに何事かを囁きました。
その日は宿屋フロストフルーツにて過ごし、翌朝早くレイクビューへ出発という段になりエリクが執政の任について難色を示し始めたのです。
「え? レイクビュー邸の執政は受けられない・・・って(´・ω・`;)? ナニカ モンダイガ?」
すっかり用意の整った今になって約束を反故にされるとは思いも寄らず。
Rioはしょんぼりとうなだれます。
すると慌ててエリクが訂正を入れました。
「執政になりたくないってわけじゃないんだ ただ執政の役目を受ける前にもう少しいっしょに・・・いや 従士の事を知るために行動を共にしておきたいと思って」
「つまりまだあたしは従士として信用がおけないってことなのかな(´・ω・`) タシカニ ジュウシラシイコト シテナイケド」
「違う! そうじゃなくて!」
「いいんじゃない もっといっしょに旅してみれば」
二人の問答を眺める狩猟の女神が椅子から立ち上がり、何やら意味深な笑みをたたえます。
それから自分は一足先にジョルバスクルに戻っているから任務を完了させたら報告に来てと、そっけない物言いで別れを告げ、スタスタと戸口を目指します。
驚いて立ち上がりアエラを追いかけるRio。
その気配を感じ取り、振り返るや狩猟の女神はRioの耳元へ唇を寄せ、ゆっくりと扇情的な言葉を綴りました。
「自分の気持ちに正直な仔犬ちゃんじゃない 頑なに避けるってことはあなたも意識してるってことかしら?」
違うと返す言葉とは裏腹にわずかに頬を紅潮させるRioを眺め。
低く笑って。
そのまま狩猟の女神はジョルバスクルで待っているであろうリアを迎えに行くと言い残し、今度は振り返りもせず立ち去ってしまいました。
「ヴィルカスが知ったらどんな顔をするのか 楽しみだわ」
ロリクステッド郊外を抜ける狩猟の女神アエラのそんな独り言はRioの耳には到底届きようもありません。


ホワイトランクエスト『アムレン家の剣をレドラン家の隠居所の中で見つける』

西の監視塔の北西、ホワイトランと詐欺師の隠れ家の中ほどに位置する、ともすれば単なる岩場と勘違いされそうな場所にレドラン家の隠居所はありました。
寄り道の寄り道ということで、アエラには少々心苦しく思いつつも、依頼を受けて既に数ヶ月を経過している任務に取り掛かかることができ、Rioはほっと胸をなでおろします。
最近ではホワイトランでアムレンと顔を合わせるたびに剣をいつ持ち帰ってくれるのかという話題を持ち出され、気の急く思いを抱えていたのでした。
「アムレンって そういえばブレイスの親父さんか」
ホワイトランの戦いを思い出しながらエリクがつぶやきます。
ブレイスは今も元気にホワイトランを駆け回っていると少女の近況を語るRioに、そうかとエリクもうれしそうにうなずきます。
「そろそろ忍び込むけど いい(`・ω・´)?」
「ああ いつでも準備万端だ」
レドラン家の隠居所の入り口らしき地点から身を潜め小声で合図を送りつつ侵入を企てるRioなのです。
入り口から少し行くと明かりの灯る部屋が見えてきました。
(番犬? それと見張りが一人|ω・))
かなり接近しても山賊の飼い馴らす番犬がRioに気づく様子もなく。
しかし、隠密に長けていないエリクはすぐさま犬の聴覚によって居場所を暴かれてしまいました。
犬を仕留める間に異変に気づいた山賊もまた遠隔攻撃を繰り出します。
すかさず武器を弓に切り替えたRioとエリクが同時に狙いを定め撃ち抜くと山賊は悲鳴を上げ、その悲鳴もエリクの止めによって静寂へと還ってゆきます。
部屋の先に続く細い通路を進むと奥は更に広い部屋となっており、煌々と焚かれた松明に行きつ戻りつする山賊の姿が浮かび上がります。
戻って来たところを引き絞った弓で射抜き、そろそろと前進すると、右手奥に宝物箱がぼんやり浮かび上がりました。
周辺に人気はなく。
(ではお宝を(*・ω・)つ)
おそらくあの宝箱にアムレンの剣が仕舞い込まれているのだろうと予測しつつ忍び寄るRioなのです。
ところが中央の石柱によって視界を遮られ間近に迫るまで気づかなかったものの、宝箱を背にまだもうひとり山賊が残っていたのでした。
人影が目に映るや慌てて矢を番え、Rioは溜める時間ももどかしいというように射放ちます。
一矢では仕留めること叶わず。
(強い! 山賊長かしら? もう一度(`・ω・´;)!)
武器を振りかざす山賊長と思しき人物に向かい連続して弓を射掛けたところでエリクが飛び出し、挑みかかってゆく姿が目に映りました。
結局第二矢を撃ち込む必要はなく。
山賊討伐を終え誇らしげに血に濡れた大剣を掲げるエリクに、Rioは賞賛のこもる笑みを返しました。

※ブレイスは今も元気に・・・の件は創作部分ですが、もしも気になるとおっしゃる方がいらっしゃいましたら、Skyrim⑩内戦クエスト『ホワイトランの戦い』をご覧くださいませ。


同胞団反復クエスト『害獣駆除』

こうして手に入れたアムレンの剣を届ける前に、害獣駆除を行うべく次なる目的地クリアスプリング小湖を目指します。
クリアスプリング小湖はリフト地方にある小さな湖でアモル砦とショール・ストーンの中間地点に位置し、該当の場所に向かう為には休みなしで一昼夜はかかりそうで。
今夜はホワイトランのブリーズホームで宿泊を・・・と考えてからRioはぶんぶんと首を振りました。
(ダメ! ヴィルカスがこの状況を知ったら絶対一悶着起こりそうだもの(`・ω・´;))
執政の件でロリクステッドを訪れた時のヴィルカスとエリクの確執を思うと、衝突の可能性の極めて高いホワイトランを避けてアモル砦に向かう決心をするRioなのです。
「なんだ もうすぐ日没なのにホワイトランは素通りなのか?」
暢気なエリクの言葉に眉をひそめ唇を尖らせて。
Rioが無言でうなずきます。
「まあ リディアには逢いたいところだけど あのおっかない重装戦士に遭うのは御免だからな」
「ヴィルカスのことそんな風に言わないで(´・ω・`)」
しょんぼりとうなだれつつもヴィルカスを庇う言葉を口にするRioをエリクは恨めしそうに見つめて。
「先に脅しをかけてきたのはあいつなんだぜ Rioや娘に手を出すな もし執政とは関わりのない裏切り行為を目撃したら同郷のラグナルのように首を刎ねてやるって いいさ 望むところだ! 俺だっていつまでもひよっこの若造じゃないんだからな!」
まるでそこにヴィルカスがいるとでも言うように抜き去ったグレートソードで前方の虚空を真一文字に斬り裂いて。
それからエリクは大きなため息をつき大剣を鞘に納めました。

深夜になって辿り着いたアモル砦は駐屯する帝国兵で溢れていました。
その内の何人かは戦で見知った顔で、互いに挨拶を交わし近況を語ります。
一晩宿を貸してほしいのだけど・・・と本題に入るRioに、雑魚寝にはなるがそれでよければ奥のベッドを使えと笑いながら顔見知りの帝国兵は応えました。
独り寝が侘しいなら付き合ってやるぞと別の兵士がRioに向かってにじり寄った途端、その男は頬に鋭い痛みを感じて凍りつきます。
「あ いや ざ・・・戯れ言だよ わかるだろ?」
背後から突きつけられたグレートソードの刃を横目にゴクリと生唾を飲み込むと、エリクの殺気にたじろぐ兵士はその場を去って行きました。
「やっぱりこんな場所に泊まるなんて戦時中のやむを得ない場合でもない限りやめたほうがいい」
「それじゃ夜盗や野生の獣に襲われるかもしれない野宿の方がいいって言うの(´・ω・`)?」
仮にも戦場で背中を預け合った仲間だから心配要らないわと屈託なく笑うRioに。
とにかく眠っている間の警護は俺が引き受けるからと譲らないエリクなのです。
翌朝目を覚ましたRioはベッドの傍らで床に座り石壁にもたれマントを毛布代わりに身体に引っ掛けて転寝をするエリクを見つけて。
唖然としながらもその一途さに絆される思いがするのでした。

アモル砦から東南東に向かった先に狩猟の女神アエラに指定されたクリアスプリング小湖はありました。
そろそろ現地付近だとRioが声をかけると、睡眠不足からか道中しきりに欠伸を繰り返していたエリクもすぐさま臨戦態勢を整えます。
「湖の下に洞窟への入り口があるみたい」
崖下を見つめていたかと思うと躊躇なく跳び下りてゆくRioに続くエリクも足がかりとなりそうな岩場を確認して追いすがります。
いつものようにステルス状態で洞窟に足を踏み入れると、短い細道を抜けた先には澄んだ地下水から漂う水蒸気が揺らめいていました。
薄暗がりに淡いエメラルド色に発光する岩壁がそそり立ち、まるで小さな祠か礼拝堂のようでした。
本当にこの場所でよかったのかとあらためて目を凝らすと、正面奥に一匹のトロールを発見しました。
どうやらこの野獣がこの洞窟の主であり、付近を行きかう人々を襲い、洞窟に迷い込んだ旅人を喰らっていたようです。
大剣の柄に手をかけるエリクを片手で制し、その後弓を構えると、Rioはトロールの眉間に向かって鏃を撃ち込みました。

眠気を払おうと頭を振るエリクはせっかくだからリフテンで一泊してから戻ろうとRioを誘います。
「遠回りになるけどいいの(゚ー゚*?)」
「遠回りになるからいいんじゃないか まだぜんぜん冒険らしい冒険もしていないし 陽もこんなに高いんだ のんびり道草を楽しみながら帰ろう」
ショール・ストーン方面に山を下ると彩り鮮やかな紅葉が眼下に広がり、見覚えのある風景を前にRioはまぶしそうに目を細めました。
景色と共にチキンにベイクドポテト、炙られたスギタケの香りが鮮明に脳裏に甦り。
「そういえばオールド・フロルダンにも差し入れ持ってきてくれたでしょ? エリクだってすぐにわかったわ ありがとう(〃▽〃)」
手を翳し陽光を遮りながらくるりと振り向いて寝ぼけ眼の従者に笑いかけます。
「ああ あの時は前夜にオールド・フロルダンへ向かうって聞いてたから 今日は残念ながら持ち合わせがないんだ 昨夜は一晩中従士の寝顔を見張るのに忙しかったからな」
一体何を見張っていたのかと頬をふくらますRioに、もたれかかるようにしてエリクが耳元で願い事を囁きます。
「差し入れの代わりと言っちゃなんだけど・・・」
内戦において訪れたあの日と同じ青い空と白い雲の下。
泉のほとりに座るRioの膝枕で虐殺者の二つ名を持つはずの英雄は無防備に安らかな寝息をたてるのでした。


以上で『アムレン家の剣をレドラン家の隠居所の中で見つける』&『害獣駆除』終了となります。

アムレン家の剣とありますが、レッドガードは姓を持たない種族のようですので、アムレン一家の剣またはアムレンの剣というニュアンスなのかもしれません。

こちらのクエストは探索先がランダムで選ばれるようで『アムレン家の剣を○○で見つける』が正しいようです。
実はこちらのクエストには物語にするに当たりまして、いくつかアレンジが加えられております。
その一つが目的地が実際とは異なり故意に変更してあるという点です。
実はこちらのクエストを解いたのはSkyrimを始めた直後の頃で、しかも目的地はRioもRe○mもホワイト川の監視所だったのです。
ストーリーとして確認ロケを行うに当たりまして、
「せっかくならクリアしたことのないレドラン家の隠居所を探索してみよう(`・ω・´)」
という事となり、急遽ロケ地を変更いたしました。
また、当初の予定では害獣駆除の依頼を受けた狩猟の女神アエラと攻略する予定だったのですが、その直前にエリクをレイクビュー邸に連れて行ってみましたところ執政になってくれるはずのフラグがまったく立たず、
「このままだと今後のストーリーに支障がががヾ(・ω・`;)ノ!?」
状態に陥ってしまったいました。
エリクをHearthfireのハウスでの執政に任命するには、
「親密度アップのためにフォロワーとして雇用し冒険を重ねる必要がある」
と、どこかで目にしたことがありますので、急遽アエラから受けた害獣被害とレドラン家の隠居所の探索をエリクを従者に変更して親密度向上を狙ってみたのでした。
ちなみにRioではすでに3件ともHearthfireのハウスは建造終了してしまっているデータしかありませんので、執政を他のフォロワーが申し出てくれるのかを確認することができずRe○mキャラで調査してみたところ、狩猟の女神アエラ・ヴィルカス・リディアは執政のフラグがハウス付近で得られましたので、執政を任命するタイミングに問題なさそうでした。
「任命のタイミング的には問題ないのに執政にならないなんて どれだけエリク Rioと冒険強要するのよぉ(´;ω;`)!?」
ヴィルカスに恨まれそうで涙目な小桜であります。
更に蛇足ですが、害獣駆除の目的地は意図したものではなく偶然リフト地方になってしまったのです。
ドラマ仕立て的にはありがたかったのですが、ヴィルカスに首を最初に刎ねられるのは小桜かもしれません。

正直Hearthfire関連はハウスを手に入れる部分から執政の任命まで思いもかけない受難続きでした。
闇の一党の殺害対象との絡みからファルクリースでレイクビュー邸が手に入れられなかったり、やっと手に入れることができても肝心の執政候補エリクに執政フラグが立たなかったり・・・などなど。
できる限りクエストと実際のプレイ経過を忠実に辿りたいという気持ちを何度も阻まれました。
そしてドーンガードの取材(゚ー゚*?)に取り掛かった今現在も進行形で阻まれております・゚・(ノД`;)・゚・
Skyrim⑪をアップする前に3週間ほどの間が空いてしまった一番の理由は上記のようなHearhfireで得られるハウスとハウス管理の執政の任命が予定通り進まず、コースの見直しや物語の設定の変更に加えてなんとか思惑通りの運びにできないものかと試行錯誤を繰り返していたからです。
できる限りゲーム内の状況はバニラで体験したままでありたいのですが、ストーリーをアップする地点でどうしても思うような状況とならない場合、創作にて変更&補足など手を加えさせていただくかもしれません。
その時はどうかご容赦下さいませ。

次回Skyrimは『守るべき約束』を予定しております。
例によって例のごとくネタバレ・妄想・創作が3~7割ほど混入することになると思われますが、「まぁ いつものことだから|ω・)」と生暖かく見守ってくださる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・アイアンバインド墓地で力の源を見つける(*・ω・)つ

ハイフロスガーに住まう声の探求者グレイビアード。
その一人であるアーンゲールの助言を頼りに新しいシャウトを求めてアイアンバインド墓地を訪れたRio。
墓地の入り口でレッドガードの令嬢サルマと彼女の従者ビーム・ジャに出会います。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が多々含まれますので、「そういうのは苦手です(´・ω・`)」とおっしゃる方はスルーお願いいたします。
また一部、闇の一党クエスト『大惨事の原因』及び内戦クエスト『偽りの前線』について触れてありますので、「ネタバレはNG(`・ω・´)」とおっしゃる方は大変申し訳ございませんが、カラー以外の部分を飛ばし読みしていただくか、上記クエストを終えて後またぜひお立ち寄りくださいませ。



フロストフロウ灯台を南下し、山岳地帯を越えた更に南。
シルバードリフトの隠れ家とアルフタンドの大リフトの間にアイアンバインド墓地はありました。
墓地の位置確認が終わると、ほぼ一昼夜満足に休息の取れていないRioとヴィルカスはナイトゲートを今宵の宿に定めます。
フロストフロウ灯台から程近いドーンスターに向かわなかった理由は、ハイフロスガーにおいて声の修行に明け暮れるグレイビアードのひとりアーンゲールの助言があったからでした。
アイアンバインド墓地にシャウトの力を感じる。
それは数ヶ月前に聞かされていた話ではありました。
しかし、グレイビアードの助言を得て間もなく戦地に赴くこととなり、内戦に一応の決着が付いた後も各町や村から助けを求める声は絶えず。
復帰を果たした同胞団の一員として復興救援活動に忙殺される一月半を過ごす中、シャウトの探求についてはすっかり忘れ去っていたのでした。
ここにきてようやくアーンゲールの言葉を思い出し、アイアンバインド墓地の探索に赴こうと思い至ったのです。
「おや あんたは・・・」
料理のオーダーに次いで宿泊の手続きに入りかけた宿屋ナイトゲートの主ハドリングはRioをじっと見つめ、案内の足を止めました。
「そうか あんたに会うのはこれで3度目だな そしてあんたが現れるとうちの客がなぜか不運に見舞われる」
苦笑いを浮かべてハドリングはつぶやきました。
一度目は美食家バラゴグ・グロ・ノロブの失踪。
後日死体となって見つかったオークの美食家は奇妙なことに地下の酒樽の中から見つかったということです。
二度目はストームクロークの斥候を生業とする男の失脚。
彼は命こそ奪われはしませんでしたが、ナイトゲートに滞在中、重要な情報を記した書類を紛失し、それが遠因で反乱軍のダンスタッド砦の戦いにおける敗北を招いた咎により任を解かれ僻地へと左遷されたそうです。
「不吉な来客には食事も寝室も提供できないと?」
Rioの言葉に宿の主はいいやと首を振り。
「私は客の秘密は漏らさない主義なんだ」
以前訪れた時と同様の返事を返します。
寝室への案内を終えたハドリングは調理スペースから食事にハチミツ酒を携えて部屋のサイドテーブルまで配膳を終えると、含み笑いを浮かべてこう綴りました。
「今度はちゃんと味わって飲んでいってくれよ」
ほんの2ヶ月ほど前、帝国のスパイとしてナイトゲートを訪れたRioは言葉巧みにハドリングからストームクロークの斥候の動向や居場所を聞き出しました。
聞き出したまではよかったものの、オーダーしたハチミツ酒に口を付ける余裕さえ失い、ナイトゲートの主の疑惑という名の燻りに火を点けてしまったようです。
ハドリングのすべてお見通しだといわんばかりの視線にRioは困ったように微笑み返しながら、返答の代わりにひょいとハチミツ酒を宿の主へと掲げました。

※美食家バラゴグ・グロ・ノロブの件につきましてはこちらのブログではSkyrim③の闇の一党クエスト『大惨事の原因』を、ストーム・クロークの斥候の件につきましてはSkyrim⑩の内戦クエスト『偽りの前線』をご覧ください。尚、上記会話内でハチミツ酒に関するエピソードは『偽りの前線』におきましても今作品におきましてもすべて創作部分ですのでご了承おきくださいませ。


『アイアンバインド墓地で力の源を見つける』

翌朝、アイアンバインド墓地に向かったRioは入り口で意見を交わすレッドガードの女とアルゴニアンの男に出くわしました。
Rioとヴィルカスの姿を視界に捉えたレッドガードの女、サルマが警戒して声をかけてきます。
どうやらこの二人は主従関係にあるようで、サルマの護衛を務めるのはビーム・ジャというアルゴニアンのようです。
サルマは墓地に入って宝物を探すつもりだが、先に見つけたのはこちらなので邪魔はしないでほしいと主張します。
この墓地を探索する権限を主張する割には探索に向かう様子が一向に見られないと。
Rioが指摘した途端、サルマが唇を噛んで口ごもります。
「ビームが待つべきだって言うの でも彼が何と言おうと関係ないわ いい加減中に入って宝物を見つけないと」
その通りだとうなずきながら微笑むRioにサルマは同意を得て安心したのか持論を綴り出します。
「中にあるのは金? 銀? それとも宝石かしら? 見つける方法はひとつだけよ」
外で手をこまねいて待っていても事態は変わらない。
声を荒げて、サルマは彼女の従者を睨みつけます。
「確かに数は力だ その法則はたぶん俺達の間でも変わらない まあ この御仁達が我々に同行してくれるようなら探索を試してみるのもよいだろう」
ビーム・ジャの言葉にサルマも、もちろんと声高に賛同を示し立ち上がりました。
「いっしょについて来てもらうわよ旅人さん ええと・・・」
「Rioよ(*・ω・)」
「そう Rioね じゃあ行きましょう」
有無を言わさぬお嬢様らしい高慢な態度で。
けれどもどこか憎めない愛らしさも漂わせるサルマにRioが御意と笑顔でうなずくと、気を良くしたレッドガードの令嬢はスタスタと墓地入り口からの侵入を開始します。
感情をほとんど表面に出さないビーム・ジャも女主の主張を認めたのか、手早く身支度を整えるとサルマに付き従いました。
「隠密行動は避けた方がいい あのじゃじゃ馬娘が命を落とさぬよう援護してやらねばなるまい」
ヴィルカスの忠告にOKと目配せして。
Rioもサルマに並んで墓地の探索に乗り出しました。

何か物音が聞こえたと声を上げては蜘蛛に突進し、敵の数やその先の安全も確かめないまま突き進むサルマと渋々ながら先導を果たすビーム・ジャの戦法は新鮮であり、心臓に悪くもありました。
蛇行する通路を抜け、踊りかかる蜘蛛のターゲットになるようRioは率先して突出します。
息つく暇もないまま慎重さの欠片もない侵攻が続きます。
一際奥まったホールに辿りつくとビーム・ジャが彼にしては珍しく高揚した声を発しました。
「ついにやったぞガスリックの墓を見つけたんだ」
どこかに入れる場所があるはずだと辺りを見回すビーム・ジャに促されてRioも念入りに周囲を調べ始めます。
(右手は宝箱、左手は(゚ー゚*?))
左側の人ひとりやっと納まりそうな窪みに小さなハンドルを発見です。
「仕掛けを見つけたわ 罠が作動するかもしれないから辺りに注意を払って(`・ω・´)」
Rioの警鐘にサルマ、ビーム・ジャ、そしてさり気なく両者を守るように辺りを覗いながら佇むヴィルカスが中央に集い開門の時を待ちます。
ハンドルを捻ると進路を閉ざしていた鉄格子が解除されてゆきます。
我先にと通路に足を踏み入れるサルマに遅れをとらぬようRioも慌てて後を追いかけました。
ドラウグル・デス・ロードにドラウグル・スカージらが次々と襲い来る中、相変わらずの無謀な先導とむやみに好戦的な戦いを続けるサルマに、さしものヴィルカスも眉をひそめて低く苦笑をもらします。
「命の危険も顧みず無茶を武勇と勘違いしている冒険家はお前ぐらいのものだと思っていたが 彼女もなかなかのつわものだ」
「あたしはサルマほどひどくないっ(´;ω;`)! ハズ タブン キット」
「おい どうでもいいがあの扉に突っ込むつもりだぞ! 追え!」
急きたてるヴィルカスに並んで走るRioも素早くサルマの護衛に付きます。
ここでもドラウグル・デス・ロード及びワイトに囲まれて戦うサルマから敵をはがし挑発を与えつつ令嬢の盾役を買って出るRioなのです。
「先走るな どう見たって罠だぞ」
襲いかかる敵2体を雷魔法でいなすビーム・ジャもサルマへ注意を与えます。
広い通路の先にはやはり鉄格子が行く手を阻み、手前にはトラップを臭わせる幻惑付呪の施されたドワーフの兜が台座に据えられていました。
「さっさと拾って もたもたしていると日が暮れてしまうわよ」
彼女にとってはRioもビーム・ジャ同様、意のままになる従者の一人として映っているらしく。
さも当たり前というように命令を下します。
まあ、彼女が危険に曝されるよりは・・・と。
Rioがドワーフの兜を持ち上げると鉄格子が解除されました。
喜び勇んでゲートを抜けようとするサルマの行く手を遮りブロックするRioとヴィルカスの眼前で、こちらもまた予想通り切っ先の鋭い鉄槍が鉄格子の解けた天井から降り注ぎ。
罠が解除されたからといって一目散に飛び込めば串刺しになるという教訓を令嬢に与えました。
鉄格子を抜けた通路の先の扉前でビーム・ジャが確信を持ってつぶやきます。
「さあいよいよだ ガスリックが待っている!」
(ガスリック? さっきもその名をつぶやいていたようだけど(゚ー゚*?))
アイアンバインド墓地はガスリックという将軍を祀る聖堂だとビーム・ジャは語ります。
対面するのが静かに眠る死体である確率は極めて低く。
十中八九そのガスリックなるかつての将軍とは刃を交えなければならないだろうと覚悟を決めて。
Rioはヴィルカスと示し合わせつつ最奥の間を隔てる扉を開きます。

予想に反することなく数体のスケルトンを従えて、ドラゴン・プリーストと化したガスリックが姿を現しました。
スケルトンらをサルマとビーム・ジャに任せ、ガスリック本体へと大剣を突き立てるヴィルカスの対角線上に身を滑らせRioもまたグレートソードでかつての将軍を斬りつけます。
スケルトンを退治し終えたサルマとビーム・ジャが駆けつける頃にはガスリックの生命は風前の灯となり、レッドガードの令嬢が奮う片手剣が将軍の息の根を止める改心の一撃を放ちました。
「やったわ!」
歓声を上げるサルマの背後から忍び寄るビーム・ジャが低い嗤い声を響かせます。
「礼を言わねばな やはりこの娘ひとりにガスリックを始末してもらうのは無理だったか」
「ビーム・ジャ? 何を言って・・・」
振り返るサルマなど眼中にないというようにゆっくりと進み出るビーム・ジャは戦闘態勢を崩さぬままRioの正面で立ち止まりました。
「もうひとつ君達に頼みたいことがある ガスリックの力を完全に吸収するには血の生贄が必要なのだ 君の血で事足りるはずだ お互い労力を省くためにも無駄な抵抗はしないでもらいたい」
そう言うが早いかビーム・ジャはためらうことなくRioへ雷魔法を撃ち込みました。
「ああ なんてことを! ビーム・ジャやめなさい!」
「うるさい! 私に命令するのはやめろ! この生意気な小娘が!」
ビーム・ジャの愚行を諌めようと走り寄ったサルマにビーム・ジャの魔法が炸裂します。
膝をついたサルマの前にヴィルカスが立ちはだかり、Rioが“揺ぎ無き力”を使ってビーム・ジャを弾き飛ばします。
そしてサルマから十分に距離をとった場所へ裏切り者のアルゴニアンを誘導し、Rioは振り上げたグレートソードを渾身の力を篭めて振り下ろしました。

ビーム・ジャの躯を前にサルマはそっと頬を伝う涙をぬぐいます。
「父は一度もビームを信用しなかった 過保護な親心のせいだとずっと思っていたわ」
拭った先から零れ落ちる涙がビーム・ジャのローブから覗く鱗に覆われた身体を濡らしてゆきます。
「でもね ビーム・ジャは本当に小さい時から私の世話をしてくれたのよ」
これからどうするのかと問うRioに気持ちが落ち着いたらハイロックに戻るつもりだと答えて。
しゃがみ込んだサルマはビーム・ジャの額をさすり消え入りそうな声で別れを告げました。

帰途に就きかけたRioにヴィルカスが待ったをかけます。
「アイアンバインド墓地に来た目的が達成されてないような気がするが 憶えるはずだったシャウトはどうするんだ?」
あっと小さな声を上げるRioがやや頬を蒸気させながらすっかり忘れてたと上ずった調子で応えます。
明日もう一度この場所を踏破しに来るっていうのはどうかなぁ・・・というあからさまに怪しい提案に。
素直に墓地に留まったサルマが心配だから様子を見に訪れたいと言えと返しつつ。
芝居の下手な相棒の為に明日もまたこの場所に付き合おうと約束するヴィルカスでした。



以上で『アイアンバインド墓地で力の源を見つける』終幕となります。

ガスリックの名前を聞いて、
「生命保険会社(゚ー゚*?)」
「それはアフラック」
「医薬品製造会社(゚ー゚*?)」
「それはジェニリック もういいだろう!」
とひとり漫才をしていたのは秘密です。

ビーム・ジャの遺体を前にして本当にサルマは涙を拭く仕草をみせます。
彼女の父親がビーム・ジャの邪悪な本質を見抜いていながら愛娘の傍に彼を置き続けた理由は、たとえ他の誰に対して無慈悲で残忍ではあっても、サルマにだけは決して手を掛けないと信じていたからなのでしょうか。
ゲーム内では乱戦となりサルマとビーム・ジャの攻撃対象がどのようになっていたのかまでは確認できなかったのですが、ビーム・ジャが威嚇でサルマを傷つけようと、彼女の息の根は止めに向かわなかったと記憶しております。
わがまま気侭なお嬢様であるサルマもビーム・ジャをにだけは心を許し、彼を信用していたのではないかと思わせる落胆の表情や悲しみの言葉が随所に散りばめられているのが印象的なクエストでした。
一旦アイアンバインド墓地を出て24時間後にもう一度訪れてみるとビーム・ジャの遺体もサルマもいなくなっていました。
ちょうど亡くなった場所が墓地ですので、ビーム・ジャの遺体を弔ってサルマも父親の待つハイロック(←レッドガードなので途中でハンマーフェルに帰るものと勘違いしていましたがハイロックで正しいようです)に戻ったのではないかと想像しております。

ちなみにアイアンバインド墓地で手に入るシャウトは“霊体化”で、Rioの場合はSkyrim⑥のメインクエスト『創始者の角笛』の舞台となるウステングラブで第一段階の“Feim=幽体”を既に手に入れておりますので、アイアンバインド墓地では第二段階目のシャウト“Zii=霊魂”を吸収したことになります。
上記シャウト中にパーサーナックスの祝福“永遠なる魂”があれば体力が25%早く回復するようです。

次回Skyrimは『アムレン家の剣をレドラン家の隠居所の中で見つける』&『害獣駆除』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作が慢性化しておりますが、「うん 知ってる(´・ω・`)」とおっしゃる寛大な来訪者さまのお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・フロストフロウ灯台で殺人の発端を見つける(´;ω;`)

スディは夜中に地下室から何かを引っ掻く音が聞こえると言い続けている。
万が一スキーヴァーの場合を考えて罠を買いに町へ行ったほうがいい。
私がいない間、2人がラマティに優しく接してくれればいいのだが。
家に戻ると私の美しいラマティが死んでいて、この恐ろしい昆虫のような生き物が家を荒らし回っていた。
もしやデイドラかもしれない!
こんなもの今までに見たことがない!
ああ神よ。可哀そうなラマティ。

ハブドの日記より



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので苦手な方はスルーしてやってくださいませ。
こちらのシリーズ全てに言えることなのですが、カラー部分はクエストの流れで進んでおります。
しかし、カラー以外の部分は創作となっておりますので、クエストの流れのみ知りたい方はカラー部分のみをご覧いただけますなら幸です。



「見よ! 友よ! この醜い真実! 俺達は人間の子供である タロスは人間の真なる神である! 人間から昇華し霊魂の領域を支配した! まさにこの考えがエルフの大君主には想像も及ばないことなのだ!」
久しぶりに戻ったホワイトランにて。
内戦以降瓦礫の山に阻まれ自宅への入出が困難になってしまったヘイムスカーは早朝深夜問わず街頭に立ち、九つ目の神であるタロスについての布教活動に明け暮れているようです。
「なんだかちょっとかわいそうに・・・(´・ω・`) タロスゾウノ ウラテデ キャンプ シテルノヨ」
「余計な情けをかけると絡まれるぞ」
せっかくのヴィルカスの助言も虚しく。
目が合った途端ヘイムスカーはつかつかと二人の傍へ歩み寄り、熱心にタロス教入信を勧めるのでした。
どの宗教にもさほど興味がないと口ごもるRioに。
そういう民こそタロスを崇めるべきだと雄弁に語るヘイムスカーとの舌戦は続きます。
やがて夜も更けてしまったということで。
現状寝床に事欠くタロスの熱狂的信者は最近の食料調達の場となっているバナード・メアへとRioとヴィルカスを誘い始めました。
「さあ こっちだ!」
あたかも自宅に招き入れるかのごとく先導し、演説の続きをおっぱじめようとするヘイムスカーからどうやって逃げ出そうかと頭を悩ませるRioに、忍び寄る店員のサーディアが耳打ちします。
「ねぇ ちょっとおもしろい話を仕入れたんだけど」
弾かれたように顔を上げるRioの視線に好奇の色が滲むのを見て取り、サーディアは嫣然とほくそ笑みました。

「それでいくら巻き上げられたんだ?」
「500ゴールドのところを あなたは命の恩人だから・・・って 300ゴールドにしてもらったわ(`・ω・´)b トクベツホウシカカク ダッテ」
「北の岬で灯台守を務める一家の消息がつかめなくなったが詳しいことはわからない たったそれだけの情報にか?」
呆れ果てるヴィルカスの前で唇を尖らせうつむくRioなのです。
とはいえまったくのガセというわけでもなさそうな情報提供に、Rioとヴィルカスはとりあえず乗ってみることにしたのでした。

※サーディアの「命の恩人・・・」の件に付きましてはSkyrim②『ホワイトラン偏其の三~其の四』の『緊急事態』をご覧くださいませ。フロストフロウ灯台へ向かう発端となったサーディアからの情報は創作であり、ゲーム内では現地に足を踏み入れて始めてクエストがスタートしますのでご注意を|ω・)b


『フロストフロウ灯台で殺人の発端を見つける』

サーディアから聞いた話ではフロストフロウ灯台はドリフトシェイドの隠れ家のすぐ北東ということでした。
高い建物だからすぐにわかるという情報を頼みにホワイトランを北上して行きます。
ドーンスター直前で右手に山を見ながら街道を右折しそのまま東に突き進んで行くと正面に石造りの長大な建物が見えてきました。
灯台の外には馬の遺骸が転がり、人の気配は感じられません。
中に足を踏み入れた途端、大量の血と微かな死臭にRioはよろめきました。
背後で支えるヴィルカスですら顔色を変え息を呑みます。
カサカサと乾いた音がどこからか響き。
高い天井からは冷雨が滴り。
天然の氷室となった室内には血塗れの女性の遺体が横たわっています。
女性の手には一冊の日記が握り締められていました。
ハンマーフェルからソルスセイムを経てスカイリムのこの灯台に住み着いたレッドガードの夫妻、ハブドとラマティ。
静寂を好む彼らにはマニとスディという二人の子供がいました。
ある日、数日家を空けて帰宅したハブドは愛する妻の無残な遺体を発見します。
徘徊する昆虫のような生き物が犯人ではないかと目星をつけ、ハブドは地下を調べてみることにしたようでした。
「ここで日記が終わってる(´・ω・`)」
倒れている死体がラマティってことだろうな おそらく地下探索の前に万が一の場合を考え 子供達や訪問者にメッセージが伝わるようにと ハブドが自身の日記を妻の遺体に握らせたのだろう」
悲痛な面持ちでしばし横たわる女性を見つめていたRioがあらためて周囲を見回してみると、おびただしい血だまりに斧とシャウラスの遺骸を発見します。
(昆虫のような生物って・・・シャウラスΣ(・ω・´)!?)
でも一体なぜシャラウスがここに?
同じ疑問に辿り着いたRioとヴィルカスが互いに顔を見合わせます。
シャウラスとは古代ドゥーマーの遺跡奥深くなどでファルメルと共に見かける硬い殻と多数の節足を持つ昆虫であり、毒液を吐き出す攻撃を得意とする凶悪な生物でもあります。
「シャウラスがうろついていたとなるとマニとスディ 子供達も無事でいられたかどうか」
ヴィルカスの言葉にRioは蒼白の面を上げ、夢中で辺りの調査を始めました。
奥の部屋のテーブルにスディの日記を見つけ、すばやく目を通します。
スディはスカイリムの灯台での生活を厭い、ここから抜け出したいと願っていたようです。
けれども父や母を置いては行けないという葛藤に苦しむ中、地下室から不気味に響く何かを引っ掻くような音を耳にします。
到底スキーヴァーとは思われないその音。
何か恐ろしい生き物がいる!
地下室を調べようとするマニを引き止めて。
父さんが帰るまで待ちましょうとスディは身震いしました。
マニはスディの言葉に耳を傾けることはなく、こっそりと地下室の合鍵を作製します。
兄のマニが複製した鍵を妹のスディが母親のお気に入りの小物入れに隠してしまったところで日記は途切れていました。
隣はラマティの部屋だったようで、彼女の日記がベッド際のテーブルに残されています。
ラマティはこの灯台で夫と二人の子供達と穏やかに暮らしたいと願っていました。
彼女の希望に添い灯台を手に入れてくれた夫がいつか神に召された時には、ラマティは夫の望み通り遺骨を灯台の篝火に焼べて葬ってあげたいと思っていたようです。
それなのに・・・
夫の消息は依然不明であり、既に屍となったラマティに彼女の願いは叶えられそうもなく。
Rioの手に委ねられた日記に目を通すヴィルカスも読み進めるにつれ眉を顰めます。
地下からの物音はラマティの精神をも蝕み、果ては子供達が自分を苛むため地下にスキーヴァーを放したのではないかと疑っていたようでした。
「そういえばお前は見逃していたようだが 先の部屋のベッド下ナップサックの中に手紙が入っていたぞ」
ヴィルカスから差し出された手紙を手に取り、Rioは内容を確認してみます。
それはマニからスディに宛てての手紙でした。
手紙の内容から、地下室で物音がするという妹スディの訴えは兄である自分をここに引き止めておくための戯言だと思っていたことが伺われました。
けれども少なくとも父親が帰るまでは母親とスディを守るつもりだから安心しろとも記されています。
(父親が戻るまではマニもスディもこの灯台に残っているつもりだった・・・)
「でも二人は見当たらない 父親のハブドも 残された3人は一体どこへ行ったのかしら(`・ω・´;)?」
相棒の疑問に答えを与えるべく。
小箱を探せと指示を出しながらヴィルカスもまた辺りの調査に乗り出します。
「小箱・・・あっ!」
パートナーの言葉に、マニが複製した地下室の鍵を
スディが母親の小物入れに隠したという一節が閃きました。
ほとんど隈なく探し終えても見つからないとRioが諦めかけたその時、暖炉の上の埋葬壷に手をかけたヴィルカスがその中からひとつの鍵を取り出して見せました。
瞳を輝かす相棒の掌に鍵を落とすと。
「さあ 行くぞ」
ヴィルカスは入り口左右に続く扉を指差しました。
入り口から見て左手の扉は階上へと続いているようで、最上階には航行の安全を祈願する篝火が焚かれていました。
「地下に行ってみよう」
ヴィルカスの言葉にうなずいて引き返すRioは、今度は入り口から見て右手の扉に鍵を使い扉を解き放つと、細い螺旋階段を下りて行きます。
ベアトラップを解除しつつ隠密状態で最下層に降り立つRioの前方に二匹のシャウラスが立ちはだかります。
未だ侵入者に気づかない様子の二匹を次々に射殺して。
Rioはその先にある何者かに食い破られたような穴の存在に驚愕しました。
ぽっかりと空いた穴の前にはおびただしい血痕が付着し、残る3人の生存は絶望的という考えたくもない思いが脳裏を過ります。
(いいえ。まだ3人の遺体が見つかったわけじゃないわ)
眼前に広がる空洞を見つめるRioは唇を噛みしめました。

開いた空洞から中に入ると辺りは一面銀白色の雪に覆われ、さらに前方には見覚えのあるファルメルの家屋が並んでいました。
(灯台の地下にファルメルの棲家があったなんて・・・)
右手奥にシャウラスの気配を察知したヴィルカスが飛び出すのとほぼ同時に、番えた矢をRioもまた硬い殻に覆われた昆虫目がけて撃ち込みました。
騒ぎを聞きつけ家屋を飛び出したファルメルに引導を渡し終えて。
Rioはハブドとマニ、そしてスディの痕跡を辿る散策を開始します。
点々と続く血痕を追って行くと、その先に横たわるひとりの男を発見しました。
年若いレッドガードの風貌から想像するに彼がマニのようです。
けれどもRioの悪い予想は裏切られることなく、レッドガードの青年はすでにこの世の者ではありませんでした。
「気をつけろ まだシャウラスの蠢く音がする」
グレートソードの柄に手をかけたままのヴィルカスが短く忠告を入れます。
先刻からかすかに響くカサカサという音はRioも承知するところであり。
コクリとうなずきながら再び前進を開始しました。
左の通路を行くと突き当たりにシャウラスとファルメル・シャドウマスターに出くわします。
物陰からまずはファルメルを封殺し、続いて間髪入れず引き絞った矢でシャウラスを弾き飛ばします。
その一角に人の形跡はなく、Rioとヴィルカスはそのまま奥へと足を踏み出しました。
「待て トラップだ」
蛇行する細い通路を進みかけたRioを片手で押し留めるヴィルカスが注意を促します。
昆虫の徘徊する音と気配に気をとられ目の前のロープトラップをうっかり見逃してしまうところでした。
一旦下がった後、遠隔攻撃でロープを断ち切ると、鋭い三叉の鉤爪が天井から通路に向かって勢いよく放たれ、再び定位置へと戻ってゆきます。
このような罠にうっかり引っかかってしまえば受けるダメージも去ることながら、物音でシャウラスやファルメルが細い通路に殺到しかねません。
今まで以上に警戒を強めつつRioとヴィルカスは罠の解除された細道を一歩一歩踏みしめます。
途中で蜘蛛2体とファルメル・シャドウマスターに止めを刺し、蛇行する道を更に進むと開けたキャンプ地に辿り着きました。
上層部のファルメルを射殺し、下方から接近するもう一体のシャドウマスターをパートナーに任せて。
その奥から姿を見せるシャウラスに向かってもう一度矢を番えます。
ファルメル・シャドウマスターを両断し終えたヴィルカスに、こちらも大丈夫と目配せで合図を送り、Rioが辺りを見回します。
進行方向右手の囲いの下から染み出す朱色のシミと血の臭いに胸騒ぎを覚えながら囲いを斬り開くと、そこには血塗れのレッドガードの女性が横たわっていました。
「スディ・・・(´;ω;`)」
確認するまでもなく彼女がスディであることは明らかでした。
彼女の傍に散らばる走り書きされたメモには、マニの消息は知れず、家族を探しに下りて来た父親も彼女の目の前で捕まってしまったとあります。
父ハブドは逃亡を試みて巨大な虫に噛まれたと記されていました。
彼女の手にはもうひとつの血に汚れたメモが握られ、ファルメル達に父親以外の見知らぬ人間も連れて行かれたこと。
その後、絶叫が聞こえたこと。
虫に噛まれ発熱し朦朧とする意識の中で、ハブドがスディに虫達によって無残に喰い殺される前に使うようにと隠し持っていたダガーを残していってくれたことなどが書き綴られていました。
マニにスディも、もう生きてはいなかった。
(おそらく父親のハブドも・・・(`;ω;´))
「最後まで諦めるな 進むぞ」
うつむくRioの気持ちを見透かしたようにヴィルカスが声をかけます。
ぐるりと螺旋を描くなだらかなスロープを上り、先ほど倒したファルメル・シャドウマスターを横目に進んで行くと、段差のある下方の岩場にまだこちらに気づいていないシャウラスを発見です。
弓を引き絞るRioに先んじてジャンプを果たし、突進と共に鋭い切っ先をシャウラスの硬い殻の奥深くに刺し込むとヴィルカスはそのまま力任せにグレートソードを振り切りました。

光るキノコによって青白く発光する通路を尚も進むと、先の段差以上に深度のある空洞に到達しました。
ステルス状態のまま見下ろすと2体のシャウラスが蠢いています。
番えた矢でたちどころにシャウラスらを葬り去るRioに。
「上出来だ!」
そう叫んで。
ヴィルカスが下方目がけて飛び降りて行きます。
等しく地を蹴るRioもまたパートナーの後に続いたのでした。

※深度のある空洞へはヴィルカスから飛び降りたように描かれていますが、例によって例のごとくフォロワーは率先して飛び降りてはくれませんので、実際は“揺ぎ無き力”シャウトで強制的に飛び降りていただきました(´・ω・`;A) ゴメンネ ヴィルカス

浅く地下水の溜まる細い水路を抜けたその先からカサカサとシャウラスが徘徊する音が聞こえ、Rioは不安げに辺りを見渡します。
何もいない・・・?
そう思った瞬間、横合いからシャウラスの吐く毒が身体に浴びせかけられ。
怯みつつも弓から大剣に持ち替えるRioを庇いながら前方に進み出たヴィルカスが溜めたグレートソードを昆虫の胴体に叩き込みます。
仲間の異変に気づいた他のシャウラスらも奥まった岩場から一斉に水中へと雪崩れ込み、幾本もの節足を起用に動かし、水中を抜け、挑みかかってきます。
それらを一体ずつ集中攻撃で迎撃し、すべての気配が消えたのを確かめて、再び行軍開始です。
シャウラスの蛹と思しき幾つもの塊を断斬し、無数の卵嚢を踏み越えると曲がりくねったその先にまたもやシャウラスの気配が漂ってきました。
段差のある地下水に浸かり蠢く無数の昆虫の大群を見つけて。
Rioははっと息を呑みました。
「ここがシャウラスの親玉 リーパーの寝床ってわけか」
ヴィルカスも大剣を弓に持ち替えると、シャウラスの吐き出す毒液をかわしながら矢を射放ちます。
流れ矢によって破れた蛹から孵ったシャウラスも加勢しての激しい攻防に決着が付く頃には、Rioとヴィルカス、両者共々息も絶え絶えの有様でした。
毒液が傷口を冒す痛みに耐えながらお互いの身体に治癒を施しつつ、Rioはシャウラスの屍が積み重なる地下水路へと降り立ちます。
一際巨大な殻に覆われたシャウラス・リーパーの裂けた内臓から血に濡れた骸骨と鍵がこぼれ落ち。
思わず背けた眼差しを恐る恐る戻すとRioはハブドのものに違いない遺骨を取り上げました。
予想のついた最悪の結果にうなだれ涙ぐむ相棒の肩を抱くヴィルカスは、まだやれることが残されている。
そうつぶやいて天蓋を見上げました。

すっかり夜の明けた灯台の最上階に足を運んだRioは篝火の前に立ち。
それから手にしたハブドの遺骨を燃え盛る炎の中に葬りました。
ハブドがいつか神に召された時には彼の遺骨は篝火と共に・・・
立ち昇る煙の先で寄り添うハブド、ラマティ、マニ、スディ、4人の笑顔をRioは見たような気がするのでした。



以上で『フロストフロウ灯台で殺人の発端を見つける』終幕となります。

こちらの作品はウィンドヘルムクエスト『氷の上の血』(ブログではSkyrim⑤盗賊ギルド復興クエスト他6話のひとつとしてアップしてあります)と伏線の置き方から無残な遺体とおびただしい血痕、最後の余韻に至るまでどこか似通った雰囲気のある物語で、同じシナリオライターさんの作品ではないかと思わず邪推してしまいます。
物悲しさはどちらのお話にも共通するところで、猟奇的インパクトもなかなかのものではないでしょうか?

無事にハブドの頭蓋骨を灯台の篝火に葬って差し上げると“船乗りの安息”という永続的効果を得、治癒呪文の回復力を10%増加させることができるようになります。
それはあたかも船の無事を祈り焚かれる篝火のような光効果というものでしょうか。
ささやかながら長い旅路や冒険においては積もり積もって効果を発揮する心強いバフではないかと思われます。

次回Skyrimは『アイアンバインド墓地で力の源を見つける』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作などなど多々含まれるとは思いますが、「それでもOK(`・ω・´)」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Skyrim・ヒャルティの剣をオールド・フロルダンの亡霊のところに持っていく&レイクビュー邸②(*・ω・)

赤鷲の伝説の顛末に一応の決着をつけオールド・フロルダンを目指したRio。
その昔、ヒャルティことタイバー・セプティムが一夜を過ごしたという部屋を借ります。
そして現れた亡霊の願いとは!?



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作などなど多分に含みますので、苦手な方はスルーお願いいたします。
創作部分は避けクエストラインのみ読み取りたいとおっしゃる方はカラー部分のみご覧下さいませ。
PC&NPC間の会話は一部を除きほぼ創作となっておりますので、どうかご了承おきくださいませ(´・ω・`;A)



『ヒャルティの剣をオールド・フロルダンの亡霊のところに持っていく』

リーチの山間の宿屋オールド・フロルダンを訪れると、入り口に従業員のレオンティウスと名乗る男が佇んでいました。
「あなたのお父さん ロガタスから手紙を預かってきたわ(*・ω・)つ◇」
Rioの差し出す手紙を喜びとも怒りともとれない複雑そうな表情で受け取ったレオンティウスは、いい加減農場に顔を見せろとの内容に、ふと懐かしそうに目を細めました。
「決して変わらないものもあるようだな ありがとう」
泊まりたいのならエイディスか彼女の息子のスクリに話を通してくれとレオンティウスはホールに続く扉を開き、Rioとヴィルカスを宿の中へと誘います。
「いらっしゃいませ 宿屋オールド・フロルダンにようこそ・・・ああ 昨夜いらっしゃったお客様ね」
既に宿泊の約束は取り付けてあるからと応えながら彼女の息子の頭へ通りしなにポンと手を置いて挨拶をすると、子供扱いしないでくれよとスクリが唇を尖らせます。
「昨夜はひどくお疲れのようだったのでお勧めはしなかったのだけど」
そう前置きしてエイディスはタイバー・セプティムの部屋に泊まってみないかと持ちかけました。
タイバー・セプティムの部屋とはどういう意味なのかと問い返すRioにエイディスは説明を加えてゆきます。
「この宿屋オールド・フロルダンには数百年の歴史があるとお話したでしょう? 第二紀の終わり タイバー・セプティムは自ら軍を率いてリーチの蛮族からオールド・フロルダンを勝ち取ったの」
後にタイバー・セプティムはタムリエルを統合し一大帝国を築くことになるが、知られている最初の戦いと勝利があったのがこの地であると綴ります。
「この宿には偉大なる将軍がオールド・フロルダンの解放者として最初の夜を過ごしたベッドがあるのよ 数百年前のままでね」
「その栄えあるお部屋に泊まらせてくれると(゚ー゚*?)」
「ええ まあそうなんですけれど・・・ゆっくりお休みください ダブルベッドの大きなお部屋ですよ」
それからほんの少し間を置いてエイディスは意味深な笑みをたたえながらRioを件の部屋へと案内したのでした。
案内された部屋は確かに広く。
サイドテーブルには“サンクレ・トールの戦い”と記された本が置かれています。
「サンクレ・トールの戦い(゚ー゚*?)」
荷物を置き、武器の手入れに取り掛かろうとするヴィルカスの傍らに寄り添うRioは、パートナーに語りかけるように本を音読し始めました。
「第二紀852年 ノルドおよびブレトンの同盟軍はシロディールの国境を侵しジェラール山地の主要な峠と集落を占領した 冬の本部をサンクレ・トールに置き ノルド-ブレトン同盟軍は王者クーレケインの新将軍タロスに彼らの堅牢な山を攻めてみろと挑発した(*・ω・)」
食事で中断された後、入浴後の濡れた髪を拭きながら再び本の続きを読みふけるRioは、瞳を輝かせてはタロスことタイバー・セプティムの戦術について語るのでした。
「タロスは囮を残し サンクレ・トールの要塞裏の絶壁から降下してノルド-ブレトン同盟軍に奇襲をかけたのよ 敵の妖術師を懐柔して秘密の入り口の情報を事前に得ていたみたい これらの快挙はレマン3世の墓標にあった王者のアミュレットの予言に因るとも言われていたみたいで・・・(〃▽〃)b」
「それで俺達はいつになったらセプティムと同じ寝床で眠りに就けるんだ」
かすかに笑みをみせるパートナーから読書と空想の中断を求められて。
Rioは“サンクレ・トールの戦い”に後ろ髪惹かれながらもベッドに潜り込むのでした。

安らかなまどろみの時間はエイディスの悲鳴によって破られました。
既に装備を装着し終えたヴィルカスが先んじて部屋を飛び出し、目をこすりながらベッドを抜け出したRioも簡易の身支度を整えてパートナーの後を追います。
「亡霊が・・・まるで自分の家みたいに私の宿をうろつき回って・・・」
動揺するエイディスの視線の先には確かに青白い亡霊らしき人物の姿が漂っていました。
「一体なぜこんなことに((((;´・ω・`)))?」
「オールド・フロルダンが亡霊に取り付かれたという話は聞いたことがあったけど それは大戦以前の話 大戦以降ここで亡霊を見た者なんていなかったはずなのよ」
それから何か思い当たったのか。
エイディスがRioの腕を掴み訴えます。
「あの亡霊は戦場から来たに違いないわ 死から蘇ったタイバー・セプティムの兵士のひとり きっとそうよ」
怯えるエイディスにそのままそこに居てと手で合図を送り。
Rioは亡霊に向かって歩み寄ります。
すると青白い揺らめく影は親しげに話しかけてきました。
「ヒャルティ お前か? 待っていたぞ」
(ヒャルティ・アーリービアード。タイバー・セプティムの本名ね。この亡霊はタロスと間違えて話しかけてきている!?|ω・))
亡霊は尚も話し続けます。
「フロルダンを略奪した時、私を義兄弟にしてくれるとお前は言った だから待ってたんだ 敵の矢が胸に刺さり鎚で骨を砕かれても待っていたんだ」
(どうしよう・・・あたしはヒャルティじゃない。けれどこの亡霊にはそれがわからないんだ)
「あなたは誰? どこから来たの(゚ー゚*;?)」
Rioの問いかけに亡霊は哀しげな声で俺を覚えていないのかとつぶやきます。
「作戦で2度いっしょだったろ 何度も命を救われた」
自分はヒャルティではないと声を発しかけたRioを亡霊は剣を差し出すよう迫りました。
「剣・・・(´・ω・`;)?」
「ああそうだ ヒャルティ 剣をよこすんだ それで約束どおり兄弟になろう」
さすがに手持ちの剣では納得してはくれなさそうだと悟ったRioは、彼の所望する剣を探し出して来ようと約束します。
恐る恐るRioの背後にエイディスが寄り添い、タイバー・セプティムがオールド・フロルダンを訪れる前に敵の野営地を攻撃したと伝えられているが、そこに亡霊の欲しがる剣も残っているかもしれないと囁きます。
早速Rioが持ち出した地図に印を付けると、あんな亡霊が宿屋を徘徊していたのでは客も寄り付きはしない、どうかできるだけ早く戻って来てほしいと嘆願しました。
剣を手に入れたらすぐに戻って来ると告げ、スクリに彼の母親のことを頼みつつ、もう一度タイバー・セプティムの部屋に戻ると今度はしっかりと旅仕度を整えます。
去り際にサイドテーブルの“サンクレ・トールの戦い”を手に取るRioに。
母親を励ますスクリが気に入ったのならそいつは持って行っていいから・・・と、扉から顔を出して声をかけました。

エイディスが印を付けてくれた場所はオールド・フロルダン東の大蛇の崖要塞と呼ばれる地点でした。
山岳地帯のモルダリング遺跡を抜ける途中で吸血鬼の使徒達の攻撃を受けます。
幸か不幸か未だ体内に宿すウェアウルフの血のお蔭で吸血鬼化することもなく血に飢えたサングイネアに冒された者達を葬り去ることができました。
「内戦が終わっても吸血鬼退治が進んでいるようには思われないな むしろ最近は数が増えているようだ」
同胞団の仕事にも吸血鬼討伐絡みの依頼が増えつつあると洩らすヴィルカスに、Rioも吸血鬼に対抗する組織に入らないかと誘われたことがあると返します。
「その組織にとっても同胞団にとっても共通の敵であるということは いずれどこかで共闘する時が来るかもしれない」
そこまで語り、ヴィルカスは自嘲気味につぶやきました。
「ウェアウルフの血に穢された我々が吸血鬼共を根絶やしにしようなどとは滑稽な話だがな」
「ヴィルカスが望むなら イスグラモルの墓でもう一度グレンモリルの魔女の首を火に焼べて浄化の儀を・・・」
「俺にだけ血の純潔を施そうと言うのなら返事は否だ 断る」
差し出したRioの右手はヴィルカスの否定を綴る言葉によって動きを止めました。
かつてファルカスの血を蝕むハーシーンの呪いを浄化した折、彼が語ってくれた言葉がRioの脳裏に木霊します。
ヴィルカスも今は人狼病を治療すべきではないと思っているからこそ浄化の件を口にしないのだろう・・・と。
人狼病でありさえすればサングイネア吸血症を恐れることなく存分に吸血鬼らと戦うことができる。
そのためにはハーシーンの使徒となり、この恩恵を最大限利用してみせる。
今も変わらずそう考えているRioの気持ちを見透かして。
ヴィルカスは自身に巣食う野獣の血の浄化を断念したに違いありません。
あれほどハーシーンの力を恩恵ではなく呪いだと忌み嫌い、ウェアウルフに変身することに抗い続けてきたヴィルカスなのに。
うなだれるRioにヴィルカスが穏やかな口調で語り始めました。
「勘違いするな 浄化を決断しないのはお前の所為じゃない 俺の意思だ」
いつかこの穢れた狼の呪いを共に解き放つことができればいいと。
そうつぶやいて。
ヴィルカスは吹き付ける寒風から相棒を遮る位置を保ちながら目指す峰へと歩き出しました。

※ファルカスのウェアウルフの血を浄化したストーリーはSkyrim②の『純粋』にアップしてあります。ヴィルカスの人狼化への葛藤はゲーム内にて、同朋団の元リーダー、コドラクの部屋のサイドボード内にある“コドラクの日記”をご覧くださいませ。

大蛇の崖要塞に近付くとRioは隠密体勢のまま入り口を探ります。
しかし周囲は見通しがよく、動く相手を視界に捕らえると同時に敵からの攻撃も開始されます。
「不意討ちは狙えないみたい(`・ω・´;)」
「ではこちらも正攻法で行こう」
言うが早いか素早く敵との間を詰めてヴィルカスがグレートソードでフォースウォーンを両断します。
残る一人を弓で沈めてRioは気休めにしかならない隠密移動で前進を続けました。
悉く位置を読まれ不意討ちを喰らわせる暇もなく攻撃を受けては迎撃を繰り返し。
ブライアハートとの乱闘も交えながら突き進む内に、下へと続く階段とその先の扉を発見です。
辺りに敵がいないことを確認してRioは木の扉の中へと滑り込みました。
時計回りに階段を下り、前方のフォースウォーンの見張りを射殺し、手前に張られたロープの罠を解除します。
トラップのロープに引っかかるような事があれば、側面の岩場より複数の槍が飛び出し串刺しにされるという仕組みのようでした。
左の鉄格子から対面をうろつく見張りの狙撃を試みようかと考えて。
建物の造りが以前足を踏み入れたブラッドレットの玉座に酷似していることに気づいたRioは引き絞りかけた矢を元の矢筒に納めました。
ブラッドレットの玉座と同じ造りの建物であるなら鉄格子の先の敵を狙うのは厄介というもの。
仕方なく敵の気配に気づきながらも遠回りするコースを選ぶRioなのです。
槍が無数に飛び出す壁の次には棘の扉と罠の種類には事欠かない要塞のようで。
フォースウォーンの遺体を調べながら慎重に足を運んでゆきます。
加圧式のトラップによって前方を撞木形式のトラップが飛び出るなど、罠の発動に慌てて仰け反るRioを支えるヴィルカスも細い通路における罠を重複して踏み抜いてしまい、二次災害になりかねない状態が続きます。
ようやく辿り着いた広間からの敵の気配に、Rioは扉壁沿いに身を隠しました。
誰かいると思ったのだが・・・と。
ぶつぶつ愚痴をこぼすフォースウォーンとハグレイブンを時間差でおびき出しては射抜き、倒して。
最後の一人はヴィルカスが大剣の錆へと変えてゆきます。
(なぜ机の上に加圧式トラップが(-ω-;)?)
敵を一掃した後、室内が密室であることに気づき、Rioは机上に設置された圧力板トラップを不思議そうに眺めました。
鉄格子周辺を調べ終えたヴィルカスが鉄柵の解除装置らしきものは見当たらないと首を振ります。
(じゃあやっぱりこのトラップ装置が怪しいわよね(`・ω・´;))
「ヴィルカス ちょっと罠発動させてみるから下がっていてね(*・ω・)つ」
「おいっ 無用心だぞ! よせ!」
ひょいとテーブルに飛び乗り、机上の加圧式トラップを踏み抜こうとするRioをヴィルカスが慌てて止めに入ります。
文字通り足元をすくわれる形となったRioはパートナーの腕の中でかろうじて転倒を免れながら。
羽根の歩みのせいでトラップが発動しなかったみたいと照れ笑いを見せつつ、ヴィルカスにしがみついたまま経過報告を伝えます。
何が起こるかわからない罠を未調査のまま踏み抜こうなどという無謀を一体何度冒せば気が済むんだと。
相棒に叱咤を浴びせかけようとしてヴィルカスはもう一度絶句しました。
性懲りもなく抱き抱えられた状態から上半身を乗り出し、身を捩じらせ、矢を番えたかと思うと、Rioはもう一度テーブルの上の加圧式トラップを撃ち抜いたのです。
すると見る間に鉄格子のあった上方通路を閉ざす鉄格子がガラガラと音を立てて解放されてゆきます。
「やっぱり解除装置はテーブルの罠だったんだ(〃▽〃)! ゼッタイ アヤシーモノ」
得意げに微笑む相棒の無茶な行為を嗜めるべきか。
それとも柔軟なひらめきを褒め称えるべきか。
対処に困るヴィルカスでした。

※羽根の歩みは隠密スキルLv40で習得可能なスキルで、圧力板=プレッシャープレートを作動させないという特徴があります。このスキルを持っている場合、自分自身が圧力板を踏み抜いて罠を発動させることはないという安全面での優遇はありますが、加圧式の圧力板をわざと発動させて敵を殲滅したり、敵をおびき出してトラップに巻き込んだりなどの作戦が使えないという諸刃の剣スキルでもあります。また、今回のように圧力板系の罠で扉や鉄格子を解除させるタイプの謎解きにも手間取るという欠点もあるようです。

通路右手奥の宝箱から見慣れない古の剣を取り上げると、誰に教えられるでもなくそれがヒャルティことタイバー・セプティムの剣ではないか、そうRioは奇妙な確信に似た思いにとらわれました。
そこから対面に続く通路を抜けると要塞の切り立った絶壁へと行き当たります。
斜面を傾斜の緩い山沿いに下り、Rioとヴィルカスは黄昏色に染まる山間を抜けてオールド・フロルダンへの帰途に就きました。

数百年の歴史を誇る宿屋には出発した時同様、亡霊が居座っていました。
「待っていたぞ ヒャルティ」
相変わらずRioをタイバー・セプティムと誤解したままの亡霊は義兄弟の証である剣を見せろと急かします。
Rioの差し出した剣を前に亡霊は感慨に耽り、しばしの沈黙に身を置きました。
そして仕える事ができて光栄だったと言い残すと揺れる青白い幻影は大気に溶け込み消えていったのでした。
「もしかするとあの亡霊はお前に中にあるヒャルティの血に気づいたのかもしれないな」
エイディスにもう亡霊が現れることはないでしょうと告げるRioの傍らでヴィルカスがそうつぶやくと、Rioはパートナーを見上げ微笑みました。
「もう一晩 タイバー・セプティム所縁の部屋でお過ごしになられてはいかが?」
今度こそ安らかな目覚めを約束いたしますと太鼓判を押すエイディスに、クスクス笑いながら延泊を申し出るRioなのです。
すると、あっと声を上げながらスクリがRioの腕を引っ張りました。
「すっかり忘れてたけどさ 昼間ここを訪れた奴からお姉ちゃんにって」
スクリの差し出す包みを受け取りながら、誰だろうと首をかしげるRioに名前は名乗らなかったとスクリは付け加えます。
包みの中身はうっすらと焦げ目のついたパンに鶏の燻製肉が挟まれたもので。
自家製のスノーベリーの香りの漂うソースにモラ・タピネラ、ベイクドポテトが添えられ、きれいに切り分けられていました。
焼いたものではなく燻した鶏肉にリフト特産のスギタケの代用品として、おそらくロリクステッド近辺で採れたモラ・タピネラをアレンジしたものであろうことは予想がつきました。
Rioの記憶にショール・ストーンの紅葉した木々と澄んだ水のせせらぎが鮮やかに甦り。
ベイクドポテトの香りは傾きかけた午後の日差しを思い起こさせました。
送り主に心当たりがあるのかと訊ねるヴィルカスに、ほんのわずかな躊躇をみせて。
それからRioは命知らずの英雄さんからの差し入れみたい・・・とつぶやきます。
「エリクか」
「内戦の最中 ほとんど満足に食事も摂れないあたしを見かねて作ってくれたメニューなの パンに挟まれた中身は少し違ってるけど」
複雑な表情を浮かべるヴィルカスから視線を外し。
Rioはよければお母さんといっしょに食べてと包みをスクリに差し出そうとします。
その行為を横から遮るヴィルカスがパンをつまみ上げると。
「お前の執政を毛嫌いするわけにもいくまい」
苦笑を浮かべ、こんがりと焼き色の付いたパンを一切れ口に放り込みました。



『レイクビュー邸②』

翌日ロリクステッドに立ち寄ったRioは、宿屋フロスト・フルーツの主人ムラルキの導きにより、裏手で敵に見立てた木々を相手に大剣を奮うエリクの許へと案内されました。
一心に訓練に勤しむエリクの背後から、矢庭、抜き去ったグレートソードの一閃をヴィルカスが浴びせかけます。
間一髪で気配に気づいたエリクが身をかわし、強襲者の一太刀を己の大剣で受けきったところで、ヴィルカスは武器を納めました。
突然襲われた息子の身を心配するあまり恐慌状態になりかけるムラルキをなんとかなだめて、フロスト・フルーツへとRioが先導して行きます。
Rioの後ろ姿を目で追うエリクに。
ヴィルカスがおもむろにあいつの執政になるつもりはないかと問いただします。
その言葉が何を意味するのか図りかねて。
放心した表情のエリクに。
「レイクビュー邸の・・・とは言ってもまだ外観すらできていない代物だが そいつの執政を探している」
ヴィルカスはそう告げました。
前方を歩くRioのとりなしによってようやく落ち着きを取り戻したムラルキの低い笑い声が聞こえてきます。
ムラルキと語るRioもまた何やら楽しげでした。
「レイクビュー邸の執政っていうのは 具体的にどんなことを?」
父親の笑顔にほっと胸をなでおろしたエリクが真顔になって聞き返します。
ウィンドスタッド邸を訪れたことはあるかとのヴィルカスの問いにエリクはあると答え、そちらの執政をこなす狩猟の女神アエラとその仕事内容ならわかっていると付け加えます。
「基本的にはそいつと変わりない ただお前に管理を任せようと思っているレイクビューには家族が訪れる予定だ まだ成人とは言いがたい娘が二人 夏の間をそこで過ごすことになる」
「娘が二人もいたのか!?」
絶句する未来の執政官に。
どちらも養子だとヴィルカスが断りを入れると、よかった・・・などと思わず失言をもらしてしまうエリクなのです。
そういえばブリーズホームでRioの従者として過ごした最後の晩、ルシアという少女が高熱を出したという内容の手紙でヴィルカスがソリチュードに呼び出されたなどと話していたような。
そのルシアという子が保護すべき対象の少女の一人なのか?
束の間の回想を挟みつつ、エリクの視線は無意識のうちにRioの姿を追っているのでした。
つまるところ少女二人の護衛兼執政の兼務ということだろうと切り返すエリクにそうだと答えて。
ヴィルカスは念を押します。
「自信がないなら受けるな 探せば代わりはいくらでもいる」
「見くびらないでくれよ 任務はちゃんとこなしてみせるさ」
売り言葉に買い言葉じみた応酬の後、ヴィルカスはエリクへ挑発とも取れる言葉を投げかけます。
「お前の命を賭して娘とあいつを守る覚悟があるのなら任せよう」
「全身全霊賭けて守ってみせるさ!」
その言葉忘れるなと言わんばかりにエリクを凝視し。
それから一呼吸置いて。
「お前の任務はレイクビュー邸に住まう者達の安全を確保し 屋敷と周辺を管理することだけだ 仕事に略奪行為は含まれていない もちろん裏切り行為もだ」
殊更強調するように綴った後。
「お前の首を刎ねる口実を俺に与えるな」
殺気をはらむ脅し文句を添えてヴィルカスはエリクを睨みつけました。

数週間後にはレイクビュー邸の骨組みが整うはずということで。
その辺りからの執政任務を約束して、Rioはエリクとムラルキに別れを告げます。
「なんだかやけにエリクの表情が険しかったけど(´・ω・`)? ヴィルカス ナニ ハナシテタノ?」
二人の会話が気にかかるという風情のRioに。
「さあな」
曖昧に受け流すヴィルカスはそれ以上何も語ってはくれないのでした。


以上で『ヒャルティの剣をオールド・フロルダンの亡霊のところに持っていく』&『レイクビュー邸②』終了となります。

マルカルス南東デッド・クローン・ロックを目指す旅はこちらのブログでは時間軸的にはSkyrim⑨の『記憶の断片・前編』の辺りで手にしていたという感じになります)の途中で、ストーリー的にはアップしておりませんがマルカルス近郊の農園を経営するロガタス・サルヴィウスから息子レオンティウスへの手紙の配達を依頼されていたと今回の物語はなっております。

“サンクレ・トールの戦い”はタロスことタイバー・セプティムことヒャルティ・アーリービアードがシロディールから遣わされた帝国の将軍であった時代のお話のようです。
時は第二紀の末(第三紀を開いたのがタイバー・セプティムを始祖とするセプティム王朝です)の852年、シロディールから進軍を果たした帝国軍とジェラール山地の主要な峠を占領したノルド-ブレトン連合軍の戦いを記した書物です。
タロスの伝説が築かれる初期の頃の戦いで、なぜ彼がタムリエルを統一し第三紀の長きに渡る王朝を築くことができたのかの一端が垣間見える文献と言えるのかもしれません。

レイクビュー邸を舞台に執政エリクを巡るルシア&ソフィを交えた脳内スピンオフ作品も浮かんではいるのですが、こちらは完全二次創作となってしまいそうですので、
「いつかクエストストーリーが短めの時にレイクビューを訪れるタイミングが合えば書いてみようかな」
程度に考えていたりいなかったり(〃´・ω・`)ゞ

次回Skyrimは『フロストフロウ灯台で殺人の発端を見つける』を予定しております。
これまでほどは妄想・創作は含まれないかと思われますが、ネタバレは相変わらずですので、それらに耐性をお持ちの皆様のお越しを心よりお待ちしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)