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Skyrim・回復術・儀式の呪文⑤(○´゚ω゚`)

破壊に召喚、変性に幻惑の試練を経て。
いよいよウィンターホールド魔法大学を後にしようとするRioは絡みつくような視線を感じ振り返ります。
するとそこには回復術の講師コレット・マレンスの姿がありました。

本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので、苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話にはゲーム内で実際に使用されている会話も含まれますが、創作も含まれますのでゲーム内の台詞だけ知りたいとおっしゃる方は直接ゲームをプレイした後、もう一度お越しいただけますなら幸いです。

そろそろ出発しましょうとブレリナ・マリオンに腕を引っ張られ。
ウィンターホールド魔法大学の中庭から正門に歩き出すRioはおどろおどろしい視線を感じ振り返ります。
するとそこには物陰から憂鬱そうな顔を半分ほど覗かせた回復術の講師コレット・マレンスの姿がありました。
「回復魔法は完璧で有効な魔法学の分野 それなのに皆で私を蔑ろにして アークメイジまで回復術を軽んじているのですね」
破壊、召喚、変性、幻惑と魔法学のさまざまな分野の最高位魔法の取得に努めておきながら未だ回復術の達人級魔法についての教えを乞いにも来ない。
それどころかアークメイジという立場にありながら根無し草の風来坊よろしく魔法大学を立ち去ろうとしている。
恨みがましい視線をRioに注ぎ、ぶつぶつ繰言をもらすコレットなのです。
傍らで、あらら・・・と細い指先を唇に添えるダンマーの学友と顔を見合わせて。
Rioは中庭の石柱に半身を隠す回復術の講師をなだめようと歩み寄りました。
そして回復魔法について他に学んでおくべきことはなかったかと話題を振ります。
「あります ありますとも! それでこそアークメイジ! あなたはやっぱりこの大学の代表にして模範生徒 アークメイジが回復術の分野そのものを否定するような愚か者ではないことは私にはちゃんとわかっておりました」
背を丸めどんよりとしていた先程とはうって変わり。
コレット・マレンスは突如誇らしげに胸を反らせ、したり顔で朗々と弁を振るい始めました。
そもそもウィンターホールド魔法大学の他の者達には回復術とそれを専門に扱う私に対する敬意も尊重も足りていない。
他者を癒し保護する魔法に関しての知識も関心も希薄過ぎる。
「そうは思いませんか アークメイジ?」
まくしたてるコレットに圧され、額に冷や汗を浮かべ笑顔を引きつらせるRioはひたすらコクコクうなずいてみせます。
理解を得られ満足したのか。
遂に回復術の講師の口から本題が紡ぎ出されます。


魔術師の達人クエスト『回復術・儀式の呪文⑤』

「まずは予言者と話さなければなりません」
「予言者・・・」
回復術の分野においてはコレットが最高位に位置する者なのかと思っていたとつぶやくRioに、気を良くしたコレットが高らかな笑い声を響かせました。
「アークメイジが口が上手いとの噂は本当だったようですね でも残念ながら回復術については私よりもっと優れたマスターが存在するのです」
それがミッデン・ダークを棲みかとするダンレインの予言者であり、彼は回復魔法の才能に恵まれ、唱える呪文のどれもがずば抜けていたと回復術の講師は説明を続けます。
「他の者が理解さえできない呪文すら習得してしまったというのですから その才能たるや恐るべきもので ええ こほん・・・」
咳払いをひとつするコレットはまるで自らの手柄のごとくダンレインの預言者について誇らしげに滔々と語ります。
「問題は彼が気に入った相手としか知識を共有したがらないということです でも回復術を極めたあなたならきっと大丈夫」
(ダンレインの予言者。もう一度、彼はあたしと会ってくれるのだろうか)
肉体を失くし青白い光と化してしまった予言者と初めて対話を交わしたのはマグナスの目の対処に関する助言を授かりに行った折。
あれからもう二年も経過してしまった。
Rioはほっと小さなため息をつきます。
生ある内は輝かしい功績を収め、魔法大学すべての者たちの尊敬を集め、羨望の眼差しを一身に受けていた人物であるダンレインの預言者。
魔法実験により引き起こされた事故が彼の精神を除くすべてを破壊し尽くしてしまった。
闇に頼りなげに漂う青白い光。
その哀しくも儚い姿を思い浮かべつつRioはそっと瞼を伏せました。
アークメイジの感傷などお構いなしに回復術の最高位魔法取得について語り終えたコレットは、
「あらもうこんな時間 昼食は12時きっかりと決めておりますの ではこれで失礼します」
そそくさと退出を試みます。
「コレット先生らしいわ」
回復術の講師の後姿を見送るブレリナがクスクスあどけない笑みをこぼします。
ダンマーの学友につられ、Rioもまたかすかに哀しみの残る笑みを湛えました。

※予言者ことダンレインの予言者につきましてはSkyrim⑧『善意』をご覧くださいませ。

簡単な昼食を終えたRioとブレリナは予言者を名乗る亡霊が今も留まるミッデン・ダークへと足を伸ばしました。
細く荒れ果てた通路を抜け、石の階段を下り、振り込んだ積雪を踏みしだきながら尚も二人はミッデン奥を目指します。
「予言者の魂はこんな閑散として寂しい場所に漂っていたのね」
白い息を灰青色の華奢な指先に吐きかけ少しでも暖を取ろうとするブレリナが震え声でつぶやきます。
寒くてつらいようなら出口に戻り待っているよう促すRioに、ダンマーの学友は首を横に振って見せました。
「ここは凍えそうで寒さに弱い私達ダンマーにとってはつらい場所だけど平気よ 探究心が留まろうとする背中を押してくれるわ」
この世の不思議を見聞し、そのすべてを魔術に活かすことができないか試みること。
それがテルヴァンニ家に所属する者の使命であり宿命でもある。
ブレリナは血の気を失くしつつある紫色の唇をわななかせながら微笑みます。
とはいえ底冷えのするミッデンに長居は無用。
背後でカチカチと歯を鳴らすダンマーの学友が氷漬けになってしまう前に回復術の試練を終えようと、先を急ぐRioなのです。
くもの巣を払い。
蛇行する通路を足早に通り抜け。
オブリビオンのマークが描かれた魔法陣と捧げ物箱に心を奪われ立ち止まるブレリナの手を引っ張りながらRioはミッデン深部へと足を踏み入れて行きます。
凍てつく氷と雪に覆われた石橋の先から青白くも眩い光が差し込んで来ました。
あれほど強固に訪問者を拒んでいた扉が今は開け放たれ。
部屋の中央の円井戸の上にはダンレインの化身とも言える青白い光が試練を受けるにふさわしい者の到着を今や遅しと待ちわびていました。
「また何かを求め やって来たのか」
どのような用件でRioがこの場を訪れたのか。
すっかりわかっていながら問いただすダンレインの予言者にRioは無言でうなずきます。
「なるほど 此度はお前が求めるものを私が有しているとの確信に満ちた顔だな よかろう 準備はよいか?」
どのような試練が課されるのか。
一瞬返答をためらったRioはダガーを抜き身構えると眩い光に対し大きくうなずき返しました。
「武器は必要ない 魔術師としての能力のみに頼ることになる 自身の内なる魔力を駆使し立ち向かうがよい」
(武器は要らない。魔力のみに頼る・・・)
「生き残れたならば お前の価値を認めよう」
ダンレインの予言者がそう言い放つや否や青白い光がRioを呑み込みます。
かくして風変わりな試練の幕が切って落とされました。
光から抜け出したRioは下着以外一矢纏わぬ姿となり果て、突如現れた2体の亡霊による攻撃の許に曝されます。
亡霊の魔法攻撃をかわし回復魔法を唱えるRio。
その傍らでブレリナが氷の精霊召喚の韻を結び始めました。
「いでよ氷の精霊! 来たりて我が学友を救いたまえ!」
(えっ・・・Σ(・ω・´)? スケット コミデ シレンヲウケテモ イイノカシラ?)
ほとんど全裸であることも忘れ佇むRio。
その前にブレリナと彼女の命を受けた氷の精霊が立ちはだかります。
詠唱途中の回復魔法もそのままに唖然とするRioの眼前で、氷の精霊とタッグを組むダンマーの学友と亡霊達との激しい立ち回りが繰り広げられました。
とうとう敗北を認めた2体の亡霊は時空の彼方へと還ってゆきます。
「自分の価値を証明したな」
(えっ? えええぇっΣ(・ω・´;)? アタシ ナニモシテナインデスケド)
ダンレインの予言者の褒め言葉がRioの脳裏に鳴り響き。
「過程はどうあれアークメイジ あなたに新たな知識が委ねられたことに変わりはないわ」
当然の結果だと言わんばかりにブレリナも手にした緑青色の特徴的なヘッドの杖を背に収めました。
試練を乗り越えた者の証となるアンデッドベインの呪文を習得したRioはダンレインの予言者に別れを告げ、元来た道を辿ります。
アークメイジが回復術系列の新たな魔法の入手に成功したという噂はたちどころに広まり、以降、講師コレット・マレンスがRioにまとわり付くことはなくなりました。

「召喚師の従者っていうのも悪くないものでしょう?」
ウィンドヘルムへ向かう馬車に並んで腰かけるブレリナが透き通った甘い声音で語りかけます。
「そうね ミッデン・ダークではブレリナとあなたの精霊に救われたことだし(〃▽〃) チョット ハンソクッポカッタケド」
テルヴァンニの女魔術師の功績を素直に認め、Rioは心からの称賛で学友を讃えました。
満足そうに天真爛漫な笑みをこぼすとブレリナは印象的なヘッドの緑青色の杖を取り出します。
するとその杖が何であるのかを悟ったRioが青い相貌を見開きます。
「それってジェイ・ザルゴ愛用のマグナスの杖じゃ?」
「そうよ あなたがジェイ・ザルゴ相手に幻惑術の訓練をしていた時に預かっておいたの 断続的に浴び続ける魔力の影響が杖に及んでしまっては大変だからって 訓練の後返すつもりだったのだけど すっかり忘れていたわ」
鈴を転がしたかのような涼やかな声色でそう綴るテルヴァンニの女魔術師をRioはじっと凝視します。
「ミッデン・ダークで2体の亡霊と戦っているときにもブレリナ あなたマグナスの杖を揮っていたわよね? マグナスの杖がまだ自分の手元にあるってちゃんと自覚していたんでしょ?」
「そうだったかしら 夢中でよく憶えていないの でもこのマグナスの杖はカジートよりもテルヴァンニの魔術師にこそふさわしいとは思わない?」
それからブレリナはついと視線を逸らし、唇にかすかな笑みを浮かべ垂れ込める曇天を見上げました。


以上で魔術師の達人クエスト『回復術・儀式の呪文⑤』終了となります。

ブレリナ・マリオンは愛らしい声にお嬢様の雰囲気を漂わせるダンマー女性ですが、なんせあのネロスと同じ幾多の魔術師を輩出している大家テルヴァンニの系列。
そこかしこにテルヴァンニの特徴である狂気と紙一重な研究熱心さに加え冷徹さや傲慢さ、亡霊の海より深く世界のノドより高い自尊心が見受けられてもおかしくないはず。
ということでキャラクターメイクさせていただきました。
ゲーム内の彼女の行動や台詞などから想像できる性格を創作にアレンジしてみたつもりですが、いかがだったでしょうか。

ブレリナ・マリオンを伴うRioの冒険はSkyrim⑱ソルスセイム紀行其の二(全10話前後程)に続く予定でしたが、TESO=The Elder Scrolls Onlineで冒険三昧ですのでしばらく(期間未定)ブログ自体のアップが滞る可能性大であります。
最悪の場合このままSkyrim関連の物語が終わってしまう可能性もあります(´・ω・`;A)
すみません。
TESO熱が冷めた頃にまだ書く意欲が残っておりましたらSkyrim⑱からアップしていきたいとは思っておりますが、半年くらいはダメかもしれませんね(´・ω・`;A)

もしかするともっと長く放置していたり・・・あるいは永久に((((;´・ω・`)))

次回以降は一応未定ということで。
TESO=The Elder Scrolls Onlineでのレポートを書ける時間があればアップする予定です。
ただ今、かなりゲームに夢中状態ですのでブログ更新している暇がないかもしれません。
生温かく見守っていただけますなら幸いです(〃´・ω・`)ゞ

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