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2016年1月

たかがシフォンケーキされどシフォンケーキ(`・ω・´)☆

今まで温める機能だけだった電子レンジにオーブンなど様々な機能がついたということで。
早速シフォンケーキを作ってみることにしました(〃▽〃)♪

最初は、
「生クリームとか飾りつけとかしなくていいし きっとケーキ初心者向けよね(〃▽〃)b」
などと思っていたのですが、後々この考えがとんでもないとわかりました。

シフォンケーキ第一弾、紅茶風味でいこうということでクックパッドのシフォンケーキレシピを参考に作ってみました。
ところが計量はほぼ間違いないはずなのになぜか膨らまないどころか表面がビスケットのように固くなってしまいましたヾ(・ω・`;)ノ ヒャー!
この失敗の原因は、
①メレンゲの泡立てを手作業で行っていたのですが手が攣るのではないかというくらいかき混ぜても圧倒的に足りない(´;ω;`)ブワッ
②レンジレシピと異なるクックパッドレシピの分量でレンジレシピに表記されていた時間焼いてしまった(レンジは20cm直系で150℃で50分とされていたのですが、クックパッドレシピでは17~18cm直系で170~180℃で35分となっておりました)というものではないかと推測(`・ω・´)シャキーン ←推測だけはした!?

シフォンケーキ第二弾、前回同様紅茶風味再びということでレシピも材料も同じものを用い、急遽差し入れされたハンドミキサー・・・「もう作るのヤダー 手痛いし(´;ω;`)イヤイヤ」とだだこねしていたら数日後、卵とハンドミキサーが小人さんから差し入れされていた(○´゚ω゚`) マタ ヤレッテカ???・・・を使用し再びチャレンジ!
今回は前回に比べるとメレンゲがかなりクリーミーになって泡々していたので、
「これはいける(`・ω・´)!?」
と思っていたのですが、またしても膨らまず失敗(´・ω・`)ショボ~ン
焼き加減はまぁまぁだったので表面ビスケットにはならずに済んだのですが、あきらかにこれはシフォンケーキじゃないという見た目に(´;ω;`)グスッ モッチリケーキダト オモエバ タベラレナイコトモナイ
今回の失敗の原因は、
①メレンゲのかき混ぜがまだ足りない←3分くらいかき混ぜたけれど、もう2~3倍の時間かき混ぜるべきだったかも(-ω-;)
②レシピ通り作っていたけれど、どうも黄身側のボール内の水気が足りないような気がする(他のレシピとアップされていたSSを見てみたのですが、黄身がもう少しぽたぽたしたたり落ちるような写真だったので)
というわけでとりあえず膨らまない点の改善に集中する必要があることだけは確認しました(`・ω・´)シャキーン←確認はした!?

シフォンケーキ第三弾、リベンジはまたしても紅茶風味で。
今回はちょっとだけレシピを変えてみました。
他の紅茶シフォンケーキのレシピに濃い目に出した紅茶となっていたのと卵3個ではなく4個使用していた点などを考慮して、黄身側の水分を増やしてみることにしました。
平行してメレンゲを前回&前々回の数倍の時間を使いとにかくしつこく泡々させることにしました。
結果、初めてシフォンケーキ型の半分以上あたりまで膨らんでくれました+.(ノ。・ω・)ノ*.オオォォ☆゚・:*☆←イヤ マダ カンゼンニ フクランデハイナイカラ(○´゚ω゚`)
今後の改善点は、
①メレンゲをもう少しかき混ぜかつ黄身側の合わせを素早くする(メレンゲは冷たい内に時間をできる限り置かず焼くところまで持っていかないと膨らみにくくなってしまうそうです)
②紅茶を煮出した水分がやや多めだったのでもう少し少なくする(水分が多過ぎると膨らまないようです)
③メレンゲ側と黄身側を合わせる時、1/4~1/3先にメレンゲと黄身をなじませるのですが、なじませた後の合わせ作業でハンドミキサーは使用せずヘラなどでサックリ手早くメレンゲを壊さないように混ぜる必要がある(どちらもハンドミキサーでぐるぐるかきまぜてしまったためメレンゲが壊れてしまった可能性大です)
もうこの辺りでいいかな(´;ω;`)???←原因がわかってきたので離脱する気マンマン!?

というたかがシフォンケーキされどシフォンケーキ紛争(゚ー゚*?)でした。

味付けに関しては味見してもらったところ第一弾~第三弾までどれも食べられるほどのお味だったようなのですが、とにかく、
「これはシフォンケーキではないな(`・ω・´;)」
というものが再三に渡り出来上がってしまい、
「もうシフォンケーキとは違うケーキでいいんじゃないかな(〃▽〃;)アハハ」
作った小桜は後片付けなどの手間も大変だったので作るの面倒だし億劫だし・・・という感想に(´・ω・`;A)

暖かくなる前にもう1~2回はトライしようかどうしようか思案中です。
「今度はココアパウダーでココア味にしようかな|ω・)b」
とは考えているのですが、予定は未定ということで。
ハンドミキサーはブリトーなど作るときにでもまた使用させていただきまふ(〃▽〃)♪

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Skyrim・オークの要塞の住人達+.(ノ。・ω・)ノ*

本日は『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』からオーク要塞の住人達をお送りいたします。
リバーウッド、ホワイトラン、ソリチュード、ウィンドヘルム、ウィンターホールド、リフテン、ドーンスター、ファルクリース、ロリクステッド、ヘルゲン、マルカルス、ドラゴンブリッジ、ショール・ストーン、ダークウォーター・クロッシング、イヴァルステッド、カースワステンの住人達、カジートキャラバンの商人達、ドーンガード砦、ヴォルキハル城の住人達の紹介を終えたところで今回はオーク要塞にスポットを当ててみようかと思っております。

未紹介の街・町・村・・・モーサル、カイネスグローブ、レイヴンロック、スコール村、テル・ミスリン、スカイリムの主要都市以外に暮らす人々(農場、鉱山、砦、街町から離れた宿屋、ダンジョン、小屋、遺跡などで出会う固有名付人物等も含む)及びソルスセイムの主要都市以外の人々も追ってアップしていくつもりです。

NPCに関する紹介は小桜の印象による部分が多く必ずしもプレイヤーさまの印象とは一致しない可能性もありますが、どうかご容赦くださいませ。

※1()内は従者・執政・結婚・養子などができる場合の注釈です。
※2『』内はその人物から始まるクエストタイトルです。
※3“”内はタイトルのないプチクエストまたはトレーナーです。
※4記入もれの人物や間違いなど発見されました方は、お手数とは存じますが、コメント欄に「○○さんが載っていません」「この△△って人の説明のこの部分おかしいよ」などなど、ご一報いただけますと小桜が大喜びします(〃▽〃)♪(バニラで登場するNPC限定でお願いいたします)

尚、オークの要塞が所属する地方は以下の通りです。
ダシュニク・ヤル・・・リーチ地方マルカルス南東
ラーガシュブール・・・リフト地方リフテン西南西
モル・カズグール・・・ハーフィンガル地方ソリチュード西
ナルズルブール・・・イーストマーチ地方ウィンドヘルム南東



☆ダシュニク・ヤル☆

バルグック族長:冷酷なゴーバッシュの兄弟で試練という名の殴り合いをドヴァーキンに挑んでくる“片手武器Lv90迄のトレーナー”
シェル:バルグック族長の妻の一人で身をやつしオークには珍しく色気のある女性でいずれは自分の子供にダシュニク・ヤルのオークすべてが仕えるようになると夢みている
アロブ:バルグック族長の妻で息子にナグラブを持つ狩猟担当の女性オーク
ナグラブ:母アロブの狩猟の手助けをする心根のまっすぐな戦士であり族長の地位を巡る戦いを心待ちにしている
ガロル:要塞を去った娘ラッシュを思いやり決別を覚悟する鍛冶担当の女性オーク『ガロルの剣をラッシュに届ける』“重装Lv75迄のトレーナー”
ユマーン:母にガロルを姉にラッシュを持つ鍛冶をガロルより学ぶ男性オークでいずれ族長の地位を巡る戦いをナグラブと行わねばならないことを予感している
冷酷なゴーバッシュ:バルグック族長とは兄弟でありながら元帝国軍人という経歴の持ち主で冷酷というよりは鉄腕という風情のハードボイルド男性オーク(従者・執政・結婚)
マーバル:ストームクローク装備を好んで身に着ける一風変わった趣味の男性オーク
オグラブ:ゴーバッシュに歳相応に振る舞うべきと語る族長に忠実な老鉱山夫のオーク
マハク:ダシュニク鉱山で働く男性鉱山夫オーク
ガハク:ダシュニク鉱山で働く女性労働者オーク
デュラング:ダシュニク鉱山で働く女性労働者オーク


☆ラーガシュブール☆

ヤマーズ族長:本当は慎重で狡猾なのかもしれないがとあるクエストでヘタレ認定された挙句どうあがいても死亡確定となってしまう薄幸の男性オーク
グラーゾブ:なぜヤマーズ亡き後の族長に自分が選ばれたのかわかりかねるとつぶやくオークにしては謙虚で気弱な男性
アタブ:一族にかけられた呪いを解くため日々頭を悩ませている女性オーク魔術師『呪われた部族』“幻惑Lv75迄のトレーナー”
ユーゴー:オークには珍しく“う行”で名前が終わらないレンジャータイプの女性オークだが初対面時巨人との戦いで高確率で死亡してしまう(従者)
オゴル:ユーゴー同様極めて死亡フラグが立ち易い比較的虚弱なオーク男性で影も薄い(従者・執政)
ロブ:家畜番にいそしむ男性オーク戦士だがオゴル同様影が薄く死に易い(従者・執政)
ガラク:鍛冶担当の男性オークだが巨人襲来で死亡し易い


☆モル・カズグール☆

ララック族長:オークのルールで族長の娘は他オーク要塞の族長に嫁ぐことになっていると説明してくれるが娘の鋼の心臓のボルガクがドヴァーキンに嫁ごうと異議は唱えない“防御Lv90迄のトレーナー”
シャランフ:ララック族長の母親であり賢女でもある
シャフトハーズ:ララック族長の第二夫人で鍛冶担当でもありバグラックに鍛冶を教えている
バグラック:ララック族長の姉妹でシャランフの娘であり要塞案内を行っている
鋼の心臓のボルガク:ララック族長の娘だが他オーク要塞の族長に嫁ぐなどという政略結婚を嫌い外の世界に憧れている(従者・結婚)
オルー:ララック族長とシャフトハーズの息子で母の教えに従い鍛冶仕事を行っている
ガモーズ:モル・カズグール鉱山でオリハルコン採掘をしているオーク男性鉱山夫
ガル:モル・カズグール鉱山で採掘に励むオーク女性労働者


☆ナルズルブール☆

マウフラク族長:妻を相次いで亡くしてしまった派手な戦化粧を好む男性オーク戦士で妻亡き後も同じ要塞に住まうヤツールやボラーにこよなく愛されるというモテな御仁
ダシュナムブ:マウフラク族長の息子でグルームバウンド鉱山付近で鍛冶仕事を行っているがボラーやヤツールと父マウフラクの仲をいぶかしんでいる
ウログ:マウフラク族長の娘でヤツールに狩りを教えてもらっている
ボラー:ユーゴー同様“う行”で名前が終わらないマウフラク族長を溺愛する賢女でマウフラクの叔母
ヤツール:マウフラク族長の姉妹だがボラー同様マウフラクを溺愛している
ムル・グロ・ラーガシュ:マウフラク族長の依頼によりラーガシュブールより派遣された鉱山夫で金を蓄えラーガシュブールに戻り要塞の支配権を握るという野望を持っている
ガドバ・グロ・ラーガシュ:元はラーガシュブールの住人だがナルズルブール要塞を気に入っているグルームバウンド鉱山の鉱山夫オーク
モグダルズ:グルームバウンド鉱山で採掘に精を出すぶっきらぼうが玉に瑕な女性オーク
ボル:モグダルズと共にグルームバウンド鉱山で働く一族に忠実な女性オーク


以上オークの要塞の住人達でした。

未だRioが未介入のクエストやオーク要塞などもありますが他にも未紹介の人々や地域との兼ね合いもありますので今回まとめてアップさせていただきました。
紹介中にも少し触れてありますが、オークはほとんどが“う行”の子音で終わる名前のようなのですが、例外としてユーゴー、ボラー、ガドバなどの名前もあるようです。
もしかするとユーゴーもユーゴウ、ボラーもボルー、ガドバもガドブが正しい名前なのかもしれないと邪推してしまうほど、
「オークの名前は特徴的だなぁ(○´゚ω゚`)」
と思ってしまった小桜です。

次回は未定ですが艦隊これくしょん関連もしくはハウステーマまたはお料理テーマなどで失敗したり上手くいったりしたことなどなどをアップしてみたいと思っております(〃´・ω・`)ゞ
もしよろしければまたぜひお立ち寄りくださいませ(〃▽〃)♪

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Skyrim・ロストタン高台で力の源を見つける|ω・)

リフテン南部の高台にあるロストタン。
攻撃を開始するブラッド・ドラゴンに立ち向かうRioとジェイ・ザルゴ。
ウィンターホールド魔法大学の奇妙なコンビが織り成す旅は終焉を迎えようとしていました。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話は創作がほとんどです。
今回はいつにも増して創作パート過多となっております。
「創作は苦手(´・ω・`)ショボ~ン」とおっしゃる方はカラー部分のみご覧くださいませ。



『ロストタン高台で力の源を見つける』

翌朝マルカルスを出立したRioとジェイ・ザルゴはリフテンの街を訪れます。
本来であれば大学側からの召集のかかったジェイ・ザルゴを連れ回すべきではないと理解しつつも。
「なあに数日寄り道したところで結果は変わらないさ いくらブレリナでも自分の大切な住まいでもあるウィンターホールド魔法大学にまで危害を加えるような真似には及ぶまい アークメイジ そのロストタンとやらまでは従者として同行し手助けしよう」
との魔法大学同期の申し出を受け、Rioは大切な友人の言葉に甘えることにしたのでした。
リフテンで準備を整えハニーサイドで一晩を過ごした二人は翌朝早く目的の高台を目指します。
リフテンの南、シロディールの国境付近にあるロストタン高台。
そこにワードウォールが存在すると教えてくれたのはグレイビアードのアーンゲールであり。
数々の仲間の力によりドラゴンボーンは育まれ成長するものであることを痛感しつつ、Rioは山道を辿ります。
横転した黒焦げの荷馬車に出くわし警戒を深める二人は慎重に石段を上り始めました。
石段の途中に設置されたトラップを解除し、焼けた石畳を踏み越えた先にブラッド・ドラゴンの飛来を認め、Rioは弓を番えます。
同時にドラゴンの放つフロストブレスとRioの叫ぶドラゴンレンドが交錯しました。
「崖がすぐ後ろにある 足場に気をつけるんだ いかに頑強なノルドとはいえ落下ダメージには耐えられないだろう」
ジェイ・ザルゴの警鐘にうなずき。
墜落し地表に激突するブラッド・ドラゴン。
その巨体目がけ近接用に武器を持ち替えたRioが果敢に挑みかかります。
フロストブレスに身を曝しながらも
、怯むことなく真っ向から激しい激突が繰り返され。
2度目のドラゴンレンドが辺りを震わせるやブラッド・ドラゴンは虚空を見つめ最期の咆哮と共に崩折れました。
赤い流砂を思わせる気流がRioの四肢に吸い込まれる様を見届け、カジートが歩み寄ります。
「歴代のアークメイジの中でもドラゴンスレイヤーを兼ねる者は珍しいだろうな」
だが少しは自分の身を労わったほうがいいぞと。
困り顔で黒い髭を撫でながら。
ジェイ・ザルゴはワードウォールから不安の第2段階目のシャウト“逃走=”を吸収しつつある傷ついたアークメイジの額に手をかざし、回復魔法を唱えました。

ホワイトランの乗り合い馬車ステーション前にて。
「短い間だったがスリリングで楽しい日々だった 次に出会えるときにはもっと高度な魔法をたくさん披露してくれることを願っているよアークメイジ いや我が友Rion○id」
そう言い直して。
ウィンターホールド大学に向かうジェイ・ザルゴはカジート特有のレリンジェラ・クリンを見せました。
それから馬車の荷台に乗り込むとつぶらな瞳にRioを映し、名残惜しそうに大きく手を振りました。
遠ざかってゆく荷馬車に手を振り返し魔法大学の同期を見送るRioを見咎めたカップルが立ち止まり、二人同時に声を上げます。
「従士さま!?」
「珍しいな 導き手の帰還か」
声のする方へ向き直ると、そこにはリディアとファルカスが並んで佇んでいました。

夕暮れのホライトラン。
その街中に歩を進めるRio、リディア、ファルカスは久しぶりの邂逅を喜び合い、近況報告に花を咲かせます。
リディアはちょうど昨日今日と2日ばかり臨時の休暇がとれたということで。
以前、思い違いですっぽかしてしまったファルカスからのデートの誘いの埋め合わせとばかり、二人で魚釣りに出かけた帰りということでした。
「すごい荷物ね(○´゚ω゚`)」
ファルカスの抱える釣った魚を閉じ込めた樽や背負う二人分の釣竿に獣の毛皮等を驚き眼でRioが見つめます。
「私は力持ちだから樽の1つや2つ持てると言ったのですが」
「ファルカスが持つって譲らなかったのね|ω☆)フフフ」
「それは・・・」
頬を染めて口ごもるリディアに呼応し、休暇の日くらい重荷を背負うことはない、気にするなとファルカスも少し照れたようにぼそぼそつぶやきました。
どうやら二人はリバーウッドを流れるホワイト川を南下しイリナルタ湖畔まで足を伸ばしていたようです。
鮭の詰まった樽の他にも仕留めた鹿や山羊の皮や肉でいっぱいの荷を一旦ブリーズホームに置いた後、捌いた魚の切り身や肉片を手際よく洗いたての箱や樽に詰め直したリディアは、同胞団の皆へのお土産用にとそれらをファルカスに手渡しました。
「ティルマも同胞団の連中も喜ぶだろう」
箱を受け取るファルカスもこの上なく幸せそうな笑みを浮かべています。
ジョルバスクルに立ち寄ったらまた戻るからと。
リディアに声をかけ、簡素な私服に着替えたRioはファルカスと共にブリーズホームを後にします。
ジョルバスクルに至る道すがらRioはヴィルカスから受け取った手紙をファルカスに見せ、拗ねたように頬を膨らませます。
“どこにいる”
「この一行だけか?」
初めてパートナーから送られた手紙の文面が“どこにいる”だけであったことに落胆したRioはあらためて義兄に泣きつきます。
「ファルカスもひどいと思うでしょ(´;ω;`)?」
「さすがにこれは短いな」
つっこみ所はそこなのかと。
泣き笑いするRioの傍らにいつの間に忍び寄っていたのか。
狩猟の女神のしなやかな指先がRioの頬と手紙を捉えます。
慌てて取り返そうと両手を伸ばすRioをアエラの傍らにいたリアが引き止め。
アエラとリアの見事な連携によりヴィルカスからRioに宛てられた手紙は狩猟の女神の掌中に収まり衆目の下に晒されることとなったのでした。

※リディアが思い違いですっぽかしてしまったファルカスからのデートの誘いにつきましてはまったくの創作パートですが、気になるとおっしゃる方はSkyrim⑬『ヒジェリム購入』をご覧くださいませ。

夕餉に舌鼓を打つジョルバスクルの面々の関心はいつしかアエラによってもたらされた味気ないヴィルカスの手紙の文面についてへと移ってゆきます。
「いくら気のおけない間柄だからってこいつはちょっとひどくないか?」
「そうね 恋人に宛てたものとは思えない出来ね」
手紙を覗き込んでのトーバーの感想にンジャダ・ストーンアームとリアも蜂蜜酒を唇に浸しながら大きくうなずきます。
「こんな手紙を想い人からもらったら 私なら付き返しちゃうかも」
胸を張り毅然と言ってのけるリアなのです。
盾の妹のセリフに耳を澄ます狩猟の女神は本に挟まれていた栞をつまみ上げ、サラサラと何やら書き込んでゆきます。
そして未だ強気な主張を綴る盾の妹リアの眼前にその栞をぶら下げます。
“こっちに来なさい”とただ一行記された栞に触れる指先がアエラのものであるとわかるや、
「はい!」
明朗快活な声音を発し、栞ごと狩猟の女神の手を取るとリアはとろんとした目付きで大好きな盾の姉を見つめました。
「おいおい 導き手の手紙を酒の肴にするのはいい加減やめろよ」
ジョルバスクルに帰還したヴィルカスに気づいたアシスがソルスセイム産スジャンマ片手に皆へ忠告を飛ばします。
自分自身がしたためた手紙とそれを囲んで盛り上がる同胞団の盾の兄弟姉妹。
彼らを一瞥して。
ヴィルカスはその輪の中心に座りしょんぼりとうなだれるRioを双眸に捉え、開いている席にドカリと腰を下ろしました。
シンと静まりかえるジョルバスクルにパチパチと薪のはぜる音が響き渡ります。
やがて一人また一人。
各々の理由をつけ、盾の兄弟姉妹らは酒場から退出して行きました。
ホールに残ったのはヴィルカスと食事の仕度や後片付けにいそしむティルマ。
サークルメンバーの動向を見守る狩猟の女神アエラに険悪なムードが漂えば助け舟を出そうと待機するファルカス。
そして依然うつむくRioでした。
やがて立ち上がったRioが手紙を手にヴィルカスの許へと歩み寄ります。
手紙を他のメンバー達に見せてしまってごめんなさいとつぶやくRioはパートナーの掌が頬に触れる気配にギュっと瞼を閉じました。
「レイクビュー邸からドラゴンボーンがどこに向かったのか行方が知れない 虱潰しに探すのも慣れたものだが」
お前が手紙が欲しいと言っていたのを思い出した。
(えっ? それでこの手紙を?)
瞳を見開いたRioは喜びと物哀しさの入り混じった表情でパートナーを見つめました。
「でも素っ気なさすぎると思うの(´・ω・`)」
今度は少し拗ねた眼差しをヴィルカスに注ぎます。
「一番知りたいことだけを質問したつもりだ」
相棒の頬から額に指先をずらし、ヴィルカスはまだ新しいRioの傷痕を擦ります。
「いつでも誰にでもこんな味気ない手紙を送っていたの(´・ω・`)?」
セラーナに送った手紙も連絡事項ばかりだったけれど。
喉から出かかった言葉を飲み込みRioは唇を噛み締めました。
「待ってくれ もう半年以上前のことだが兄弟が俺に送ってきた手紙を見せよう そいつと今回もらった手紙とを比べてみればいいんじゃないのか」
はたと思いついたファルカスがもたれた壁より身をもたげました。

※セラーナとヴィルカスの手紙をうんぬんの件は創作パートとなりますがSkyrim⑫ドーンガード編の『失われた遺物①』の脱線部分と同じくSkyrim⑫『死の超越④』をご覧下さい。

ちょっと待っていてくれと言い置き、私室に戻ったファルカスがヴィルカスからの手紙を手にとんぼ返りを果たします。
「こいつを見てくれ」
テーブルに広げられた手紙に群がる二人、Rioと狩猟の女神アエラは文面に目を通すと同時に絶句してしまいました。
「思い出したわ ヴィルカスあなたってそういう奴だったわね」
そして胸に手を当ててよく考えろと助言したのに、あの時の教訓がまったく生かされていないと。
狩猟の女神は眉をひそめます。
「ジョルバスクルには数日中には戻るつもりだ セラーナに手紙を送ったところRioの機嫌が悪くなった・・・」
冒頭を声に出して読んでいたRioの言葉が途切れます。
“機嫌が悪くなった原因を追求したところバカだと捨てゼリフを吐かれ泣き出された”
“理解できないから聞いているのにそれほど俺は愚かなのか?”
たった4行のファルカスに宛てられた手紙。
相変わらずの紋切り調で。
でもきっとヴィルカスは真剣に悩んでくれていたに違いなくて。
手紙に視線を落とすRioがクスクス笑みをこぼします。
「それでイスグラモルの知と呼ばれる兄弟ヴィルカスよ 難問の答えは出たのか?」
俺にはとんとわからないぞと首を捻るファルカスも、とりあえず場が和んでよかったと笑顔で肩を揺らしました。
「導き出した答えが今回したためた手紙だったのだが」
相棒は手紙を欲しがっていたという解釈は間違っていたのか。
即座に切り返すヴィルカスから狩猟の女神アエラが呆れ顔で視線を外し。
ファルカスは俺もそんな風な結論になるだろうよと同意を示し。
聞き耳を立てていたティルマはシチュー鍋をかき回しながら少ししわがれた笑い声を響かせました。
“どこにいる”
Rioの心にヴィルカスの投げかけた短い言葉が木霊し。
「ここにいるわ」
“あなたのそばに”
あふれ出す想いが波紋のように胸の中に広がってゆくのでした。

※「思い出したわ ヴィルカスあなたってそういう奴だったわね」と狩猟の女神アエラのセリフが発せられた原因となったエピソードはこちらも創作ですがSkyrim⑫ドーンガード編『救出①』でファルカスがアエラにヴィルカスの手紙について相談したという部分のつながりです。


以上で『ロストタン高台で力の源を見つける』終幕となります。

参照部分は決して憶えているわけではなく、キーワードでぐぐり、
「確かそんなエピソード書いたような気がする」
と慌てて調べ直して発掘しているという状況です。
「書いたものくらい責任持って憶えておけ(`・ω・´)!」
というお叱りが飛び交いそうなほど忘れん坊な小桜ですが、脳味噌米粒大なのでどうかお許しを|ω・))))

ドーンガードの創作部分だった手紙に関するオチと申しますか顛末はいつか書いてみたいと思っていた部分でもあり、なんとかこちらのカテゴリーで消化&昇華することができました。
もう話は行き当たりばったりで進んでおりますが、それでもなんとかなっているはずと思いたい今日この頃です。←ナッテナイナイΣ(・ω・´)!?
残すところ約80話ほどなのですが、このままやっつけ仕事であってもゴールできるのか、それとも途中でリタイアか。
未来がまったく読めない状態であります((((;´・ω・`)))

次回Skyrimはオークの要塞の住人達を紹介してゆきます。
その後しばらく艦隊これくしょんの冬イベント2016や雑記等をアップしていきたいと思っております。
予定は未定ですがインターバルを置いた後、Skyrim⑯ソルスセイム紀行第2弾としてDLCドラゴンボーン関連のクエスト全15話ほどをアップしていくつもりです。
あちらこちらにお題や関心事が飛び火する不安定なブログですが、よろしければまたぜひお足をお運びくださいませ。

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Skyrim・ドラゴントゥース火口でドラゴンを倒す&ガロルの剣をラッシュに届ける:後編(〃´・ω・`)

マルカルスの執政ラエレクよりドラゴン討伐を依頼されたRioとジェイ・ザルゴ。
二人はカースワステンの北東部火口を目指します。
ドラゴンの護りし遺跡や墓標そして山脈には新たなシャウトも眠っている。
ドラゴントゥース火口へと指針を定めたRioはガロルから預かったままの剣の存在に気づくのでした。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作満載となっておりますので苦手な方はスルーお願いいたします。
クエストの流れはほぼゲーム通りとなっておりますが、PC&NPCの関係及び台詞などはほとんどが創作となっております。
創作NGとおっしゃる方々はカラー部分のみご覧いただけますなら幸です。



オールド・フロルダンで数日を過ごしたRioはマルカルスの執政ラエレクの依頼を受け、カースワスンテンの北東にあるドラゴントゥース火口に向かいました。
当初は及び腰だったジェイ・ザルゴも今ではすっかり腰も据わり、そこはかとなく貫禄さえ漂っているようです。
「ドラゴントゥース火口と言うからにはキザキザの切り立った岩場が連なっているのだろうな」
斜め後方に付き従うしたり顔のカジートの言葉に、鋭い牙が自慢のドラゴンの墓所だったのかもしれないわねとRioは少々おどけた調子で答えます。
「ドラゴンの胃袋で消化され最期を迎える人生だけは御免だな」
「強力な顎で身体を真っ二つに噛み砕かれるのも避けたいところね」
「恐ろしいことを言わないでくれアークメイジ」
身震いし垂れた耳と尻尾を奮い立たせつつ辺りを見回すジェイ・ザルゴを横目に。
Rioもまたクスクス明るい笑顔を響かせます。
途中カースワステンに立ち寄ったRioはオーク要塞ダシュニク・ヤルにおいて鍛冶師ガロルから娘ラッシュ宛に剣を預かっていたことを思い出しました。



『ガロルの剣をラッシュに届ける』後編

「ラッシュなら鉱山にいるわよ オークの要塞を飛び出してここへ来るなんて野蛮なはぐれ者かと思っていたけど そうじゃなかった 彼女は本当に働き者よね」
鉱山を指差すエンモンの妻メナがラッシュを讃えます。
他所者は厄介の種以外の何者でもない。
常日頃から酷評を綴るカースワステンの人々の信頼を持ち前の粘り強さと鉱山仕事に対する真摯な態度で勝ち取ったラッシュは上手く村の生活に順応しているようでした。
「ちょうど今 持ち場を交代してきたところだ 彼女の仕事の邪魔はするんじゃないぞ」
つるはしを担ぎ、Rioとジェイ・ザルゴを睨めつけるノルドの鉱山夫ラグナルが傍らを通過して行きます。
溶鉱炉付近でラッシュの姿を捉えたRioはおもむろに一振りの剣を差し出しました。
「これは母ガロルの剣 なぜお前が持っている?」
娘に渡すようガロルから伝言を受けたのだとRioが応えるや、ラッシュは沈んだ表情のままうつむきました。
「そうか では戻ってくるなということだな」
憂さと涙を振り払うように頭を上げるとラッシュは母の与えた使命を果たしてくれたのだから礼をせねばと謝辞を紡ぎ、750ゴールドをRioの掌に強引に握らせました。
「ラッシュ・・・」
事の成り行きを遠目に眺めていたラグナルがオークの鉱山夫仲間の許へ駆け寄ります。
「しばらく独りにしてくれ」
固く瞼を閉じて。
ラッシュは足早に坑道へと消えて行きました。
「住み慣れた故郷や家族への想いを断ち切ることは容易ではないということだ オークであれカジートであれ 恐らくはアークメイジ ノルドであるお前さんにしてもな」
ジェイ・ザルゴの言葉に、Rioも今は亡き父や母そして散り散りばらばらとなってしまった姉や妹達に想いを馳せ、無くした家族を偲びそっと薄曇の空を見上げました。



『ドラゴントゥース火口でドラゴンを倒す』

早めの昼食をカースワステンで済ませたRioとジェイ・ザルゴは日暮れ前にドラゴン討伐を終えるべく黙々と北東火口を目指します。
ドラゴンントゥース火口付近には焼けただれた幾体もの遺骸が横たわり、今尚、屍からは煙が立ち昇っています。
「行くわよ(`・ω・´)!」
駆け出すRioの後を追い、ジェイ・ザルゴも鼻息荒く意気込みを語って聞かせました。
「ああ 未来のアークメイジの魔力を見せつけてやろう」
定命の者らの気配を察知したエンシェント・ドラゴンが翼をはためかせ飛びたちます。
「Joor Zah Frul!」
Rioのドラゴンレンドを上空でかわしたドラゴンが逆襲を試み。
「Fo Krah Diin!」
フロストブレスの猛吹雪が視界を遮るや、横殴りの風にカジートはよろめきかしぎました。
しばらく滑空を繰り返し地上に降り立ったエンシェント・ドラゴンにRioは2度目のドラゴンレンドを浴びせかけます。
牙を剥き出しにして襲い掛かるドラゴンの間隙を縫い、斬りかかるRio。
距離を取りながらもひたすらライトニングボルトを放出するジェイ・ザルゴ。
従者の軌道を塞がぬよう左手にステップを踏み、それと同時にドラゴンボーンは大剣を薙ぎ払います。
フロストブレスの咆哮が叩きつけられ。
迎え撃つかのごとくドラゴンレンドが木霊した後、とうとう古の使者と呼ばれる竜の巨躯は地に斃れ伏しました。
いかに冷気に強いと謳われるノルドとはいえ、幾度にも渡るフロストブレスの洗礼にそうそう耐えられるものでもありません。
Rioの身体は凍え。
体力の消耗は甚だしく。
ドラゴンの屍の傍らで、はあはあと息をつくアークメイジに治癒の光を届けるべくカジートが走り寄って来ます。
アークメイジともなれば、もう直接討伐に赴く必要はないのではないか。
「いつまでもこんな命の綱渡りのような戦いばかり続けていると いつか本当にエセリウスそれともオブリビオン いやノルドはソブンガルデなのか」
とにかくそんな異世界の住民にさせられてしまうぞと脅しめいた口調で大成するが口癖のカジートは苦言を呈します。
ウィンターホールド大学に籠もり、好きな実験と研究を行い、悠々自適な生活を送ればよいではないかと。
平和で満ち足りた生活の提案を試みるジェイ・ザルゴに。
「冒険できない人生なんてつまらないわ」
Rioは傷口に手を翳し、血と泥と汗とに塗れた髪をかき上げクスリと笑みをこぼしました。

ドラゴントゥース火口のワードウォールから激しき力の第3段階目である“洗練=Dun”の力を手に入れたRioがマルカルスの正門をくぐると、待ちかねていたとでもいうように配達人が行く手を阻みました。
「ずっと探していたんだ」
配達人はRioとジェイ・ザルゴそれぞれに1通ずつ手紙を差し出します。
「わぁ! ヴィルカスからだわ(〃▽〃)  ハジメテノ オテガミカモ♪」
ぴょんぴょん跳びはね地に足が着かない様子のRioの傍らで。
自分宛の手紙に目を通したジェイ・ザルゴは薄曇の空を見上げ大きなため息をつきました。
送り主は変性学講師にしてアークメイジ代理の任を担うトルフディルであり。
ブレリナ・マリオンがまた魔法研究に取り付かれ手がつけられない状態となっている。
マグナスの目の調査を一旦切り上げ大学に帰還し、ブレリナが執心している研究を諦めるよう説得してもらえないかとの内容でした。
「ブレリナがまたやらかしたようだ 彼女は一風変わった才能の持ち主なのだが いかんせん巻き込まれる側は命がけだからな カジートはもう少し長生きしたい」
不安の隠せないつぶらな瞳で天空を仰ぎ、本音を綴るジェイ・ザルゴなのです。
かつてモロウウィンドの名家テルヴァンニの血を受け継ぐブレリナの魔法効果の被験者に選ばれ、危うく獣としての一生を終えるところだったRioも当時を思い出し苦笑をもらします。
「じゃあ確かに渡したからな」
手紙を受け取ったノルドとカジートの悲喜こもごもな表情をしばらく眺めて。
配達人は次なる手紙の受け取り手の許へと走り去って行きました。

※ブレリナ・マリオンの魔法効果の被験者となったRioのエピソードにつきましてはSkyrim⑨『呪文の練習台』をご覧くださいませ。


以上で『ドラゴントゥース火口でドラゴンを倒す』&『ガロルの剣をラッシュに届ける』後編終了となります。

今回のクエストは次回予定の『ロストタン高台で力の源を見つける』も含めて3作いっしょにアップする予定でしたが、次回も少しと申しますかそれなりの量の創作が混入すると思われますので2回に分けさせていただきました。
「創作は見たくないんだよ(`・ω・´)!」
とおっしゃる方は申し訳ありませんがカラー部分は全部すっとばしてやってくださいませ。

次回SkyrimはSkyrim⑮カテゴリーの最終話になる『ロストタン高台で力の源を見つける』をお送りする予定です。
ネタバレ・妄想・創作など多々含まれると思いますが「付き合ってやるよ(*・ω・)つ」とおっしゃる心優しい来訪者さまのお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・ラグンヴァルドで石棺を開ける(*・ω・)つ

マルカルス北部の山脈地帯の古代聖堂ラグンヴァルド。
探索を兼ねて足を踏み入れた先には不思議な仕掛けが施されていました。
謎解きの果てに現れた者とは。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が多々含まれておりますので苦手な方はスルーお願いいたします。
クエストの流れはほぼゲーム通りとなっておりますが、PC&NPCの関係及び台詞など大部分創作となっております。
クエストの流れのみ知りたいとおっしゃる方はカラー部分のみご覧いただけますよう重ねてお願い申し上げます。



マルカルスのヴリンドリルの間に陽光が差し込む頃。
「ふん ふふーん ふふふふふふーん♪」
目覚めたRioの耳にジェイ・ザルゴの鼻歌が聴こえてきました。
欠伸混じりに寝室を抜け出し居間に下りたRioはご機嫌な様子で書き終えた手紙の封を閉じるカジートの隣に腰掛けました。
「その手紙は(゚ー゚*?)」
「こいつはエルスウェアに住む家族に宛てたものだ お前さんとの冒険で臨時収入も得た事だし仕送りでもさせてもらおうかと思ってな」
したためた手紙をヴリンドリルの間の執政、防波堤のアルギスに手渡すと、ジェイ・ザルゴはテーブルのハニーナッツのお菓子に手を伸ばします。
暖炉にはやや煮詰まり気味のミネストローネがぐつぐつと音をたてていました。
鍋からミネストローネをさらい、バターをたっぷりぬったガーリックパンを炙り、スノーベリーとアップル入りのヨーグルトをテーブルに並べて。
Rioは昼食に近い朝食を頬張ります。
ガーリックパン片手に、たまにはエルスウェアに里帰りしたくならないのかと問うRioを見つめ、もちろん帰りたいさと。
ジェイ・ザルゴも即答します。
それから温まったミルクにローブの袖口から取り出した白い粉をジェイ・ザルゴはパラパラと振りかけました。
その様子をじっと見つめるRioの視線に気づいたカジートは、
「これか? これはそう月の恵みを含んだシュガー まあただの砂糖さ カジートは甘党が多いんだ」
意味有りげな笑み返すRioの注意を手元のムーンシュガーから逸らすため。
ジェイ・ザルゴは自分語りを始めました。

エルスウェアで暮らすカジートで裕福なのはほんの一部に過ぎない。
サルモールらと手を組み大戦のどさくさで富と名声をまんまと手に入れた成り上がり者。
もしくは戦渦を逃れた一握りの支配者階級。
彼らだけに豊かな暮らしと広い土地と輝かしい未来が約束される。
そんな幸運に恵まれなかったジェイ・ザルゴの一家は貧乏に喘ぎ、父親も母親もその日を暮らすのが精一杯という有様でした。
1番年長の姉と1番末っ子の妹の間に7人の兄弟を挟む9人の兄弟姉妹に父母の大家族。
その8番目に生まれたのがジェイ・ザルゴです。
父親は呑んだ暮れ。
母親はそんな父親に愚痴をこぼしながらも、なんとか9人の息子娘ら全員を立派に育ててくれたのだと。
ムーンシュガー入りミルクで喉を潤すカジートは目を細め、荷物から取り出した古い手紙を眺めつつ、言葉を紡いでゆきます。
1番上の姉と3男は裕福なエルフに近い見た目のカジートであるオームス・ラートの農場で手伝いをしている。
種族の違いで差別を受けることもあるが稼ぎも悪くはなく、何より食いっぱぐれないのがいい。
2男と4男、5男、そして8男は所属は異なるが請われるまま傭兵となり各地に散って行った。
6男は商売で一旗上げようとシロディールに住まいを移したそうだが便りがない。
ウィンターホールド大学での実験に区切りがついたら一度シロディールの各地を巡ってみるつもりだと。
ジェイ・ザルゴは瞳を三日月のように細め、黒い髭を撫でつけました。
歳の離れた末っ子のシェスカは両親及び兄弟姉妹の癒しであり生きがいであり、それはもう家族全員の光だった。
ジェイ・ザルゴは細く閉じた目を一層細め極上のレリンジェラ・クリンを浮かべました。

※ジェイ・ザルゴの自分語り内の家族構成やエルスウェアの情勢などは想像及び創作ですので実際のTESとは異なる可能性があります。

せめて末の妹だけでも裕福な暮らしをさせてやりたいというのが家族の一致した願望なのだとジェイ・ザルゴは述べ、
「カジートはウィンターホールド大学のアークメイジに就任し 名誉ばかりでなく掌中に収めた豊かな知識と富をいつか嫁いでゆくであろう妹シェスカに持参金代わりに持たせてやりたいのだ」
そう高らかに宣言しつつ壁に立てかけられたマグナスの杖を見遣ります。
「名誉と知識は追々手に入れるとして(*・ω・)b」
手っ取り早く今できることは稼ぐこと。
そうRioも合いの手を入れ、早速だけど冒険してみたい場所があるのと地図をテーブルに広げます。
食後のデザートとばかりスイートロールの欠片を口に放り込んだRioは両手でパンくずを払い退け、マルカルスの北、山岳地帯を指し示しました。


『ラグンヴァルドで石棺を開ける』

マルカルスからラグンヴァルドに向かう途中、スプリガン・マトロン及びホラアナグマと乱闘を繰り広げる狩人達に遭遇しました。
スプリガンを打ち倒しホラアナグマを仕留めたところで狩人達が駆け寄ってきます。
助かったと口々に礼の言葉を綴る狩人らと剥いだ熊の皮などの取引を行い、Rioとジェイ・ザルゴは更に北部の山岳地帯を目指します。
山羊に惹かれ九十九折の山道を行き、ハグレイブンの棲処を越えたところで道は途絶えてしまいました。
「あれを見てみろアークメイジ ラグンヴァルドとはあいつじゃないのか?」
途方に暮れ、立ち尽くすRioにジェイ・ザルゴが木々の隙間に見え隠れする長大な石段とその先にそびえる遺跡の存在を告げました。
もう一度地図で位置を確認して。
「そうかもしれない」
Rioは崖下に滑り降りて行きます。
続くカジートも尻尾で舵を取りながら急な岩場をジグザグに駆け下りて往きました。

遺跡入り口付近でうろつくワイト2体を殲滅して巨大なアーチ型の扉を開きます。
「こいつは遺跡というよりは聖堂のようだな」
ジェイ・ザルゴの囁きにコクリとうなずくRioなのです。
天蓋に穴が開き瓦解したポーチを抜けると穴倉のような通路が行く手を阻みます。
朽ち果てた蔓を踏みしだき、うねる通路を進んで行くと、どこからか蒸気のような音が響いてきました。
(ドゥーマーの遺跡ではないはずなのに。この音はなんだろう?)
先のホールを覗き込もうと身を乗り出したRioは左手階下にドラウグル・デス・ロードを発見です。
息を止めて。
既に準備してあった矢を射放ち、すぐさま第二の矢を番えます。
下層部から木製の右手スロープを伝い駆け上がる仲間の気配を敏感に察知したのか。
もう1体のデス・ロードが正面より合流を果たします。
(デス・ロード2体なら隠密からの不意討ちが成功したとしても、もう2矢は必要だわ|ω・´;))
二の矢を最初のデス・ロードに撃ち込み三の矢を引き絞った瞬間、後方のジェイ・ザルゴがRioの背にぶつかりました。
「きゃあヾ(・ω・`;)ノ!」
危うく石橋から足を踏み外しそうになったRioは小さな悲鳴を上げます。
「すまん 敵と魔法詠唱に気を取られてお前さんの存在をすっかり忘れていた」
丸い瞳をしばたたかせ、ジェイ・ザルゴは雷魔法の準備された両手を揺らし、慌てて弁解を口走りました。
その間にも迫り来るドラウグル・デス・ロード。
皮も肉もない喉許から発せられるシャウト揺るぎ無き力が空を震わせ、Rioとジェイ・ザルゴは二人まとめて後方へと吹き飛ばされてしまいます。
辛くも壁激突を免れた二人は地を蹴るや弓と魔法での反撃に移りました。
ライトニングボルトと矢羽が前方に立ちはだかるデス・ロードに叩き込まれ、遂に邪悪なアンデッドは物言わぬ屍と成り果てました。
(この先で蒸気のような音が響いている? いいえこれは振り子の斧が揺れる音?)
階下には炎の塩鉱石をはじめとした触媒とも思しき錬金素材が蓄えられ、ボロボロの本が本棚を埋めます。
宝石に黒檀の矢などが詰め込まれた宝箱の中身を攫い、階下の通路奥を見遣ると案の定、幾本もの斧が交差するトラップ通路に行き当たりました。
「ここで待っていて(`・ω・´;)」
そうカジートに指示を与え、Rioはサイレントロールを駆使し前進を開始します。
前転し辿り着いた狭い小部屋の棺を割ってドラウグルが姿を現しました。
狼狽しつつも柄に置いた右手に力を籠めグレートソードを抜き放つ勢いでRioは目の前のアンデッドを真っ二つに斬り下しました。
トラップに阻まれた小道の先ではジェイ・ザルゴが前のめりとなり
、手に汗握る状態で振り子の斧の停止を待ち望んでいます
Rioがトラップを解除するレバーを引いたところで、カジートは転がるように走り込んで来ました。
「怪我はないのか?」
回復魔法を唱えようとするカジートに大丈夫よとノルド風レリンジェラ・クリンを浮かべて。
Rioは壁際の宝箱から宝石を掴み取りました。
他に進むべき道がないと判断した二人は階上に戻り、石橋を渡った先の調査へと乗り出します。
階上の左手手前の木製の扉は反対側から閂が下されているようで。
その先に鉄製の扉があることを確認して右方面の探索に移ります。
右手中央には石橋が渡され。
下方域を徘徊するドラウグル・デス・ロードを二撃で沈めるRioは、まずは右手上層部の確認を促します。
「ダメだ 右の扉も向こう側から閂が下されているらしい」
木製の扉を前に振り返り首を振るジェイ・ザルゴの報告にうなずきを見せ、下方域を調べてみましょうとRioはカジートを誘います。
細い石段を下りると正面には鉄柵に阻まれた境界があり、巨大な鉄製の歯車を持つ棺を思わせる台座が設置されていました。
その脇に2つの作動スロットを発見です。
(この2つのスロットに何かを嵌め込むと鉄柵が解除されるのかしら?)
謎は謎のまま。
二人は階下奥へと続くラグンヴァルド運河へと足を踏み入れました。

上へ下へと複雑に連なる運河と桟橋を巡回する3体のドラウグルを続けさまに撃ち倒したRioは最下層の調査を行います。
「特に変わったものはなさそうだ」
流れ落ちる水流でずぶ濡れとなったジェイ・ザルゴが兜を脱ぎ、二度、三度耳を震わせます。
中層の左手奥にレバーを見つけたRioは水流を跳び越え、レバーを作動させました。
するとガタンと音をたて中層域奥の跳ね橋が下りてきます。
行き先がまたひとつ増えたことを記憶に留め、Rioはレバー奥の鉄の扉のトラップトリガー解除に取り掛かりました。
扉向こうの宝箱の回収を終え、ブラックマーケットでドレモラ商人と取引を終えたRioは跳ね橋の先へと急ぎます。
蛇行する細い通路を抜けるとまたもや上に下に石橋や木製の桟橋の架けられた見晴らしの良い空間に行き当たりました。
隠密からの不意討ちを得意とするRioにとって上下左右に広がる明るい空間は苦手とするところで。
恐らくは中央台座のアイテムこそが先刻見かけた作動スロットの1つに該当するものなのだろうと。
じりじりと前進するRioは敵の襲来に備え辺りを見渡します。
怪しい棺は数箇所見られるものの敵が出没する気配はなく。
業を煮やしたRioは遂に中央台座に設置された双眸が緑色に輝くドクロに手を伸ばしました。
刹那、正面の3つの棺が次々に蹴破られ、ドラウグル・トルステンとウォーカー2体の攻撃が開始されました。
「今の髑髏がトリガーだったのだな」
小声で警鐘を鳴らすジェイ・ザルゴが雷を生み出す呪文を唱えアークメイジの正面に躍り出ます。
引き絞った矢羽を左右から押し寄せるウォーカーの眉間に撃ち込んだRioはライトニングボルトを駆使するカジートの支援に回ります。
襲い来るトルステンの一撃をかわすジェイ・ザルゴの間隙を縫い、アークメイジとは到底思われない物理攻撃を繰り広げるRioは幅広の刃を振り下ろし敵の脳天を撃ち砕きました。
「見事だアークメイジよ しかし・・・」
「もう少し魔法を使えって|ω・)?」
「まあ魔法ばかりがすべてではないと お前さんが身を持って教えてくれているのは確かだが」
複雑な表情でジェイ・ザルゴは腕組みします。
入手したエメラルド色の瞳を持つドクロを懐に収め、Rioは奥へと続く通路を辿って行きました。

うねる通路はラグンヴァルドの最上階へと繋がっているようで。
眼下にはトルステンを含むドラウグルらが守護していた台座が見受けられました。
かしいだ宝箱から宝石や薬の類をせしめ、足を踏み入れた場所は先に跳ね橋を下した上層部、中層部、下層部に分かれる巨大な空洞地帯でした。
流れ落ちる水音を聞き、左中層の跳ね橋を横目に小走りに上層域を駆け抜けます。
アルケイン付呪器のある小部屋を通過し、そこから直角に右に折れる石橋を渡ると再び聖堂と思しき場所に回帰します。
閂のある扉は最初に足を踏み入れたホールの左手奥にあった扉であることを確認したRioは左手手前にあるやはり閂の下された扉を見据えます。
(2つの作動スロットに2つの閂がかけられた扉。奥の閂の扉は1つ目の作動スロットの鍵と思しきドクロに繋がっていた)
とするなら・・・
「もう片方の閂で閉ざされた扉につながる抜け道がないか探してみるべきだろうな」
同じ答えに到達したジェイ・ザルゴの言葉に深くうなずくRioなのです。

上層域右側の鉄の扉を抜けると小部屋があり、その先に2本の通路が続きます。
右通路の足音を聞きとがめて矢を引き絞ったRioはジェイ・ザルゴに小さくそして短く制止するよう指示を与えました。
カジートの首許を掠め解き放たれた矢が右通路先より近づきつつあったドラウグルの脇腹を捉え。
弾き飛ばされたドラウグルが仰向けに屍を晒します。
その屍を踏み越え進んで行くと棺の並べられた墓地に辿り着きました。
どうやら左通路も右同様墓地に繋がっていたようで、隠密のまま前進を続けます。
左に折れ一歩を踏み出した途端、安置されていた2体のドラウグルが身を起こしました。
(まずい!)
慌てて後方に飛びずさったRioはジェイ・ザルゴにぶつかりよろめいてしまいます。
すると隠密スキルを持たないカジートは敵に察知され、集中砲火の対象となってしまいました。
「ジェイ・ザルゴ 退いて!」
即座にステルスを解くRioが呼びかけたところで突然のアンデッドの攻撃にのぼせ上がったジェイ・ザルゴに冷静な判断がつくはずもなく。
無意識に唱えた雷魔法で反撃を試みます。
ドラウグルにスカージ。
更に正面からはデス・ロードに2体目のスカージが参戦を果たします。
影の戦士を駆使し2体のドラウグルを葬り去った地点で4体から攻撃を浴びていたジェイ・ザルゴは膝をつく寸前という有様でした。
「ジェイ・ザルゴは大成する・・・それは間違い・・・ない!」
自らに言い聞かせるよう独白と呪文を唱え。
朦朧とした意識の中で尚もライトニングボルトを弓を番えるデス・ロードに叩き込むジェイ・ザルゴ。
焦りを隠せないRioは瀕死の従者の前に躍り出ました。
「Fus Ro Dah!」
デス・ロードとスカージを巻き込んだ揺るぎ無き力は敵の攻勢を退け、機に乗じ、鋭い鏃を2発3発と射放ちます。
起き上がったデス・ロードの頭蓋を雷鳴が割り、走り込むRioの大剣がスカージもろとも敵の一群を薙ぎ払いました。
慄くという感情がアンデッドにも残っていたのか。
逃げ出そうとするドラウグル・スカージの背面をグレートソードとライトニングボルトが刺し貫きます。
ザルゴお兄ちゃんは大成するよ。
妹シェスカの屈託のない笑顔を伴った言葉がぼろ雑巾のように突っ伏すカジートの心に甦ります。
「ああ・・・ジェイ・ザルゴは大成する・・・」
「大成する前にエセリウスに逝きかけてるじゃない(`;ω;´) ムチャバカリ スルンダカラ!」
傷だらけのジェイ・ザルゴに肩を貸し治癒の光を注ぐアークメイジの潤む青い瞳に妹シェスカの姿が重なり。
カジートはかすかなレリンジェラ・クリンを浮かべました。

行く手を阻むドラウグル・デス・ロードとワイトを撃ち抜き、射落とし、前進するRioはうっかり宝箱に仕掛けられたトラップトリガーを見過ごし痛手を受けてしまいました。
「集中力が尽きてきたんじゃないのか?」
ここらで休息をとってはどうかと提案するジェイ・ザルゴはなおも前進を続けようとするRioを引き止めました。
「ジェイ・ザルゴは腹が減ってきた なんだかさっき受けた傷も疼くようだ ここにサンドイッチと干し肉がある」
ひとりでは食べきれないかもしれないからアークメイジも手伝ってはくれないかと呼びかけます。
「あいにく月の恵みの砂糖が手持ちにないのが残念だが」
墓地の片隅に腰を下すRioは手渡されたサンドイッチの代わりに太陽の恵みを受けた果実であるリンゴをカジートへと差し出しました。

休憩を挟みリフレッシュを終えたRioとジェイ・ザルゴは再び探索の途に就きます。
階上へと続く細い通路を上り、最上階に位置するらしい石橋を渡ると遥か視界に見覚えのあるドクロが見えてきました。
するとカジートの予言だなどと嘯くジェイ・ザルゴがマグナスの杖を掲げます。
「双子の月にかけて 先に手に入れたドクロに護り手がいたことから察するに ここのドクロにもアンデッドの守護者がいるだろう」
笑いを誘うカジートの助言を受け入れて。
弓を構えるRioの手に力が漲ります。
中央にドクロが設置された室内に入り、巡回を終えたRioは3つの棺の位置を確認するや部屋の左右上層部に吊るされた油壷を撃ち落し、すかさずエメラルド色に双眸の輝くドクロを奪い取りました。
左右上層部の棺から現れたドラウグル・ウォーカーは瞬く間に炎を身にまといドクロ簒奪者の姿を求めうろつき始めます。
しかしステルスを維持するRioは他のドラウグルに先んじて。
正面の棺より出現したガーディアン・サエレックに一騎打ちを仕掛けます。
アークメイジの意図を読み取ったジェイ・ザルゴは中央台座に身を隠し、必要とされる時が来るのを待ち受けました。
不意討ちのクリティカルが炸裂。
と同時によろめくサエレックをRioの繰り出す第二の矢が追い撃ちをかけます。
結局掲げた黒檀のグレートソードを振るう機会も与えられず。
サエレックは揺らぎ、安置されていた棺の前に崩折れました。
(次は左!)
火の海と化した上層部から飛び出すドラウグル・ウォーカーに狙いを定め。
三の矢が唸りを上げます。
右手上層部に視線を移したRioは残る最後のウォーカーに的を絞りました。
この時を待っていたとばかり唱えるジェイ・ザルゴのライトニングボルトがドラウグルの四肢を貫通し、仰け反るウォーカーの眉間に矢羽が突き立てられました。

2つの作動スロットを携える台座に戻ったRioとジェイ・ザルゴは互いに顔を見合わせうなずきます。
トルステンのドクロの鍵とサエレックのドクロの鍵を2つの作動スロットに納めるや、正面の鉄柵が解除され、台座と思われていた物が実は棺であったことを思い知らされました。
Rioの目の前に光臨を果たしたのは狂王と呼ばれしドラゴン・プリースト、オタールでした。
隠密は瞬時に暴かれ乱戦が繰り広げられます。
グレートソードを抜き去り振り被るRioの剣戟が閃き。
アークメイジの右手前方に位置をずらしたジェイ・ザルゴの雷魔法が復活を遂げたドラゴン・プリーストに浴びせかけられます。
オタールの召喚した雷の精霊を振り切りドラゴン・プリーストを壁に追い詰めるRio。
的確に標的を捉えたカジートのライトニングボルトも追随しオタールは絶命を遂げました。
肩で息を整えるRioに回復魔法を施し、ジェイ・ザルゴは見事な討伐だったとアークメイジを褒め称えます。
「だが戦術にまったく魔法が生かされていないというのは・・・」
「アークメイジとしてはどうなのか|ω・)?」
その通りとうなずくジェイ・ザルゴの眼差しにはいつしか優しい光が宿っていました。



以上で『ラグンヴァルドで石棺を開ける』終幕となります。

ストーリーでは書き記していないのですが、オタール討伐の後、ラグンヴァルド最奥でカイネの安らぎ第3段階目のシャウト“信頼=Ov”を入手することができます。

狂王のオタールですが、2つの作動スロットにトルステンのドクロの鍵とサエレックのドクロの鍵を設置しなくても、罠系魔法を当てるだけで出現するそうです。
「封印の意味ないのでは(○´゚ω゚`)!?」
とつっこみを入れたくなる復活条件に悩めるドヴァーキン諸氏がいらっしゃるとかいらっしゃらないとか。

ストーリーの注意書きにも記しましたが、ジェイ・ザルゴの家族構成や生い立ち及びセリフのほとんどが創作です。
「うちのジェイ・ザルゴはいつになったらこんな話をしてくれるのか?」
と首をかしげられた方々、残念ながら最後までそのようなカジート語りはありませんのでご注意くださいませ|ω・;)ウチノザルゴ ゲンテイデス

カジートの名前の頭に付く部分でその身分がわかるそうで概要は以下の通りです。
たとえばリサードのリはRiでカジートキャラバンの長老格、つまり最高位の人物というわけですね。
M・・・子供
Ma・・・弟子、見習い
J・Ja・Ji・・・青年、若輩者
S・・・大人
Ri・Ra・・・最高位の人物
Dro・・・祖父・尊敬対象
Do・・・戦士
Dar・・・盗賊
Jo・・・魔術師

カジートの種類につきましては以下の7種類が判明しているそうです。
ジェイ・ザルゴやカルジョはシュセイ・ラート種のようですね|ω・)
アルフィク・ラート・・・イエネコのようなカジート、基本喋れないが魔法を使うアルフィクが文献に出てくる
オームス・ラート・・・エルフに近い見た目のカジート
キャセイ・ラート・・・ジャガーのような見た目のカジート
シュセイ・ラート・・・エルスウェーア以外でも活動しているゲーム内で見かけるカジート
センシュ・ラート・・・乗り物に使われるほどの巨大なカジート
ダギ・ラート・・・魔法が得意な小さいカジート
パーマー・ラート・・・虎のような見た目のカジート

次回Skyrimは『ドラゴントゥース火口で力の言葉を見つける』&『ガロルの剣をラッシュに届ける』後編をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作などなど混在しているかと思われますが、「知ってる|ω・)」とおっしゃる皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・ゾルグンデの巣窟からドラウグルを一掃するΣ(・ω・´)

リーチ地方のゾルグンデ鉱山。
うっかり坑道を掘り抜いてしまったことから大量のドラウグルに脅かされるようになってしまったのだと鉱山夫パースは頭を抱えます。
アンデッド退治に乗り出すことになったRioとジェイ・ザルゴ。
ウィンターホールド魔法大学所属の迷コンビの珍道中は続きます。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を含み、PC&NPCの会話は創作過多の部分もあります。
それらが苦手な方はスルーお願いいたします。



マルカルスからホワイトランに向かうという行商の一団がオールド・フロルダンに宿泊するとの連絡を受けて。
宿泊先をロリクステッドから急遽オールド・フロルダンに変更したRioは宿屋の女主人エイディスの息子スクリから妙な噂を聞くことになりました。
「ゾルグンデ(゚ー゚*?)」
「うん この前ここに泊まった旅人が命が惜しければゾルグンデには近寄るなって教えてくれたんだ」
どうやらオールド・フロルダンの北の山間に位置するゾルグンデ鉱山には大量のドラウグルがはびこっているらしく。
冒険家はおろか行き来する商人らにまで被害が拡大しているようです。
フォースウォーンや野獣、山賊のみならずドラウグルにまで交易の邪魔をされてはたまったものじゃないと。
宿屋に集う蜂蜜酒や食事の進みも悪い商人達も皆一様に浮かぬ顔でため息をついているようでした。
ヴァルスムで手に入れた大量の宝石や武器、防具の類を商隊の面々に売りさばき、武器に武具の手入れを行ったRioは一路スクリの教えてくれたゾルグンデ鉱山を目指します。
「また厄介なことに手を出そうっていうのかRio・・・いやアークメイジ?」
そんな暇があるなら少しは魔法詠唱の練習でもしてはどうかと。
「いっしょに冒険に出てからこれまで戦闘中まともに魔法を使っているのを見たことがない」
道すがら大成するが口癖のカジートは眉をひそめ呆れ顔でマグナスの杖を振りかざします。
仮にもウィンターホールド大学のアークメイジが魔法のひとつもまともに唱えられないとは甚だ情けない。
ただでさえ魔法に対してスカイリムの民の造詣は浅く懐疑的なのに。
「そのような間違った考えを戒め 魔法への疑念を払拭できるようアークメイジ自ら率先して魔法を使わなくてどうするのだ?」
ジェイ・ザルゴは至極真っ当な意見を述べます。
けれどもそんなカジートの小言もどこ吹く風。
そうだねぇなどと空返事で応えるRioなのです。
それからRioはふと顔を上げると、わざわざアークメイジだなんて言い直さなくてもいいわよとクスクス屈託のない笑いをこぼしました。
するとジェイ・ザルゴは、アークメイジはアークメイジと呼ばれるべき存在なのだと朗々と謳ってみせます。
「カジートがアークメイジに任命された暁には是非皆からそう呼んでもらいたいものだ」
ジェイ・ザルゴはレリンジェラ・クリンを浮かべ自慢の髭を撫でつけました。

※レリンジェラ・クリンにつきましてはSkyrim⑬『アーケイのアミュレットを1つトルビョルンのところに持っていく』辺りをご覧くださいませ。


『ゾルグンデの巣窟からドラウグルを一掃する』

翌朝オールド・フロルダンを出立したRioは伝説のドラゴンからの急襲を受け、辛くも勝利をもぎ取ります。
「ドラゴンの吐く氷魔法 いやシャウトだったかでお前さんが半死半生になったときは驚いたよ」
マグナスの杖を収め走り寄るジェイ・ザルゴが安堵のため息をつきました。
いつものようにドラゴンのパワーを吸い取るRioの視界の端にジェイ・ザルゴとは別のカジートの姿が過りました。
戦闘に参加し援護してくれていたのであろう女性のカジートは伝説のドラゴンが地に斃れ伏すやそそくさと立ち去りかけます。
「カイラ|ω・)!?」
「あら久しぶりね旅人さん」
名を呼ばれ振り向いたカジートの女傭兵はカジート独特のニヤニヤ笑い、レリンジェラ・クリンを見せました。
彼女はリサード率いるカジートキャラバンの護衛のひとり、隠密スキルのトレーナーでもあるカイラでした。
「キャラバンの皆の許に戻らなくちゃ あなたに月の恵みがありますように」
恩を売るでもなく。
当然為すべきことを為したと言わんばかりに手を振り、カイラは自らの所属するキャラバンへと脇目も振らず帰って行きます。
「こんなところで同族に出くわすとは思わなかった」
大学で実験ばかりしていては気づかない出会いも出来事も世の中たくさんあるものだと。
ジェイ・ザルゴはしみじみ思いを綴り、では先を急ごうかと北に繋がる山道を指差します。

ゾルグンデに向かう途中、ホラアナグマの襲撃を受けたと思しきダンマーの男性とブレトンの女性の遺体に出くわしました。
辺りに飛び散る血飛沫や獣特有の鍵爪の傷痕が生々しく。
遺体は死後数日も経ってはいないようでした。
「こいつは惨いな・・・」
ジェイ・ザルゴのつぶやきにRioも悲しげにうつむきます。
ちょうど食事の仕度中に襲われたのか。
テーブルに見立てた岩の上にはベイクド・ポテトと“カランの日記”と記されたノートが遺されていました。
裕福な貴族出身のブレトン娘カランと貧しい鉱山労働夫のタルブール。
身分違いの恋を決して許しはしないカランの父親から逃れるため、二人はリーチ地方からリフテンへ駆け落ちを企てていたようです。
リフテンに辿り着く前に悲惨な死を迎えることになってしまった二人を想い。
哀れな恋人達をこれ以上増やすわけにはいかないとRioはゾルグンデ鉱山に向かいます。
一本道を進むと鉱山労働者の詰め所らしき建造物が眼前に広がり、その入り口にはパースという男が立ち尽くしています。
「ちょっと待て どこに行くつもりかは知らないが鉱山には近づかないことだ あそこは危ない」
Rioを何も知らずに通りかかった冒険者と判断したパースは、悪いことは言わない、すぐに引き返せと再三に渡り警告を促します。
なんでも坑道をノルドの古い地下墓地まで掘り抜いてしまったとかで。
今や鉱山一帯はドラウグルの巣窟だと言うのです。
「さてどうしたものか アークメイジよ?」
「もちろん引き返さないわよ|ω・)」
Rioの返答にさもあらんと諦観の境地に至ったジェイ・ザルゴは、先導してくれとつぶやき、鉱山への一歩を踏み出すのでした。

左右に分かれる通路を右に折れた途端、左手より巡回に現れたドラウグル・スカージの揺るぎ無き力が炸裂します。
苦痛の唸りをもらすジェイ・ザルゴが壁に激突し。
シャウトの直撃をかわしたRioが前転でスカージの側面に滑り込むや、敵に致命傷を叩き込みます。
しかしスカージが斃れるより早く今度は右手からドラウグル・デス・ロードが参戦してきました。
隠密の解けてしまったジェイ・ザルゴに襲い掛かる2体のドラウグル。
それらに猛然と躍りかかるRioは水平に幅広の剣を振るい薙ぎ払います。
グレートソードに付呪された麻痺効果が功を奏し、スカージにとどめを喰らわせるRioの面前でジェイ・ザルゴの放つライトニングボルトがクリティカルを決め、デス・ロードが横転してゆきます。
すかさず溜めた大剣に力を篭めると、Rioはデス・ロードの肋骨を刺し貫きました。
右通路は行き止まりで下層へと落ちる大きな穴が穿たれています。
「戻って左コースを進んでみましょう(`・ω・´;)」
「落とし穴とわかっていて わざわざ飛び込むことはないからな」
Rioの提案にカジートも賛同を示しました。

左の通路を進んで行くと、ドラウグル・スカージの不意討ちによるシャウト揺るぎ無き力の直撃を浴びせかけられます。
脳震盪を起こしそうになり。
ふらつく足取りで体勢を立て直したRioは左肩に奔る激痛に顔を歪めつつスカージとの間合いを詰めてゆきます。
その間ジェイ・ザルゴは自らの詠唱する魔法がアークメイジに及ばぬよう立ち位置をずらし、得意のライトニングボルトを仕掛けました。
勝負は一瞬につき、ドラウグル・スカージは冷たい躯を坑道に晒す事となりました。
結局、坑道左手も突き当たりは行き止まりのようで。
いよいよ落とし穴の他に行き先はなく。
意を決したRioが暗い穴へとダイブを仕掛けます。
「どう転んだところで最後にはこうなるのか」
マッサーとセクンダ。
双子の月に祈りを捧げるジェイザルゴも覚悟を決めるやアークメイジの後に続きました。
Rioとジェイ・ザルゴが落とし穴を滑り降りるや否や、棺の蓋を蹴り上げるドラウグルらが徘徊を始めます。
(このままでは周りを取り囲まれてしまう(`・ω・´;))
焦りを隠せないRioが矢を引き絞ると同時に隠密を解いたカジートが敵の真っ只中に身を呈しました。
「ジェイ・ザルゴ!?」
「こんな狭い場所で複数のドラウグルに囲まれては勝てるものも勝てなくなる カジートが囮になっている間にアークメイジよ 敵を蹴散らしてくれ!」
両手から放電する魔法を投げかけるジェイ・ザルゴが敵の注意を奪います。
今にも暴かれそうな隠密状態から不意討ちを仕掛け、ワイト、ハルキング、デス・ロードとRioは敵の一掃に心がけました。
(残り1体・・・!)
流れ落ちる汗と緊張に霞む視界の端で、息も絶え絶えでありながら尚もライトニングボルトを撃ち続けるカジートの姿が映ります。
黒檀の弓を握るデス・ロードに狙いを定めRioは渾身の一撃を射放ちました。

「いたたた もう少しやさしくしてくれないか アークメイジよ」
「魔術師の癖に敵の矢面に立とうだなんて無謀すぎると思わないの(`;ω;´)!? シカモ 4タイイタヨ!」
傷だらけのジェイ・ザルゴの身体に治癒を施すとRioはおしおきとばかりカジートのしましま尻尾をむんずと掴んでみせました。
「ひいいいぃ! 尻尾はダメだ脱力するっ!」
悲鳴を上げ、やめてくれと懇願するジェイ・ザルゴなのです。
なんとか治療を終え前進を再開したRioは振り返るたびに尻尾を隠し丸い瞳を更に丸くして警戒するジェイ・ザルゴを盗み見ます。
そして捨て身で己を庇ってくれた魔法大学同期に深い感謝の念を抱きつつも不謹慎なクスクス笑いを響かせました。

細い通路先の部屋の中央には、いかにも引いてくれと言わんばかりのレバーが設置されています。
更に四方から中央に向かっては噴射式のトラップが仕掛けられているようです。
あらためて回りを見渡すと左右に別のレバーが、中央には鉄格子が下りています。
敵がいないことを確かめるとRioは中央レバーを迂回し右手レバーに手をかけました。
「中央のレバーには触れないつもりなのか?」
訝しげに首を傾げるジェイ・ザルゴにRioはトラップを指差します。
「ふむ つまりアークメイジは中央のレバーは我々を罠に陥れようとする偽のレバーだと言いたいわけだな」
「ジェイ・ザルゴが危険を顧みず敢えて中央のレバーを引いてみたいというのなら止めはしないけど」
Rioの眼差しにかすかな期待の色が灯ります。
冷や汗を流すカジートはブンブンと頭を振り、ここはアークメイジの忠告に従っておこうとまことしやかな弁を述べ、自身に降りかかるかもしれない危険回避に当たります。
右に続いて左のレバーを操作し見事鉄格子の解除を果たしたRioは鉄柵のあったアーチをくぐり抜け粗末な螺旋階段を上ります。
人ひとりしか通り抜けのできない通路に加圧式のトラップを認め、天井を仰いだRioは眉をひそめました。
(撞木式の罠だわ)
状況を確認したRioは振り返り、ジェイ・ザルゴにできる限り通路の端に寄るよう指示を与えます。
こんな細い通路の端を通れなどとアークメイジも無理難題を吹っかけるものだ。
壁伝いを爪先立ちで通り抜けようとするカジートは、
前方で繰り広げられるアークメイジとドラウグルの弓とシャウトの応酬を目の当たりにし、はたと立ち止まりました。
「こいつは大変だ!」
急いで応戦せねばなるまいと。
カジートの足下に及ぶ注意が削がれてゆきます。
その瞬間撞木が打ち下ろされ、ジェイ・ザルゴの身体は後方へと弾き飛ばされてしまいました。
二度、三度、加圧式トラップを踏み抜いては弾き返されるを繰り返した後、カジートはようやくRioと合流を果たしました。
「敵はどこだ!?」
静寂の支配するホールに飛び込んだ青あざだらけのカジートは慌てて辺りを見回します。
とりあえずこの部屋にはもうドラウグルはいなさそうと返事を返すアークメイジを恨めしそうに見遣りながら、ジェイ・ザルゴはがっくりと肩を落としました。

※ちなみに左右のレバーで鉄格子を解除した後、試しに中央のレバーを引いてみたところ、案の定毒矢が四方から放たれ毒塗れになりました。

水底の宝箱から宝石や薬を回収したRioは更に探索を続けます。
扉向こうの加圧式トラップを避け蛇行した坑道を行くと一際明るいホールに辿り着きました。
念のためステルスしたままホールに一歩を踏み出したRioは突如、炎による攻撃を受け身を硬くします。
(何なの? トラップ?)
咄嗟に通路へ退いたRioにジェイ・ザルゴが警鐘を鳴らします。
「右に敵だ! ドラゴン・プリーストがいるぞ!」
ヴァルムス遺跡で既にドラゴン・プリースト・ヘブノラークとの邂逅を果たしたジェイ・ザルゴは鋭敏な嗅覚と視覚とで瞬時に敵の正体を看破し、アークメイジに的確な助言を授けました。
敵の位置と正体が分かれば撃ち抜くまで。
側転でホールに飛び込んだRioはターゲットをロックオンするや既に引き絞り終えていた矢羽を解き放ちます。
同時にホールに足を踏み入れたジェイ・ザルゴのライトニングボルトがドラゴン・プリーストを狙い撃ちました。
二人の侵入者から交互に遠隔攻撃を仕掛けられては、さしものドラゴン・プリーストもひとたまりも無く。
みるみる生命は削がれ、やがては灰に還った惨めな屍を床に晒す運びとなりました。
よく敵の位置と正体を見破ったものだと感心するRioに、カジートは胸を張り得意満面のレリンジェラ・クリンを浮かべました。

ドラウグルとドラゴン・プリースト討伐を終え帰還したRioとジェイ・ザルゴをパースが手放しで喜び迎えます。
「首長が一個連隊を投入してゾルグンデ鉱山の化物共を掃討してくれるのを待つつもりだったが よくぞやり遂げてくれた」
為すすべもなく援軍を待ちわびていた鉱山入り口を警備する衛兵らも口を揃えて二人の勇姿を讃えました。
これで仕事に戻れる、ありがとうと呼びかけるパースの労いの言葉を背に。
マッサーとセクンダの照らす小道をウィンターホールド魔法大学の現アークメイジと未来のアークメイジ候補は肩を並べ帰途に就いたのでした。



以上で『ゾルグンデ巣窟からドラウグルを一掃する』終了となります。

ゾルグンデに向かう途中で伝説のドラゴンに出会いなんとか倒し終えたのですが、
「なんだかニャンコがひとり多い気がする|ω・)???」
戦闘後、散って行く人々を見ていたら、なんと!リサードのカジートキャラバンの一員であるキャラバン護衛役のカイラが戦闘に参加してくれていたのです。
たまたま通りかかったほとんど面識のないカジートキャラバンメンバーが助っ人に入ってくれるなどもすてきなサプライズで、
「オープンワールドのRPGってすごい(○´゚ω゚`)」
と感心させられました。

ゾルグンデ鉱山も初の攻略だったのですが、狭い通路のせいかドラウグルのほとんどに不意討ちを決められず、それどころか揺るぎ無き力の不意撃ちシャウトをかまされて苦戦するシーンが続きました。
またホールなどの部屋が明るかったせいなのか、それともゾルグンデの特色なのか、総じて不意討ちがあまり有効ではなくドラゴン・プリーストも発見するより早く攻撃されるという展開に至りました。
このように隠密があまり効果的でない場所ではフォロワーの活躍が期待され、ジェイ・ザルゴも腕の見せどころとばかり張り切って闘っていたように思われます。

次回Skyrimは『ラグンヴァルドで石棺を開ける』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作等含まれると思いますが、よろしければまたぜひお立ち寄りくださいませ(〃▽〃)

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Skyrim・待機する悪漢:後編+.(ノ。・ω・)ノ*

ドラゴン・プリーストであるヘブノラーク復活のその前に彼の力を封じ込むべく。
3つの容器回収に向かうよう守護者ヴァルダーより命を受けたRioとジェイ・ザルゴ。
残る2つの容器を巡る争奪戦が開始されます。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

流れはゲーム内のストーリー通りとなっておりますが、ネタバレ・妄想・創作等が随所に散りばめられておりますので、ゲーム本来の正確なクエストの流れやPC&NPC間の会話などが知りたいとおっしゃる方はSkyrimをプレイした後、足をお運びいただけますなら幸です。


『待機する悪漢』後編

ジェイ・ザルゴとの連携で加圧式トラップをいなしたRioは鉄格子サイドの探索を後回しとし、岩戸側の調査を試みます。
(ヴァルダーに頼まれた3つの容器の内、どれひとつとしてまだ入手していない)
焦燥にかられるRioの眼前にひとつの小部屋が開け放たれました。
一歩足を踏み入れるや突き当たりの棺の蓋が勢いよく弾かれ、ドラウグル・デス・ロードが躍り出ます。
咄嗟に矢羽を番えたRioはデス・ロードの眉間に鋭い鏃を叩き込み、怒りも顕わに突進を試みる敵へ第二の矢を射込みます。
ぐらりと傾いだデス・ロードは仰け反るように上半身を反らすと、そのまま中央床付近に沈み込みました。
「カジートが付き添うだけでアークメイジには不思議なパワーが宿るようだ ほら見てみろ 探し物のひとつも手に入れられそうだぞ」
軽やかな足取りでコーナーに歩み寄るジェイ・ザルゴは小部屋の左奥片隅の台座前に佇み。
その上に設置された恐らくは3つの容器のひとつである透明なボトルを持ち上げました。
「とりあえず1つ目の容器は確保できたみたい」
Rioは安堵のため息をつくと、今度こそ鉄格子アーチを越えた大広間の散策に向かいました。
「テーブルにホールチーズが積み上げられているが かなり年代物のようだな 食べてしまってもだいじょうぶなのだろうか」
ジェイ・ザルゴのつぶやきに、食べてしまっても構わないけれど命の保証はできないと。
クスクス笑いでRioは返事を返しました。
それから徘徊していたドラウグルには昇天してもらったとの短い説明を加え、石橋を渡った右手から階下へ下り立ちます。
倒れ伏すドラウグルを横目にジェイ・ザルゴは鼻をすする音を響かせました。
「ウィンターホールドほどではないがここも寒いことには変わりない」
冒険するならもっと暖かい所へ連れて行ってほしいものだと身を震わすジェイ・ザルゴの瞳に、拷問をかけられたに違いない幾多もの人骨が飛び込んできます。
「☆▼□★!」
骨々の間隙を抜け、尻尾を丸めたジェイ・ザルゴが脱兎のごとく左手通路に飛び込みました。
「じゃあ先に左手通路を探索しましょうか|ω・)?」
「そ・・・そそ・・・そうだな せ・・・先導はアークメイジに任せよう」
右手と右足、左手と左足を同時にぎくしゃくと動かし、だらだらと冷や汗を流すカジートは動揺を鎮めようと縞の入った尻尾をぶんぶん揺らしました。

ちょうど1つ目の容器を入手した部屋の真下付近に当たるであろう小部屋に到達したRioは敵の気配がないのを確かめ、多数の埋葬壷の物色に取り掛かります。
その後、壁際のハンドルに手をかけました。
うねる地下通路の果ては行き止まりで壁際にも岩戸らしき仕掛けは為されていないようでした。
「この部屋に仕掛けはなさそう」
刳り貫かれた石窓から隣接して伸びる通路らしき存在を確認したRioはひとまず小部屋内の物色にかかります。
ヴァルスム遺跡はまさに金目のアイテムの詰まった宝の蔵。
金銀財宝に貴重な薬品。
そして黒檀の装備などが所狭しと並べられ蓄えられています。
担ぎ上げた荷物のあまりの重さに小さな悲鳴をあげ尻餅をつくRioなのです。
「ジェイ・ザルゴにあるのは荷物を持つ余裕だけさ どぉれ黒檀品の運搬の手伝いをしてやろうじゃないか」
掴まるよう差し出されたカジートの腕を取るRioも笑顔でコクリとうなずきました。
髑髏の並ぶ拷問部屋に戻ると次は中央通路を選び前進します。
行き着いた場所は中ホールでした。
「気味の悪い場所だ 遺跡の柱に生贄が吊り下げられている」
警戒するジェイ・ザルゴの囁きに呼応して辺りを見渡し、白骨化した屍の他に敵影のないことを確かめ、Rioは正面の宝箱に手をかけました。
それがトリガーであったのか。
天井から3匹のフロストバイト・スパイダーが降下してきます。
驚き飛びずさるRioと入れ替わるようにしてジェイ・ザルゴが進み出でました。
「カジートから逃げられはしないぞ!」
雷魔法を放つジェイ・ザルゴの選んだターゲットに的を絞り、Rioも弓による集中攻撃を加えます。
一匹また一匹と蜘蛛は弾き飛ばされ、感電し、瞬く間に3匹は萎んだ躯と化しました。
吊り下げられた生贄とは別に中央祭壇にはドス黒い血のこびりついた白骨死体が横たえられていました。
顔を背け対面の鎖を引くRioは更に奥地を目指します。
ドラウグル・スカージを仕留めウォーカーを屠り。
尚進んで行くと、行く手をスカージとデス・ロードに阻まれました。
細い通路に敵が殺到するより早く3本の矢羽を射放ち敵を壊滅させてゆくRioに。
「おやおや唱えた魔法を浴びせかける相手はRio 最早お前さんしかいないぞ しかしカジートは不思議に思う なぜアークメイジは魔法を使わないのか」
ジェイ・ザルゴは賞賛と皮肉の入り混じった眼差しをRioに注ぎます。
死者の間とも思しき通路の先の鎖に手をかけようとしたRioは背後から忍び寄るドラウグル・デス・ロードに揺るぎ無き力を浴びせかけられてしまいました。
横転し脳震盪を起こしかけたRioを庇うべく躍り出たジェイ・ザルゴがライトニングボルトでデス・ロードを威嚇します。
その間に起き上がったRioは隠密スキルの影の戦士を発動し敵の側面に不意討ちを仕掛けました。
魔法と鏃が交錯しデス・ロードの身体とこめかみを襲います。
沈む敵を見下ろし。
「我々ウィンターホールド大学の魔術師の敵ではなかったな」
額から血を流し脇腹をさするジェイ・ザルゴはかすかに震える身体を抑えニヤニヤ笑いを浮かべました。
ジェイ・ザルゴに治療を施した後、鉄格子を解除したRioは前方にデス・ロードを見咎め射殺します。
「見事なものだな」
「でもアークメイジらしくないって|ω・)?」
「なあに魔法はカジートが請け負おう お前さんがアークメイジ職を降りたくなったら遠慮なく言ってくれ 代役は立派に務めてみせよう」
マグナスの杖を天高く翳すジェイ・ザルゴは鼻息荒く胸を張ってみせました。
デス・ロードの守護する部屋の中央奥に2つ目の透明なボトルを認め。
その前に後顧の憂いを断とうと。
左台座に三列に並ぶ中魂石を叩き落してゆきます。
「なるほど 先ほどドラウグルを追いかけた時放射された火炎装置か」
おもむろに天井を見上げたカジートはつぶらな瞳をクルクル巡らせ、ぶつぶつつぶやき始めました。
「中魂石を原動力にするとは ふうむ・・・これを炎のマントに応用できないものか」
黒い髭を撫で付ける大成するかもしれないカジートの実験につき合わされない内に退散を試みるRioなのです。

2つの容器を荷に詰め、蛇行する死者の間を行くRioは巡回する2体のドラウグル・デス・ロードらを認め矢を解き放ちました。
ステルスを維持するジェイ・ザルゴが戦闘態勢を整え身を乗り出します。
けれども続けさまに撃ち放たれた4本の矢は的確に敵の急所に突き刺さり。
結局デス・ロードには指一本触れることもないまま、またデス・ロードからも指一本触れられることもないまま戦いは幕を下ろしました。
加圧式トラップでトゲの扉に巻き込まれないよう注意しつつ、鉄格子を開け、次なる通路へと繋がる道を開拓します。
至るところに散らばる埋葬壷の中から宝石をせしめ、隙間より見え隠れするドラウグルに射掛け弾き飛ばします。
疲労の色が濃くなりつつある二人が石橋を渡りかけた途端、対面の棺が開け放たれ、ドラウグル・デス・ロードが現れました。
(まだ気づかれていない|ω・´;))
隠密のまま弓を引くRioが建ち並ぶ柱を避け弾道を確保しようとした刹那、足を滑らせ滑落して行きます。
「アークメイジ!?」
ジェイ・ザルゴの叫びが木霊し渡り。
したたか打った腰と肘をさするRioが粗末な木の階段を駆け上がった瞬間。
「Fus Ro Dah!」
デス・ロードの発する揺るぎ無き力によりアークメイジはもう一度壁面に叩きつけられました。
「大丈夫か?」
魔法の盾でシャウトの直撃を防ぎRioの安否を気遣うジェイ・ザルゴが雷魔法を唱え反撃に移ります。
すぐさまステルスに転じるRioも番えた一の矢、二の矢をデス・ロードに叩き込み、死者を永遠の安息所に追い立ててゆきます。
傷の手当は終わったものの遂に重量オーバーとなったRioはブラックマーケットの力を行使しドレモラ商人に取引を持ちかけました。
「ドレモラ商人と売買できるとはすごい呪文を知っているな 一体どこで手に入れたんだ? カジートにも教えてくれないか?」
「アポクリファよ (〃´・ω・`)」
ハルメアス・モラの領域で見つけたとRioが告げると好奇に輝いていたカジートの瞳は曇り、そいつは命がいくつあっても辿り着けそうもないとがっくり肩を落としました。
ドレモラ商人からデイドラ装備を買い取り、代わりに黒檀装備のすべてを売り払ったRioとジェイ・ザルゴはしばしの休憩を挟み、再び探索を再開します。
通過途中、棺から起き上がりかけたドラウグルを討ち倒し進んで行くと、閉ざされた扉に出くわしました。
「何やら生臭いにおいがするぞ こいつはドラウグルの臭いじゃないな 八本足のあいつだ」
鼻の利くジェイ・ザルゴ同様ウェアウルフでもあるRioもくんくんと鼻を鳴らします。
足音を忍ばせ、そっと扉を開いたRioは番えた鏃を蜘蛛の巨体目がけ撃ち込んでゆきます。
間を置かず第二、第三の矢でホールのフロストバイト・スパイダー3匹を殲滅せしめ、
そのまま中央に滑り込みました。
そこには突き当たりの物語の間の扉を開くための鉄の爪が設置されているようで。
しかし同時に爪を狙う侵入者に対抗するための罠も仕掛けられているようです。
毒ガスなのか火炎なのか。
爪を台座より持ち上げれば発動するに違いない噴出穴に気づいたRioはカジートを安全地帯に退避させます。
「いくら暖かさに飢えているとはいえ特大バーナーで全身炙り焼きにされるのは勘弁だ」
爪を掴み取るRioの動作に呼応し噴出される火炎放射。
その苛烈な勢いを目の当たりにしたジェイ・ザルゴは身を震わせながら丸い双眸を見開きました。
鉄の爪に描かれたドラゴン・鳥・熊の絵合わせを終え。
解放された通路を抜けると正面に透明なボトルらしきシルエットが浮かび上がりました。
「待て! におうぞ 今度はドラウグルだ」
ジェイ・ザルゴの警告を受け。
Rioがアーチの物陰から覗き込むと2体の敵影を発見です。
姿形からドラウグル・デス・ロードと判断したRioは一矢で葬り去ることができないと踏み、二の矢を番えます。
止めを刺そうと。
まさに指を放しかけたところで、ドラウグル・ワイトが視界を過りました。
(まずい。デス・ロードを屠る前に見つかってしまったわ)
Rioのピンチを悟ったジェイ・ザルゴが雷魔法を唱え前方に飛び出します。
どうにか深手を負わせたデス・ロードは仕留めたものの更にもう2体のデス・ロードの参戦を許してしまい。
一変、戦場はカオスと化してゆきました。
とはいえジェイ・ザルゴの魔法の盾の効果によりデス・ロードの発するシャウトの直撃は逃れ、一進一退、拮抗した戦いが続きます。
ライトニングボルトの放電をデス・ロードらに浴びせかけるジェイ・ザルゴが2体の敵の戦鎚を身体に受け苦痛の唸り声を響かせます。
敵の注意を惹こうとグレートソードを振りかざしたRioは揺るぎ無き力によって瓦解する壁に弾き飛ばされてしまいます。
「アークメイジ! 魔法の盾を使え!」
するとマジカが少なすぎて効果がすぐに消えてしまうのだと言うRioの情けない返答がカジートの耳を掠めます。
「くうぅっ!」
そんな状態でよくもウィンターホールド魔法大学に入学できたものだ。
切れ切れの批判が苦痛に喘ぐカジートの口元からもれ、残る1体のデス・ロードをRioの振るう大剣が断斬せしめます。
骨片が床一面に散乱し、やがて静寂が訪れました。
額から頬から脇腹から。
そして左二の腕からも流血するRioはグレートソードを石畳に突き立て、武器に寄りかかると荒い息を吐き肩を上下させます。
「満身創痍だな」
「ジェイ・ザルゴ あなただって立っているのがやっとでしょう」
カジートの他者治癒が傷ついたRioに注がれ、Rioの回復魔法の光がジェイ・ザルゴを包み込んでゆきます。
最後の透明なボトルと最奥のワードウォールからオーラ・ウィスパーの第二段階“捜索=Yah”を習得したRioはぐらりと傾ぎ。
よろめくカジートが慌てて肩を貸し与えます。
「ここで倒れられても困るぞアークメイジ カジートはお前さんを担ぎ上げられないと思う ジェイ・ザルゴは大方のノルドのように身体を鍛えているわけではないのだ」
言い訳を紡ぎつつもアークメイジを支える腕を緩めようとはせず。
ウィンターホールド魔法大学の同期は互いを支え合ったままヴァルダーの許へと引き返して行くのでした。

「容器を見つけてきたな 死なせてしまったのではないかと心配していたんだ」
もはやこの世の者ではないヴァルダーの声が大ホールに広がります。
大丈夫だとうなずくRioは3つの容器をどうすればよいのか。
青白い亡霊に問いかけました。
「ヘブノラークは生前から自分自身の血を復活時に備え蓄えていた」
それらは死後、元の力を取り戻し強大なリッチとして生まれ変わるためのもの。
再びこの世に君臨するためのものだったとヴァルダーは語ります。
「容器にはその血が入っている 空にすれば奴がかつての力を取り戻すことは永久になくなるだろう」
容器にそのような血は見られなかったと口を挟みかけたRioの双眸に、3つのボトルから染み出すように溢れる血液が映し出されました。
「わかったか? ヘブノラークの幻惑にだまされてはいけない」
唇を結びコクリとうなずくRioは壁掛け用式台に容器の中身をすべてをぶちまけ、ヴァルダーの指示に従い、玉座に腰掛けます。
「ではヘブノラークを解放しよう 奴は弱った状態で目を覚ますがそれでもリッチは侮れない 戦闘に備えておくのだ」
ヴァルダーの詠唱と共に大ホールを稲妻が奔り、その直後中央の棺の蓋が開け放たれました。
椅子から立ち上がったRioはすぐさま臨戦態勢に入ります。
ジェイ・ザルゴも小声で得意の雷魔法の詠唱にかかりました。
浮かび上がる青白いその姿はドラゴン・プリーストのそれであり、黒々としたローブをたなびかせ棺付近を漂います。
影の戦士によってステルスに成功したRioは引き絞った矢羽をヘブノラークへと撃ち込みました。
状況を鑑みたジェイ・ザルゴも隠密体勢を取り、息を殺したまま成り行きを覗います。
続けて番えた鏃がヘブノラークの体力の大半を削ぎ。
3本目の矢羽がドラゴン・プリーストの眉間を貫くや、リッチと化した古代スカイリムの支配者は崩折れ灰と化してゆきました。
「感謝する英雄よ これでやっと休息できる ヘブノラークの鉄仮面を持って行け 役に立つであろう」
ヴァルダーの澄んだ声音が大ホールに響き渡り、青白く揺らぐ陽炎のような身体はやがて最初からそこにいなかったとでもいうようにみるみる掻き消されてゆきました。



以上で『待機する悪漢』後編終了となります。

思いのほか『待機する悪漢』が長編で驚いてしまった小桜なのです。
旅路の都合から『ガロルの剣をラッシュに届ける』後編はもう少し後になる予定です。

ジェイ・ザルゴってば古代ノルドっぽい装備=アージダル装備をしているのでついつい間違えて矢で撃っちゃったりしちゃいます。
するとあのつぶらな瞳で、
「何をするんだアークメイジ!」
って感じでじぃ~っと見つめては慌てて敵に向き直るのです。
本当に、
「猫かわいい かわいいよ猫(〃▽〃)♪」
という感じで至福のひとときでした。
ジェイ・ザルゴにドラゴン・プリーストの仮面をつけなかった理由は、
「かわいいにゃんこの顔を見られなくなるから(`・ω・´)←迫真!」
という理由からです。

次回Skyrimは『ゾルグンデの巣窟からドラウグルを一掃する』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作等含まれると思いますが、「通常運行ですね(*・ω・)」とすっかり諦観が板についてしまった皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・ガロルの剣をラッシュに届ける:前編&待機する悪漢:前編(〃´・ω・`)

ノルドの古代遺跡ヴァルスムを訪れたRioとジェイ・ザルゴ。
気侭な探索とばかり足を踏み入れた二人を遺跡の守護者ヴァルダーが出迎えます。
長き眠りより解放されつつあるヘブノラーク。
強大な敵であるドラゴン・プリースト討伐を行うべく遺跡の探索が開始されます。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので、苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話にはゲーム内で実際に使用されている会話も含まれますが創作もありますので、ゲーム内の台詞だけ知りたいとおっしゃる方はゲームの方をプレイされることをお勧めいたします。



マルカルスで数日を過ごした後、立ち寄ったダシュニク・ヤルでRioは思いもかけない人物に出くわしました。
「ジェイ・ザルゴ(○´゚ω゚`)!?」
オークの要塞であるダシュニク・ヤルの外壁をうろうろし、トレードマークの髭を引っ張ったり撫でつけたり。
ローブをまとったカジートは学友を認めると、うれしそうに小走りで駆け寄って来ました。
「やあやあ友よ! こんな場所で出会えるとはジェイ・ザルゴはついているな やっぱり大成するカジートは運命力が違うのだろう」
ジェイ・ザルゴの説明によると、一昨日は変性学の講師トルフディルの依頼によりカース川周辺を探索し、マグナスの目の影響がリーチ地方に及んでいないかの調査を行っていたと言うのです。
「マグナスの杖を持つジェイ・ザルゴを見込んでのお願いともなれば赴かないわけにもいくまい 途中まではブレリナもいっしょに来てくれていた だが急用を思い出したとかで彼女は未来のアークメイジを置いて一人で帰ってしまったのだ」
ふんと鼻を鳴らすとジェイ・ザルゴはRioからもらい受けたマグナスの杖を一振りして見せました。
結局異変は見受けられなかったもののせっかくの遠出。
手ぶらで帰るのはもったいない。
「見た所このオーク要塞はなかなか頑丈そうだ ここでならエクスプロージョンの巻物の実験も有効に行えるだろう ここで会ったのも何かの縁 Rioいやアークメイジよ いっしょに巻物詠唱してみないか?」
そう言うが早いかジェイ・ザルゴは自作の巻物を数枚取り出しレリンジェラ・クリン・・・ニヤニヤ笑いを浮かべました。
「ダメ! ヾ(・ω・´;)ノ ゼッタイダメダヨ!」
以前火炎マントの実験に付き合わされ散々な目にあったRioはガジートの学友から巻物を取り上げるや抵抗を試みます。
現アークメイジの説得ともなれば折れないわけにもゆかず。
マッドな属性を併せ持つカジートは渋々己の新しい実験を断念しました。

※ダシュニク・ヤルでジェイ・ザルゴに出会ったという展開は創作です。
実際にジェイ・ザルゴを従者にしたい場合はRioがひどい目に遭わされた思い出のSkyrim⑨『ジェイ・ザルゴの実験』クエストをこなし親睦を深めた後、ウィンターホールド大学に迎えにいかなければなりません。



『ガロルの剣をラッシュに届ける』

「ほう ではいっしょに旅をしていたダンマーの傭兵と別れたばかりだと?」
Rioは傍らを歩くカジートにコクリとうなずいてみせました。
ジェナッサがRioに別れを告げたのは昨日のことであり、しばらく独り旅を楽しんでみたいからというのが主従関係解消の理由でした。
それならばと多額の報酬分配に取り掛かるRioから1/5に当たる報酬だけを受け取ったダンマーの女傭兵は、その代わりといってはなんだけどと断わりを入れ。
「レイクビュー邸に出入りできる権限を与えて欲しい」
ほのかな笑みを浮かべ要求を突きつけました。
「家族に害を為さないとアズラやメファーラに誓えるのなら」
こんな誓約を取り付ける必要はないことはわかっているけれど。
屈託のない笑みをこぼすRioに。
ジェナッサはボエシアにだって誓ってみせよう、必要ならまた片腕を差し出しましょうかと真剣な面持ちでシミターの柄に手をかけました。
「ふむふむ ということはRio・・・いやいやアークメイジ 今はお前さんも気楽な独り旅ってことだな」
「Rioでいいわよ」
傍らで髭を撫でるカジートを見遣りながらアークメイジもどきなドラゴンボーンはクスクス笑いを響かせます。
「そういうことなら優秀なカジートがしばらくの間 臨時の従者になってやらないこともないぞ」
ジェイ・ザルゴの提案に危うく爆死しかけた過去の記憶が甦り、一抹の不安を覚えつつも、なんとかなるに違いないと楽観して申し出を受けるRioなのです。
すれ違うアロブやナグラブに冷酷と呼ばれたゴーバッシュについての近況を聞かれ、ブレイズの一員として励んでいると応対するRioの様子を眺めながら、
「オークにも知り合いがいたのか アークメイジは顔も広くないといけないのだな」
好奇心いっぱい、つぶらな瞳を見開くジェイ・ザルゴもしたり顔でうなずきます。
出立に際し、ジェイ・ザルゴの装備も整えようと鍛冶場で鎚を振るうRioにガロルと名乗る女性オークが話しかけてきました。
「オークにとって鍛えた剣はとても大切なものであり 怒り悲しみ誇り そういうものすべてが鋼の中に込められている」
ひとしきり一族の想いを綴ったガロルは、ひとつ頼まれてはくれないかと、気の強いオークには珍しくすがるような眼差しを向けてきました。

※また片腕を差し出す・・・にまつわる件は創作パートですがSkyrim⑮『アンソール山のドラゴンを倒す』をご覧くださいませ。

「ラッシュとかいう娘にそいつを渡して欲しいって? それでそのオーク娘の居所に心当たりはあるのか?」
山沿い東へと旅を続けるRioの背後で、やはり好奇心に支配されたジェイ・ザルゴが問いかけます。
「カースワステンの村だけど 今向かっているのはその村とは違う場所よ(*・ω・)つ」
「ほほう それで我々はどこに向かっていると?」
やや意味深な笑みを湛えRioは連なる山々を見上げました。



『待機する悪漢』前編

クマやヤギが闊歩する岩場と山道を進むと、やがて長大な石段のある遺跡が見えてきました。
「昔のノルドはよほど石像建築が気に入っていたと見える ここが目的地なのか?」
縞の入った尻尾を揺らすジェイ・ザルゴが立ち止まります。
「ええ この辺りにヴァルスムという遺跡があるとは聞いていたんだけど」
辺りを見回して。
すぐさま遺跡内部へ侵入を開始しようとするRioの後を追い、置いてゆかれまじと。
大成するが口癖のカジートは歩を速めました。
ヴァルスム遺跡の中に足を踏み入れた途端、目の前に青白いノルドの戦士と思しき亡霊が現れ、この場を立ち去るよう威嚇してきます。
「帰るよう言っているぞ」
「この場所には悪がはびこり 解き放たれるようなことになれば安全が脅かされると侵入者を牽制しているようね」
冷静さを保とうとしつつも声は震えてしまうジェイ・ザルゴに大丈夫だからと。
アークメイジがなだめすかします。
どんな悪がヴァルスムに潜んでいるというのかと問うRioに、ヴァルダーと名乗る男の亡霊はヘブノラークだと答えました。
「ヘブノラーク・・・」
「憶えのある名前なのか?」
さすがはアークメイジ、博識だなと言わんばかりにジェイ・ザルゴはつぶらな瞳をしばたたかせました。
けれども、ぜんぜん知らない名前だと小首をかしげ肩をひょいと上下するRioをジェイ・ザルゴは口を半開きにしたまま唖然とした表情で見遣ります。
「奴は何世代も前に死んだ だが復活が近いのではないかと恐れられている」
ため息をつくや、この世のものではない青白い姿の戦士がヘブノラークの概要を綴り始めます。
今はまだヘブノラークをヴァルムス内に拘束できている。
しかしヘブノラークの力を封じ込めているのがやっとという状況で奴が回復したら自分は消えてしまうだろう。
それほど奴の力は強大なのだと説明を加えるヴァルダーの声音は重く沈んでいるようでした。
「ヘブノラークの討伐を手伝いましょうか?」
「あ・・・アークメイジ!?」
突然何を言い出すのだと。
ジェイ・ザルゴは冷や汗を流すと共に目を白黒させました。
Rioの申し出に垂れた頭を上げるヴァルダーは、生きているそなたの助けがあれば上手くやれるかもしれないと喜びの声をもらし、ヘブノラークを抑制するために必要な3つの容器を階下の墓地から集めて来るよう命じます。
「その3つの容器がある限りヘブノラークは何度傷つけられようとも回復してしまう 奴もしくは奴の子分らがそれらを掌中に収めてしまう前に容器を回収するのだ」
ヴァルダーの説得に促されRioはコクリとうなずきました。
隠密体勢のまま下の階を目指すRioに、垂れた耳をわずかに震わせジェイ・ザルゴが愚痴をもらします。
「あの亡霊は意志も身体もかなり強そうだった それなのにあのノルド男でさえ太刀打ちできないような奴とその部下すべてを相手にするなど恐ろしくはないのか?」
命はたったひとつしかないのだ。
現在のアークメイジに未来のアークメイジが生命を粗末にするなどウィンターホールド大学の発展及び存続のためにもあってはならないことだ。
棺と玉座の安置される大ホールを通り抜け、階段を下りるRioに付き従うカジートは声のトーンは落としつつも今ならまだ引き返せるとアークメイジの説得に当たります。
「そうね たったひとつしかない命なんだから」
死なないでねと早口で囁くや加圧式のトラップを跳び越え、Rioは番えた矢を通路先のドラウグル・スカージに叩き込みます。
侵入者の気配を察知したもう1体のスカージがシャウトを放ちました。
「Fus Ro Dah!」

「ひいいぃっ!」
浴びせかけられる揺るぎ無き力によろめくジェイ・ザルゴがなんとかバランスを保ち雷魔法を唱えたところでアークメイジの第二の矢が炸裂します。
「ジェイ・ザルゴ 動かないで」
「動きたくとも狭くて動くことなどできないぞ」
敵と争うカジートの側面に位置をずらし、引き絞る第三の矢をスカージの頭蓋に撃ち込むとようやくRioは安堵のため息をつきました。
次の部屋は簡易の宝物庫のようで。
3ヶ所に分岐する通路が伸びています。
「手前は落盤でくぐりぬけられないから左手奥の通路から探索してみるわね(`・ω・´)」
Rioの呼びかけに観念したのか。
大成するが口癖のカジートはマグナスの杖を掲げ無言で後続して行きます。
「まさかあれがヘブノラーク|ω・;)!?」
左手奥の通路を進んだ先には跳ね上げられた橋が並び、橋桁の隙間からボロボロのローブをまとうドラゴン・プリーストの姿が垣間見えます。
(あれは簡単に倒せる相手じゃない!)
眉間をひそめ、流れる冷や汗を手の甲で拭い取るとRioはそろそろと後退しました。
「なんだ探索はおしまいか?」
暢気な声をもらすジェイ・ザルゴの口元を左掌で覆い、引きずるように宝物庫へと戻って行くRioなのです。
戸惑いを見せるジェイ・ザルゴはアークメイジからヴァルスムのボスの正体を明かされるや腰を抜かしました。
「なんだと!? ヘブノラークがドラゴン・プリースト!? 古の強大な魔力を秘めドラゴンを崇め奉っていたというあの竜教団の!?」
やはり生命のある内にとっとと帰ろう。
我々には荷が重すぎると。
大成するはずのカジートは泣き言を繰り撤退を進言します。
「そうはいかないわ とりあえずヘブノラークの回復手段を断ちましょう(`・ω・´;)」
残る入り口から見て対面の通路をRioはステルスのまま下って行きました。

辿り着いた先の扉は反対側から閂がかけられているようで。
他に回り道らしき通路もなく、二人はいよいよ追い詰められてしまいました。
左手前の通路は落石で通行止め。
宝物庫入り口から対面の階段下扉も開閉ならず。
残っているのは上階をヘブノラークが徘徊していた左手奥通路だけということになります。
ここを抜けるしか道はないと判断したRioは、おどおどと背後で辺りを見回すカジートを振り返りました。
どんなに反対しようともアークメイジは突き進むのをやめないのだろう。
しばし黙考したジェイ・ザルゴは、わかったよ、こうなったらオブリビオンの彼方までついて行こうじゃないかと。
吐き捨てるように誓いを立てました。
幸い先ほど徘徊していたヘブノラークの姿は見当たらず。
滑り込んだ大広間の階上からすばやく階下に飛び降ります。
忍び足で埋葬壷や宝箱を漁り、中央階段付近に差し掛かったRioは右手にドラウグル・スカージを認め臨戦態勢を整えました。
引き絞った矢の一撃で敵を屠り、中段棺上に横たえられたドラウグルに近づいた途端、左玉座に鎮座していたドラウグル・デス・ロードがゆらりと身をもたげます。
ぎょっとするジェイ・ザルゴは思わず悲鳴を上げてしまいました。
「うぎゃっ!」
すると侵入者の気配を嗅ぎつけたデス・ロードがジェイ・ザルゴに向かい揺るぎ無き力を浴びせかけました。
攻撃をまともに喰らい壁に激突するカジートはすぐさま雷魔法による反撃を試みます。
抜き払ったグレートソードで従者の援護に当たるRioはその傍らでカジートが魔力の壁を形成する光景に出くわしました。
(魔力の盾や壁って・・・もしかするとシャウトさえ無効化できるのかしら(○´゚ω゚`)!?)
壁際を離れながらも不動を保ち、揺るぎ無き力に屈することのないジェイ・ザルゴの勇姿を目の当たりにしたRioは新鮮な感動を覚えました。
スカージの上にデス・ロードの屍を積み上げて。
へなへなと床に座り込むRioとジェイ・ザルゴなのです。
背中合わせで束の間の休息をとる二人はどちらからともなく低い笑い声を響かせました。

「じゃあまず左から(`・ω・´)」
落とし穴を迂回し左の小部屋から粗末な螺旋階段を辿るRioは更に深部を目指します。
ロックピックで開錠した扉を開放し、佇むドラウグル・ウォーカーと走り寄るフロストバイト・スパイダーをいなします。
ウォーカーの遺体からヴァルスム遺跡の鍵を入手し、次いで襲い掛かる3体のスパイダーを葬り去ります。
その後、突き当たりの扉の中を検めました。
「大広間にあった落とし穴の真下ってところね」
Rioの囁きにうなずきを見せるジェイ・ザルゴは、袋小路になっていてこの先には何もなさそうだと夜目の利く輝く双眸を周囲に巡らせました。
大広間に戻ると今度は右手通路の調査に乗り出します。
途中、右の小部屋にヴァルダーが指示していた3つの容器がないことを確認し、床に置かれたナップサックとテーブルそして棚に無造作に置かれた錬金素材や皮革類、宝石などを失敬して探索を続けます。
(なんだか天井に吊るされた火炎壷が目につくわね|ω・))
通路の床に油分などはなく。
危険性は極めて低いように感じつつも射掛ける鏃で火炎壷を落としてゆきます。
「盛大な火炎祭りだな」
瞳孔が膨らんだり縮んだりするジェイ・ザルゴの瞳に映る炎を眺めながらRioは忍び笑いを噛み殺しつぶやきました。
「ジェイ・ザルゴが猫の丸焼きになっちゃうと悪いから先に火の元は処分しておこうと思って」
「カジートは暑さにも寒さにも弱いからな ところでなんだ 今の発言は聞き捨てならないぞアークメイジ ジェイ・ザルゴを火炎祭りに巻き込むつもりだったのか!?」
そんなことにならないようにね・・・と。
クスクス笑いをこぼすRioを、ジェイ・ザルゴはふふんと鼻を鳴らし恨めしそうに見つめます。
通路を左に曲がったところでまたもやぶら下げられた複数の火炎壷と通路を隈なく濡らす油を発見です。
(こっちが本命ってことね)
延焼を防ぐためにも先に手前通路の火炎壷を処理しておいて正解だったと目を細め。
番えた矢羽を解き放つRioは最も奥の火炎壷のロープを切り裂きました。
壷のひとつが破壊されるや連動して2つ目3つ目と天井より下がる火炎壷のロープが切り離されてゆきます。
「こいつはうっかり跳び込んでたら こんがりカリカリのカジートステーキになっちまうところだった」
炎に巻かれ絶命を遂げるスキーヴァーとドラウグルの断末魔の叫びを耳にするジェイ・ザルゴは大袈裟に身を震わせてみせました。
突き当たりのハンドルを操作するや壁と思われた岩が鳴動し、その先に細い通路が現れます。
それと同時に背後の鉄柵も解除され選択肢は2つとなりました。
(まずは後ろの鉄柵を調べてみよう)
あちらこちらに配置されている加圧式トラップにジェイ・ザルゴが引っかかってしまう危険を避けるため、Rioは大成するはずのカジートに待機を命じました。
「ここで? 本当に? わかったよ ジェイ・ザルゴは待っていよう」
心細いせいなのか。
耳をそば立て目を凝らすジェイ・ザルゴは何度も頭を辺りに巡らせます。
「すぐに戻るから(`・ω・´)」
加圧式トラップをすり抜けたRioは鉄柵のあったアーチをくぐり巨大なホールに飛び出して行きました。
すばやく敵を認め、石橋の先でうろつくドラウグル・スカージを一撃で制し、左右下手を巡回するドラウグル・デス・ロードらを仕留め終えます。
中央突き当たりの部屋で本に薬、宝石に宝飾品など。
あふれんばかりの戦利品を荷に詰め込みつつ辺りを窺うRioは更に続くと思われる遺跡通路の存在に眉をひそめ、前進を中断し、ジェイ・ザルゴとの合流を図りました。
「どうした? やっぱりカジートの助けが必要になったのか?」
そんな状況とは露知らず。
そわそわと通路で佇んでいたジェイ・ザルゴは思わず顔をほころばせ一際晴れやかなレリンジェラ・クリンを浮かべました。



以上で『待機する悪漢』前編終了となります。

ジェイ・ザルゴの装備はコルビョルン墓地でゲットしたアージダル一式(アージダルの死霊術の指輪除く)となっております。
装備の詳細は以下の通りです。
アージダルの水歩行ブーツ(水中歩行可能となりアージダルの遺品4セット以上で付呪10増加)、アージダルのシールドの篭手(シールド効果25%ダウン・マジカ50%吸収)、アージダルのアルカナの指輪(凍結&爆発の呪文を唱えられるようになる)、アージダルの報復の鎧(近接攻撃する敵を低確率で麻痺)、アージダルの予言のヘルム(召喚&罠系魔法の消費マジカ25%増加の代わりにより広範囲に唱えられる)、伝説級クロスボウ、電撃減少の首飾り(雷耐性40%増加)、伝説級黒檀の盾(冷気耐性50%増加)、マグナスの杖(1秒につきマジカ20吸収でマジカがなければ体力吸収)、伝説級デイドラの剣(体力25ポイント吸収)
よく見ると吸収系が多用され魔術師にとってはかなり極悪な装備ですが、レベル的には確かに大成するジェイ・ザルゴも魔法レベル的にはまったくといっていいほど大成することがないようですので、これこそ、
「猫に小判(○´゚ω゚`)!!!」
ですよね。
でもジェイ・ザルゴかわゆすなのでプレゼントするつもりであげちゃいました。

ちなみにアージダル装備はすべて143%鋳造アップポーションをふんだんに使い、かつ鋳造アップ装備で強化してありますので、にゃんこはおそらく死にません(`・ω・´)ネコカワイガリ

『待機する悪漢』ですが当初前後編ではなく1話でまとめる予定だったのですが、ジェナッサからジェイ・ザルゴに従者が変わる点で説明&オリジナルストーリーが増えてしまい、また、マルカルスからヴァルスムに行く途中にあるオーク要塞ダシュニク・ヤルでガロルから『ガロルの剣をラッシュに届ける』が追加されたこともありセットで前後編という形を取らせていただきました。

次回Skyrimは『待機する悪漢』後編をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作など含まれると思いますが、「見にきてやるじぇい(`・ω・´)」とおっしゃる来訪者さまのお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・オータムウォッチ・タワーのドラゴンを倒す&吟遊詩人の跳躍から飛び降りる(*・ω・)つ

オータムウォッチタワーに住みなすドラゴンを倒してきてほしい。
キーラバの依頼を受けて再度ドラゴン退治に赴くことになったRio。
ドラゴン討伐とシャウトを探す旅もいよいよ佳境にさしかかります。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作を多々含みますので、クエストの流れのみ知りたい方はカラー部分のみをご覧下さいませ。
NPCの台詞はアレンジもしくは創作が加えられております。
正確な台詞や進行を知りたいとおっしゃる方はゲームを先にプレイされることをお勧めいたします。



ビー・アンド・バルブのアルゴニアン女店主キーラバから依頼されたドラゴン退治を完遂させるため、ラーガシュブールを出立したRioとジェナッサはシロディールの国境伝いを西に歩いていました。
旅立ちに際して女レンジャーであるユーゴーが、何かあれば連絡してくれ、力になってやらないこともないなどとぶっきらぼうながら温かい言葉をかけてくれたワンシーンを思い出して。
Rioはクスリと笑みをもらします。
「アタブにせよユーゴーにせよ腰抜けの族長ヤマーズにはもったいないくらい気風のいい女達だったわね」
「マラキャスの言葉じゃないけど 次代の族長が一族思いの彼女達にふさわしいリーダーであることを祈るばかりだわ」
ジェナッサの総評に自らの願いを添えるRioは前方に見覚えのある二人組みを認めて立ち止まりました。
「トーバーにンジャダ(○´゚ω゚`)!?」
同胞団の盾の兄弟姉妹らは小声でなにやら言い争いをしているようです。
Rioとジェナッサ、二人と目が合った途端、トーバーは身を隠すべく慌てて草叢に飛び込みました。
「もう今更隠れたって遅いわよ」
至極もっともなセリフを紡ぎつつンジャダ・ストーンアームがトーバーの首根っこを押さえます。
仕方なく姿を現したトーバーは、
「いやあ偶然だな導き手よ! こんなところで遭おうとは がっはっはっはっ!」
身振り手振りで大袈裟にゼスチャーを繰り出し、山道に乾いた笑いを響かせました。
同胞団の仕事でこの辺りまで来たのかと問うRioに、ええまあと。
普段のンジャダらしくもない歯切れの悪い応答を返します。
「いい加減下手なお芝居は終りにしたら?」
笑顔が凍りつくトーバーとンジャダを前にダンマーの女傭兵が冷ややかな一瞥をくれます。
「どうせヴィルカスに頼まれて私の監視に来たんでしょ」
顔を見合わせるトーバーとンジャダはしばし言い淀み、やがて覚悟を決め、種明かしを始めました。
「モロウウィンドの暗殺組織モラグ・トングの一員であるジェナッサを全面的に信用することはできない これはヴィルカスだけではなく導き手をトップと仰ぐ同胞団の兄弟姉妹全員一致の見解なんです」
言葉を選びつつも粛々とンジャダが説明を綴ってゆきます。
しかし当初ジェナッサの暗殺の対象であったはずのRio自身が女傭兵にして暗殺者を解雇する気配が見られない。
取り返しのつかない事態となってからでは遅すぎる。
そんなヴィルカスの葛藤を慮った同胞団メンバーは身動きの取りづらい彼の立場を気遣い、導き手が現在拠点としているリフテン近郊に立ち寄るや率先して護衛監視に当たったのでした。
「それでここ数週間の間 同胞団のみんなが入れ替わり立ち代り現れたのね(○´゚ω゚`)」
リフテンにおいては狩猟の女神アエラにリア。
日をほとんど置かずしてファルカスにアシス。
そして今日はトーバーにンジャダ・ストーンアーム。
同胞団のメンバーにばかりこうも短期間の内に出くわすとは不思議なこともあるものだと。
そうは思いつつも特に不審に思うこともなかったRioなのです。
「これで作為を感じられないなんて鈍感以外の何者でもないわ」
ジェナッサのトゲのある発言に、その通りだと一度はうなずいてみたものの、もしかして鈍感っていうのはあたしのことなのかと、Rioはふくれっ面で詰め寄ります。
そこまではっきり貶すつもりはないわよと嫣然と微笑むジェナッサ。
暗殺者であるダンマーの女傭兵に別段構えた風もなく自然体で応じる導き手の一部始終を観察するトーバーとンジャダは、ヴィルカスの取り越し苦労だったに違いないということで。
顔を見合わせると早々に立ち去って行きました。

※ジェナッサがモラグ・トング所属の暗殺者であるという事実はゲーム内での設定には一切ありません。まったくの創作部分となりますので何卒御了承おきのほどよろしくお願いいたします。ジェナッサがモラグ・トング所属の件の発端は創作箇所となりますが、Skyrim⑮『アンソール山のドラゴンを倒す』をご覧くださいませ。


『オータムウォッチ・タワーのドラゴンを倒す』

アンガルブンデの西、道無き山道を登ったところでオータムウォッチ・タワー付近に到着です。
途中2体のフロスト・トロールを仕留め、小さな小屋とタロス像を通り過ぎます。
白金協定によって下されたタロス信仰の禁止。
サルモールらの抑圧を受けて尚タロスを崇める者達がいる。
戦争が原因であれ政治的思惑が理由であれ、人々の心から本当の意味で信仰を奪い去ることはできない。
タロス像付近に斃れる遺骸や捧げられた供物は沈黙の反駁であり。
荒涼たる雪原に留め置かれた光景を胸に瞳に焼きつけて。
墳墓らしき穴周辺でドラウグル・デス・ロードとスケルトン数体を沈め、山肌伝いにぐるりと迂回しつつRioはドラゴンの待ち受けるオータムウォッチ・タワーを目指します。
「こんな断崖絶壁に塔が!?」
息を呑むジェナッサが身を乗り出した途端、タワーで翼を休めていたドラゴンがはばたきを見せました。
「下がって! ここからでは分が悪過ぎるわ(`・ω・´;)」
後退しすぐさま隠密体勢を整えたRioが死角となる断崖を滑り降ります。
それに倣うべくダンマーの女傭兵も従士の後に続きます。
一足先に手前の塔への侵入を果たしたRioは呼吸を整え、追いすがるジェナッサに合図を送り先行し始めました。
それから手前の塔から奥に進めないことを確かめ、左手奥にそびえる次なる塔へと外壁を蹴り身を翻します。
「ドラゴンの様子はどう?」
ステルス状態を保ち小声で囁く従者の問いかけに、
「まだ見つかってないはず(`・ω・´;)」
短い返事を返し、Rioは前進を再開します。
先刻山肌伝いに見渡したところ、ドラゴンもワードウォールもオータムウォッチ・タワーの突端に位置していたようで。
できる限りドラゴンにこちらの動きを悟られず塔上層部に接近を図りたい。
うっすらと汗ばむ掌を大剣の柄に固定すると逸る気持ちを抑えつつ最高のドラゴンスレイヤーと称されるドラゴンボーンは塔の石段を登って行きました。
辿り着いた先はオータムウォッチ・タワーの最奥とも言うべき場所であり。
驚いたことにこの塔の主であるブラッド・ドラゴンは敵に背を向け塔の突端で翼を休めているのです。
(まさか原寸大のレプリカってわけじゃないわよね(○´゚ω゚`)!?)
背中のグレートソードを掴むやRioはステルスからの渾身の一撃をドラゴンの尾に浴びせかけました。
(やっぱり一撃で屠るには無理があったかな|ω・;))
思いもかけぬ急襲を受け、慌てふためいて翼を広げるブラッド・ドラゴンは咆哮を上げるや飛び立ちます。
「Jor Zah Frul!」
すかさずドラゴンレンドを放ったRioは一旦は登った塔を駆け下ります。
「遅いわよ!」
タワー外周で落下するドラゴンを待ち伏せていたジェナッサはブラッド・ドラゴンのファイアブレスをさらりとかわし。
素早く竜の巨躯に張り付くやシミターによる二刀流の乱舞を披露します。
負けじと跳びかかるRioの大剣がドラゴンの脇腹を斬り裂き、続く2度目のドラゴンレンドと共に鋭い一撃が振り下ろされました。
「紅蓮の炎に舞い散る風花 そそり立つオータムウォッチ・タワーを背景に血飛沫を描いて沈みゆく竜の巨体 これぞ芸術というものだわ」
眼を細め返り血を舐め取りながら。
灰青色の肌を持つ女傭兵兼芸術家はうっとりとした表情で雪原に佇みます。
ワード・ウォールから力の言葉、死の標的の第3段階“Aus=苦痛”を吸収したRioは戦いの余韻に浸る従者を伴い下山を果たしました。



『吟遊詩人の跳躍から飛び降りる』

すっかり陽も暮れた街道を北西に辿りリフテンに継いで拠点となりつつあるレイクビュー邸へ帰還するRioに、次の目的地はどこなのかとジェナッサが問いかけます。
「リーチ地方にある吟遊詩人の跳躍と呼ばれる渓谷よ(〃▽〃)」
「吟遊詩人の跳躍なんて気の利いたネーミングね 楽しみだわ」
従者との語らいに夢中になり、レイクビュー邸の居間に続く扉を開けたRioはその先のテーブルに腰掛ける重装を解いたパートナーの姿に思わず目を見張りました。
「ヴィルカス! いつ戻って来たの?」
荷物を放り出し駆け寄ってはパートナーにまとわりつくRioなのです。
まずは着替えていらっしゃった方がよいのではと。
笑いを噛み殺すラッヤに諭され、やや頬を染めるRioもコクリとうなずきました。
「やっぱりママの方が子供っぽいわよね」
アップルパイを切り分けるエリクにルシアが同意を求めると料理の上手い虐殺者は、子供っぽいところも嫌いじゃないなどと聞き捨てならないつぶやきをもらします。
従士同様着替えに向かおうとするジェナッサは立ち止まっては振り返り。
そんな虐殺者に物憂げな視線を注ぎました。
エリクとジェナッサの間に醸し出される近寄り難い雰囲気を打ち破ったのはヴィルカスでした。
「ところでジェナッサ 話がある」
同胞団関連の重要な任務からようやく解放されレイクビュー邸に立ち寄ったというヴィルカスは単刀直入、ダンマーの女傭兵にドラゴンボーンの従者としての役割の返還を求めました。
「そうね 十分稼がせてもらったことだし」
これ以上同胞団の犬達に痛くも無い腹を探られ続けるのも考えもの。
瞼を閉じたジェナッサはゆっくりと頭をもたげ、ヴィルカスの提案を受け入れようと薄い唇を開きました。
「待ってジェナッサ 約束を途中で投げ出すなんて契約違反よ|ω・)」
ひょいと寝室から顔を出すRioが任を解いた覚えのない従者をたしなめます。
眉をひそめるヴィルカスにRioは、まだジェナッサを信用していないのかと哀しげな眼差しで詰め寄ります。
ジェナッサが導き手に仇為す気配は感じられなかった。
同胞団の仲間内からの報告を思い出したヴィルカスは今回は大人しく引き下がろうと。
反論のために準備した言葉を飲み込みました。

翌朝早くレイクビュー邸を発ち、リーチ地方へと出立したRioとジェナッサは一路ロリクステッドへと向かいます。
なぜ大切なパートナーの申し出を封殺し一度は命を狙った殺し屋などを側に置くのか。
「あなたって変わってるのね」
道中、ジェナッサは内に燻る思いをぶつけました。
「あなたにとってヴィルカスは信頼も愛情も篤いパートナーじゃない 彼が手が離せない状況ならいざ知らず 未だモラグ・トングに籍を置く得体の知れないダンマーを従者に据え置くだなんて狂気の沙汰だわ」
そうなのかもしれない。
悪びれた様子もない暢気なRioの返答にジェナッサの苛々は頂点を極めました。
すらりと抜いたシミターを掲げ、背後からノルドにしては小柄な従士の顎を右手で掴み、その華奢な喉元に切っ先を突きつけます。
けれども怯えた風もなく。
「モラグ・トングの任務を全うする機会なら これまでに幾度もあったはずだわ」
シミターを操るダンマーの女傭兵を片手でいなし、ゆっくりとRioは振り返りました。
チャンスは何度もあった。
けれどそうしなかった。
脱力し両手を下すダンマーの女傭兵は一筋の嗤いを響かせました。
闇の一党に所属している者がこれほど甘い輩だとは思わなかった。
けれどどうしてだろう。
焦燥が薄れてゆく。
主従だけではないこの危うい均衡が小気味いい。
「寝首を掻かれないようせいぜい気をつけるのね」
本気とは到底思われない軽口を叩き、シミターを鞘に収めたジェナッサは端正な面を上げて小麦の揺れる西の地平線を見はるかすのでした。

正午過ぎにロリクステッドに辿り着いたRioとジェナッサはエリクの父ムラルキの経営する宿屋フロストフルーツに立ち寄りました。
釣ったばかりの鮭のステーキを頬張り、採り立て野菜のサラダとクラムチャウダーに舌鼓を打つRioに、昼食に訪れたロリクとジュアン・マネッテが話しかけます。
楽しいひとときを経た後、ジュアンより吟遊詩人の跳躍と呼ばれる場所がサンガード砦の西、フォースウォーンが塒とするロスト・バレー要塞の頂上にあるとの噂だとの情報を得て。
Rioはジェナッサに向き直りうなずくと南方の山脈地帯を目指しました。
尾根を越え河岸を渡り石段を登り行く最中、幾人かのフォースウォーンの攻撃を受けます。
「ごめんなさいヾ(・ω・`;)ノ マチガエテ ジェナッサニ ウチコンジャッタ」
「こんなところで日ごろの恨みを晴らさないでくれる?」
ロープ・トラップを2ヶ所くぐりぬけ落石をかわし、時に誤爆を交えつつも二人は次々にフォースウォーンらを討ち倒し、屍の山を築いてゆきました。
遠隔攻撃を行うフォースウォーンにゴールドール・ブラックボウで一矢を加え、瞬く間に間を詰めるジェナッサがシミターを操る二刀流で敵の生命を削り取ります。
(出番がないかも(○´゚ω゚`))
崩折れるフォースウォーンを視界の端に捉えて。
隠密体勢のまま弓を構えるRioは矢羽を筒に収め、ダンマーの女傭兵に治癒を施すべく駆け寄ります。
「フォースウォーン達が貯め込んだ薬品も宝石もアミュレットも私達が有効に使ってあげるわ」
霧立ち昇る絶景を眺めやり、血に濡れた刃に舌を滑らせながらジェナッサは高らかに笑い声を響かせました。
「まだ上があるみたい」
「そのようね」
隠密を保持しつつ左手山道に向かうRioの後に続くダンマーの女傭兵は飛沫を上げる巨大な滝を見上げます。
「もしかするとあれが吟遊詩人の跳躍と呼ばれる場所かしら」
滝の天辺に石造りの台座を認め、物珍しそうに眺めるジェナッサは上方を指差しました。
「そうかもしれない ひとまず行ってみましょう」
逸る心を抑えつつはスロープ気味の山道を抜け、至るところに設置された鳴子を避け、すでに翳りを見せ始める夕闇を切り裂いて。
戦闘開始を告げる一矢を射掛けます。
絶叫を上げ倒れ伏すフォースウォーン。
仲間の突然死に触発される他のフォースウォーンらも侵入者を求め辺りを見回します。
「あそこだ!」
鹿角をあしらった被り物の影が揺らぎ。
「随分視力のいい蛮族どもね」
走り寄るフォースウォーンを迎撃するため、鞘よりシミターを滑らせたダンマーの女傭兵が躍り出ました。
篝火に照らし出されるジェナッサの灰青色の肌はなまめかしく。
舞うように左右のシミターを閃かしてはしなやかに屍の間を闊歩するその姿は美しく。
戦闘中でありながらRioはしばしその場に立ち尽くしてしまいました。
「下の敵は任せるわ」
膝をつく残党を仕留め石段を駆け上がるや、ジェナッサは水路から狙い撃ちを図るフォースウォーンの喉笛を掻き切ります。
見上げるRioの双眸に青白くたなびくオーロラと星々が映し出され。
それらを背景に恍惚とした表情で佇むジェナッサはふと我に返ると、血塗れのシミターを流水に浸しました。

「ここが吟遊詩人の跳躍・・・」
滝が流れ落ちる激しい水音と雲間を割って差し込む星の瞬きを前にRioとジェナッサは二人同時に息を呑みました。
「跳躍すれば手に入れたい何かが掴めるかしら」
「えっ?」
絶景を楽しんでいたダンマーの女傭兵は跳躍台と呼ばれる岩の突端に立ち、本能の赴くままに岩を蹴り落下してゆきます。
「ジェナッサ!」
蒼褪めた表情で滝壺を覗き込むRio。
その眼差しの先で灰青色の肌の女傭兵が浮かび泳ぎだします。
安堵の息をひとつ吐いて。
Rioもまた滝壺に向かい助走するのでした。
「お互い命拾いしたようね」
水際から手を差し伸べられ生還を喜び合うRioとジェナッサなのです。
するとどこから現れたのかリュートを携えた青白い影が忍び寄り語りかけてきました。
「我が名はアザダル 最後の跳躍からかなり経つ 生存者が出たのはもっと前だ」
その形状から生きている者とは思われず。
Rioとジェナッサは押し黙り亡霊の言葉に耳を傾けます。
「自分の運を試す前に吟遊詩人の跳躍のてっぺんからエッダ詩歌集をすべて朗読したことがある」
その結果は見てのとおりだとアザダルを名乗る亡霊は寂しげな笑みを浮かべリュートを爪弾きました。
自ら為し遂げられなかった跳躍に思いを馳せてなのか。
それとも跳躍に成功した冒険家を讃えようと試みたのか。
やわらかな音色は次第に滝の音に掻き消されゆきました。



以上で『オータムウォッチ・タワーのドラゴンを倒す』&『吟遊詩人の跳躍から飛び降りる』終了となります。

ところでストーリー内に出てくる“エッダ詩歌集”なのですが、リフテンの市場付近を徘徊している女性の物乞いの方の詩歌集ではないようです。
SKYRIM LIBRARY(敬称略)でもそのような詩歌集は見当たらず、どうやらこれまでに吟遊詩人達によって寄贈された詩歌を集めた物であり、内容も時のうつろいと共に変わっていくという成長型(゚ー゚*?)の本のようです。

使うほどに成長・強化する武器や防具の類は他のゲームなどで出会ったことがありますが、変化・増量され続ける詩歌集というのは初めてだったりします。
指輪物語のようにエッダ詩歌というタイトルが軸となり派生され語り継がれていくというタイプの詩歌集ということでしょうか。
ともあれ指輪物語にしてもエッダ詩歌集を含むTESにしても長くそして多くの人々に愛され二次創作や解説が次々に現れる作品はやはり尊く偉大なのではないかと個人的には思っております。

次回Skyrimは『ガロルの剣をラッシュに届ける』前編&『待機する悪漢』前編をお送りする予定です。
こちらのクエストは初ということもありワクワクが止まらない小桜なのですが、例によって例のごとくネタバレ・妄想・創作など多々見受けられるかと思います。
「通常運転だね(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)」と諦観気味の皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・呪われた部族(`・ω・´)

リフテンの西南西に位置するラーガシュブール。
そこに住まうオーク一族はとある呪いに悩まされ救い主の訪れを待っていたのでした。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので、苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話や人間関係などは完全な創作ではありませんがほとんどが創作となっております。
ゲーム内の本来の台詞や人間関係などが知りたいとおっしゃる方はお手数ですがゲームをプレイしてお確かめくださいませ。



リフテンの西南西、ダークライトタワーとアバンチンゼルの間にオークの集落ともいえるラーガシュブールはありました。
キーラバからのドラゴン退治依頼を受けたRioは目的地に向かう途中、件の集落付近でオークと巨人の争いに出くわしました。
「たった一体の巨人に被害甚大ってところね」
すでに何人かのオークが犠牲となっているようで巨人の足下には血に塗れた濃緑色の肌の屍が散乱しています。
「助っ人に入りましょう!」
Rioの掛け声を待つまでもなくジェナッサも二振りのシミターを鞘より滑らせ戦いに身を投じました。
シミターが緋閃を描き、大剣が巨人の脳天を割ったところで勝負はつき。
斃れ伏す巨人に唾を吐き、荒い息を整えるオークの女傑ユーゴーが切れ切れの声で駆けつけたRioを引き止めました。
「止まれ! 他所者が・・・ここにいることは許されない すぐに立ち去れ」
すると砦内から走り寄ってきたアタブと名乗る女魔術師のオークが、この者達は我々にとって必要となるかもしれないと小声でユーゴーをたしなめます。
そしてすぐさま非礼を詫びつつRioとジェナッサをラーガシュブール内へと迎えいれました。
「他所者に求めるものなどない! 必要なものはヤマーズが与えてくれる」
片足をひきずり傷だらけの身体を庇いつつも強気な口調を改めるつもりはないユーゴーを見送った後、助け手が必要なのかと立ち尽くすアタブにRioは問いかけました。

ラーガシュブール要塞に足を踏み入れたRioの眼前でユーゴーとアタブの口論が飛び交います。
「今のやり方を続けることはできない 何とかしなければ我々は破滅してしまう」
アタブの呼びかけに、
「私は他所者をラーガシュブールに入れないようヤマーズから任されている 彼の命令に背けとでも言うつもりか!?」
傷口を押さえ痛みをこらえるユーゴーが振り返り、同じ身の上のアタブに食ってかかりました。
そんなことは言っていないと首を横に振り、オークの女魔術師は傷薬を同士の肩と腕、そして脇腹の傷に塗りつけ浸透させるべく擦ります。
ユーゴーには外壁の中の同胞を護るという大切な役目がある。
けれど同じ役目を担う仲間達がこうして次々と巨人の犠牲となり、このままでは早晩お前も死者の仲間入りだ。
アタブは激しい口調で訴えました。
「信じろユーゴー 私は一族のために一番良い方法を選びたいだけだ」
オークの集落には他の種族には見られない厳しくも閉鎖的な掟が存在する。
それは族長の命令は絶対というもので。
ユーゴーもアタブも族長ヤマーズの数多くの妻の一人であり私兵であり僕であり。
悪く言えば妾、奴隷、族長の持ち駒のひとつに過ぎないということでした。
「好きにしろ!」
傷の手当もそこそこにユーゴーはそそくさと持ち場に戻って行きます。
ため息をひとつつき、ユーゴーのきつい物言いを許してほしいとアタブが向き直りました。
「我々は助け手を求めている」
アタブは他所者であるRioに相談を持ちかけます。
「我らの族長であるヤマーズはかつては誇り高い戦士であったが ある呪いを受け弱っている」
一族の現状について語り始めるアタブに、ジェナッサがクスリと嘲笑に似た笑みをもらしました。
「部下達が命がけで砦を守ろうとしているのに武器を振るうどころか指揮を執ることすらできない そんな輩が族長の地位に甘んじているだなんておかしいなことね」
オークの社会制度は見直す必要があるんじゃないかしらと。
ダンマーの女傭兵は辛辣な独白を綴ります。
ギリリと歯軋りするアタブは握り締めた拳を下すと、
「悔しいがあんたの言う通りだ 彼が弱れば一族も弱ってしまう 巨人どもはそれを察して我々の領地に侵入してきたのだ」
悲惨な状況であることを認め、頼めた義理ではないのは承知の上で力を貸してもらえないかと懇願します。
ヤマーズは救いの手を拒んでいるが、見事巨人を叩きのめしたRio達であればこの惨状を切り崩す方法を見つけてくれるかもしれない。
現状を打破することができれば恩にきり、助けが必要なときにはきっと味方となり、戦いにも馳せ参じようと。
真剣な表情の女魔術師はオークの神マラキャスに誓いをたてます。
わかったとうなずくRioにほっとした表情を返し。
アタブは、まず我らの神マラキャスの怒りを鎮め、お告げを聞く必要がある。
そのために必要な供え物としてトロールの脂肪とデイドラの心臓を持ってきてはくれないかと依頼を口にします。
「他所者に頼りたくはないが族長ヤマーズから集落を離れることを禁止されているのだ」
苦々しい面持ちで弁明するアタブに了解の旨を綴るとRioはトロールの脂肪にデイドラの心臓、これら2つの素材の蓄えがあるレイクビュー邸を目指しました。



デイドラクエスト第17弾『呪われた部族』

春と夏を家族と過ごすために解放したレイクビュー邸滞在も2年目ともなれば間取りにも工夫が施され、各々の部屋は娘であるルシアやソフィ、執政のエリクにラッヤ、吟遊詩人のルウェリン・ザ・ナイチンゲールらが過ごしやすいよう改良されてゆきました。
お帰りと笑顔でRioを迎え入れるエリクはぎこちない様子でジェナッサにも声をかけます。
エリクとジェナッサのやりとりを眺めるルシアが切なげな眼差しでエリクを見上げ彼の左腕を引っ張ります。
いち早く地下の倉庫に駆け下りたソフィが落とし戸からひょいと顔を出しました。
「それぞれ1つずつでいいの? ママ?」
錬金素材置き場からトロールの脂肪とデイドラの心臓を取り出して、ソフィはそれらを掲げて見せます。
「ええ ありがとう」
笑顔でうなずくRioは、いつの間にかこの部屋は錬金作業部屋になっていたのねと。
地下倉庫を見回しつぶやきました。
「自然光が入らないから調合には便利なの 何と何を合わせればどんな変化が生じるか色合いに狂いが生じにくくてわかりやすいの 素材置き場としても広いからもってこいなのよ においが籠もっちゃうのが難点だってアンジェリンには言われたけど」
アンジェリンはソリチュードの錬金術店アンジェリンズ・アロマティクスを経営する初老の夫人で、将来の夢が錬金術師というソフィを孫のようにかわいがっていました。
素材の売買と小旅行を兼ね、2週間ほど前にファルクリースとレイクビュー邸を訪れたということです。
「そういえばパパも来たのよ」
「えっ いつ|ω・)?」
ヴィルカスが立ち寄ったというソフィの言葉に反応を見せ、地下から階上へと戻りかけたRioがくるりと踵を返します。
「昨日の午後よ ほんの数時間だけど天気がよかったからパパと二人で魚釣りをしたわ ルシアは夕食の支度にとりかかるエリクの手伝いをするからって魚釣りには参加しなかったけれど」
結局、釣り上げられたのは自分の釣竿にかかったスペードテール一匹だけだったとソフィは屈託のない笑みをこぼします。
遣り残しの仕事を片付けるため、ヴィルカスは翌朝一番でホワイトランへの帰途に就いたということでした。
「すれ違っちゃったのね(´・ω・`)」
「そんなにパパが恋しいのならママもホワイトランに行けばいいのに」
少しだけ大人びた口調でそうひやかす愛娘にやはり少しだけ頬を染めながら。
そうしようかなとRioも素直な気持ちを綴るのでした。

翌朝、必要とされる錬金素材を携えたRioは再びラーガシュブール要塞へと向かいました。
砦の上から見覚えのある二人の姿を認めたアタブが門を開くよう仲間に声をかけます。
それから物見櫓を飛び降りたオークの女魔術師は、
「待っていた 必要な物は見つかったのか」
と。
気ぜわしげに問いかけます。
コクリとうなずくRioが差し出すトロールの脂肪とデイドラの心臓を受け取りつつアタブは満足そうに目を細めました。
「よくやってくれた さあいっしょに来い お前達ももう当事者だ 儀式に参加してくれ」
率先して先導するアタブは櫓上の同士ユーゴーにしばらく持ち場を離れる旨を告げ中央の館に続く道を辿り始めます。
「族長ヤマーズのいる館だ 無礼は謹んでもらうぞ」
短い忠告を入れアタブは扉を開け放ちました。
「救世主を連れてきた ヤマーズ!」
「他所者をここに連れてきたと思ったら今度は何だ」
アタブの声音を遮り、武具に身を固めた一人の男性オークが不愉快そうに立ち上がりました。
マラキャスと交信できるかもしれないと喜び勇んで駆け寄るアタブを睨めつけ。
「マラキャスに助けを求めてどうなる 神は明らかに私を見捨てたというのに」
ヤマーズと呼ばれた男は忌々しそうに吐き捨てました。
何もしなければ呪いから一族を救う道はないと説得するアタブに、渋々同意を示したヤマーズは、
「さっさと終わらせてしまおう」
ぶつぶつ文句を並べたて、面倒臭いと言わんばかりに聞こえよがしなため息をもらしました。

族長の館前の広場にはトロールの脂肪にデイドラの心臓他マラキャスに捧げる貢物が並べられ、神託を今や遅しと待ちわびるオーク達の姿がありました。
どうしてこんなことで悩まなければならないのかとヤマーズは舌打ちを鳴らしているようです。
天に両手を掲げ、偉大なるマラキャスよ、どうか我らの窮地を救ってほしいと唱えるアタブの声が木霊しました。
「情けない弱虫め!」
突如マラキャスの声が辺りを揺るがし、オークらは地に這いつくばります。
弱虫とは明らかに族長ヤマーズに対しての罵倒でした。
苦虫を噛み潰したような表情のヤマーズとは対照的にアタブの表情は輝きを取り戻しつつあるようでした。
「マラキャスが願いを聞き入れて下さった! 我々に声をかけて下さったのだ!」
しかしマラキャスの怒りは収まらず。
「よくも俺様を呼び出せたものだ お前はオークの呼び名に値しない」
弱虫で小物で恥さらしだとヤマーズをなじります。
巨人どもが祠を荒らすのを野放しにしておきながら、自分は館でふんぞり返っている、実にけしからん。
マラキャスの説教が続いたところで、ダンマーの女傭兵はクスリと不謹慎な嘲笑をもらしました。
散々屈辱的な言葉を浴びせかけられたヤマーズも、巨人の親玉の棍棒を捧げ物によこせば呪いを解いてやろうと交換条件を出すマラキャスの命令を受けないわけにはゆかず。
「ヤマーズよ マラキャスはお話下さった 進むべき道ははっきりしたのだ」
アタブにまで発破をかけられ。
オークの族長は歯を食いしばり拳を震わせつつ御意をつぶやきました。
儀式終了の後、ヤマーズに呼び出されたRioはいわれのない八つ当たりに身を置くこととなります。
「これは全部お前の責任だ 巨人と戦う羽目に陥ってしまった だからこれから私を援護するんだ」
傲岸不遜なヤマーズの言い分に呆気にとられ立ち尽くすRioなのです。
ばかばかしいとそっぽを向くジェナッサにも、巨人どもを倒す手伝いをし、件の棍棒を入手するため尽力せよと詰め寄るヤマーズ。
従者と族長。
両者の間に立たされたRioはひとまず同行だけは引き受けようと約束するのでした。

その夜をラーガシュブールの要塞内で過ごしたRioは翌朝、リフテン北西の山際にあるファロウストーン洞窟に赴きました。
洞窟前には腕を組み相変わらず高圧的な態度を見せるヤマーズが鎮座し、Rioとジェナッサ、二人の姿が目に入るや居丈高に口火を切りました。
先導はするが護衛は手を抜くな。
我が力の温存のためお前達は率先して矢面に立ち巨人までの道を切り開け。
命令を下しては肩をいからせファロウストーン洞窟に突入するヤマーズを前に、顔を見合わせ絶句するRioとジェナッサなのです。
洞窟とは思われない広けた大地。
風すらそよぎ高低差が絶景を織り成す眺望に見惚れるジェナッサは、すごい眺めだと立ち止まりました。
「止まるな さっさと行くぞ!」
ひたすら前進するオーク族長の風雅のなさを嘆くダンマーの女傭兵は、この広さでは足音が反響し巨人達を刺激しかねないとRioの耳元で警鐘を鳴らします。
崖下対面の大掛かりな焚き火を無視して進もうとするヤマーズを引き止め。
「巨人が一体いる」
Rioは既に準備してあった矢羽を巨躯に撃ち込みました。
不意討ちが決まり一撃で沈んでゆく巨人を見つめながら。
「その要領ですべての巨人を葬ってくれればいい 私は部族を取り戻せるしお前は我々から手を引くことができる」
悪くない取引だろうとふんぞり返るオーク族長に、赤い眼差しに侮蔑を滲ませるジェナッサです。
行く手を阻む他の巨人らも屠り浅瀬を登って行くと2頭のホラアナグマに出くわしました。
鞘を滑らせたシミターを閃かせ前線に躍り出るジェナッサは瞬く間に野獣を仕留めてゆきます。
「ほほう 脆弱なエルフや人間も少しは役に立つようだな」
足下に転がるクマの死体を蹴り飛ばし、オーク族長は低い嘲笑を響かせました。
「下品な濃緑色の尻を蹴り飛ばしてあげようかしら」
「何か言ったか?」
シミターを鞘に収め毒を吐く従者の口を慌てて塞いで。
Rioは苦笑いを浮かべました。

ファロウストーン洞窟を抜け巨人の森に足を踏み出すとそこは一面雪景色でした。
「広大だわ これは油断ならないわね」
大群で押し寄せられては面倒だと隠密体勢をとるRioとジェナッサを尻目に、
「姑息な 隠れるなど愚かしい」
そのように卑怯な戦法は我ら一族には伝わっておらぬと一笑に付すやヤマーズは駆け出します。
そして突然立ち止まると前方を指差しました。
「あれが巨人の親玉だろう」
寒さの所為なのかそれとも決戦を前に怖気づいているのか。
ヤマーズの声は掠れかすかに震えています。
「疲れている もう何週間もまともに寝ていない 私の代わりにあの巨人を殺してきてくれ」
巨人の親玉を葬ったらハンマーを奪い自分に届けるようヤマーズはRioに事細かに指示を与えてゆきました。
「ちょっと待って 巨人の親玉を倒せとマラキャスに命じられたのはあなたでしょ?」
それがどうしたと嘯くオーク族長を燃える炎を思わせる双眸が睨めつけ、ジェナッサの整った薄い唇が罵倒を浴びせかけます。
「巨人退治は他所者に任せ手柄は独り占め 性根の腐りきった族長もあったものね」
「何とでも言うがいい 他所者の吼え声など一族の誰が聞くものか こうるさいダンマーの売女にどこの馬の骨とも知れぬノルド娘めが 報酬は支払ってやると言っておるではないか!」
さっさと巨人を倒しハンマーを奪って来るのだと。
ドスを利かせた小声でオーク族長は地団駄を踏みます。
一触即発の構えを見せるジェナッサとオークの族長ヤマーズの間に割って入ったRioは、最後の戦いだけは族長自ら行うべきだと諭します。
歯噛みし。
もう結構だと吐き捨てるとヤマーズは片手斧を振りかざしました。
「怠惰で脆弱なダンマーにノルドよ ここで震えて待っているがいい 簡単な仕事だ」
ハンマーを手に入れたら二人をマラキャスのための最初の生贄に捧げてやると悪口雑言の限りを尽くし、オーク族長は巨人の元へ走り去ります。
隠密状態で戦いを見守るRioとジェナッサの視界に、巨人の親玉と彼のハンマーで空中に放り出されるヤマーズの姿が飛び込んできました。
反撃の機会さえ与えられなかったオーク族長は一撃で絶命を遂げ、雪原にその哀れな屍を晒しました。
引き絞った鏃がRioの手から放たれるや巨人の頭目も崩折れ。
同時に聞き覚えのあるオークの神の声が響き渡ります。
「ヤマーズは愚か者だ 責任から逃げようといつもくだらん計画を練っていた」
それは確かにマラキャスの声であり。
お前達はヤマーズと巨人のどちらの面倒も見てくれた、一石二鳥であったと賞賛にも似た評価を与え、シャグロルのハンマーをラーガシュブールに持ち帰るよう促します。
「ラーガシュブールに住まうオークらの呪いは解けると?」
Rioの問いかけに、残った連中はどうにか鍛えてやろうと返答を返すマラキャスでした。

シャグロルのハンマーを手にラーガシュブールの要塞に入場したRioとジェナッサ。
その側に族長ヤマーズの姿が見えないことにわずかな落胆を見せ、けれどもすぐに気を取り直したアタブが語りかけます。
「ヤマーズはマラキャスの与えた試練をこなすことができなかったのだな」
沈黙を守るRioの瞳に肯定を見届けて。
アタブは小さくうなずくと謝辞を綴りました。
「ラーガシュブールはお前がしてくれたことをずっと忘れない お前のおかげでやり直すことができそうだ」
アタブの言葉を胸に。
動向を見守るユーゴーや他のオークらの前に進み出たRioはシャグロルのハンマー、ヴォレンドラングと呼ばれしデイドラの秘宝のひとつを彼らの祭壇に掲げました。



以上でデイドラクエスト第17弾『呪われた部族』終了となります。

『呪われた部族』を持ちまして全デイドラクエスト完了となりました。
安堵したような少し寂しいような複雑な気分であります。
デイドラは確かに悪魔などと呼ばれ特にノルドからは毛嫌いされている神々ですが、実力主義と申しましょうか信者の働きによっては十分に褒美をとらせたり力を与えたりするという公正といえば公正な側面も伺えます。
とはいえ用無しとみれば即切り捨てるという残酷な面も浮き彫りとされているため、死後まで仕えたいかと問われれば個人的には「No Thank you」なのですが。
とにもかくにも無事17話すべて終わらせることができて一安心な小桜であります。

オークの女性役の方も男性役の方も共にやや低音のすてきな声で『呪われた部族』では存分に堪能させていただきました。
マラキャスのご神託を受けるというシーンでなんと崇拝されしドラゴンが飛来し乱戦勃発となったのには驚きましたが戦死者もなくほっと一安心でした。
ストーリーに影響を及ぼすものではなかったためこのシーンはカットしてあります。
とはいえオークのオゴルから、
「まるで古代神話に出てくるドラゴンボーンだ」
などと感動され、ちょっと誇らしげなうちのドラポンでした(〃▽〃)♪

ファロウストーン洞窟は段差がかなりひどく、フォロワーがついて来られなくなったり、帰りにどこからよじ登ろうかと思案させられたりと攻略よりも行程に悩むクエストとなりました。
途中ではぐれてしまったのかついて来ない今回のフォロワーであるジェナッサを迎えに行き、戻ってみると別れた場所でじっと待っているヤマーズ族長を発見しました。
「独りにしないで 怖いじゃないの(´;ω;`)」
というヤマーズの心の声が聞こえたとか聞こえないとか。
想像するとちょっとかわいいと思ってしまいます。

「パパが釣りに連れていってくれるって 私が手伝えば今度はきっと何か釣れるわ!」
上記はレイクビュー邸を訪れたときに聞かされたソフィのセリフですが、今度はきっと何か釣れる・・・ということは前にも釣りトライして釣れなかったということですよね|ω・) ヴィルカス ツリ ヘタッピナノカナ???
親子のふれあいを少しだけほのめかしてくれるセリフまで用意されている点に感激です(〃▽〃)♪

次回Skyrimは『オータムウォッチ・タワーのドラゴンを倒す』&『吟遊詩人の跳躍から飛び降りる』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作など含まれると思いますが、すっかりこのパターンに慣れ切ってしまった皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・ドラヴィンの弓を回収する&アンガルブンデで力の源を見つける&アンガルブンデの宝を発見するΣ(・ω・´)

この古代の聖堂の噂はごくわずかであった。
「素晴らしい秘宝は立派な冒険家を待ち望んでいる」と数々の見せかけだけの恋と大ジョッキでハチミツ酒を楽しんだ後、年老いた愚か者は言った。
この男は厄介者かもしれないが、その言葉は私の研究とほぼ一致する。
遺跡に進む私の掘削を手伝わせるため、明日採掘員を雇う。
翌月の今頃には、もう富を手にしているだろう!

メドレシ・ドランのメモより抜粋



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので、苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話にはゲーム内で実際に使用されている会話も含まれますが、創作も多々含まれております。
ゲーム内の台詞だけ知りたいとおっしゃる方は直接ゲームをプレイしてご自身でお確かめくださいませ。
またカラー外部分のほとんどは創作となっております。
「創作ダメ絶対(´・ω・`)」とおっしゃる方は飛ばし読みしていただけますなら幸です。


『ドラヴィンの弓を回収する』

初夏の風が木々を揺らすリフテン北西のあぜ道を、錬金術に使用する花や蝶を求めさすらうRioはメリーフェアと呼ばれる農場に辿り着きました。
「この辺は危険だ 持ってる物を根こそぎ盗もうとする盗賊がいるからな」
小麦に鶏卵、ウリにキャベツ等の収穫の手を止め、額の汗を拭う農場の主ドラヴィン・リラニスがぶつぶつつぶやきをもらします。
「あら それは穏やかじゃないわね」
Rioに後続するジェナッサも同族であるダンマーの農場主に相槌を入れます。
「まさかとは思うがお前達も盗人の一味じゃないだろうな 家から何か盗もうと考えているなら命はないと思え」
盗賊から以前よほど手痛い目に遭わされたのか。
ドラヴィンのダンマー特有の赤い双眸は猜疑にかられているようです。
「私達は盗人じゃないわ キャンバスを血の赤で染め上げる芸術家 世間では傭兵なんて無粋な呼び方をする者もいるわね」
「傭兵か とにかくここで騒ぎを起こさないでくれ」
ジェナッサの腰のシミターへちらりと目を奔らせるとダンマーの農場主は不愉快気に鼻を鳴らしました。
再び農作業にいそしみ始めるドラヴィンはRioの携え持つ荷から飛び出した見覚えのある弓弭を見咎めて。
突如大声を上げます。
「おいっ! その弓をどこで手に入れた!?」
きょとんとした表情でこの弓がどうかしたのかとRioは問い返します。
「どうしたもこうしたも」
1年ほど前、リフテンから来た盗賊どもに押し入られ盗まれた弓で、衛兵らにも協力を仰ぎ探していたのだが一向に見つかる気配もなく。
「唯一他の者にも誇れる家宝だったのだ」
ドラヴィンは思いもかけない家宝との再会に手にした農作物を取りこぼし棒立ちとなりました。
盗賊どもは弓をラットウェイに持ち込んだのではないか。
「そうであれば もはや永遠にその手に戻ることはないと思った方がよいなどと衛兵らに諭されていたのだが」
まさか今日ここで再び思い出のたっぷり詰まった弓を拝めるとは。
小刻みに震えの奔る手をメリーフェア農場の主はRioの荷から覗く弓弭へと差し伸べます。
「お前らが弓を盗んで・・・いや すまない そんなはずあるわけないな 第一盗んだ張本人らが白昼堂々ここを訪れるわけがない」
ドラヴィンは自らの短絡的な推察を恥じてみせ、それからどこでこの弓を手にいれたのか、ぜひこいつを譲ってくれないか、礼はするからと身を乗り出しました。
実はどこで手に入れたのかすっかり忘れ、持ち主探しついでに荷に余裕のあるときは携帯していたのだと。
Rioもバツが悪そうに荷物からドラヴィンの弓を取り出しました。
「とにかく持ち主が見つかってよかったわ(〃▽〃)」
屈託のない笑顔で失せ物を差し出すRio。
その手からひったくるように弓を取り上げるやドラヴィンは震え声で感謝を綴りました。
「どうやって取り返してくれたのか正直気にはなるが この際そんなことはどうだっていい 手元に戻ってきただけでうれしいよ」
今できる限りの謝礼だとガーネット・ルビー・ダイヤモンドなどの詰まった小箱を家から持ち出し、メリーフェア農場の主はRioの手に握らせました。
「友よ アズラの知恵と共にあらん事を」
家宝の弓を抱き大きく手を振るドラヴィンに別れを告げて。
Rioとジェナッサは一路西部山脈にあるというアンガルブンデを目指します。



『アンガルブンデで力の源を見つける』

「それで次に向かっているのはアンガルブンデって場所のようだけど なぜそこに?」
分け前としてRioから手渡された宝石を陽光に透かすジェナッサが問いかけます。
「つい先日 こんな手紙を受け取ったのよ(*・ω・)つ□」
「ふうん 友よりって・・・あなた闇の一党なんかに所属しているくせに友達多いのね」
「シーッヾ(・ω・`;)ノ」
山道とはいえ耳をそばだてている連中がいないとも限りません。
慌ててRioは辺りを見回しました。
あなたが闇の一党のメンバーだとエリクが知ったらどんな顔をするのかしらと。
からかい口調のダンマーの女傭兵の言葉に、エリクに知られるのは構わないとRioも切り返します。
「ふうん 素性を知られたところであなたに対する彼の気持ちは揺るがない そう思ってるんだ 随分自信があるのね」
そんなことはない、軽蔑されるかもしれない、けれど嘘をつくつもりもないと前方を見据えるRioは歩く速度を上げ道なき道を進みます。
しばしの沈黙を経て、ジェナッサは再度質問を投げかけました。
「あなたの家族はあなたが闇の一党の一員であることを承知しているの?」
「子供達は知らないわ 報せるつもりもないし ううんソフィやルシアには知られたくない」
唇をかみしめてうつむき加減になるRioの隣に並び、ジェナッサは独り言のようにつぶやきます。
「ヴィルカスはあなたの裏の顔がわかっている そして黙認している」
そうだとRioはうなずきました。
すると、天下に名だたる同胞団の幹部らしきあの男がよくも闇の一党に所属する妻など娶ったものねと。
ジェナッサは呆れ口調で囃し立てました。
一時遠い目をしたRioは、ヴィルカスが心から容認してくれているとは思わないと素直な気持ちを紡ぎます。
きっと今でも闇の一党との忌まわしい繋がりを断ち切れるものなら断ち切るよう願っているに違いない。
それから肩をすくめて。
小さなため息をつくとRioはアンガルブンデ遺跡の入り口に向かい駆け出しました。

遺跡入り口にはいくつものベッドロールが散乱すると共に囲炉裏が組まれ、樽にテーブル、簡易の椅子などが放り出されています。
テーブルの上にはウォーヒン・ジャース著の“火中で舞う”の7巻そしてメドレシ・ドランなる人物の書き散らしたメモがあり、紙片を取り上げるとRioはすばやく目を通しました。
「ノルドの古代遺跡ね 危険な香りもするけれどそれ以上に莫大な富の眠る予感がする もちろん道中は血の饗宴よ 生者が相手をしてくれるならばの話だけど」
従士が読み終わったメモを受け取り、文面に目を奔らせるダンマーの女傭兵は期待を胸に艶やかな笑みを湛えました。



『アンガルブンデの宝を発見する』

遺跡と呼ぶにはみすぼらしい荒れ果てた坑内を進んで行くと何やら声が響いてきます。
「弱虫よ 一人残らず 厄介な兆しが見えただけで逃げ出すとは」
隠密を解き歩を進めるRioの前方に、黒髪を結いダークグリーンのロングドレスをまとったダンマーの女性の後姿が見えてきました。
富と財産にあと少しで手が届くのに死を怖がるなんて馬鹿げている。
そう思わないかと赤く耀く双眸に信念の火を灯し、メドレシ・ドランを名乗る女性は振り返りました。
「表のキャンプ地にあったのはあなたのメモだったのね(*・ω・)つ□」
「ええそうよ でも早速暗礁に乗り上げた気分だわ とてつもない財宝を目の前にしながら危険がチラついただけで臆病風に吹かれた部下達が逃げ出してしまったのですもの」
情けないと言わんばかりに行く手を睨みつけるメドレシに、逃げ出した発掘人の代わりを努めようかと申し出るRioなのです。
それは願ってもないことだし宝が見つかれば山分けすると誓いを立て、二つ返事で申し出を快諾し、ダンマーの女探検家はどのみち先にある部屋の生き物どもを討伐しなければ宝は手に入らないと説明を加えます。
「伝説によればこの墓にある宝は発見した者に偉大な力を授けると聞くわ」
それ以外はほとんどわかっていない謎なのだと補足し、女探検家はRioの後方に付き従うジェナッサへと視線を奔らせました。
メドレシの意味深な眼差しに気づいたジェナッサは、私の顔に何かついているのかと同族を見返します。
「ノルドとダンマーなんて珍しい組み合わせだと思って」
レッドマウンテンの噴火以降、多数のダンマーがスカイリムへの移住を果たしているのだから、さほど不思議な組み合わせでもないでしょうと返すダンマーの女傭兵に、それもそうねとメドレシも愛想笑いを浮かべました。
「私の知力とあなた方の腕力で宝はすぐに私の・・・いえ私達の物になるでしょう まずは怪物だらけの中央の間を一掃して来てもらえないかしら」
早口でまくしたてるメドレシは一向に動き出す気配も無く。
終わるまでここで次の計画を練っているからと大袈裟に考え込む風を装い始めました。

いいようにこき使われてるみたいだと不満をもらすジェナッサに苦笑いを返し、隠密体勢を整えるRioは黙々と先行して行きます。
今回もキャンバスを赤く染め上げてもらうことは無理そうだと小声で囁くや、前方に蠢くドラウグル・デス・ロードにRioは弓による強襲を喰らわせました。
一の矢だけでは殲滅叶わず。
続けさまに二の矢を番えます。
ステルス状態を保つジェナッサもゴールドール・ブラックボウを構え万が一に備えます。
第二の矢を受け1体目のデス・ロードは斃れたものの、すかさず2体目のデス・ロードが侵入者の討伐に加勢してきました。
増援は予測していたと。
引き絞る第三の矢をRioは射放ちます。
「もう一撃」
思わずもれるジェナッサの囁きに同意するかのごとく四の矢を迫るデス・ロードに叩き込んでゆきます。
カラカラと音をたて沈むドラウグル・デス・ロードから視線を外すと、すばやくRioは辺りを見渡しました。
残党はいないか。
不審な気配は感じられないか。
それは数々の戦いで培った癖、生き残るための術でした。
見通しの悪い瓦解したホールの先に更にドラウグルを認め溜めた矢を放ちます。
瓦礫に邪魔されターゲットを見失ったRioは息をひそめ唇をかみしめながらも再度、矢羽を弦に番えました。
物音に反応し警戒に当たるドラウグル・スカージの頭部を捕らえ弾き飛ばし、石柱の砕け散るホールの探索を開始します。
正面の鉄柵を解除する方法は見当たらず。
右手階段上の扉の先を突破するためには特別な鍵が必要なようで。
入り口から鍵のかかった扉を見上げるRioは小さなため息をつきました。
「癪に障るけど 一度戻ってメドレシに指示を仰いだほうがいいんじゃないかしら」
途方に暮れるRioの背後でジェナッサがそう進言しました。
諦めて後退しようとして。
Rioは中二階壁面に沿って備え付けられた回廊を見渡しました。
(上にも鉄格子に閉ざされた部屋があるみたい。それから左右の突き当たりの覗き穴からは扉らしき設えも見える)
「これは一筋縄ではいかなさそうね」
薄明かりの中で瓦礫に埋もれるホールにひそむ謎を解くべく、その足がかりを求め、Rioはメドレシの許に取って返します。

「ドラウグルは全員倒しましたか?」
約束していた場所に戻るまでもなく。
メドレシ・ドランはすでにホール付近まで散策の足を伸ばしていました。
少なくとも前方のホール内の掃除は終わったと告げるRioに、いやに時間がかかったわねと言いたげにメドレシは眉をひそめ、
「時間がありません ついてきて!」
次なる指示を与えます。
まず入り口からホールをまっすぐに横断したメドレシは対面鉄柵を眺め、この扉を隔てた先に宝があるはずと断言します。
しかし鉄格子の周囲に鎖やレバーなどの類は見当たらず。
ノルドの遺跡によく使用される物語の間や絵合わせめいた仕掛けも見受けられません。
「鉄柵を解除する方法がわからない」
Rioとメドレシは二人同時にしかも同様の見解に辿り着いたところで、顔を見合わせ互いに苦笑を交わしました。
「困ったわね では一体この鍵はどこで使えばいいのかしら」
取り出した鍵を眼前に掲げるメドレシに。
ちょっとその鍵を貸してほしいとRioが身を乗り出します。
「廃墟のいずれかの扉を作動させれば道は開けるはずなんだけど 何か心当たりがあるようなら試してみて」
差し出されたRioの掌に鍵を置き、高みの見物とばかりメドレシは腕を組んだままホール中央に佇みました。
先刻調査したホール入り口から見て右手の階段上の扉の鍵穴に手にした鍵がぴったり嵌まるのを確かめて。
Rioは封印された扉を押し開きました。
「何が潜んでいるかわかったもんじゃないわ 可能なら忍び慎重に道を選んで行きましょう」
音も無く、けれど忠実に影のように付き従うダンマーの女傭兵の助言に、Rioもコクリとうなずいてみせます。
下り階段途中の壷から金目のものを漁り、更に進んで行くと、細い通路の途中でかわすことのできない加圧式トラップに出くわしました。
(トラップが配されているってことは、すぐ先に厄介な輩が待ち伏せしているってことよね(`・ω・´;))
Rioの予感は的中したようで。
加圧式トラップを曲がった通路向こうに敵の気配が漂います。
徘徊するドラウグル・ワイトを遠隔武器一撃で仕留め、トラップの存在に警鐘を鳴らしつつ羽の歩みで前進を続けます。
その背後からジェナッサの悲鳴が上がりました。
振り子の斧で負傷を負ったダンマーの女傭兵に駆け寄るや、Rioは血に濡れる灰青色の四肢を治癒の光で包み込みました。
「せっかく左手が治ったと思ったらまた負傷 あなたと冒険していると身体がいくつあっても足りないようね」
「じゃあメドレシのようにホールで待機していてもらったほうがいいかしら|ω・)?」
冗談とも本気ともとれる従士の言葉に反応して。
ジェナッサはゆっくり首を横に振りました。
「スリルのない場所に留まるなんてまっぴらよ 臨場感のある芸術は戦地に赴くことでしか完成しない」
そんなことを言っていると、いつかジェナッサ自身が芸術作品になっちゃうかもしれないと、今度ははっきりブラックジョークとわかる口調でRioは切り返します。
すると赤い双眸を爛々と耀かせ。
「自分自身が最高の芸術品の一部となり魂の終焉を迎えられるなら本望だわ」
ジェナッサは本心からそう思うと言わんばかりに嫣然と微笑みました。
通路先に施された加圧式トラップを足早に通り抜けたRioとジェナッサは手分けして宝飾品や宝石の確保にかかります。
「右には鍵のない扉があるわ でも行き止まりみたい」
4つの壷から宝石やゴールドを次々に回収するジェナッサが注意を促します。
(左右の鉄柵を解除する方法は見当たらない。正面通路の先はどこにつながっているのか容易に判断はつかない)
「とりあえず中央通路を進んでみましょうか(*・ω・)つ」
石のテーブル上に置かれた書物“人類の誕生以前”と埋葬壷や宝箱から宝石や薬を失敬して、Rioは蛇行気味の細い通路を辿りました。
カーブ先でうろつくドラウグル・デス・ロードに不意討ちの一矢を叩き込み、瀕死のまま右往左往する敵に引導を渡します。
(もう一体いる)
ステルス状態を保ち、すかさず前進を果たしたRioは煌々と照らし出される灯火の下、もう一体のドラウグル・デス・ロードを視界に捕捉し、弓による追撃を仕掛けました。
そのあまりの早業に、
「私は何のためにここにいるのかしら」
と。
少々厭味の篭った苦情を投げかけるジェナッサなのです。
「乱闘になったときは助けて(〃▽〃;)」
振り返りざま上目遣いにそうねだるドラゴンボーンを見据えて。
こういうところは憎めないんだけど。
ダンマーの芸術家は目を細めます。
ふと脳裏に浮かんだエリクがそうだろうと笑顔でうなずく様を想像して。
ジェナッサはふんと哀しいため息をつきました。
上階に続く細い石の通路を渡り、罠とも思しき台座に置かれた薬品に手を伸ばします。
案の定、台座上の保冷薬は迂闊に近寄る侵入者をおびき出すために仕掛けられたトラップだったようで。
天井から飛び出す幾本もの鋭い切っ先が台座正面を穿ちました。
「上手い具合に避けたわね」
「危険察知能力はかなり上がってきた思うの(`・ω・´) エッヘン」
念動力さえ唱えることができれば、もっと安全に獲物を捕縛できるのにとつぶやくダンマーの女傭兵の言葉に、その通りだと賛同を示すRioなのです。
階下に飛び降り、進行方向に向き直ったところでひたひたと足音が近づいてきます。
(近過ぎる!)
足音から逃れる前に発見されてしまうだろうと判断したRioは無意識の内に番えた鏃を気配のする方向に定めます。
直後現れたドラウグル・スカージが侵入者を認めた瞬間、その頭蓋は放たれる鏃を受けて吹き飛ばされました。
「本当にあなたってサービス精神のない従士だわ」
どうあっても私に芸術品を創らせないつもりなのかと詰め寄るダンマーの女傭兵の機先を制し、早くメドレシを迎えにいってあげなくちゃと駆け出すRioなのでした。
突き当たりにレバーを認め、作動させるやすべての鉄柵が解放される音が鳴り響きました。
「これで更に探索が捗りそうね」
通過途中の埋葬壷や宝箱から回収を終えた二人は、撞木式トラップを凌ぎ、2体のドラウグルを屠り、メドレシの待つホールへと急ぎます。

見覚えのない開けたホールに一歩を踏み出したRioは上方をうろつくドラウグルに目を奪われました。
欄干に阻まれ2度に渡る矢が不発に終わり。
次こそは仕留めてみせると無意識の内に一歩また一歩と広間へと踏み出して行きます。
しかし下層域からは2体のドラウグルが侵入者の影を捉え忍び寄っていました。
あわやドラウグル・デス・ロードから強打を浴びせかけられるというところで。
ようやくRioは己に迫る危険を察知しました。
「下がって!」
従士を後方へ弾き飛ばしたジェナッサが身を呈しホールへと躍り出ます。
ゴールドール・ブラックボウからシミターに持ち替え、デス・ロードの硬い体躯を刻むジェナッサ。
彼女を傷つけることのないよう細い通路の間隙を縫い矢を射放つRioなのです。
2体のデス・ロードの集中攻撃を受け、ジェナッサの体力はみるみる削ぎ取られてゆきます。
(このままではジェナッサが先にやられてしまう!)
不意討ちのタイミングを逃したこともかなりの痛手ではありました。
焦りを隠せないRioの耳に膝をつきかけたジェナッサの悲鳴がつんざきます。
一度は解いた隠密を再び試みたRioがサイレントロールでデス・ロードとジェナッサの中に割って入り、遠方から矢を射かけるデス・ロード目がけ渾身の一矢を撃ち込みます。
すでに一度、矢を射掛けられていたデス・ロードは音も無く崩れ去り、残るもう一体のデス・ロードとの一騎打ちへともつれ込みます。
滴る血に滑る二振りのシミターを辛うじて持ち上げ、構えの体勢をとろうとするダンマーの女傭兵。
その眼前でグレートソードの斬戟を浴びデス・ロードが沈んでゆきます。
大きく肩で息をするジェナッサの肢体が揺らぎ。
慌ててダンマーの女傭兵に寄り添うRioが回復魔法を唱えます。
「・・・のに」
ジェナッサの発する掠れた台詞が、私の獲物だったのにという苦情であったことに脱力するRioなのです。
篝火の焚かれる二階通路を抜け、更に上方に向かう途中で壷を漁り、斃れ伏すドラウグルらの身ぐるみを剥いで。
二人はかかえきれないほどの戦利品を互いの荷物に選り分け、黙々と探索を続けます。
突き当たりにもうひとつのレバーを見つけたRioは傍らに立つ灰青色の肌の従者と顔を見合わせるやうなずき、力強く取っ手を引きました。

鉄格子の解放された先は大方の予想通り最初のホールということで。
協力者の帰りを今や遅しと待ち構えるメドレシ・ドランの許へ急ぎます。
ところが傷だらけで帰還を果たしたRioとジェナッサを労うどころか、
「まだ奥の鉄格子が開かない」
メドレシは苛々した様子で足を踏み鳴らします。
さっさと解除してきてと冷たく言い放ち、今度は入り口から見て左の扉が怪しいと二人を追い立てます。
それから私は疲れたからとホール端の遺跡跡に腰掛けてしまいました。
「行きましょう」
呆れた様子でわがままな同族に背を向けるジェナッサがRioの腕を取り先行します。
「ダンマーが皆メドレシのように怠惰で身勝手だとは思わないでほしい」
そう吐き捨てる従者の灰青色の艶かしい顎筋と整った横顔を見つめ。
もちろんわかっているとかすかな笑顔でRioもうなずくのでした。

左側の扉の先には曲がりくねる細い通路が続き、その先には階下まで届いていない寂れた螺旋階段がありました。
ヒタヒタと近づきつつある足音の主、ドラウグル・スカージを一撃で仕留めると、そのままRioは階下に飛び降りました。
横たわるスカージから金目のものを回収し更に奥を目指します。
ドラウグル・デス・ロードを二撃で屠り、トラップ・トリガーを外し、宝箱の中身を取り上げたところでジェナッサがいないことに気づきました。
(どうしよう。上に登る梯子も階段もなかったわよねヾ(・ω・`;)ノ)
慌てて螺旋階段まで戻り頭上を見上げるRioの瞳に従者の姿はなく。
無鉄砲な従士に見切りをつけ、ジェナッサもホールで待つことにしたのかもしれない。
ひとしきり天井を仰いだRioはひとつ小さなため息をつき。
この先の行程をひとりでやり遂げるべく拳を握ると隠密体勢のままそろそろと歩き出しました。
徘徊するスカージとウォーカーを倒し、続いてデス・ロードにハルキングを仕留めます。
宝石を手に入れようが高価な黒檀の武器や防具を手にしようが共に喜びを分かち合う仲間が側にいないことがこれほど寂しいものだとは。
ここ最近感じたことのない孤独に苛まれRioは肩を落としました。
そうこうする内に重量オーバーとなり荷が肩に腰に重くのしかかってきます。
「そうだ! ドレモラ商人を呼び出してみよう(○´゚ω゚`)」
思いついた名案を口にするRioは早速アポクリファで手に入れたブラックマーケットの効果を試してみました。
すると、私のほしいものをたくさん持っているようだなと腕組みし、赤い塗料で化粧を施した風情のドレモラが目の前に現れました。
すぐに黒檀の戦鎚やら斧やらを売りに出すRioなのです。
ところがドレモラといえどタムリエルの通貨はそれほど持ち合わせていないのか、所持金は乏しいようで。
ほんのわずかな戦利品を売り払うに留まり、それでは必要なものを買い取りしてみようと交渉を始めたところでタイムアップ。
オブリビオンを棲家とする商人は帰還を遂げてしまいました。
「何さ ドレモラのけちん坊 もう少しいてくれたっていいじゃない(´;ω;`)」
ふくれっ面で辺りを見回し、Rioはひとりぽっちであることを確かめてしょんぼりとうなだれました。
それからはできる限り多くの重量を伴わない戦利品に絞って回収し、ドレモラ商人が召喚可能になるやすぐに呼び出し、売買ついでに話し相手をさせるという奇妙な交渉が続きます。
前方をうろつき回るドラウグル・デス・ロードを仕留め進んで行くと、その向こうに2体のデス・ロードの姿を捉えました。
(2体も・・・その上武器は弓のようね)
1体ずつおびきだすつもりで不意討ちを狙っては後退するを繰り返すRioは階段付近で石段を踏み外し落下してしまいます。
隠密は解けなかったものの、かなりのダメージを喰らい目は霞み意識が途切れ、足がガクガクと震え始めました。
(アポクリファだって独りで踏破できたじゃない)
待っていてくれる者がいれば過酷な試練も乗り越えることができる。
たとえ無理だとわかっていても助けに行くからと声をかけてくれる仲間がいれば、その声を瞳を心を胸に前進することができる。
救わなければならない世界があるならどれほど打ちのめされても立ち上がり挑んで往ける。
でも今は誰もいない。
ジェナッサにも見捨てられてしまった・・・
涙が滲み霞む視界の先を睨みつけ、Rioは番えた鏃を解き放ちました。
なんとか戦闘を終え2体のデス・ロードを葬り去ったRioはよろめきながら地に膝をつき、再びドレモラ商人を召喚します。
するとまたかと言いたげな表情でオブリビオンに棲まう商人が姿を現しました。
「早すぎないか? よっぽど取引に飢えてるんだな」
皮肉を綴るドレモラを見上げ何を買うでも売るでもなくRioはぽろぽろと涙をこぼしました。

涙を流して少し落ち着いたのか。
自らの身体に回復呪文を唱え立ち上がるとRioはステルス状態で歩を移し始めました。
行く手を阻む2体のドラウグル・デス・ロードをいなし、棺に横たわるドラウグルに拾った黒檀の斧で楔を打ち、軽い戦利品だけを吟味し、ひらすら前進を続けます。
閉ざされた扉を開け放つと覗き窓から見覚えのある風景が飛び込んできました。
(ここはメドレシ・ドランと待ち合わせたホール|ω・)!)
すると突如その覗き穴から、こちらもやはり見覚えのある女傭兵の赤く険しい眼差しが注がれます。
「どこに行ってたのよ! あなたが螺旋階段から足を踏み外して落っこちるなんて想定外だわ!」
「えっ? だってジェナッサは独りで戻っちゃったのかと・・・(´・ω・`;)」
「たった10分すら待つこともできないの!? 帰る手立てのない穴に二人いっしょに飛び下りて心中なんてまっぴら御免よ だから縄梯子だけでもくくりつけようと画策していたのに」
とにかく無事でよかった、そこから出られそうなのかと本気で心配しているに違いない従者に大きくうなずいて。
Rioは突き当たり壁際のレバーを手前に引き戻しました。
ガタンと大きな音をたて、Rioとメドレシ・ドランの行く手を阻む鉄格子が同時に解放されてゆきます。
「ついに宝が手に入る 誰にも渡すものですか すべて私のものよ!」
そう高らかに宣言し、メドレシが先陣を切って駆け出します。
慌てて後を追おうとしてふらつくRioを抱きとめて。
「まずは傷を癒しましょう」
行動するのはそれからでも遅くはないとジェナッサが助言を与えました。
その通りだとうなずき裂傷に捻挫と痛みの激しい箇所を中心に治癒の光を施すRioと従士を支えるジェナッサ。
次の瞬間ふたりの耳に断末魔のごとく恐ろしい悲鳴が鳴り響きました。
「今の声はメドレシ!?」
互いに顔を見合わせるやRioとジェナッサは弾かれたように走り出します。
螺旋階段を下りると最奥からワードウォールの気流が流れてきました。
ステルスのままワードウォールに近づくと“動物の忠誠・集団=Tah”の力が身体を満たしてゆきます。
ワードウォールのある部屋には宝箱がひとつ置かれているだけで敵の姿も抜け道の類や扉も見受けられません。
(ではメドレシは一体どこに?)
辺りの散策を終え階上に戻ったRioを引き止め、ジェナッサが螺旋階段の天井を指差しました。
遥か頭上の天蓋にはどす黒く彩られた数々のトゲが設置され、その一部から鮮血が滴っています。
せり上がった螺旋階段の天辺からは血塗れのダークグリーンのドレスと黒髪がたなびき。
惨たらしくも鮮烈な光景に思わずRioは顔を背けました。
「浅ましさの代償が命とは高くついたものね 足りない知恵を度胸なんかでごまかすからこんな目に遭うのよ」
同族が綴る皮肉も最早死者の耳には届かず。
メファーラの織り成す運命の糸に操られメドレシ・ドランは最期の舞踏を踊り終えたのでした。



以上で『ドラヴィンの弓を回収する』&『アンガルブンデで力の源を見つける』&『アンガルブンデの宝を発見する』終幕となります。

ちなみにアンガルブンデに赴いたのは今回が初めてでした。
メドレシ・ドランの顛末があまりといえばあまりなので呆気にとられ合掌するしかありませんでした。
自業自得とはいえお気の毒です。
こういう本音駄々漏れで自分の気持ちに正直なキャラクターは個人的には嫌いではないのですが、TESでは長生きできないようですね(-ω-;)

次回Skyrimはデイドラクエスト第17弾にして最終話となる『呪われた部族』をお送りいたします。
相変わらずネタバレ・妄想・創作など含まれると思いますが、生温かく(゚ー゚*?)見守ってくださる来訪者さまのお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・ウィランドリアの魂石を回収する&ウィランドリアのインゴットを回収する&ウィランドリアのスプーンを回収する(*・ω・)つ

リフテンのミストヴェイル砦に住まう宮廷魔術師ウィランドリア。
奇人なのか天才なのか。
判別のつきかねる不思議な魅力を持つ彼女のために忘れ物回収の旅に向かうRioなのです。



本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話はほとんどが創作となっております。
ゲーム内の台詞のみ知りたいとおっしゃる方は直接ゲームをプレイしてご自身でお確かめくださいませ。



ノースウィンド山頂でのドラゴン退治を終えリフテンに戻って数日後、今の仕事にひと段落ついたら立ち寄ってもらえないかとリフテンの宮廷魔術師ウィランドリアから声をかけられていたことを思い出したRioはミストヴェイル砦に向かいます。
ところがいざウィランドリアに面会を申し出ると、
「約束していたかしら?」
ボズマーの女宮廷魔術師はつい先日会ったばかりのRioとの約束事などすっかり忘れてしまっているようです。
請け負っている仕事の片がついたら連絡がほしいと言っていたから訪ねてみたけれど聞き間違いだったのかと。
立ち去りかけるRioの背後でウィランドリアは素っ頓狂な声を上げます。
「ちょっと待って 思い出したわ! 夢中になっている研究があってすっかり失念してしまっていたわ」
そして脱線ついでにウィランドリアは今自身が担っている研究について滔々と語り始めました。
「私の実験とは魔法の概念と試薬を使って永久調和エネルギー場を保てるようにすることなの」
難しそうだとRioが素直な感想を述べるや、理解する必要などない、まったく無意味な実験だからうまくいくわけがないなどと。
研究を行っているはずの当の本人の口からとんでもない発言が飛び出します。
「じゃあ なぜそんな研究を続けているの(○´゚ω゚`)?」
目を白黒させるRioに、そうじゃなくて逆の事をしなきゃならないのだと一層ちんぷんかんぷんな訂正を入れるウィランドリアなのです。
「つまり調和エネルギーを試薬に取り込み適切な呪文といっしょに利用するってこと」
「それは単独では意味を為さないってことなのかしら(゚ー゚*?)」
単独では意味を為さないと言われ思い至ったとでもいうように。
ボズマーの女宮廷魔術師はうろたえ大声を上げます。
「私ったら何を考えていたのかしら この方法は絶対にうまくいかないわ」
継いで、どうして先に教えてくれなかったのかと。
話はRioへの責任転嫁へと移行してゆきます。
「ちょ・・・えヾ(・ω・`;)ノ? ドウナッテルノ?」
救いを求め後方に佇むジェナッサを振り返るRioに、ダンマーの女傭兵はお手上げという風情で肩をすくめて見せます。
問い詰められ窮地に立たされつつある従士の代わりにジェナッサは突飛なアイディアを提供しました。
「それなら試薬じゃなくてはさみ尺を使ってみたら?」
「はさみ尺? それはないわ 大昔だったらタムリエルのどの家庭にも置いてあったでしょうけれど最近は見かけないもの」
頭を左右に振るボズマーの女宮廷魔術師はその直後、不意にひらめいたと、左掌に握った右手を打ち付けました。
「でも待って おかげですばらしい考えを思いついたわ はさみ尺がものをつかむのと同じ要領で魂サイフォンは魔法場をつかめるわ」
相変わらずウィランドリアが何を言っているのか一向に理解できないRioは困ったという表情を押し隠し愛想笑いを浮かべます。
そんなRioのとまどいなどおかまいなしに。
相変わらずマイペースな女宮廷魔術師は突如ジェナッサに向き直るとダンマーの芸術家を褒め称えました。
「ええと・・・ああジェナッサって言うのね ジェナッサ あなた天才ね! それでもちろん完全な次元崩壊を防ぐ方法も考えついているんでしょう?」
今度はジェナッサが絶句する番でした。
次元崩壊とは一体全体何のことなのか。
胡散臭いものを見るような目つきで。
半開きの瞼から覗く赤い双眸をしばたたかせるジェナッサなのです。
慌てたRioが助け舟を出すべく更に奇想天外な迷案を講じます。
「魂を掴む瞬間 周囲へ飛散させなければいいのなら 魂石を呑み込んじゃうとか(〃▽〃;)」
すると呆れ顔のボズマーの女宮廷魔術師はRioに詰め寄りました。
「あなた正気なの? 魂石を呑み込むって?」
うなずいていいものか、ごめんなさいと前言撤回したほうがいいのか。
動揺するRioの両肩を両手で鷲掴むウィランドリアが突如賞賛の叫び声を上げました。
「すばらしい! これほど見事で意外な解決法を聞いたのは本当にひさしぶりよ これで私の問題がすべて解決するし 場の安全も保てるわ!」
それはよかったと。
ほっと胸をなでおろすRioの正面でウィランドリアがぶつぶつと独白を綴ります。
「じゃ必要なのは・・・待って 私達何の話をしていたのかしら?」
「何の話って・・・」
物忘れがひどいにもほどがある。
Rioとジェナッサは呆然とした表情で、眼前に佇み首を捻るボズマーの女宮廷魔術師を見遣りました。
それでどのような用件で呼び出したのかと。
ようやく落ち着きを取り戻したRioがウィランドリアに問いかけます。
「そうそう 手伝ってほしいことがあるの 助手みたいな感じでね それとも もっと親しい間柄みたいな感じでっていうか あらでもそういう関係って余計面倒かしら」
またもや脱線しそうなウィンドリアのフリーダム過ぎる思考にストップをかけ、とにかく頼みごとがなんなのか。
話の核心を導き出そうとするRioなのです。
少しだけ悪びれた様子で。
連携とかは不得意なのだとウィランドリアは本音をもらします。
「無理にコミュニケーションを取ろうとしなくてもだいじょうぶ 自然体でいいから(〃▽〃)」
Rioはボズマーの女宮廷魔術師を励ましました。
その言葉に安心したのか。
ウィランドリアはとうとう依頼内容について語り始めました。
どうやら彼女の物忘れのひどさは本物のようで。
至るところに置き忘れてきてしまった所有物の回収を依頼したいということなのです。
「お願いしたいのはドゥーマー攪拌匙とオリハルコンのインゴット それから極大魂石 今すぐにでも使いたいのよ」
照れくさそうにフード越しにこちらを見遣るウィランドリアに、Rioはわかったとうなずき返しました。

「あの物忘れのひどすぎる宮廷魔術師様は自分の忘れ物3つを取り戻してくれれば 喜んで従士の身体を生体実験に使ってくれるそうよ」
明日の出立にそなえて。
ビー・アンド・バルブで英気を養うジェナッサは蜂蜜酒のグラスを傾けながら忍び笑いをもらします。
「そのお礼は御免被るつもりよ(`・ω・´;)」
そもそもお礼になっていないと唇を尖らせ。
けれどもすぐに忘れ物をした場所すら忘れそうになっていたウィランドリアを思い出し、従者同様蜂蜜酒に唇を寄せるRioはクスクスと明るい笑い声を響かせました。
「楽しそうじゃないか」
背後に現れたのは予期せぬ人物達でした。
「ファルカス! それにアシスも(○´゚ω゚`)!?」
どうしてここにいるのかと。
Rioが問いかけるより早くアシスが状況の説明に入ります。
「リフテンとウィンドヘルムの山間で人質が捕らえられるという事件が勃発したんだが その問題解決に同胞団が借り出された 南西部からの偵察と挟撃担当に俺とファルカスが抜擢されたってわけさ」
「本当はヴィルカスが南西部に向かうと名乗りを挙げたのだが 人質奪還の総指揮の一翼を担う者が本部となるホワイトランを離れ動き回られては困る 統制が取れないとカイウス指揮官にたしなめられちまってな」
こういう司令塔とかいう難しい役割はヴィルカスが適任で代わってやることもできないと。
ファルカスもすまなさそうに頭を掻きます。
するとすかさず立ち上がったRioが助っ人として参戦しましょうかと身を乗り出します。
「いやいや 人員は充分足りているから心配はいらない そっちはそっちでバッチリ稼いできてくれ」
タレン・ジェイから受け取ったクリフ・レーサーを味わうアシスが目配せしました。
「二人分に上乗せして報酬を要求しちまったらアエラに何て言われるか 考えただけでも恐ろしいぞ」
「ああ あの狩猟の女神ね」
アエラになら先日この酒場で会ったわと口を挟むジェナッサに反応を示し、顔見知りだったかとファルカスも陽気にうなずきます。
安心させようという心遣いからか。
おどけた素振りで蜂蜜酒を掲げファルカスは豪快に杯を干しました。
ここで出会ったのも何かの縁、ジェナッサには同郷のよしみにと。
「こちらの美女にもクリフ・レーサーを頼む」
アシスがバーテンダーのタレン・ジェイに向かい追加注文を唱えます。
導き手には蜂蜜酒の方がよかったかと半分以上減った蜂蜜酒の酒瓶を持ち上げたアシスは、いやいや酒に弱いRioを酔いつぶれさせたとあっちゃヴィルカスに顔向けできないと。
一旦は注ぎかけた黄金色の液体を引っ込めました。
舌なめずりをしてジョッキを差し出していたRioはがっくりと肩を落とし、拗ねた仕草でバターで炒めたリーキを口に放り込んでゆきます。
「導き手のお守りは大変だろう」
同郷の朋に同意を求め、大袈裟に首を振ってみせるアシスに呼応するダンマーの女傭兵も、
「そうね でも単調になりがちな毎日がスリリングに変貌を遂げて これはこれで楽しいわ」
本心からであろう微笑を湛えました。
優しくも頼もしい同胞団の盾の兄達に囲まれて。
リフテンの夜はなごやかに更けゆくのでした。


リフテンクエスト『ウィランドリアのスプーンを回収する』

翌朝リフテンを出立したRioとジェナッサはまず最初にイヴァルステッドを目指します。
つい2週間ほど前にイヴァルステッドの乙女ファストレッドの恋を成就させんと訪れたこの小さな村は相変わらず長閑でうら寂しい雰囲気が漂います。
村へと続く道すがら挨拶をかわしたクリメクにファストレッドへの未練は感じられず。
むしろハイフロスガーに向かう折、彼に代わってグレイビアードに食料品を届けたことを未だ恩義に感じているらしく、この辺りの川ではリバーベティやシロディールのスペードテールが釣れる、いいのが釣れたらごちそうしようなどと親しげに話しかけてきます。
結果的にファストレッドとバシアヌス、若い二人を結びつけることになった自身の選択がそれほど的外れではなかったことに胸をなでおろすRioなのです。
「ウィランドリアはドゥーマーの攪拌匙をイヴァルステッドの友人ボティの家に忘れたって言ってたわよね ボティってファストレッドの母親じゃ・・・」
今この場でファストレッドの名を出すのはまずいと。
動揺を見せるRioに反してクリメクは実にのんびりしたものでした。
「ボティならまだ畑にいるだろう この先のフェルスター農場だ ファストレッドがリフテンに旅立ってからは娘の分までがんばらなくてはと張り切っていたからな」
穏やかな口調でそう応え、軽く手を振るとクリメクはゆっくりと歩を移して行きました。

畑ではファストレッドの父ジョフサーと母ボティが何やら口論を繰り広げています。
話の焦点は娘のことのようで。
ファストレッドの好きにさせてあげましょうと主張するボティに対し、我々の一粒種を狼の群れに放り出せと言うのかとジョフサーが声を荒げます。
娘を見捨てるわけじゃない、ただあの年頃は世界を知りたくて小さな村などに留まっていられないだけなのよとボティは夫をなだめているようでした。
「もしファストレッドがイヴァルステッドを忘れてしまったら? もう二度とここへは戻りたくないなどと思ったとしたら? 考えるだけでも耐えられない」
鍬を土くれに叩き付けたジョフサーが地団駄を踏み鳴らします。
そしてRioとジェナッサを視界の片隅に捉えるや、
「憶えているぞ! ファストレッドがいなくなる直前に現れた奴らだな!」
怒りの形相で走り寄って来ました。
「お前達が手引きしたのか!? 大切な愛娘が青二才のバシアヌスごときにたぶらかされ 親を捨ててリフテンに駆け落ちするなど信じられない!」
憎悪を顕わにするジョフサーから旅人を守ろうとボティが夫にすがりつきます。
「やめてあなた さあ行って 夫が誰かを傷つける前に」
リフテンの宮廷魔術師ウィランドリアを知っているかと食い下がるRioの声に耳をそばだて。
瞬時に思い当たったボティは小さくうなずきました。
「我が家のテーブルにウィランドリアの忘れ物があります それを持って行って」
鍬を振り上げ旅人に振り下ろさんばかりのジョフサーにすがりつくボティがこの場を立ち去るよう早口で促します。
「このおっ! 待て! この似非マーラの使徒どもめが!」
ジョフサーの逆鱗から辛うじて逃れ。
フェルスター農場に駆け込んだRioはテーブル上の鞄からドゥーマーの意匠が施されたスプーンを取り出し、そそくさと脱出を試みます。
ジョフサーのがなり声を背後に聞きながら、ドラゴンボーンと灰青色の肌を持つ従者は陽の翳り始めた街道をリフテンに向かい駆け出しました。
「せっかく今夜はイヴァルステッドの宿屋でゆっくりできると思ったのに」
冗談めかしてつぶやくジェナッサはふと皮肉をはらんだ笑みを浮かべました。
「何にせよ家族や仲間に心配してもらえるなんて贅沢なご身分よ」
そう思わないかとでも言いたげに。
ダンマーの女傭兵の赤い双眸が肩を並べて歩く従士へと注がれました。



リフテンクエスト『ウィランドリアの魂石を回収する』

次にRioが訪れたのはウィンドヘルムの錬金術店ホワイトファイアルでした。
「これでなんとか午前中の仕事は片付いた 待たせてしまって悪かったね」
正午までにと。
予定されていた薬品の調合と接客に追われていたクインタス・ナバレが店内で待つRioに親しげに声をかけます。
「ええとリフテンの宮廷魔術師の忘れ物の件だったかな」
忙しい時期に押しかけてしまってごめんなさいと片隅の椅子から立ち上がるRioにクインタスは気にしないでくれと穏やかな笑みを返しました。
「おそらくその辺りにウィランドリアの忘れ物もあると思うんだが」
階段下の樽を指し示した後、ハーブティでもいれて来ようとクインタスはカウンターを離れて行きます。
ごそごそと樽の中身を検めたところでそれらしいアイテムは見当たらず。
首を捻るRioの視線がやがて樽の陰に零れ落ちた鞄に注がれました。
「あった もしかしてこれかな(*・ω・)つ○?」
「鞄ごと忘れた上 リフテンに帰り着くまで失せ物に気づかないウィランドリアは大物過ぎるわ」
Rioとジェナッサは互いに顔を見合わせ苦笑を滲ませます。
鞄の中から極大魂石を取り出したところで探し物は見つかったようだねとクインタスの穏やかな声音が店内に響き、ハーブティから立ち昇る湯気と香りが辺りを満たしました。



リフテンクエスト『ウィランドリアのインゴットを回収する』

今度は置き忘れたりしないでくれよとのクインタスの伝言を胸に。
ウィンドヘルムを発ったRioとジェナッサはリフテンの女宮廷魔術師の最後の忘れ物回収のため、雪深いウィンターホールドの街を訪れました。
降りしきる風花を見上げ、曇天にRioは白い息を吹きかけます。
オリハルコンのインゴットはウィンターホールドの宿屋フローズン・ハースにあるはず。
なぜそこに忘れて行ったのかは憶えていない。
思い出せるのはそれだけだと語ったウィランドリア。
「忘れんぼうの宮廷魔術師・・・」
研究に夢中になりすぎて。
それ以外への注意は散漫。
人物の顔すらまともに憶えられない。
次から次へと忘れ物を繰り返しては恥じることも猛省することもなくケロっとした顔で堂々と胸を張るウィランドリアを思い出し、Rioはクスクスと笑みをこぼしました。

宿屋フローズン・ハースの扉をくぐると宿屋の主ダグールとその妻ハランが親しげに声をかけてきます。
今夜は泊まりなんだろうと問いかけるダグールに二人分の部屋と食事をお願いと返事を返すRioなのです。
では蜂蜜酒とホーカーのシチューがお勧めだとダグールはうなずき、部屋の準備をするから少し待っていてねとシーツを手にハランも客間へと消えてゆきます。
結局誰にウィンターホールドを任せようが大した変化はないと。
帝国軍配下に置かれた街の様子を淡々と語るダグールは蜂蜜酒をジョッキ2つに注ぎ分けました。
ホールを横切る元ウィンターホールド大学生にして現在は付呪の仕事を生業とするネラカーに、実験にはくれぐれも気をつけてくれよと、宿屋の主は注意を促します。
こんな人手もなく宿泊者もほとんどいない寂れた宿屋でも無ければ無いで困る輩もいるもんだと耳打ちしつつ、ダグールはたっぷりと煮込まれたホーカーのシチューを皿に盛り付けてゆきました。
「久しぶりと言いたいところだがつい先日も会ったばかりだったな こんな僻地の寒村に何か忘れ物でもしたのか?」
以前別れた時同様アルトワインを傾けカウンター席から見下ろすネラカーに、実はそうなのよとRioは大きくうなずいてみせます。
「リフテンの宮廷魔術師の忘れ物か ああ憶えているぞ ボズマーのあの女がそうだったのか」
目深にローブを被りぶつぶつと独り言を唱えては行きつ戻りつを繰り返している様が異様で、声をかけるのもためらわれたと。
ネラカーは出会った女魔術師の感想を述べました。
「間違いなくウィランドリアのようね」
笑いをこらえ、おかわりは蜂蜜酒ではなく自分にもアルトワインをお願いとジェナッサが高らかに飲み物の追加をオーダーします。
それでその女魔術師の忘れ物を見なかったかと問うRioをじっと見つめ返し。
ネラカーは、もちろん彼女の忘れ物はしっかり憶えていると答えました。
「付呪に使える代物でもないし扱いに困っていたからな」
そうしてカウンターから見て左手の戸棚に顎をしゃくってみせました。

オリハルコンのインゴットも回収したRioは翌朝早くフローズン・ハースを出立しました。
途中の風景や温泉への寄り道を楽しみたいのなら、のんびり徒歩でリフテンまで往きましょうかと訊ねるRioにジェナッサはそっけなく言い放ちます。
「温泉はもう結構 女同士肌を見せ合ったところでときめかないでしょう 篭絡悩殺できる意中の相手がいなくちゃ」
蠱惑的な肢体という点では従士に負ける気はしない。
そう断言して。
豊かな胸元にマーラのネックレスをぶら下げるダンマーの女傭兵は官能的なまでにすらりと伸びた脚を馬車のステップにかけるのでした。


以上でリフテンクエスト『ウィランドリアのスプーンを回収する』&『ウィランドリアの魂石を回収する』&『ウィランドリアのインゴットを回収する』終了となります。

例によって例のごとく酒場などで同胞団メンバーと邂逅を果たすというのはまったくの創作となります。
実際のゲームでは同胞団員と郊外や山道等で熊やサーベルキャット狩りの現場に出くわすことはあっても宿屋等で再会を果たすことはできません。
「うちはぜんぜん同胞団と酒場で会えないよ(`・ω・´)」
とおっしゃるプレイヤー様、
「安心してください そちらが正しいゲーム形態です(〃▽〃;)b」

次回Skyrimは『ドラヴィンの弓を回収する』&『アンガルブンデで力の源を見つける』&『アンガルブンデの宝を発見する』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作などなど含まれると思いますが、「いつものことだから(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)」と大目に見て下さる来訪者さまのお越しを心よりお待ちしております。

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Skyrim・ノースウィンド山頂のドラゴンを倒す(〃´・ω・`)

リフテンの酒場ビー・アンド・バルブのキラーバの依頼を受けノースウィンド山頂に向かうRio。
従者ジェナッサとチームを組んでの二度目のドラゴン退治に挑みます。

本日も『Skyrim(XBOX&PS3&PC版コンシューマータイプRPG(゚ー゚*?))』をお送りいたします。

ネタバレ・妄想・創作が含まれますので、苦手な方はスルーお願いいたします。
PC&NPC間の会話は創作がほとんどです。
また、カラー外部分はほぼ創作パートとなっておりますので、「創作嫌い(´・ω・`)」とおっしゃる方はカラー外部分をスルーしてカラー部分のみご覧くださいませ。
ゲーム内の台詞のみ知りたいとおっしゃる方は直接ゲームをプレイしてご自身でお確かめくださいますよう重ねてお願い申し上げます。



「ノースウィンド山頂にドラゴンが出没するらしいの 倒して来てもらえないかしら」
ビー・アンド・バルブのアルゴニアン女店主キーラバから依頼を受けたのはリフテンでの逗留を決め数日が経ってからでした。
レイクビュー邸においてのマーラのアミュレットを巡るエリクとのニアミス以来、どこかよそよそしさを感じるジェナッサとの関係修復を図ろうとドラゴン退治を引き受けるRioなのです。
ジェナッサの左手が完治してから初の荒仕事ということもあり、何が起きるかわからない予測不能なダンジョンへの冒険よりも手の付けやすい案件であると判断したRioは早速旅支度にかかります。
「アンソール山に継いで今度はノースウィンド山のドラゴン ほとほとドラゴンに縁のあるチームってわけね」
独り言のようにつぶやくジェナッサは自らの手で研ぎ終えたシミターを鞘に収めます。
昼食を済ませてから出立しようとビー・アンド・バルブに向かう途中、ちょうど害獣退治を終えたばかりの狩猟の女神アエラとリアに出くわしました。
同胞団の姉妹達も昼食を摂ろうとしていたようで。
それならばと4人いっしょに酒場のテーブルを囲もうと話がまとまります。
この店のオリジナル・カクテルはおいしいという噂だから楽しみにしていたとリアはさえずりに似た歓声を上げアエラにしなだれかかりました。
同胞団の盾の兄弟姉妹はいやに親密なのねと。
アエラとリアの異常なまでの仲の良さにやや不審めいた眼差しを送るジェナッサに。
「ええと そう リアはお姉さんっ子なの(〃▽〃;) トシウエノ オネーサマニ アコガレル オトシゴロ?」
苦し紛れの言い訳を綴るRioなのです。
「お姉さんっ子なわけじゃありません アエラだけを格別愛しているんです」
性癖をはっきりカミングアウトしてしまうくらい自信がついてきたのか。
リアは淀みない口調で嘘偽りのない意志を公開しました。
「ちなみに私も今は異性より同性の方がいいわ」
こちらもまた堂々と。
狩猟の女神アエラはそう言い放った途端、前方に座るRioに向かって右手を差し出し、その頬から顎にかけてついとしなやかな指先を滑らせました。
反射的に背筋を伸ばし身体をこわばらせるRio。
そんな従士をまじまじと見据えて。
ダンマーの女傭兵は正面に座るリアがRioとアエラのやりとりをふくれっ面で恨めしそうに眺めているのを見てとるや忍び笑いをもらします。
興味深い人間模様だわと感想を述べたジェナッサはスジャンマの効いたクリフ・レーサーで喉を潤しベイクドポテトを頬張りました。
ベラドンナ入りのベルベット・レカンスを艶やかな唇に含み、なんなら口伝えで飲ませてあげましょうかとRioへと身を乗り出そうとする狩猟の女神の左腕にしがみつき、いやいやと首を横に振るリアなのです。
「アエラのベルベット・レカンスは わ・・・私が導き手の代わりに味見してさしあげます あ・・・いいえ毒見します させてください」
せっかく注文したクリーム入りのホワイトゴールド・タワーもそっちのけで。
じっと傍らに座る狩猟の女神に熱い視線を注ぐリア。
「かわいいわね この娘」
クスクス笑いでリアを眺めるジェナッサに、そうでしょうとアエラも応え。
それから真っ赤な顔で自分を見入る傍らの盾の妹の唇に狩猟の女神はベラドンナの香りの残るキスを贈るのでした。

昼食も終りリフテンの通りへ出た4人は再会を期して二手に分かれます。
Rioとジェナッサは北東に連なるノースウィンド山頂へ。
アエラとリアは馬車に乗り込み一路ホワイトランへ。
揺られる荷馬車内にて。
気だるげに積荷にもたれかかる狩猟の女神の耳元にリアがささやきかけます。
「どうやらジェナッサとかいうダンマーの女傭兵は導き手に対して忠実に仕えてくださっているようですね」
「こんなことだろうと思っていたけど リフテンに行くなら様子を見て来てほしいなんて ヴィルカスはちょっと神経質過ぎるんじゃない」
ホワイトランまでの道のりは長く。
到着まで一眠りさせてもらうわと狩猟の女神は大きく伸びをした後、盾の妹の肩に寄りかかりました。
「まあ それだけ導き手のことが心配っていうか 相思相愛っていうか アエラ? もう眠っちゃったのですか?」
傍らで寝息をたて始める狩猟の女神に額を寄せてリアもまた穏やかな眠りに落ちてゆきます。


『ノースウィンド山頂のドラゴンを倒す』

ノースウィンド山頂はリフテンの北東、ノースウィンド鉱山の南手すぐと地図に記されていながらも実際は険しい岩場に囲まれ大きく迂回するより道はありませんでした。
出くわしたストームクロークの残党やならず者オークに威嚇されつつも刃を交えるには至らず。
ホラアナグマにサーベルキャット、オオカミを仕留めたRioとジェナッサは蛇行した山道を登って行きます。
落日に染まり紅葉を見せる木々に目を奪われたRioはふと歩みを止めました。
「そういえばこの南のクリアスプリング小湖でね」
そこまで口走るとRioは慌てて言葉を飲み込みます。
(エリクの話題は避けた方がいいわよね)
「クリアスプリング小湖が何?」
「ええと・・・その・・・(〃▽〃;)」
訝しげに小首をかしげるジェナッサは歯切れの悪い己が従士を凝視します。
しかしすぐにRioが言葉を濁す理由を察知し、どうせエリクに関係したことでしょうと話の続きを促します。
ジェナッサの指摘に一時言葉を失ったRioは次の瞬間クスリと小さな笑みをもらし、クリアスプリング小湖周辺にまつわる思い出を紡ぎ始めました。
この辺りは二度ほどエリクといっしょに訪れたことがある地域で、紅葉もすばらしく午後の日差しを浴びながらピクニック気分に浸るにはもってこいの場所なのだと語ります。
「ジェナッサもお弁当持ってエリクを誘ってみるといいかな~って(〃▽〃) キット イイムードニ ナルトオモウナ」
「ふうん お弁当持って彼とこの辺りに来たことがあるのね」
「あたしは料理が苦手だから作って来なかったのだけど(〃▽〃) ジェナッサナラ オリョウリジョウズソウ」
「へえ お弁当はエリクが作ってくれたんだ あなたの為に」
あなたの為にという部分に含みを感じたRioが慌てて否定に転じます。
「それは・・・たまたま偶然・・・ヾ(・ω・`;)ノ ジェナッサ ナンダカ メガ コワインデスケド」
素っ気無いながらもトゲのあるダンマーの女傭兵の切り替えしに、しどろもどろになるRioなのです。
ひとしきり弁解を試みるRioを眺めて。
それからジェナッサは一転、挑発的な微笑を湛えました。
「まあいいわ 要は逢瀬の回数が重要ってことでしょ 私も積極的にエリクを誘っていつか身も心も完璧にこちらへなびかせてみせるわ」
ルシアの気持ちを思えば全面的に応援するわけにはいかないけれど、好意を寄せる誰かとエリクが幸せになれるのならそれが一番いいに違いない。
Rioは妖艶な炎を思わせるダンマーの女傭兵に小さくうなずきつつ、更に上方へと続く山道に一歩を踏み出しました。

ノースウィンド山頂に辿り着くや否や伝説のドラゴンが飛来します。
「Gaan Lah Haas!」
空中から生命力低下のシャウトを浴びせかけられ。
ゴールドール・ブラックボウを手に掲げるジェナッサがたじろぐ傍らでRioがドラゴンレイドを放ちました。
「Joor Zah Frul!」
声の力が生み出した呪縛を受けて地上に降り立ったドラゴンがファイアブレスを轟かせます。
「Yol Toor Shul!」
「炎の攻撃はダンマーである私には無意味よ 絶望を抱いて奈落へ堕ちるがいい!」
ジェナッサも得意の二刀流を操り、シミターの刃を硬い竜の鱗深くへと刻んでゆきます。
ドラゴンレンドの効果がなくなるのを待って。
両翼を広げた伝説のドラゴンにRioは間髪入れず二度目のドラゴンレンドという名の楔を打ち込みました。
その間もグレートソードを右に左に振り下ろしドラゴンの巨躯を苛みます。
「直撃を浴びるのは危険だわ ジェナッサ退いて!」
「アンソール山の戦いでドラゴンとの駆け引きは学んだつもりよ それよりあなたこそヘマしないよう気をつけるのね」
炎を帯びた咆哮を凌ぎ地を蹴るジェナッサがドラゴンの頭部目がけて二振りの曲刀を閃かせます。
辺りを焦がす粉塵のにおいが立ちこめ。
三度目のドラゴンレンドがドラゴンボーンの口から発せられると同時に翼を担う巨大な竜は地に崩れ伏しました。
肩を揺らし息を整える自らを芸術家と称する
ダンマーの女傭兵
その灰青色の肌が瞬く星々に照らし出され宵闇に艶かしく浮かび上がります。
夜風に揺れる黒髪と赤い瞳。
シミターを伝い流れ落ちる鮮血がジェナッサの創り上げたキャンバスにアクセントを添えて。
芸術については素人のRioですらしばし佇み、美しくも印象的な光景に目を奪われたのでした。



以上で『ノースウィンド山頂のドラゴンを倒す』終了となります。

新年あけましておめでとうございます。
昨年も大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします(〃´・ω・`)ゞ

今回ノースウィンド山頂で手に入れたシャウトはなぜか未だクエスト『待機する悪漢』の舞台となるヴァルスム攻略を終えていないはずなのにオーラ・ウィスパー(周囲にいる全ての生物を探知する)の第3段階“狩り=Nir”でした。
Re○mキャラではなくRioキャラがまだノースウィンドやクリアスプリング小湖がマップに表示されていなかったということもあり、Rioキャラでの討伐となりました。
ちなみに内戦クエスト等でエリクとクリアスプリング小湖にロケに向かったのはハイエルフのRe○mキャラの方です。

プレイ時間が2000時間を超えてもまだ2~3割足を踏み入れていない箇所があり、とりあえずマップ表示はされたもののダンジョン攻略などは行っていないという場所も少なくありません。
未攻略の箇所の攻略を楽しみにしつつクエストをひとつひとつ物語の進行に合わせて消化していくつもりでおります。
カテゴリーとしての下書きは常に8割~10割完了させてからブログにアップという手順を踏んでおりますので、よほどの事がない限りカテゴリースタート後失踪または断念ということはないとは思いますが断言はできかねます。
万一途中で投げ出してしまったら、
「この軟弱者めが!」
と罵ってやってくださいませ。

1月中にリアルお引っ越しを控えブログのアップが滞りがちになる可能性があります。
アップするであろう日にアップされない場合は、
「回線が繋がっていないか荷物に埋もれて寝ちゃったんだな」
などと予想し生温かく見守ってやってくださいませ|ω・)ノ

次回Skyrimはリフテンクエスト『ウィランドリアの魂石を回収する』&『ウィランドリアのインゴットを回収する』&『ウィランドリアのスプーンを回収する』をお送りいたします。
ネタバレ・妄想・創作等含まれると思いますが、またぜひぜひお立ち寄りくださいませ(〃▽〃)♪

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